2015/09/25 - 2015/09/28
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旅 愛子さん
知床の旅、後編です!
前編は、初日の1日移動~2日目AM:知床五湖のお散歩の様子を、
お伝えしました。いかがでしたでしょうか?
後編は、2日目PM:海からの知床~最終日までの様子を、
ご覧いただこうと思います。
秋空は変わりやすく、晴れたり曇ったり・・・
それなりに楽しんでみましたので、最後までお付き合い下さいませ(^^♪
※写真は五湖の帰りに出会った鹿の親子です。
必ず子鹿の前に立ち回ります。
子を守ろうとする親鹿の母性の強さ・・・とても素敵でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ 徒歩 AIR DO スターフライヤー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- じゃらん
-
さて、知床は、長さ約70km、幅は基部で約25kmの細長い半島で、
その西側の海岸線は高さ100mを超える断崖が続いています。
長きにわたる火山活動や流氷などによって形成されたものですが、
この険しく雄大な景観を、観光船でみてみよう!ということで・・・ -
ウトロ港より観光船に乗り込みます。
灯台の先では、のんびりと太公望の姿も・・・良いですね(^^♪ -
これから何処へ?
地元の漁師さんの船もご一緒に出航です。 -
暫くすると、早速険しい断崖の肌合いが、目に飛び込んできました。
フレペの滝(別名/乙女の涙)が、みえます。
溶岩の間を地下水が流れ、断崖で滝となって海へ流れ落ちる滝で、
陸からみるのとは、また違った趣きがありますね。 -
火山による硫黄の影響でしょうか?
海の色が、淡い碧で、とても綺麗です。 -
人の顔にも見えてしまう、ちょっとユニークな断崖ですが、
寄せ付けない威厳も感じられますね。 -
こんな険しい断崖ですが、
海鳥たちにとっては、大切な繁殖地となっています。
たくましさを感じますね。 -
さてさて、岬がうっすらとみえていますね。
今日は、時間の都合で岬までは行きませんが、
次回は、是非岬まで行って、国後をみてみたいものです。 -
雲の流れが、とても面白かったので、
ちょっと続けて撮ってみることに・・・ -
気流の速さを感じることが、出来るでしょう?
-
切れてます!って言わんばかりのこの角度!
-
カムイワッカ湯の滝もみえます。
-
硫黄山から湧き出る温泉が川に流れ込み、
温泉水の滝となって、海へ流れ落ちています。
陸からも、堪能できますが、
酸性が強いので、お肌にはちょっと厳しいかな・・・? -
五湖からは、なかなか姿をみせてくれなかった羅臼岳
-
全部はみせてやんねーぞ!って、
感じですね(^^;
さてさて、
海からの知床はこのあたりで終わりとなります。
海風でもあるせいか、かなり寒いです。
鼻水が・・・( *´艸`) -
ウトロ港へ戻ってきました。
目の前にはゴジラ岩が見えます。
昔は、この岩の向こう側は通れたようで、
アイヌの人たちの神聖な場所だったようです。
それにしても、見事なゴジラくんですよね〜 -
オシンコシンの滝もみることが出来て・・・
-
時刻は17時。
宿へ戻り、一風呂浴びて、ひと眠りすると、
程なく、夕食の時間となりました。 -
バイキングを、会席に変更することが出来たので、
ちょいと奮発して、今宵はゆっくり食事を楽しみました(^^♪
この夜は、相当疲れていたのか、夕食後は、
すぐに寝てしまいました(( _ _ ))..zzzZZ
明日は、羅臼湖へトレッキングに行きます。 -
3日目
今日は、羅臼湖までトレッキングします(⌒▽⌒)
羅臼湖へ向かうルートは、一般道と異なり、
登山同様の装備と経験が必要ということで、
ガイドさんと一緒に行きました。 -
この日は、あんまりお天気が良くなかったので、
探索はどうやら私たちだけのようです。
一緒に歩く女性は、関東の方のようで、
時間があれば、知床へ来ているのだとか…
いいですね〜 -
お天気悪くても、
森の木々たちは、何だか楽しそう(((o(*゚▽゚*)o))) -
厳しい冬が来る前の、ひとときって感じですね。
-
そうこうしているうちに、二の沼までやって来ました。
草紅葉も始まっているようですね。 -
しっとりと色づいていて、
なかなかです(悦) -
こんな大木も、雪の重みには勝てないようで、
冬の厳しさが伺えます。 -
おや?
