2010.07　The Outer Banks①　灯台をめぐる旅

2010/07/04 - 2010/07/05

ノースカロライナの海辺、アウターバンクスへ行ってまいりました。

大西洋に面した砂州の連なりであるOuter Banks。
４つの灯台とライト兄弟の初飛行の地を訪ねてまいりました。

1日目は【Cape Hatteras Lighthouse】、フェリーに乗って【Ocracoke Lighthouse】、２日目に【Currituck Beach Lighthouse】、【Bodie Island Lighthouse】を訪れました。

エリア アメリカ

州都のRaleighから車で3時間ほど海が近いことを感じさせる風景が広がります。

【Outer Banks Visitors Bureau】
Roanoke Islandに入るとすぐに観光案内所があります。
Outer Banks全体のマップがいくつかあり、細々としたパンフレットはそれぞれの地域ごとに置かれていて、とても充実しています。

そしていよいよ橋を渡ると砂州へ上陸です。
時間は11時半、まずは南へ。

【Cape Hatteras Lighthouse】
64から12へと入り南へ走ること1時間ほど、灯台が見えてきました。

1時間の道中、“左右が海！！”というような絶景を期待していたのですが、海岸線まで距離があったり、砂丘と林と小さな街の繰り返しで、海はほとんど見えませんでした。

【Cape Hatteras Lighthouse】
12時半前、ようやく一つ目の灯台に到着です。
１つ目の灯台はナナメのシマシマ模様の灯台です。

【Cape Hatteras Lighthouse】
展望スペースにいる人々がとても小さく見えます。

【Cape Hatteras Lighthouse】
近づくほどにその大きさを感じます。

【Cape Hatteras Lighthouse】
16階建てほどの高さがあるらしいのですが、7ドルを払い、展望台への螺旋階段を上ります。
自由入場ではなく、時間になると係員さんが注意事項を説明します。その後、入場することができます。

【Cape Hatteras Lighthouse】
少し風の強い展望台、360度、海が見えます。

【Cape Hatteras Lighthouse】
以前は、駐車場の向こう側の海岸線近くにこの灯台はあったそうです。しかし、海岸線の浸食によりこの場所に移設されたそうです。

【Cape Hatteras Lighthouse】
遠くに見える緑の帯は先ほど通ってきた道です。

【Cape Hatteras Lighthouse】
海岸線に近かったらもっと絶景だったのでしょう、少し残念。

【Cape Hatteras Lighthouse】
下を見ると高さを再確認できます。

すれ違うことがなんとかできるくらいの螺旋階段を下り、地上に戻るとヒザが笑ってしまいました。

『Cape Hatteras Lighthouse』から車で30分ほど、次の灯台『Ocracoke Lighthouse』は隣の島なのでフェリーを利用して向かいます。

この時間は毎時00分と30分というように、30分おきに出るフェリー、1度に乗船できる車は20台ほど、13時20分に到着したのですが、40分ほど待って14時発に乗船することができました。

40分ほどかけてフェリーはゆっくりと進みます。

陸地沿いに進んでいたフェリー、陸地が途切れると目的の隣りの島まであと少しです。
海面が少し茶色に見えるのは浅瀬のようで海底が見えています。

無事にOcracoke Islandに上陸、しかし港周辺には何もなくとても寂しい印象が。
さらに目的とする灯台がどちらなのかもわからず、とりあえず車の流れについて行ってみることに。

【Ocracoke Lighthouse】
15分ほど走ると賑やかなリゾートな街へと入ります。そしてすぐ、もう一つの港がありました。どうやらこちらが島の中心地のようです。
さて、灯台はというと左右、良く見ながら走ってきたのですが、それらしきモノが見つかりませんでした。仕方なく港の係の人に聞いてみると「あそこに見えるよ、そこから良い写真が撮れるから」と言われ、とりあえず車を停めて写真を撮ったのですが、やっぱり小さい･･･。

【Ocracoke Lighthouse】
「少し戻って“Lighthouse”通りを入っていけば近くまで行ける」とオジさんに教えてもらい、早速行ってみることに。
そのLighthouse通りは、フェリーで到着した港からずっと来た道を、島の反対側の港の手前で左に入るのですが、その道が細くてわかりにくいのです。よーく見ればその他大勢の看板の中に灯台の看板もあるのですが、とても親切でない案内板でした。

