2010/05/16 - 2010/05/17
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costinさん
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俺が桂林に廻ったのは、偶然に過ぎない。
そう。
偶然を装った必然に過ぎないw
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地図で見ると欽州ー南寧は近い。
俺は到着迄ずっと寝っぱなしだったので、どれ位かかったのかは覚えていない。 -
「明日はどこに行きたいですか?」
「行きたいところはある。リンの故郷の灵山とか・・でもそれは次回にしたい。何故なら楽しみはとっておいた方が良い。それに2日も俺を案内したから君も疲れたろう?」
リンは全然疲れてないらしいw
でも、まぁ次回のお楽しみは残しておきたいと無理やり説得。
俺はとりあえず「火車」に乗ってみたかった。
欽州から中国の列車に乗れて行ける適当な場所・・・
『お! 桂林なら知っとるよ。』
風光明媚な山水画みたいなとこだ。
ホテルを出て、「欽州火車站」に向かおうとしたが、幌バイクのおっさんに上手く通じない。
「まぁ、目の前がバスのターミナルだし。ここは素直にバスにしとこう。」
路を渡るとすぐさまおばちゃんが、
「何処に行く?」
と近寄ってくる。
「南寧ナンニン。」
と云うと、俺の腕をひっぱりバイクのおっさんに何か話している。訳が判らないがどうやらバイクに乗れってことらしい。バイクに跨り1分もしないうちに南寧行きVIPバスが前を走っている。
どうやらこのバイク、バスを追いかけているようだw
次のバス停で追い付きバスに掛け込む。
バイク代は・・どうやらサービスらしいw
欽州ー南寧 30元 -
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南寧の南バスターミナルに到着。
建屋に入ると早速おばちゃん達が寄ってくる。
「何処いくだね?」
俺は『南寧火車駅』と書いて見せると、すぐさま返事を書いてくれた。 -
『公共バスの41番線に乗れ』
と云う意味らしい。
建屋を抜けた場所が公共バス乗り場になっている。
見るとお誂え向きにそのバスが来ているではないかw
すぐ乗り込む。 -
バス代は均一で2元
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各停車場名がプレートに表示されており判り易い。
「火車駅は、え〜と10個目か・・」 -
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南寧駅到着
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中国の鉄道駅は通りから見ると、右側に切符売り場。真ん中が改札。左が降車出口に統一されているようだ。
20ほどある切符売り場のひとつに並ぶ。
14:23発 桂林行 65元 -
鉄道駅でも手荷物検査は厳重だ。
俺は見るからに外人旅行者だから荷物さへ赤外線に通せば平気かと思いきや・・伏兵がいた。
制服も凛々しいそれはきれいなお姐さんが脇からささっと現れ、俺のボディチェックを始める。
どうもジーパンの膨らみが気に障ったらしいw
お姐さん、膨らみを指さす。
俺は、ゆっくり、そっとその膨らみを取り出す。
ストラップをジョジョに引っ張り上げ、出て来たものはカメラ。
お姐さん、思わず口元が緩み俺と眼を合わす。
俺はカメラでお姐さんをフォーカス、シャッターを切る真似をする。
お姐さん、顔をほころばせウインク。
書くと長いが、実際はほんの1~2秒の男と女の束の間のふれあいなのだ。 -
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定刻の発車
途中棚田のある美しい田園地帯を走る。
特に「永福」と言う名の駅前後はきれいだった。 -
落花生
味付き。四川風の味と香りだった。
4元 -
俺の隣は学生っぽい、その隣も女学生。俺の眼の前のテーブルに菓子類のたんまり入った袋をどさっと置く。そのうち隣の女学生らしい女はテーブルにつっぷして寝込んでしまった。しばらくすると起き出しバッグから英語の読本を取り出して勉強を始める。
列車が柳州に近づいた頃、
「ここから桂林は近いの?」
と英語で聞いてみる。
「はい・・いえ・・マダダイブアリマス。」
たどたどしいが英語で返事してくれた。
「アナタ、ドコカラデスカ?」
「日本」
と言った途端に彼女の眼が輝いた。
またもや、バッグを何やらごそごそ始める。
取り出されたのが、初級日本語の読本だ。
「ワタシ 大学で、第2外国語は日本語ナンデス。」
「何処の大学?」
「桂林ノ大学デス。」
「どこの出身?」
「欽州デス。」
ちょっと不思議な気がした。
桂林なんぞの山奥に大学があるなんて初耳だ。
「桂林に大学があるの?」
「ハイ、アリマス。デモ、チョットニホンゴキイテモイイデスカ?」
ここからは約2時間近く質問攻めにあった。
だが、そればかりではない。柳州がスチールの街だとか、近郊の情報も教えてくれた。
明日、明後日が教科のテストらしい。
「モシ、アサッテノゴゴデヨケレバアンナイシマス。」
ちょっと心が動く。果たして明後日まで居るんだろうか?
