瀬戸内大人の社会科見学　vol.1ジャムと安芸の小京都

2010/02 - 2010/02

みなさま、ご無沙汰しております。
かなり久しぶりの投稿ですが、
実はその間もいろんな旅をしておりました。
（たまってきた写真や資料を整理しなければ･･･）

というわけでまずは、
広島県竹原市と瀬戸内海の沖合に浮かぶ大久野島について
ご紹介いたします。


*竹原市観光協会*
http://www.takeharakankou.jp/

エリア 竹原(広島)

• 交通手段: 自家用車

岡山より2時間ほどで竹原市忠海地区へ。

実は前から興味があったのです。
「なぜここにアヲハタの工場があるのか」と。
そして「ジャムづくりが体験できる」と。

アヲハタといえば、特にジャムが全国的に有名な会社。
そんな会社設置の経緯と
ジャムづくり（こちらがメイン？苦笑）のため、
アヲハタへ向かいました！

★アヲハタ株式会社 ジャム工場
http://www.aohata.co.jp/mc004_factory/index.html
（工場見学・ジャムづくり体験ともに要予約）

まずは会社説明の映像を視聴し、
従業員よりさらに詳しい説明が行われました。

アヲハタという会社は、
もともと缶詰を製造する会社だったそうです。
そして、当時より柑橘類等の生産に恵まれた瀬戸内の島々に近く、
また海運や鉄路等の交通に恵まれたこの地区へ
工場を設置することになったそうです。
やがて、業態を缶詰からジャム等へ移行していったそうです。

ちなみにマヨネーズ等でおなじみのキューピーとは
創業者が同じだそうですよ。

会社のことやジャムへのこだわりが
わかったところでで、ジャムづくり。

こういった学校の調理室みたいなところ、
久しぶりです!!

今回作るジャムはブルーベリーのジャム！

まず鍋の中にブルーベリーを入れ、中火で加熱。
沸騰したら、ペクチンシュガーを少しずつ入れて、
ゆっくりとかき混ぜていきます。

いい香りが漂ってきました。

講師のおばちゃんがやさしくフレンドリーに
教えてくださいます。

「あれ、お兄さんこの前来てくれたよな？」

い、いや･･･初めてなんですけど。
まー確かにどこにでもいそうな顔ですけど（苦笑）

で、さらに砂糖を加えます。
沸騰したら、弱火にして煮詰めていきます。

仕上げにレモン果汁を入れて、糖度を調節。

糖度は糖度計で確認！

まだまだだな･･･

これでOK!
さて、ジャムが熱いうちにビンにつめて、
素早くふたをして、真空の状態にします。

あとは冷却。

冷却している間に工場見学です。
（この流れ、時間のムダがなく、感心しました）
このジャム工場では１日に15万本ものジャムが
つくられています。
無論、徹底した衛生管理が行われ、
そのレベルは病院の無菌室並みとか。

へぇ〜

なんて言っている間に工場見学は終了･･･。

帰ってきたら、
熱もとれてすっかり商品みたいになった、
手作りジャムとの再会です。

しかもつくった４個に、
さらにイチオシ商品のジャム１個も
いただけるなんて。
アヲハタさん、大丈夫ですか？？（笑）

最後、
「下の売店には当社の製品が販売されております。もし興味がありましたら開けますが･･」
って「ぜひ買ってください！」ではないところにまた心引かれ、
売店でいろいろ買いました。（これも策略？）

