2009/10/14 - 2009/10/14
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frau.himmelさん
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10月14日 コッヘム4日目
2日目(火曜日)に参加したいと思っていたコッヘム観光所主催の「トリア−、ルクセンブルク、その他を廻るバスツアー」が満員のため行けなくなりました。
まさか参加できないことはないだろうと、タカをくくっていたので一瞬あわてましたが、悩む必要は全くありません。ラインランドプファルツ州の地図を見ると魅力的な土地はいくらでもあります。
その中で前から気になっていた町、リンブルクが目に留まりました。フランクフルトからも1時間くらいの所なので、いつでも行けるだろうと思いながらなかなか行けなかった地…。リンブルクという言葉の響きもとてもステキです。
チケットはもちろん今日も、ラインラントプファルツチケット、2人で(5人まで)1日27ユーロです。
補足:リンブルクはヘッセン州に属しますが、ラインラントプファルツ州と接しているため、このチケットが使えるのです。
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まず、コッヘムからコブレンツまでDBで行き、コブレンツでこのローカル電車Vectusに乗り換えます。
この電車は日本で言えば、第三セクターが運営する電車で、リンブルクまで走っています。 -
この駅はBad Ems(西)。
地名は知っていたので、ここを走っていたんだー、と感慨深いです。 -
この駅、ナッサウも聞いたことがある地名です。
今まで通ったことのない路線を通るとワクワクします。 -
ラーン川沿いのこういう町を通ったり…。
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古城らしきところも通過します。
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この線は駅名のあとに(LAHN)という名がついているように、ひたすらラーン川沿いを走ります。
ここですれ違い電車の待ち合わせでしばらく電車は停車しました。 -
今回の旅行では、ライン川、ドナウ川、モーゼル川、マイン川、そしてラーン川などいろいろな川を通りました。
ヨーロッパは川が重要な役目を果たしていることを十分理解させられます。 -
コブレンツより1時間ほどでリンブルクに到着しました。
今日は昨日と打って変わって寒い日になりました。道行く人も寒そうです。 -
歩行者天国になっているバーンホフ通りをまっすく行くと…。
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少年が棒を持っている面白い泉があります。
その周りには市場が出ていました。 -
ここで、アカシアのハチミツを1瓶買いました。
ドイツに来たら必ずこういう市場で手作りのハチミツを買います。
ドイツのハチミツはおいしいし、こういうところで売っているものは中○産じゃないかしら、と心配しなくてもいいし、それに安いんです。500グラム入りのビンで5ユーロなんです。日本だったら3000円くらい(もっと?)はするでしょうね。 -
さあ、旧市街の木組みの家々が見えはじめました。
旧市街はあとでゆっくり観光することにして、まずは丘の上に見える大聖堂を目指します。 -
大聖堂への大階段という標識を見つけました。
こちらの方に行くことにします。 -
大階段ってあったけど、これが大階段?
ま、いいわ、登りましょう。 -
大聖堂に出ました。
この階段を上ってきたのです。
後ろを振り返ります。紅葉したツタがきれいですね。 -
黄葉した木立の向こうに大聖堂の鮮やかな塔が見えます。
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カラフルですね。
このリンブルク大聖堂、ゲオルク大聖堂は13世紀前半に築かれた後期ロマネスク様式だそうです。
建物は白地に赤の縁取り…。 -
入口は更に鮮やかです。
グリーンや黄色、グレーなども加わって何とも最近の幾何学模様を見ているよう…。
それもそのはず、これは、古い資料などを基にしてできるだけ忠実にその頃の色に再現されたそうです。
13世紀もこの色だったのですね。 -
入口の注意書き。
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ちょうど表ではTVクルーが来ていて、何やら撮影していたもようです。
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中に入ります。
大聖堂のミニチュア模型が置いてあります。
私のカメラでは大聖堂の全体像は撮れないので、ちょうど良かった。
これは先程の正面入口から見た大聖堂です。 -
これが反対側です。
7つの塔があるって書かれていましたが、この模型を見て、7つも塔があるかしら? -
洗礼盤でしょうか、中に入れないようになっているし、素晴らしく重厚なものなのできっと貴重なものなのでしょうね。
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彩色された木製の祭壇のある小礼拝堂。
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この地方を治めていたコンラート・クルツボルト伯爵の墓碑だそうです。1050年ごろ制作されました。
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大聖堂の内部構造です。
壁絵のフレスコ画などは美術的にも重要なものだそうです。
2階ではツアーの方が説明を受けていました。 -
外から眺めます。
やはり私のカメラでは全体像は入りません。
でも、塔が7つあるかなー? -
窓の彩色はすばらしいですね。
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さあ、今度はさっきとは違う道から降りましょう。
