有珠山火口探索と洞爺湖温泉の旅

2010/07/04 - 2010/07/05

雲に囲まれ神秘的に洞爺湖に浮かぶ小島
時折、僅かな観光客を乗せた遊覧船が沖に向けて出航していく。
窓下の湖畔には、明らかに中国人と思われる団体の姿が、どうして元気が良いのだろうか？良く食べ大きな声で良く話す。

突然、ベランダにカモメが現れた。近寄って観ると、我が飼い猫の「はなちゃん」より大きい、この人慣れしたカモメは、ベランダを伝わって各部屋を訪問し餌を求めていた。

エリア 洞爺（とうや）湖(北海道)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 観光バス

今日は、生憎の鈍曇り、時より小雨が車窓を濡らす。
虻田町は、札幌南ＩＣから２時間程度、函館に向かう高速道路の中間地点に在る。
いつも通り過ぎて馴染みの薄い街だった。
その虻田港の高台に在る観光客しか入らない派手なドライブインに立寄った。

名物料理の「うに定食」を食べたが、さほど美味しくは無かった。好んで食べる食材では無い。
北海道の人は、「蟹」や「うに」を食べて幸せですね！と、友人に言われるが、我が家の食卓では見掛けない。食べていたら、「病んだデブ」に成っていたと思う。
「うに」よりは、むしろ帆立の味噌汁の方のが、旨いと思った。

併設された直売所

近くの農家から届けられた新鮮な野菜が並ぶ
漁港が隣接している為か？
魚介類の加工品も多く売られている。

英国船「プロビデンス号」虻田に上陸

１７９６年９月１５日、イギリスの探検家プロートンが率いるプロビデンス号が虻田沖（入江）に来航し、錠泊した。と記載されています。詳しくは、写真を拡大して御覧下さい。

２，０００年噴火の生きたドキュメント

有珠山西山火口散策路を、第一展望台に向けて歩き始めた。
この先に大噴火の際、国道２３０号線が陥没して出来た火口沼が見える。

鈍曇りの平日の為か観光客は疎ら

前方の道路に地割れや陥没が見られ、極端に左側が隆起している。
噴火前は、平らだった道路が７０ｍも隆起したと言う
当初、バスでビールを飲みすぎたかと思ったほど！
道路が波打っていた。

西山散策路利用の注意

雑草が生茂り迫力は無いが、道路に活断層が階段状に隆起して、大噴火の凄まじさを物語っている。
春先や初冬の雑草の無い時期に訪れることをお薦めする。

散策路は、整備された木道の上を歩く

この先の頂きが第一展望台、火山灰に埋まったパワーシャベルや露出した水道管が見える。
時間の無い人や足に自信の無い老人は、ここからＵターンして帰っていた。

倒壊した御菓子工場

地表が波打ち建物が無残に倒壊している。
当時、この場に居なくて良かったと思う。

降り注ぐ火山弾や灰によって、壊され埋まった乗用車。
廃墟と化した建物の脇に曝されていた。

人工的に造られた丘にも見えるが、地震の際に盛上がった道路

雲に囲まれ神秘的に洞爺湖に浮かぶ小島

時折、僅かな観光客を乗せた遊覧船が沖に向けて出航していく。
窓下の湖畔には、明らかに中国人と思われる団体の姿が見える。
どうして元気が良いのだろうか？良く食べ大きな声で良く話す。

突然、ベランダにカモメが現れた。

近寄って観ると、我が飼い猫の「はなちゃん」より大きい。
この人慣れしたカモメは、ベランダを伝わって各部屋を訪問し餌を求めていた。
堂々として、人の動きに動じないその姿は、例え悪さをされても、大きな翼で危険を避けれる自信の表われか？

人も充分な蓄えと健康的な生活が送れれば、堂々として見えるはず。

差し出した手から御菓子を奪うカモメ

餌を取るクチバシの力は凄い、泳ぐ小魚を挟む素早い動きを感じた。
自然の中で生き抜くカモメは、動物園で飼われているカモメとは明らかに顔付が違う。

昭和４８年に映画化された「カモメのジョナサン」を御存じですか？
空高く飛び続けるカモメの姿に、ニール・ダイアモンドの歌声が重り、美しく悲しい青春の忘れえぬ映画の一つです。

主人公のジョナサンが、餌を捕るために飛ぶのではなく、雄大で深い大空を飛ぶ価値に気付き始める。
その姿は、悲しくも有り憧れさえ感じた。

数年前に、妻と洞爺湖のホテルに宿泊した。
当時、残業や出張に追われた日々、家で話し合う機会が少く成っていた。
最上階の広い特別室と特別料理を予約して、想いでに残る結婚記念日を過ごす計画だった。

当日は、小樽やニセコを巡り早めにホテルに着いたが、豪華な特別料理を楽しみ、大好きな純米大吟醸を呑んで、窓辺で打上げ花火が始まる頃、突然睡魔に襲われ朝まで目覚めることは無かった。

昼間の疲れも有ったと思うが、二人で過ごす安らぎが、深い眠りを誘ったと思う。
結婚記念日に改めて話合うよりも、何気ない普段の会話が大切だね！！

この旅行記へのコメント （2）

• 潮来メジロさん 2014/01/27 20:13:32

  オオセグロカモメですね。ヾ(^o^)

  kendkenminさん、こんばんは！　ヾ(^o^)
  毎度、訪問ありがとうございました。
  
  今回の旅行記に登場している鳥さんは、すべてオオセグロカモメ（大背黒鴎）という種類のカモメです。
  私も北海道に行った時に見たカモメの種類の中では、このオオセグロカモメとウミネコが多く見られました。
  関東で一番多いのは、ユリカモメですね。
  
  ではまた・・・。(^o^)／~~~
  　　（潮来メジロ）
  

• わんぱく大将さん 2011/10/19 00:57:50

  普段の何気ない会話

  kendkenminさん
  
  そうです、ここでも、毎日、パエリアや生ハムは食べません。日本で毎日、寿司を食べないのと同じですよ。そういう景色を、建物をみれて、と言う人もありますが、生活してたら、これは住宅の何ものでもなく。
  で、住んでみたいなどと思うのでしょうね。お客人、又、住民として住んで、税金を払うのは別なこと。　憧れだけでは住めません。なのに勘違いしてる人がいまだに多く。まあ、隣の芝生はなんとやら、と言いますから。
  
  普段の何気ない会話が大事。耳の痛いことを言われました。うちは、私が全く喋らずで。。。。
  
  大将