さて、アヲハタを後にして、
次の目的地は「竹原町並み保存地区」！
周辺に駐車場は数か所ありました。
（写真は観光バス用）

竹原市は古くから交通の要衝として栄え、
「安芸の小京都」とも呼ばれています。

確かに小京都と呼ばれるに相応しい、
こじんまりといい雰囲気です★

さーて散策の前に･･･

ランチタイム！

町並み保存地区の中ほどにある、
ほり川さんにお邪魔しました。

*ほり川*
http://r.tabelog.com/hiroshima/A3404/A340402/34002059/
広島県竹原市本町3-8-21

シーフードのお好み焼き。
ちなみにソースは自家製、
しかもここは隣接の醤油屋さんの経営です。

うーん、こだわりを感じます。。

お好み焼きはもちろんのこと、
かきもおいしくいただきました♪

さ、お腹を満たしたところで散策です♪

さりげなく、床屋です。

長く続く石段･･･登山好きな私としては、
ここは上らないわけにはいきません！！

というわけで上ってみると･･･

*西方寺普明閣*

京都にある清水寺の舞台を模してつくられたものだそう。
さすがリトルキョート！

ちなみにこの舞台からの眺めは･･･

竹原の街、そして瀬戸内海まで眺められます！
うーんなんだか高いものが視界に入らずいい景色です。

こちらは旧竹原郵便局とポスト。

再び脇道を上ると･･･
ちょっとした順番待ちがありました。

*お抱え地蔵*

願い事を祈りながら地蔵を抱え、想像したより
軽ければ願い事が叶う、らしい。

私が抱えてみたら･･･
想像したより【重い】！！
これって願い事はどうなるんだろ（汗）

散策を続けていると･･･

「ん、酒造用の井戸？？」

実はここ竹原は良質の水と稲作に恵まれ、
酒蔵が多い地区でもあります。

近くには･･･やはりありました！！

*藤井酒造（酒蔵交流館）*
http://www.takeharakankou.jp/guide/see/fujiisakagura.php

酒樽が再利用された、照明の傘。
なかなかいい味だしてますなぁー

そして建物内に漂う日本酒のいい香り。
こちらでは日本酒試飲のほか、
手打ちそばをいただくことができるそうです。

運転･･･とほほ。

この町並み保存地区は脇小道も雰囲気がよい。
隅から隅まで歩きました。

破風（からはふ）の屋根と、右には先ほど行った
普明閣も見える庭をもつ、松阪邸。

*松阪邸*
http://www.takeharakankou.jp/guide/see/matsuzakatei.php

こちらの主は、塩業盛んなこの竹原で、
塩業で必要な薪や石炭の問屋を経営。
のちに塩業や醸造業など多角経営をされたそうです。

デキル旦那の住む家は違います。。

「まーそんなにでっかい家に住んでも掃除が大変」
なんて庶民の自分に言い聞かせつつ、次へ！！

訪問時、本町通りのつきあたりの旧笠井邸にて、
なにやらイベントが。のぞいてみると･･･

室内に所狭しと雛人形が飾られていました。
実に華やか。

中には江戸時代やそれ以前の古い雛人形も
飾られていました。
大事に手入れされているんでしょうね。

窓からの眺め。
タイムスリップしたような感覚になります。
（時々現代の車が邪魔をしますが・苦笑）

そして、またまた酒蔵を発見してしまいました！

*竹鶴酒造*
広島県竹原市本町3-10-29
0846-22-2021

ここはなんと、あのニッカウヰスキーの創業者、
竹鶴政孝氏の生家だそうです。

ウイスキーは置かれていませんが、
こちらにもこだわりの日本酒がありました。
（今度は電車で来よっ･･）

さぁ、竹原街並み保存地区の散策も終えたことだし、
大久野島へ出発！･･･とその前に
気になる店があったので、立ち寄ってみました。

*松屋二重焼本舗*
広島県竹原市中央2-20-33
http://r.tabelog.com/hiroshima/A3404/A340402/34013183/

できたての二重焼（大判焼）は1個100円。
粒あんの粒がしっかり残っていて、おいしかった♪
地元の方が次から次へと
しかもたくさん買われていました。

日の丸写真館の建物、いい味だしています。
当時の木造3階建ては珍しいのではないでしょうか。
そんなことを思いながら･･･
今度こそ大久野島へGO!

この旅行記へのコメント （2）

• yzr400さん 2011/07/18 21:23:04

  アオハタ工場見学

  sportcrossさん、今晩は（＾＾
  
  いつも楽しく旅行記を拝見させていただいております。
  
  ジャム工場の見学って珍しいですね！
  古い町並みにお好み焼き、牡蠣に酒造トドメに大判焼きを出されては季節を考えて
  行ってみたくなりますね。
  sportcrossさんの教訓を生かして電車で行って利き酒を試してみたいですね（＾＾
  
  これからもちょくちょくお邪魔させていただきますね。
  
  yzr400
  
  
  
  
  

  sportcrossさん からの返信 2011/07/19 11:35:45

  RE: アオハタ工場見学

  yzr400さん、いつもご訪問ありがとうございます！
  
  私もアヲハタジャムの工場がこんなところにあるとは?!と
  びっくりしました。
  
  竹原の街は決してにぎやかではないのですが、
  その落ち着きが、気に入っています。
  
  > sportcrossさんの教訓を生かして電車で行って利き酒を試してみたいですね（＾＾
  そのとおりです!!竹原駅からはちょっと歩きますが、
  それでも酒どころですから、電車で訪れて試飲してみたいものです。
  
  食いしん坊なので、食べ物ばかりの旅行記ですが、
  ご旅行の際は、ぜひいろいろ食してみてください♪
  
  
  
  すぽくろ