2010/07/12 - 2010/07/14
318位(同エリア1024件中)
たかぎさん
初日
五湖の一湖、オロンコ岩、夕日台の湯
二日目
カムイワッカ湯の滝、自然センターダイナビジョン、知床五湖実験ツアー
三日目
オシンコシンの滝、シーカヤック、知床観光船
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 自家用車 徒歩
-
知床五湖の駐車場に到着
残念ながら霧の中。斜里の街中は晴天だったけど知床半島とは少し天候が違うみたい -
以前はこの3つのルートに自由に行けたそうです。
現在はヒグマの出没と自然環境を守るために二つに分けられています
第一は空中回廊で一湖のほとりまで
第二は専門の研修を終えたガイド引率のもと、一湖から五湖を周遊
これはこちらへ来て、というよりこの数時間後に知りました -
吉村昭の小説羆嵐を読んだ身にはこれはとても怖い
-
第一の空中回廊で一湖を目指します
終点まで約500mとのこと
少し雲が切れてきました -
このように空中回廊に沿って高圧電流が流れています
ヒグマが橋げたをよじ登ってきてもこれに触れて退散
そんな目的です -
この辺りが中間地点
一湖が見えてきました
天候もどんどん回復してきてます -
そしてここが空中回廊の終点
今年から延長されてここになったそうです
写真には誰も写っていませんが、実際はかなりの賑わい
常に10〜20人ほどの観光客がいました
半数くらいが中国の方のようです -
空中回廊を終えて車でウトロまで戻ります
その途中の岩尾別温泉やユースホステルの入り口
ここにはエゾシカがいつもいるようです
車や人を恐れません -
この左側に写るオロンコ岩に登ることにします
-
オロンコ岩にはこんな逸話が
-
オロンコ岩のてっぺんからの風景
駐車場横からの階段はけっこう急です -
道の駅、『うとろ・シリエトク』方向
道の駅の後ろに何か作るようです -
ホテル街方向
ウトロ温泉夕陽台の湯もこの高台に -
今度はその夕陽台からさっきのオロンコ岩
言葉は写真のように日本語・英語・ハングル・中国語簡体字・中国語繁体字・ロシア語で -
途中にはこんな建物が
これはバイオトイレで水洗ではなく微生物の働きでし尿を分解するそうです -
ウトロ温泉夕陽台の湯です
残念ながら夕陽は見れなかった
公式サイト (地図は見辛く分かり辛いです)
http://www.town.shari.hokkaido.jp/shiretoko/point/yuuhidainoyu.htm -
翌日です
親切な道の駅で教えてもらいました
この日からカムイワッカ湯の滝が解禁になって、バスがシャトル運行するそうです
なんという偶然、これは天啓と感じて始発のバスに乗りました
満席で補助椅子も出す盛況
ただ半分はこの模様を撮りに来た報道関係者です
そういった人たちであっても特別扱いはせず、バスでの来場で環境を守っているようです -
落石の危険のため今年はこの一の滝までなんだそうです
四の滝まで行けると温泉の滝になっているようです。残念
この場所だと少し暖かいかな、そんな感じ
靴を脱ぎ靴下になって少し流れに入り上流に歩きます
その動画です
http://www.youtube.com/watch?v=3GhjpDFKFv4 -
知床自然センターまで戻りました
ここがカムイワッカ湯の滝へのバスの出発点です
また色々な拠点ともなっているようです
公式サイト http://www.shiretoko.or.jp/
ダイナビジョンを見ましたが、各地のこんな映像を見てきた目で見るとかなり映像が荒く古い
ナレーションはジェットストリームの故城達也さんで素敵なので、それに合わせてハイビジョンで撮り直したらと思います -
昨日知った五湖実験ツアー、電話を掛けてみると少しの空きがありました
天気予報で調べて今日の午後2時のツアーを予約
予報では午前は雨が残るが午後を過ぎれば急回復してくるとのことです
画像の90分コースを説明を聞きながら2時間半かけて散策、そしてもう一度空中回廊で一湖というプランです
参加費3500円でした -
ツアーに出る前に参加者はプレハブ小屋で危険性についてや万が一の対応のガイダンスを受けます
そして出発、こんな感じで地べたを歩きます
熊笹の茂みからヒグマが襲ってきたらイチコロです
冗談でなく、ヒグマが現れてツアーは結構中止になっているそうです
ガイドさんはポイントポイントで手を大きく叩いたり、掛け声を上げたりして不運な遭遇を避けます -
まず一番目、五湖と硫黄山
午前に降っていた雨は上がり、いい天気になりました -
四湖
ガイドさんは様々な説明を丁寧にしてくれます -
名前のない池、もしくは沼
通称3.5湖だそうです 三湖と四湖の間にあるから -
キツツキ、だったと思いますの餌を採った跡
コンコンコンと木を鳴らす時は木をほじくらないように、音だけのつつきをするそうです -
空を見上げると原生林の間から綺麗な青空が
♪北国の青空を私は忘れない〜 -
