2010/05/21 - 2010/05/21
726位(同エリア3978件中)
coroさん
何を思い出したのか、急に「弘法さん」に行ってみたくなり、苦もならない早起きをして出掛けました。
急に夏日と予想される事を考慮して、どうしても訪れてみたい「渉成園」に開門と同時に入りたいので、まずは「東寺」へ。
特別拝観は8時半からなので、それまで弘法さんでも見て時間潰しです。
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午前6時16分。
早朝とは思えない青空に、京都のシンボル的存在「国宝・五重塔」です。 -
今日21日は、「弘法さん」の日です。
25日が地元のお客さんで賑わう「天神さん」なら、弘法さんは、近県からも大勢訪れる市です。
京都駅に近いと云うことでも人気があるのでしょう。
だから、客層も勿論ですが出店も近県から参加しており、大きな違いがあるようです。
夏になると、蝉の声でいっぱいになる境内です。 -
まずは大師様に御挨拶を。
今日はいつもに増して、大勢の参拝客がお大師さんの廻りを取り囲む事でしょう。
線香の煙を身に沁み込ませながら。 -
まだこの時間は店出しの準備中が殆どです。
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若い頃にアルバイトで何度も「弘法さん」には拘わったが、この時間から仕事をしていたのだと思うと懐かしい。
冬の寒さには我慢できたが、夏の猛烈な暑さには参った記憶が甦ります。
急に雨が降ってきて、慌てて店終いを(内心嬉しくて)したものでした。
40年前の日給6000円って、今の時代に換算すると幾らなんでしょうね(笑) -
駐車場から荷物を運ぶのも、境内が広いから大変です。
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何故かここの花屋さん、行列が出来ています。
朝一の特売か何かあるのでしょうか。 -
約1200軒もの店は、境内の隅から隅までの広範囲にわたって出店されます。
弘法さんが晴れなら、天神さんは雨が降るという、昔ながらの言い伝えがあります。 -
北大門近くです。
なんとシンプルなお店でしょう。
地べたにディスプレイです。 -
まるでカフェのようです。
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「講堂」の北側一帯には、植木市が出ています。
もう少しすると、京都内外から約20万人以上もの人出で賑わいます。
京の風物詩は、また新たな歴史を作り上げていく事でしょう。 -
国宝・大師堂。
不動明王と大師像が祀られ、弘法大師信仰の中心になってる御堂です。 -
司馬遼太郎先生も、この場所はお気に入りみたいです。
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大師堂付近で、僧侶と町の人のふれあいです。
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8時半、拝観時間です。
春の特別拝観では、「国宝・五重塔」「国宝・金堂」「重文・講堂」の中が見学できます。
拝観料500円。写真は頂いたパンフレット。
中は全て撮影禁止でした。 -
拝観受け付けを通って、まずは五重塔へ向かいます。
瓢箪池ほか、大小三個の池を配した庭園の南端に五重塔はあります。 -
初めて五重塔の内部に入りました。
826年に弘法大師の創建着手にはじまるが、幾度と災火を受け、4度の焼失におよんでいる。
現在の塔は、徳川家光の寄進によって竣工した高さ55m
の、現存する日本の古塔の中で最高の高さである。
江戸時代初期の秀作と云われている。
中では、心柱を囲む「四仏座像」が見られる。 -
「国宝・金堂」では、薬師三尊と十二神将を見学できます。
薬師三尊とは金堂本尊の薬師如来座像と、日光、月光の両脇侍菩薩像である。
金堂は東寺一山の本堂で、細部に唐・和風の技術を巧みにとり入れた桃山時代の代表的建築である。
(パンフより) -
次は「重文・講堂」に。
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室町時代の建立で、東寺の創建時にはなかった「重文・講堂」
天災で焼失し、1491年に再興された建物は、旧基壇の上に建てられ、様式も純和風で優美な姿を見せてくれます。 -
弘法大師の密教の教えを表現する「立体曼荼羅」(パンフより)
大日如来を中心に、五智如来をはじめ、二十一軀の仏像が安置されている。 -
講堂内の曼荼羅諸尊の配置図。(パンフより)
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最後にもう一度、大師様にお祈りして移動します。
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訪れたのは、東寺から東に位置する「渉成園」です。
入口の西門です。
以前、関東からの知人を案内するのに、ネタ不足でタクシーのドライバーに穴場なる所を聞いたら、直ぐに教えてくれた、当時のアナ場です。
此処の開門9時に合わせてやってまいりました。当然一番乗りです。
受け付けで参観協力金として500円払い、入場します。
立派なパンフレットを頂けます。 -
正面に高石垣が目に入ります。
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礎石や
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長い切石、石臼や山石と
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色んな形の石で形成された珍しい石垣です。
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パンフに沿って、巡って見ましょう。
いきなり目に入るのは、心躍る石畳です。 -
「臨池亭」
池に臨んで建てられたことからその名前が付けられています。
池との一体感を強調した建物は「喫茶居」と称されていた。 -