「もし、明後日まで居たら電話するから携帯の番号教えて。」
彼女は即座にサラサラと俺のメモに番号を書いてくれた。 -
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19:40 桂林到着。
桂林駅地下コンコースに国鉄職員みたいな制服のおばちゃんが地図売りやツァー案内をしている。
地図を買う。5元。
「●▼②ロ~"$!!」
何か言っている。
俺は両手を合わせ、耳の脇に添えて眠る真似をしてみせる。
即理解したようだ。
俺の手をグイグイ引っ張り、誰も居ない1番ホームに上がり、職員通路から外に出るw
そして駅前の光景に魂消るw
「これが・・桂林?」
大都会だw
国鉄のおばちゃんは、尚も俺の手を引いて駅から50mほど離れたホテルに連れてってくれた。
部屋を見せてもらい、wifiも使えるそうなので泊まる事にする。128元 -
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晩飯に向かう。
遠くは面倒臭い。しかも土地勘もないので、ホテルの近所をブラブラ探す。
ちょっとした小路があり、奥に数軒食堂がある。
手前の食堂は結構客が入っている。
『奥は?』
誰も居ないw
店員が晩飯の最中だ。
多少笑えたのでその店に決めるw -
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注文は・・用心して桂林米粉だけw 5元
すると・・これは中国の他の土地で食ったどの麺より美味かった。見かけは悪いが、薄味でしょっぱくない。麺の味と出汁の味が素直に入って来る。 -
気を良くした俺は炒飯も試す。
これも美味い。
何て言うか、まずしょっぱくない。
それでいて香り立ち、鼻孔を刺激する。
味がきつくない。
少なくとも日本では食べた事がない味だ。 -
ちょっと、考え込む俺。
『結構腹はいっぱいだ。だが、これは他も試す価値はあるw』
野菜物と白ご飯を新たに注文w
大食漢と想われたかも知れないw
案の定美味い。
薄味だが、なるべく野菜の味で食わそうとしている。味付けは補助的に使われている程度。 -
食い終わった後、
「厨房を覗いても良いか?」
と指さしたところ、わざわざコックを引っ張って来てくれたw -
翌朝、部屋の窓から
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大都会 桂林のご紹介w
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前日、列車で一緒になった女子大生から桂林の観光スポットを幾つか書き出してもらっていた。
余り興味はないが、山水画の世界を垣間見れる事を期待して、ホテルのツァーに申し込んでみる。
勿論一番安い35元のツァーだw
即座に英語の出来る奴から電話が掛って来て、
「外国人には420元の桂林ー陽朔の川下りがお薦めです。」
「今日はトライアルのつもりだ。」
これで事足りた。 -
8:30にツァーガイドの女性がホテルのフロントに迎えに来る。
駅のバス亭迄連れて行かれ、
「あなたのバスはこれだから、忘れないでね。」
と小型バスに乗せられる。
「このツァーはバス代だけだから、アトラクションの入場料は別ね。4箇所で220元よ。」
確かに案内にもエンタレンス・フィーは別と明記されていた。
「俺、写真撮りたいだけだから、観たいアトラクションだけ参加するよw」
乗り込んだ客は、俺例外全員中国人。
10名弱 -
第1のアトラクション。
王府見学。・・・パスw -
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ガイドさん俺を憐れに思ったのか?
手招きする。
「朝ご飯食べた?」
「未だ。」
ぐいっと手を引かれて近所の桂林米粉屋に入る。
「ここは、桂林でも指折りの名店よ!」
「おお、でも悪いよ。せめて支払わせて。」
「www」
なんと!ふたりで4元w -
ここもフリーでトッピングが楽しめる店だった。
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入園料も払えない哀れな旅行者に奢られたんじゃ中国女の沽券にかかわると思ったか?w
「ついて来て!」
と次なる店を紹介してくれる。
「ここは私が払うからね!w」
と念押しされてしまった。
温かい豆乳。
これ冬場飲んだら美味いだろうなw -
その後、散々ガイドのお姐さん連中の話しのツマになったのは言うまでも無い。
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第2のアトラクション
少数民族ふれあい広場・・・パス
と言う訳で・・付近を散歩w -
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中国人観光客にたかる物売り。
だが、俺のとこには誰も来ないw -
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次はツァーにつきものの宝石屋見物&買い物。
さして広くない部屋にツァー客全員閉じ込められ、
店の幹部販売員らしき男が最初は慇懃に、ジョジョに熱っぽく「玉」について語り出す。
『なるほど・・これが●○商法か。』
中国語の判らぬ俺は蚊帳の外w -
値段は色々で、駅側の同様な店の2~5倍の高値で取引されているw
「お!」
ちょっと面白いものを発見。
中国の五堯星が自然に浮き出た玉を発見。
「これいくら?」
「40元」
駅前で同様のを10元で売っていたのを覚えていた。
が、即購入。
運だめしw -
昼食もツァーで決まった場所だと思う。
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この太めのお姐さんは優しかった。
ありがとうね。 -
オーダーミスw
汁物が欲しかったが、これが出て来たw 12元
サービス料 5元
感謝の意味を込めて20元置いてさっと店を出るw -
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さ〜て、そろそろ山水画に近づいたかな?
と思い、
「ガイドさん、昼からはアトラクションに参加するよ。」
「え〜と・・110元ね」 -
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洞窟も全く興味ないがw・・入園料と込み込みなので仕方ないか。
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そしていよいよ、遊覧船に乗るw
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前 54 中国 広西省欽州市 港町ブルース2
http://4travel.jp/traveler/costin/album/10465385/
後 56 中国 桂林の女子大生 2
http://4travel.jp/traveler/costin/album/10465866/
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