インドで人生観が変わるのか？⑪

2009/09/15 - 2009/09/23

インド人気質から学ぶ

インド人の口癖はNo Problem（問題ない）

インド人は、野球の審判がセーフとジャッジするときに行うジェスチャーと同様のポーズをとりながら
No Problemを連発する

吾輩が「ごめん」と詫びると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・No Problemと返事が返ってくる

「失敗した」と反省すると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・No Problem

タクシーに乗ってシートベルトをしようとすると・・・・・・No Problem

「ちょっと高くない？」と、暗に値下げを要求すると・・・No Problem


吾輩からすれば、適切な用語の使い方とは違うような気がする場面でもNo Problemが連呼されることもある、しかし、それとてNo Problemなんだよなー

No Problemの根底にあるものは、多宗教と多民族の国家で、国民が互いの思想信条を思いやることによって平和な社会を築き上げようとする姿勢だと、吾輩は理解している

つまり、習慣化した包容力で相手を受け入れることにより、諍いを極力減らそうとしているように思えるのだ

それは、宗教の教えもあるだろうし、時の権力者の知恵も垣間見ることができるが、No Problem的な人生を目指すことによって、自分たちの楽しい生活を実現しようとするポジティブな生命力の表れだともいえるのである


今回の訪印の目的で、吾輩がいちばん触れてみたかったことが、No Problemの使われる場面と、その程度、そして言いまわし方だったのである

不況にあえぐ日本人にとって、No Problem的な思考、ここでいう思考とは楽観的な思考を指すが、自分ひとりの力ではどうしようもない厳しい状況下でこそ、No Problem的な発想を取り入れて、自分を楽にしてあげれば救われる人も多いような気がする

倒産した・・・・・・・No Problem

失業した・・・・・・・No Problem

金がない・・・・・・・No Problem


アフガン難民を見よ

電気も水道もトイレもないような粗末な家で、仕事による現金収入を全く見込めない人々が
自分の置かれた境遇に絶望することなく、力強く生きているではないか


週刊誌的な発想、つまり将来に対する根拠のない心配などをせず、たった一度の人生をEnjoyしようではないかと思った

エリア インド

野良牛がホームになだれ込もうとNo Problem

狭い路地を角を振り回しながら野良牛が突進してこようとNo Problem（吾輩は多少腰が引けたが）

吾輩は犬である、朕の人生もNo Problemである



People around the world is　No Problem！