1995/04/03 - 1995/04/10
60位(同エリア67件中)
北風さん
この何週間かデカン高原の端っこを北上する旅が続いた。
つまり、来る日も来る日も、砂埃舞う茶色い乾いた世界しか見ていない。
心身ともに「水のある風景」が恋しくなった先週ぐらいから、観光パンフレットの一面を飾るウダイプルの湖で1週間ほど腰を降ろそうと決めていた。
この湖には、なんと、映画007「オクトパス」の舞台にも使われた白亜のホテルが浮かんでいるという。
砂漠を渡るキャラバンの人々がオアシスを夢見る時も、こんな風にワクワクするのだろうか?
いざ、潤いのある日常へ!
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
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16世紀に都を追われた王が、山間の谷間の川を堰き止め、人口湖を造る事で水を確保して都を建設した古都ウダイプル。
湖がある写真から、のんびりした田舎町をイメージしていたのだけど・・・
大都会だぞ! -
白人団体ツーリストもワンサカ!
さすが、パンフレットの一面を飾るだけあって、一大観光地になっているらしい。
そう言えば、街角には土産物屋が多い。
これは、ネパールで見たマリオネット(操り人形)では? -
さすが大きい街だけあって交通量も多い。
が、しかし、人がどうにか通れる様な小道が続くインドでは、ロバは今でも立派な輸送手段でもあるらしい。
このロバ、世界中で働かされているが、このインドでもビシビシ労働させられていた。
もう少し太って、角が生えれば、聖なる動物として日がな一日寝そべっていられるのだが・・・ -
旅日記
『聖なる動物 2』
水が豊富で気候も穏やかなこの街には、インド名物、聖なる動物「牛」にとっても楽園に違いなかった。
何処に行っても野良牛がいる。
しかも、ベナレス以上に甘やかせられているらしく、恐ろしく態度がでかい!
人の交通が多く、どう考えても落ち着いて昼寝はできないだろうと思われる橋の上にも、奴らはたむろしていた。
日本で言えば、繁盛しているコンビニの前でたむろしているヤンキーと似ている。
疲れた身体を引きずって、橋のたもとにさしかかった俺の前に、この肉の塊がうずくまっていた。
邪魔以外の何物でもなかった。
当然の如くどこうともしない態度が非常に癇に障る。
一発蹴りをくれてみた。
肉の塊が、ゆっくりと立ち上がる。
なんと、俺を見つめる眼差しは、ヤンキーばりのメンタンだ。
「えっ?」と思った時には、もう目の前まで迫ってきていた。
力を貯めた両肩、低く下げた頭、つるはし並のでかい角は俺の腹に標準を定めている。
・・・一般的に草食動物はおとなしいとの概念が吹っ飛ぶ。
そうだった!
この聖なる動物は、スペインじゃ「闘う動物」でもあったんだ! -
やはり、何はなくても最初に目指すのは、「水のある風景」。(牛にかまっている場合じゃなかった)
ゴミゴミと込み入った路地を抜けると、いきなり湖畔が!
人々がワイワイ言いながら、沐浴にいそしむ向こうに、白亜のホテルが見える。
あれが、007のホテル? -
湖に浮かぶ白い城(ホテル)が有名なウダイプル。
乾ききった地方の中で、人造湖による豊富な水の恵みにより街は緑で覆われていた。
昔007の「オクトパス」の舞台となった白亜のホテルは、湖上の島に建っているのではなく、湖上に浮かんでいるように建っていた。
ちなみに、街のほとんどのレストランでは、このホテルが舞台の007の「オクトパス」を放映していた。 -
<マハーラーナ宮殿>
湖のほとりには、この街の領主が住む「マハーラーナ宮殿」がそびえていた。
ヨーロッパの小国の城より立派な気がする。 -
宮殿内部は、ペルシャやヨーロッパの文化が色濃く反映されたレリーフで飾られていた。
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旅日記
『休養』
エローラ以来、体調が優れなかった。
チベットで高山病で死にかけ、ネパールでエベレストB・Cまで登り、さらにこのインドで人にもまれた結果、かなり身体が衰弱しているのは、毎朝鏡を見る度に確認していた。
ダメだ!
そろそろカラータイマーが黄色から赤へ変わる気がする。
俺は寝込んでいた。
もう、1週間になる。
昨日まで続いた38度の熱が、今朝はようやく落ち着いたようだ。
ギシギシと関節が軋むが、どうにかホテルの窓から外を眺める事ができるようになった。
あれは、何だろう?
熱の後遺症で幻覚を見ているのだろうか?
隣の家から、大木が生えているように見えるのだが・・
とりあえず、足腰が動くようになったらやる事ができた。
あの木の家に行ってみよう。 -
<Mewar Festival>
1週間も寝込んだおかげ?で、ウダイプルの祭りを観る事ができた。
またも、一年に一度のお祭りらしい。
ネパールからここまで、一年やら、12年やら、とにかく珍しい祭りを幸運にもこの目で見る機会が多い。
それとも、ようするにヒンドゥー教は、年中何かしらの儀式を行っているのかも?
インドの祭りでは欠かせない、メーキャップ・エレファントが狭い路地でも構わずノシノシ入ってきた。 -
湖上では、王様が王族用の船で民衆の前に姿を現した!
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船上より手を振る王様に、湖畔に詰め掛けた人々が熱狂!
なんか、すごく盛り上がっている。 -
夜になると、路地という路地に地元の人々が溢れてきた。
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いつのまにか、簡易観覧車まで設置されていた。
驚くべき事に、動力は人!
子供を乗せた観覧車の根元では、インド人の兄ちゃんが汗を流してペダルを漕ぎまくる!
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