【Ocracoke Lighthouse】
そしてなんとその駐車場は4台。きっと灯台のためだけに訪れる人が少ないのでこれで間にあってしまうのでしょう。それにお休みなのか工事中なのか、これで通常なのか、外から見るだけで、案内所も何もありませんでした。
タイミングが悪く、満車だったため、しばらく待つことに。5分ほどで無事に駐車することができ、近くまで行ってみることに。

【Ocracoke Lighthouse】
かわいらしい小さな灯台です。
先ほどのシマシマ灯台と比べるとまるで子供サイズです。
でも例えるなら少しふくよかな貴婦人という感じでしょうか。

【Ocracoke Lighthouse】
この灯台の周辺は別荘地（住宅地）なのですが、メインストリートは陽気なリゾートという印象でレストランやカフェなどが立ち並んでいました。
ランチも食べずにここまで来てしまい、ぜひどこかお店に入りたかったのですが、時間はもうすぐ16時、帰りのフェリーのことも考えるとまずはHatterasへと戻ることに。

16時少し過ぎに港に到着し、16時半のフェリーに乗ることができました。そして今度は今日の宿泊地であるKill Devil Hillsへ向けて北へと走ります。
走ること2時間ほど、19時過ぎにKill Devil Hillsへ到着しました。
64から12を南へ下ると小さな町はいくつかありますが、レストラン・お店などはあまりありません。しかし64から158を北へ向かったNags Head、Kill Devil Hills周辺はレストランなどのお店が比較的多いです。

旅行２日目、ホテルの前のビーチへ散歩に出かけました。

少し高くなった太陽に照らされ、キラキラと輝く水面。
今日も暑くなりそうす。

砂浜へと穏やかに打ち寄せる波、青い海と砂浜がどこまでも続きます。

【Currituck Beach Lighthouse】
朝早くからライト兄弟が初飛行に成功した地を訪れたあとは、

（旅行記はこちら→http://4travel.jp/traveler/johnnie-travel-diary/album/10481004/）

北へ走ること1時間ほど、3つ目の灯台へ到着しました。

【Currituck Beach Lighthouse】
Kill Devil Hillsからはリゾート地が続き、制限速度が低めで、交通量・歩行者とも多いので時間がかかりました。

【Currituck Beach Lighthouse】
緑に囲まれてそびえ立つ灯台、昨日訪れた2つの灯台とはどことなく雰囲気が異なります。

【Currituck Beach Lighthouse】
レンガ色がどこか懐かしさを感じさせるような。

【Currituck Beach Lighthouse】
力強く、太陽に向かってそびえます。

こちらの灯台も昇ることができるのですが、まだあと1つ行かなくてはならない灯台があるので、またの機会に。

Currituck Beach LighthouseからNags Headへと戻り、ランチを食べ、たまたま見つけてしまったTangerアウトレットに寄り、4つ目の灯台Bodie Island Lighthouseへ向い始めたのは15時半過ぎでした。
158から64を越えて、12を再び走りだしたのですが、昨日、同じ道を走った時に、灯台を見つけることができませんでした。そして今日も灯台らしきものを発見することができず･･･遠くに見えるのは給水塔のようなものしか。

【Bodie Island Lighthouse】
64との分岐点近くの案内所まで戻り、そこで聞いてみることに。
すると「この先７マイルくらいを右に入っていくとあるよ。ただし、そこにあるパネルにあるように工事中だがね」と。
そのパネルに目をやると修理中の灯台の写真が。それもまるで給水塔のような姿･･･
しかしここまで来たのだからとりあえず近くまで行ってみようと、再び車を走らせました。

【Bodie Island Lighthouse】
ようやく辿り着いた４つ目の灯台。
先ほど聞いた話によると１カ月くらい修理に時間がかかるとのことなのですが、夏のこの時期に修理しなくてもと思ったり。

【Bodie Island Lighthouse】
修理中とわかっていれば、最後の訪問地にはしなかったのですが、少し苦みが残るような灯台巡りになってしまいました。

【Bodie Island Lighthouse】
16時半過ぎ、２日間の灯台巡りを終えました。
青い空だけがなぜか強く印象に残りました。
修理が終わればまた多くの人が訪れることでしょう。