奥会津紀行

2007/08/27 - 2007/08/27

快晴・５時３０分出発・気温１９度・防寒のためカッパを昼近くまで着用・345km・１３時３０分帰宅

R115→R49→会津柳津→R252→会津川口→R400→田島→R121→R181→猪苗代→R115

caution
本日の写真には一部衝撃的な内容のものが含まれているため、気の弱い方はこれから先を見ないで下さい。

静かな川面を見せる只見川。

エリア 金山・昭和・会津美里(福島)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク

時が止まったままのような日本情緒を漂わせている金山町。

人気の玉梨茶屋は、青ばたとうふ・ドーナツが旨い。
店頭で飲める無料の水は１００年前の雪解け水がぶなの林を透過してきた。

古民家の柱をリサイクルし建築中の家を見学したが、日本家屋の底力を見た思いだ。

R400の舟鼻峠では、低空を飛ぶ猛禽類を目撃した。
ちょうどそいつが円を描いて飛んでいたあたりの下まで来ると、内臓を食われているウサギが・・・

R400沿いに２校目の廃校を発見した。
旧金山町立玉梨小学校である。

かつてのペンションのような雰囲気をもった佇まいで迎えてくれたが、現在は「金山自然の村」として再利用されているようだ。

しかし、常々思うことだが、無知な行政はこの際プライドを脱ぎ捨てて、せっかくの歴史的観光資源を優秀な知恵と企画力を持つ民間に委ね、大多数の国民に歓迎される方向で再利用させることはできないものだろうか？

いずれ、このような無策な自治体は夕張市の二の舞となるだろう。

実体の伴わない公共施設として、このまま朽ち果てていくのはとても耐えられない。

今回の触れ合い玉梨茶屋で、某自動車メーカーでエンジニアをしている５０歳代の男性と
「まだW1は製造されていたのですか？」
若いときにW1に乗っていたため勘違いしたとのこと。
「W650はシンプルでバイク本来の味を持っていますねー」
「インジェクションの設計をしているのですが、キャブの10%位のコストでできちゃうんですよね」
「これはOHCですね？（ベベルギヤを指して）これは何ですか？」
「マフラーのKマークは粋ですねー」
「まだ私でもW650に乗れますかねー」
旅の本質は「発見と、人との触れ合い」だと思った。