1995/11/23 - 1995/11/23
789位(同エリア1014件中)
北風さん
巨大なラムセス2世の分身の術を見せられたようなアブ・シンベル宮殿から、観光客の王道ルートに従いナイル川を北上!
バスと乗り合いタクシーで目指した地は、エジプトの一大観光拠点ルクソールだった。
そして、最初の観光名所カルナック神殿では・・・
巨大なレリーフが耳なし芳一状態でびっしりと刻まれた巨大な柱の分身の術。
・・・エジプトは、馬鹿でかい物を大量に作るのが好きなのだろうか?(見事な遺跡だけど、、)
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旅日記
『ピジョーでチキン・レースをしながらルクソールへ』
フロントガラスには、車がギリギリすれ違えそうな狭い砂利道が映っていた。
そして、3分前には豆粒大の大きさだったトラックが、モウモウと土煙を上げて実物大まで大きくなってきているのも映っている。
乗合タクシーは、「ピジョー」と呼ばれエジプト市民の日常の足になっていた。
まさか、この日常の足がこれほど足癖が悪いとは!
ピジョーは止まらない。
目前まで迫ってきているトラックを前にしても、ドライバーの足はアクセルから離れようとしない。
イスラムの教えに「譲り合いの精神」は欠けているのだろうか?
それとも、アラーはチキン・レースがお好き?
ルクソールまであと1時間、既に3度も正面衝突寸前を味わう事ができた今、アラーのご加護と心臓の耐久性とタクシーのエンジンは持ちこたえられるだろうか? -
<LUXOR(ルクソール)>
ルクソールは、かってテーべと呼ばれ、一時期には首都として栄えた所らしい。
だからこそ、その栄華の象徴が、例を見ない程の巨大建築の遺跡となって、現代もこの国に栄華を与えている? -
カルナック神殿入り口は、見上げる様な城壁の間にできた僅かな空間にあった。
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牛?やぎ?羊?の何者かであろう動物の像が、正面入り口で行儀よく分身の術を披露してくれていた。
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カルナックとは「大要塞」を意味するアラピア語らしい。
つまり、この神殿は敵からの攻撃を想定してデザインされた城でもある?
正面玄関の見上げる様な城壁といい、迷路みたいな造りといい、外敵からの侵入を防ぐことを目的に設計されている様な・・・
(既に一人の東洋人は、壁に刻まれた見事なレリーフを見ている内に迷ってしまったし・・・) -
あれ?
あれは最近よく顔を会わせるラムセスさんでは? -
観光客でごった返す神殿の中心からちょっと外れると、ビックリするくらいの静寂が支配する空間が、
しかし、これ程音が無い世界でも、これほど賑やかなレリーフに囲まれていると妙に落ち着かない。
上を見上げても、どこまでもレリーフが! -
下を見ても、びっしりレリーフが!
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規則正しい柱の列が、天高くそびえている空間に出てきた。
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すごい場所だ。
人間が蟻のサイズに見える。 -
一つ一つの柱が信じられないぐらいデカイ!
しかも、この柱に、耳なし芳一状態でレリーフがビッシリ! -
どうやら、アモン大神殿のハイライト「大列柱室」に着いたらしい。
これ程大勢の観光客がいても、この空間の広大さには何ら影響を与えない。 -
運良く日本人の団体さんを発見!
不思議なもんで、遠くからでも日本語ならば明瞭に聞き取れる。
「この大列柱室は、広さ102m×63m、坪にして約1800坪の大きさです。その中の柱は、全部で134本あり、着工から完成まで1世紀かかったと言われています」
ツアー・ガイドの説明に、遠くで「ほほぉ」とうなづいている自分がいる。 -
「ラムセス1世が着工し、セティ1世が列柱を築き上げ、壁画の一部を入れ、ラムセス2世が完成させました」
「そしてその列柱にラムセス4世と6世が自分の名前を
上書きしている所がここです」
先人の努力の結晶にちゃっかり自分の名を彫り込んでいる柱を、いつの間にか日本人団体客の背後にちゃっかり入り込んでいる長期旅行者が見ていた。
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