大聖堂前の坂道を…。 -
なだらかな坂を下りて行きます。
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右手に土産物屋。
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左手には大聖堂宝物殿があります。
人影もなくガランとしています。
開いているかどうかも判らず躊躇した結果、中に入りませんでした。
でも、あとで資料を見てびっくり。貴重な10世紀の十字架など多数の宝物があったそうです。
何分にも急遽決定したリンブルク行きでした、調査不足を多いに反省しました。 -
日本のシュウメイ菊に似た花が咲いていました。
ちょっぴり日本の秋が懐かしくなりました。 -
旧市街の木組みの家の小路にやって来ました。
保存状態のいいこれらの家々は町自体が芸術作品のようです。 -
ところどころに広場があり、センスのいいお店があり…。
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何百年も前に建てられた家はちょっと歪んでいるようにみえますね。
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でも、とてもしっかり、がっちりしています。
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特徴のある切妻屋根が立ち並ぶ広場にある面白い噴水を見つけました。
いかにも大酒のみ風の男が樽から直接ワイン(?でしょうね)をゴクゴク飲んでいます。 -
その横では男の女房らしき女性が悲嘆にくれています。
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そして、彼の右隣には死神の象徴であるドクロが…。
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更に更に、男のポケットから顔を覗かせている貧乏神とおぼしき貧相な顔、手錠を思わせる鉄の輪っか…。
と、乏しい想像力を働かせての、私の勝手な解釈です。
でも、きっとこれ何かの教訓ですね?(ドキッとした方も多いのでは?笑) -
そろそろハロウィーンの時期です。
カボチャの飾り付けがとてもカワイイです。 -
この小路もステキですね。
そういえば私達お昼まだでした。
お腹もすいてきたのでどこかに入りましょう。 -
右手のレストランに入りました。
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メニューを見て、フェダーバイザーを頼みました。
同じフェダーバイザーなのに色が違いますね。
これは発酵し続けているワイン(?)なので、コルクを抜いた時間で色が違ってくるのです。大体瓶詰めにして6時間(僅か)位がおいしく飲める時間だとか…。
寝酒用に、コッヘムで瓶詰めにしてもらったフェダーバイザーを買い求めました。
残った分は、寝ている間中シュワシュワって音を立てていました(笑)。
ですから、日本へのお土産にしようなどとは考えないほうがいいです。 -
おともは、このツヴィーベルクーヘン(たまねぎケーキ)。
私のお昼ご飯です。
これだけって?
お医者様より食べ過ぎないように言われていますので…。 -
店内はこんな雰囲気。感じよかったです。
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さてさて、食事を済ませて外に出ました。
今日は今までで一番寒いです。
9月に日本を発ったのでまともな冬服は持ってきておりません。
持っている服を重ね着していますが、手袋があれば随分寒さもしのげると思って、この近くのお店で皮の手袋を買いました。あったか〜い…(ホッ)。 -
先程のマルクト広場に出てきました。
さっきより人通りが多くなっています。
ここまで来れば駅はまもなくです。 -
リンブルク駅からコブレンツ行きに乗って…。
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コブレンツに着いたら、コッヘム行きの電車が近くに停まっていました。
少しコブレンツも観光しようと思っていましたが、寒いのでこの電車に飛び乗ります。
何度も通ったモーゼル川沿いをコッヘムに帰りました。
コッヘムのお店はまだ開いているようなので、お土産用のモーゼルワインを買い求めに出かけます。(**コッヘム街歩き編・後半部分参照**)
明日はケルンを観光してアーヘンに移動する日です。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ベームさん 2012/12/02 21:06:53
- さすが!
- himmelさん、
今晩は。
時々前のhimmelさんの旅行記にお邪魔しています。
リンブルクは今年訪れた町、とても懐かしいです。
それでこの写真の男私も見つけました。しかし像の細かいところには全く目が向きませんでした。さすがhimmelさん、感性が違います。
旅行記を全部拝見するのは大変です。これからもぼちぼち楽しんでいきます。
ドレスデンのアルベルティーヌムとケストナー博物館は未知のスポットです。いずれ挑戦するつもりです。アルテマイスターの写真が1枚しかありませんが今は撮影禁止になっているのでしょうか。私が行ったときは撮影できましたが。
前のに加え新しい旅行記も楽しみです。まだまだ続きますね。
ベーム
- frau.himmelさん からの返信 2012/12/02 22:25:05
- RE: さすが!
- ベームさん こんばんは。
リンブルク編見ていただきましてありがとうございました。
もう何年前になりますかしらね。
あの男性の噴水(像?)、とても印象に残っています。
貧乏神がいたり、手錠があったり、ガイコツがあったりと。
勝手に想像をたくましくしてしまいましたけど、
本当はもっと崇高な意味があるのかも知れないと、
なんだか気の毒に思えました(笑)。
アルテマイスターの中は撮影禁止ではなかったのですか?