誰か食べ散らかしていますね。
ほお袋にいっぱいつめて、駆け回っているのかな? -
三の沼までやって来ました。
標高は700Mほどですが、
高木限界に自生することの多い植物を、
みることが出来ます。 -
梅鉢草だったかな?
ホッとさせてくれるような可愛い花でした(*^_^*) -
辺りは私たちだけで、とても静か…
-
紅葉が水々しく映ていたり…
-
和製ベリー、みーっけ!
なんて、楽しいこともありました。 -
ヒグマに出会いそうな雰囲気…
一帯はヒグマの高密度生息域のため、油断禁物です。 -
ある〜日、森の中、クマさんに出会った♪
頭の中で、メロディーが聞こえる〜
ササやハイマツのヤブからひょっこりは、やめてね〜 -
なんて、歩いているうちに、
ようやく四の沼までやって来ました。
1時間半ほど歩いたかなぁ? -
オレンジ色が、
周囲を明るくしてくれています。 -
お目当の羅臼湖に到着しました!が、
濃霧で対岸すら見えません(悲)
やっぱり、また来いよ〜って感じなんですね〜。
ガイドさんが入れてくれたお茶をいただいて、
とにかく訪れた証を撮ります。
ひと息ついたところで、雨が降って来ました。
気温も下がってきたので、足早に元来た道を戻ります。 -
羅臼湖畔は、ちょっと残念でしたが、
紅葉が見頃だったので、良しとします。
ガイドさんには、こちらまで送っていただきました。 -
身体も冷えていたので、こちらで海鮮温麺をいただきました。
これ、あっさりしてましたが、コクがあって美味しかったです(*^_^*) -
宿へ戻って、ひと風呂浴びていた頃、
外は凄い雷雨になり、今夜のナイトウオッチングは中止かなぁ?
と思っていましたが、
部屋へ戻る頃には、すっかりやんで、
見事な夕陽をみることが出来ました。
ナイトウオッチングは予定通りということで、
ホッとひと息。 -
ナイトウオッチングでは、
ガイドさんが車で夜の知床を案内してくれます。
iPhoneで写したので、これが精一杯ですが、
灯りひとつない夜空に照らされた
月の光は、一段と美しく綺麗でした。
そうそう、
キタキツネたちが、そこかしこで、夜遊びをしていました(⌒▽⌒)
こうして3日目の知床は、ゆっくりと更けていきます… -
知床最終日の朝を迎えました。
今日は一日中帰路の移動なので、しっかりと食べます。 -
アッペ飯もしっかり食べます。
鮭のヅケを、ご飯にのせて、熱い出汁をかけたものですが、
なかなかイケます(⌒▽⌒) -
帰りのバスが来るまで少し時間があるので、
最後に、ちょっとあたりをお散歩しました。
こちらの食堂は、地元でも評判が良いそうですよ。 -
漁港では、今朝戻って来た船から、水揚げ作業がされていました。
-
何が取れているのか尋ねたところ、シロ鮭だそうです。
-
どうしようかあと、迷いましたが、
思いきって登ることにしました、オロンコ岩!
200段以上の階段は、思った以上にきつかったですが、
知床の朝の風景が、良くみえました。
そういえば、ガイドさんが、そろそろ雪が降ると言っていましたね。 -
あとがき
限られた時間での知床知っとこの旅でしたが、
いかがでしたでしょうか?