三湖から羅臼岳
湖面には綺麗に逆さに -
なんという花だったか・・・
レモンイエローが映えていました -
歩道沿いにある木にヒグマの爪跡がくっきり
-
一番大きな二湖
-
今度は空中回廊です
昨日は見えなかった海、オホーツク海が水平線までくっきりと -
と、数十メートル先にヒグマの親子が
居合わせた人たちは皆、歓声を上げシャッターを切ります
そんな音や声にも物怖じせず、堂々としています
ガイドさんによるとこの母熊はかなりの問題熊なんだそうです
18時20分にツアー完了
これはとってもよかった -
ウトロに戻る時にはこんな素晴しい夕日が
荘厳な眺めでした -
イチオシ
残照 言葉にならない
-
翌日朝です
少し車で戻ってオシンコシンの滝
今回の北海道の旅で一番雄大な滝でした -
オロンコ岩の裏に歌碑があると聞いてやってきました
森繁久弥さんの知床旅情 -
夕陽台にあったウトロ小唄の歌碑
大丸月朗さん作詞 -
さあ、いよいよシーカヤックです
基本は二人乗りだそうですが、一人乗りに挑戦 -
目線が喫水線に近い
久しぶりに波が穏やかなので(昨日は天気は良くても波が高く欠航)、次々と観光船が通り過ぎます
その度にカヤックを大きく揺らす波が来ておっかない
水は冷たく、沈すると凍えてしまいそう -
シーカヤックもう一組です
こちらはガイドさんと二人乗り用 -
イチオシ
硫黄成分の濃い滝が直接海にそそぎ込みます
-
見上げると断崖絶壁
-
乙女の涙と呼ばれるフレペの滝
シーカヤック動画です
http://www.youtube.com/watch?v=7wdEm41KiEI -
カモメが群がる岩に近づいてみました
-
楽しかったシーカヤック
その集合場所がこの国民宿舎桂田
ここには掛け流しの温泉があり、泊まらなくとも利用出来ます
下半身がずぶぬれになってしまったので早速浸かります
入浴料500円 -
温泉は国民宿舎の風呂なので決して大きくはないけど、こんな海や灯台の見える露天風呂もあって気持ちいい
泉質もさすが掛け流し、とてもよかった
公式サイトでは昼12時からとなってますが、30分くらい前でもオッケーでした -
午後からは小型船で知床岬を目指します
自分が利用したのは知床世界遺産クルーズFOX号でした
この船に20人くらい乗り込みます
予約の先着順で二階、前の甲板、後ろのデッキとなります
前日に予約したので後ろ
まぁ、あんまり変わらないと思います
前の甲板はびしょ濡れ必至だし、一番揺れるし -
男の涙と呼ばれる滝
シーカヤックでも行ったのですが、いい写真が撮れませんでした -
更に進むと海辺にヒグマが
クルーズにはヒグマ保証とかで、もしヒグマと遭遇しなかったら残念賞で景品がもらえるそうです -
カムイワッカの滝 落差32m幅2m
-
ヨウシペツの滝
-
カシュニの滝 落差30m
-
そしてさいはて、どんづまりの知床岬
荒涼とした風景でした -
船内の様子
甲板の人たちは防寒具と防水具で重装備
7月中旬ですが海上はかなり寒い
観光船の案内にも「最高気温が30度以下であれば厚着してご乗船してください」、と出てます
ここのクルーの女の子は笑顔を絶やさず、気配りも細やかで、そして波しぶきが付いた窓ガラスを何度も何度も拭いて視界を確保してくれました -
象の鼻 そう呼ばれている岩
帰りのクルーズでの動画です
http://www.youtube.com/watch?v=vbL9TybMHSY -
3時間コースは帰りに鯨を見つけたりして(遠くて写真には収められず)、3時間半のコースになりました
到着した港には画像にあるゴジラ岩が聳え立ち、迎えてくれます -
午後6時近くてヒグマの活動時間で怖かったけれど、上からのフレペの滝もいいと聞いたので森に一人で入ります
さすがにこの時間は誰も歩いていません
教えられたように手を叩き、声を上げながら進んでいきます -
到着しました
日が沈みかけています -
上から見るフレペの滝
-
フレペの滝の上には残照を受けて威厳を増す知床連山
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こんなおっかない看板がいたる所に立ってます
暗くなってきた帰り道を走っては絶対駄目らしいので手が数日間痛くなるほど叩いて戻りました -
昔からよく見るこのポスターも今回はリアリティーがあったなー
-
最後に岩尾別温泉露天風呂三段の湯に浸かりました
ウトロから車で30分くらい、自然センターからでも20分くらいかかります
脱衣所もなく秘湯ムードたっぷりで源泉掛け流し
料金は無料です -
イチオシ
そのまま知床峠を超えて羅臼側へ向かいました
途中で撮った三日月、調べてみると正確には2日の月のようです
世界自然遺産知床、色々と経験して楽しめました
知床はちょっと行くまでが大変ですが、きっと記憶に残る旅になると思いますよ
最後までご覧頂いてありがとうございました
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