ベームさんの旅行記ではきれいなお写真をたくさん撮っていらっしゃいましたね。
確か数年前、写真を撮っていたら、ダメだと叱られた覚えがあるのです。
でも、ベームさんのお写真を見せていただいたので、満足です。
あの1枚も、パンフレットからコピーしたものです。
ドレスデン、続きはどう仕上げようかと、ベームさんはじめ、皆さんの旅行記を見せていただいて悩んでいます。
モーリッツブルク、マイセン、その後、バートシャンダウにも行きます。
まだまだ先は長いです。
ところで次はもうお決めになりました?
私は今年も連休に1ヶ月ほど予定しています。
今度はドイツ語クラスのペラペラの方と行きますので、
失敗談は今までより少なくなるかと…(笑)。
コースを決めるのに、ベームさんの旅行記をまた参考にさせてくださいね。
himmel
- ベームさん からの返信 2012/12/03 13:50:17
- RE: RE: さすが!
- himmelさん、
お返事有難うございます。
うわー!! 来年も1か月ですか。どこにそんなヴァイタリティーが潜んでおられるのか、同じシルバー世代(いえ、まだシニアでいらっしゃるかも)として羨ましいやらわが身が情けないやら。
ここ2年ドイツでしたので来年はフランスを考えていたのですが結局ドイツになりそうです。
というのがついひと月前急に物が2重に見えるようになってしまったのです。両方の目で見た物が一つにまとまらずに二つに見えるのです。医者は、これはすぐには治りませんよ、これでも飲んで様子を見ていなさい、とビタミン剤を呉れるだけです。
もう外国旅行は駄目かと落ち込みかけましたが、その後良くも悪くもなりません。現状維持なら思い切って行こうという気になりました。がやはり不安が有るので不慣れなフランスより多少とも知っているドイツが良いかと。
で早速プランを考え始めました。himmelさんの今年の訪問先に触発されたのか逆回りのhimmelさんの後追い旅行になりそうです。
フランクフルト乗継でドレスデンに飛びバウツエン、ゲルリッツなどドレスデン近郊、ライプチッヒを拠点にフランクフルト・オーダー、ヴィッテンベルク、アイスレーベンなど、南下しクローナハ、クルムバッハ、コーブルクなど、バンベルクから南下しインゴールシュタット、ノイブルクなどドナウ川沿いの町、ミュンヘンに行きムルナウなどミュンヘン近郊の町を巡ろうと思っています。時期は5月下旬から6月にかけてです。18日間ほどになりそうです。
来年まで無事であることを願っています。
では、今日は寒いですね、himmelさんんもお身体お大切に。
ベーム
- frau.himmelさん からの返信 2012/12/06 12:37:01
- RE: 返信が遅くなって…
- ベームさん こんにちは。
忘年会が続き、返信が遅くなってすみません。
さて、私もベームさんとそんなに齢はかわりませんよ。
今年25日間の1人旅をして、これ以上ないというくらいの疲労困憊だったのに、ノド元過ぎれば熱さを忘れる、ですね。
また長期の計画を立てています。
でも、あと何回こんな旅が出来るのか?なんて考えると、やっぱり出来るときにしたいと焦りますね。
ベームさんは目の問題を抱えていらっして今回はドイツとか。
実は私もそうなんです。
2年ほど前から、白内障と言われているのです。
前から手術をしてくれるよう頼んでいるのですが、私がどうしても手術したいのだったら考えるが、まだそこまでではないと。
手術だって成功とばかりとは限らないから…、なんて脅かされて躊躇している状態です。
今でも白く霞んで見えますし、せっかくならクリーンなきれいなヨーロッパの景色はみたいですよね。
でも、今回も手術は諦めました。
ただ、この齢になると、他にも気になるところがあり、
午後から医者に行き、ヨーロッパ旅行のことを相談してこようと思っています。
チケットはそれから取ります。
今回はドイツ語クラスの友人と一緒なので、何かと安心です。
ルートもいろいろ考えていますが、またベームさんと被りそうですね。
バウツェン、ゲルリッツ、それにもう一度ドレスデン。
それからベームさんが今年いらっしゃった北ドイツに行きたいと思います。
もちろん私のライフワークのベルリンは外せませんし、ベームさんのお手紙で、そうだムルナウも行きたい…。
なんてルート作りは混乱しています。
本当に計画の段階って本当に楽しいですね。
お互いに健康には気をつけて、来年の旅に臨みましょうね。
himmel
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