２０１０　コロラド紀行：　the Stanley Hotel スタンレー　ホテル

2010/06/16 - 2010/06/17

ロッキーマウンテン国立公園の東の入口にある町が　エステス　パーク(Estes Park)。

そのエステスパークの　ランドマーク　が　このスタンレー(Stanley)ホテルなのです。

天皇陛下（明仁親王）も宿泊されたことのあるホテルなのですが、アメリカ人には　”幽霊が出没する”ので知られています。

エリア ロッキーマウンテン国立公園周辺(アメリカ)

１９０９年に F,O. Stanley に建てられたホテル、２００９年に１００周年をむかえています。

５５エーカーの敷地に建つホテル。　　

１９０９年当時は　１６０エーカーに１１の建物があったそうです。

このホテルには多くの著名人が宿泊しています。　　特に、このホテルの２階、ルーム２１７号室には　テオドール大統領、マーチ王スーザ　などなど。

２１７号室に泊まったもう１人が作家の　スティーブン　キング(Stephen King)。　　ホラー(horror：恐怖)　ストーリーの作家。

その部屋で書き上げた小説が　シャイニング(Shining)、後にジャック　ニコルソン(Jack Nicholson)　主演で映画化された、怖〜いストーリー。

映画は　スタンレー　クブリック(Stanley Kubrick)が監督。　　スタンレーと名前がホテルと同じなのも霊が導いたのか。

映画はこのホテルで撮影の予定でいましたが、町に近く、雪も少ないと云うことで　オレゴン州フッド山の Timberline Lodge で撮影されました。

オレゴン州ポートランド近くの　マウント　フッド(Mt. Hood):
http://4travel.jp/traveler/koimas/pict/11323012/

スタンレーホテルの２１７号室に泊まったもう１人が喜劇俳優の　ジム　カレー(Jim Carrey)

彼が主演した、１９９４年の映画 Dumb and Dumber　がこのホテルで撮影されました。　　　

映画の日本でのタイトルは分かりませんが、直訳だと馬鹿と大馬鹿。

我々が宿泊した別館。

我々はお土産店で２冊の本を購入。　　ラスキー女史（Celeste Lasky）著の本のタイトルは　Ghost Stories of the Estes Valley I と　II、（エステスバレーの幽霊物語）

「怖〜い話なんでしょう？」

いや、”恨めしや〜”的な内容では無く主に　霊が現れる　と云う物語。

スタンレー怪談、あれっ、ちゃ〜んと階段とタイプしたはずなのに。。。

人のいる気配が無い２階。　　我々の部屋は１階だったので行かなくてすみました。

古い建物ですから、人が歩くとその音が聞こえます。　　
夜中に誰かが歩いていた。　　普通だったら、他の宿泊客だと思うのですが、若し他に客がいなかったら。。。

前記しましたが、害を与えない霊が現れると云うだけで怖くない（？）。　　でも、若し夜中に１人だったら。。。

別館から本館を撮影。

前庭

ホテルの登録、チェックイン　デスク（右）

左は　レストラン　です。

このロビーには建物の主人だった　スタンレー氏(F.O. Stanley)が夜中、人のいない時間に徘徊するそうです。

レストランとバーの入口。

此処が誰もいないのにピアノの音がしたりする、「幽霊物語」の１番多い場所。

その１つ、中年の夫人がバーで誰かと話している。　　彼女は新婚当時ハズバンドとこのホテルに宿泊。　その後、ご主人は戦死しています。

「誰と話していたのですか？」とバーの従業員が聞くと　「夫と話していました」と云う返事。

従業員は　”誰もいないのに”、と思ったのですが、彼女の手には　綺麗な花束が。　　彼女が入ってきた時には何も持っていなかったのに。。。　　

以前、私はエーボン(Avon)　と云う会社の　髭剃り後につけるローションを持っていました。　　入っていた瓶は　車の形をしていて　Stanley Steamer と名が付いていたのです。

そのスタンレー・スティーマー　とホテルの　スタンレーが同じだと云うことを知りました。　　

この車が　スタンレー・スティーマー。　スティーマー(steamer）、蒸気の力で動く車だったのです。