自然とのお付き合いなので、ままならないこともありましたが、
これも然りですね^_−☆
かつて知床は開拓の時代もありました。
森は伐採され、田畑も作られましたが、
厳しい環境に、結局は断念されました。
その後、リゾートホテルの建設計画等も持ち上がったそうですが、
そうした開発の危機からも守るため、
「しれとこ100平方メートル運動の森づくり」も始まりました。
そして、その類い稀な環境が認められ、世界自然遺産に登録され、
10年が経ちました。
100年前にいたエゾオオカミが絶滅をして、
ヒグマは、夜行動をするのをやめたそうです。
そして、いつかヒトと出会う機会が多くなり、
エサをもらってしまうことで、
その命を落す子もいると聞きました。
植物にいたっては、外来種が増えているといいます。
遺産登録されてもなお、着実に生態系は崩れている気配を感じます。
動物や植物たちの棲家にお邪魔をする、そんな謙虚な気持ちを大切に、
この自然遺産を、後世へ橋渡ししてあげられるといいなと思いながら、
知床を後に、帰路に着きました。
感謝
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この旅行記へのコメント (8)
-
- わんぱく大将さん 2015/10/14 01:01:33
- 知床
- 旅 愛子さん
最後に素晴らしいメッセージを有難うございます。やっぱり知床、いいですよね。 でも、実はまだ個人では(仕事のみで)行ったことがない土地です。いつか、戻ってみたいなと思っています。
大将
- 旅 愛子さん からの返信 2015/10/14 10:29:10
- RE: 知床
- > 旅 愛子さん
>
> 最後に素晴らしいメッセージを有難うございます。やっぱり知床、いいですよね。 でも、実はまだ個人では(仕事のみで)行ったことがない土地です。いつか、戻ってみたいなと思っています。
>
> 大将
大将さんへ
そうですね、お仕事だと、ゆっくりみれないですものね。
知床は、いろいろと考えさせてくれる、
日本では貴重な土地だと思いました。
いつか、戻っていらして、ゆっくりしてみて下さいね。
旅 愛子より
-
- ティコママさん 2015/10/11 17:40:11
- 厳しさの中の温かさ
- 旅 愛子さん、こんにちは。
知床の旅、良かったですね。
自然との共存は近年とても難しいようですが、必ず成し遂げて行かなくてはいけないと思います。
子鹿を守ろうとする母鹿に目を向けられる旅愛子さんの温かさを、とても感じました。
森の中で生きるもの達と町の中で生きるもの達が、ずっと共に生きていける世界になって欲しいです。
ティコママ
- 旅 愛子さん からの返信 2015/10/14 10:22:13
- RE: 厳しさの中の温かさ
- > 旅 愛子さん、こんにちは。
>
> 知床の旅、良かったですね。
> 自然との共存は近年とても難しいようですが、必ず成し遂げて行かなくてはいけないと思います。
> 子鹿を守ろうとする母鹿に目を向けられる旅愛子さんの温かさを、とても感じました。
> 森の中で生きるもの達と町の中で生きるもの達が、ずっと共に生きていける世界になって欲しいです。
>
>
> ティコママ
ティコママさんへ
そうですね、本当に共存は難しいですが、
成し遂げることは人類の義務のような気もします。
あとがきに、エゾオオカミの絶滅のお話を少し書きましたが、
エゾオオカミの絶滅の背景には、ヒトが大きく関わっています。
食物連鎖の頂点に立っていた彼らは、鹿を捕食していましたが、
その鹿をヒトの乱獲により、一時絶滅まで追い詰められたといいます。
その鹿を捕食していたオオカミたちは、餌がなく、仕方なく危険を犯し、
人里で、作物を食べるようになり、作物荒らしの害獣として、
駆除の標的となったようです。
そういえば、
キタキツネがネズミを捕食している場面に出くわしましたが、
ご一緒に見ていらした方が、気持ちが悪い、キタキツネのイメージが悪くなった、
とおっしゃっていました。
でも、ガイドさんがすかさず、これが自然界なんですよよという、一言。
ヒトの身勝手さを垣間見た一瞬でした。
どんな生き物も、一生懸命生きているんだということを、
知床で学んだ気がしました。
話が長くなってしまいましたね、ごめんなさい。
これからも、よろしくお願いします。
旅 愛子より
-
- 一歩人さん 2015/10/10 03:42:25
- 知床〜の〜、みさきに〜♪
- 森のなか〜クマさんに♪
歌声を口ずさみながらの楽しさが伝わって来そうな展開でした。
ちょと、おっかない遭遇も期待したりして。
都内在住の私でも、御嶽山散策では、看板に遭遇?してビビリました。とさ。
楽しく旅行記を拝見しました。
ありがとうございました。
失礼しま〜す。
知床は、森重さんの歌でしたね。
- 旅 愛子さん からの返信 2015/10/14 09:56:46
- RE: 知床〜の〜、みさきに〜♪
- > 森のなか〜クマさんに♪
> 歌声を口ずさみながらの楽しさが伝わって来そうな展開でした。
> ちょと、おっかない遭遇も期待したりして。
> 都内在住の私でも、御嶽山散策では、看板に遭遇?してビビリました。とさ。
> 楽しく旅行記を拝見しました。
> ありがとうございました。
> 失礼しま〜す。
> 知床は、森重さんの歌でしたね。
>
一歩旅さんへ
ご一緒に口ずさんでいただいて、ありがとうございます。
そうなんですね、看板見ちゃうと、妄想が広がりますよね。
遭遇したいような、困るような、
動物も山も同じですね(笑)
これからも、楽しんでいただけながら、
何かをお伝えしていければと、思っていますので、
よろしくお願いします。
ちなみな、知床旅情は、森繁さんが、ロケ地知床から離れる際に、
別れを惜しんで詠ったと聞きました。
現地に聞いてみると、その背景がよく理解できるなと思いました。
旅 愛子より
-
- ダメちゃんさん 2015/10/09 08:13:35
- いいなぁ〜知床。
- お邪魔いたします。
後編も楽しく拝見させていただきました。
知床が世界遺産登録から10年も経つのですね〜
私が訪れたのは世界遺産に決定した年だったと記憶しているので、とてもなつかしく思い出深い場所です。
知床五湖に立派な遊歩道もなく、自由に散策できた時期でした。
その頃からエゾ鹿さんが私たちの近くで、樹の幹を食べてましたね〜笑い。
今回は遊覧船にも乗船されたのですね〜私は、知床半島を船上から観た事がないので、次回こそは遊覧船に乗りたいものです。
オロンコ岩は私も登りましたよ〜キツイけれど、頂上からの見晴らしが良かったですよね。
素晴らしい知床の自然を後世のみなさんに渡してあげられることを祈りたいですね。
ほんとうに楽しい旅行記をありがとうございましたv(~~)v
〜ふたたび、知床に行きたくなったダメより〜
- 旅 愛子さん からの返信 2015/10/09 15:37:12
- RE: いいなぁ〜知床。
- > お邪魔いたします。
> 後編も楽しく拝見させていただきました。
> 知床が世界遺産登録から10年も経つのですね〜
>
> 私が訪れたのは世界遺産に決定した年だったと記憶しているので、とてもなつかしく思い出深い場所です。
> 知床五湖に立派な遊歩道もなく、自由に散策できた時期でした。
> その頃からエゾ鹿さんが私たちの近くで、樹の幹を食べてましたね〜笑い。
>
> 今回は遊覧船にも乗船されたのですね〜私は、知床半島を船上から観た事がないので、次回こそは遊覧船に乗りたいものです。
> オロンコ岩は私も登りましたよ〜キツイけれど、頂上からの見晴らしが良かったですよね。
>
> 素晴らしい知床の自然を後世のみなさんに渡してあげられることを祈りたいですね。
> ほんとうに楽しい旅行記をありがとうございましたv(~~)v
>
>
> 〜ふたたび、知床に行きたくなったダメより〜
>
>
ダメちゃんさんへ
ご覧いただき、ありがとうございました。
遺産登録前に行かれたのですね。
ヒトが自然を共有するのは、難しいようです。
五湖の遊歩道は、誰でもご覧いただけるようにとの、
配慮とともに、五湖を守る苦肉の策だったかもしれません(笑)
あれだけ、食べ物や水意外の飲み物を持ち込まないようにと、
注意があるにもかかわらず、やっぱりジュースなどを、
平気で散策路で飲む人が今だにいるのですから…
制限をせざるを得ないのが、現状のようです。
オロンコ岩は、途中で足が上がらなくなりました。
バスの時間も気になっていたので、途中で降りようかと思いましたが、
登りきって正解でした。
連山がスッキリとみえて、見送ってもらいました(笑)
機会があれば、春先の知床を訪れてみたいと思いました。
今度は、岬まで行きたいですね〜。
そうそう、休みは取れませんが…(*^_^*)
沖縄と京都を予定されているのですね。
お天気に恵まれることを、お祈りしています。
旅 愛子より
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