明治17年再建の建物は、縁側からも時代を感じます。
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臨池亭と吹放しの廊下でつながっている「滴翠軒」
縁側が池中に張り出している純和風の建物です。 -
こちらは、煎茶席「代笠席」です。
人里離れた地を訪れた旅人が、笠変わりに雨宿りする席と云う意味で付けられたと考えられる。
雨戸が閉まっていて、内部が見られないのが残念です。 -
室内に棟方志功の襖絵がある「園林堂」
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二階建ての茶室「蘆庵」
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蘆庵の露地に建つ「春日燈篭」
六角形の笠の屋根には、降り積もった雪が表現されており、江戸初期のものだと云われている。
露地とは、茶室へと渡る通路で、茶の湯の世界を世俗から隔てるための茶庭の事。 -
珍しい形の屋根を持つ中門と燈篭。
それに続く石畳みも見逃せない。 -
こちらも珍しい楼門造りの「傍花閣」
左右側面に山廊と呼ばれる階段入口が設けてある。
園内でも象徴的な建物です。 -
池を見渡す水鳥が日向ぼっこです。
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石橋を渡って行くと
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「侵雪橋」です。
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印月池の一番大きな島えと渡る、木造の反橋です。
頼山陽は、「渉成園記」のなかで雪の積もった橋の様子を玉龍にたとえて表現している。 -
駅から僅かの場所に、これ程広大な庭園がある事を認知している市民が、一体どれほどいるのか頭をよぎった。
そう思わせるほどの、静けさと異空間を感じてしまう。目に、京都タワーが映った後も... -
橋を渡るとすぐ目につくのが「碧玉の石幢」
通常の石灯籠と違って、笠の部分に蕨手と呼ばれる装飾が付いておらず、竿に節が無いという特徴がある。
石質は青みがかかっておらず、何故碧玉と呼ばれているのか分かっていない。 -
石灯籠でいう火袋にあたる部分は、平面が六角形の、仏像を安置するための厨子が作られている。
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北大島にある茶室「縮遠亭」
西側入り口の土間から入る抹茶席と、そこから斜めに続く板間を経て、舞台造りの上段の間で形成されている。
障子戸が閉まっていて雰囲気が伝わってこない。 -
手水鉢の一形式として全国の庭園にある「塩釜の手水鉢」の手本となるもので、オリジナルと云われている。
渉成園の景物として最も重要な者らしいが、土手の端に何気なく置かれており、パンフでもなければ誰も気付かない代物であろう。 -
木でよく見えないが池の中にある小島に建っている「源融ゆかりの塔」
光源氏のモデルの一人と云われる源融の供養塔。
九重の石塔で、塔身には四方仏が刻まれている。
鎌倉時代中期の作と推定。 -
築山の北麓に石組の横穴が設けられ、底に井筒がある。
形が塩を製造する塩釜とそれを屋根で覆う塩屋のありさまに似てることから「塩釜」と呼ばれている。
かって縮遠亭で茶会が行われた際の水源であったと思われる。 -
檜皮葺の屋根をもつ橋「回棹廊」
安政の大火で焼失する以前は、朱塗りの欄干を持つ反橋であったと伝えられている。 -
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中央の唐破風屋根の天井部分にある掛け釘。
夜半の来客の折、金燈籠を吊って火を灯して招く心憎い気遣いだ。 -
「閬風亭」(ろうふうてい)
殿舎の南端の大広間。室内は通常の書院造の間取りとは異なり、畳を剥がせば能が演じられる舞台と化すようになっている。
明治天皇が御休息に使われた部屋「嘉楽」が隣接されている。 -
南大島「臥龍堂」左手と「漱枕居」
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間もなく美しいハスの花で楽しめるであろう印月池と「漱枕居」
縮遠亭(飯店)・代笠席(茶店)とともに「煎茶三席」の「酒店」として用いられたようで、園内に三席が完存する珍しい例となっている。
日本の原風景を思わせる癒しの景色である。 -
番人は猫殿。
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明治13年7月、明治天皇が休息された際、東本願寺の境内に残る宮御殿と一緒に大宮御所から移築を約束され、17年頃に移されてきた玄関。
正面四間・切妻造の壮大な車寄に、ニ間の内玄関が設けられている。 -
また、車寄正面の馬車廻し南側には明治初期に建てられたと思われる「馬繋ぎ」が当時のまま残されている。
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今回は一人でゆっくり、パンフに沿って見物出来き、石川丈山作庭の「池泉回遊式庭園」を堪能しました。
一度目には気付かなかった箇所や歴史がほんの少し理解出来た気がします。
約1時間ほどの枳穀御殿見物記でした。 -
渉成園は別名「からたち御殿」とも呼ばれています。
周囲にからたちを生垣として植えた事から「枳穀邸」とも称されました。
東本願寺下屋敷とか百間屋敷、東殿などと幾つもの呼び名で存在感を誇示していたと云います。
個人的には「からたち御殿」を支持します(笑) -
パンフによると、明治28年4月、平安神宮のある岡崎で博覧会が開催されるにあたり、京都駅と岡崎をつなぐ電車「京都電気鉄道」が開通した。
この電車は渉成園の西側から北側を通る単線であった。
今も渉成園の西側・北側の街路が広くなっているのは、その名残だと云う。(写真は入り口のある、西側通りである)
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この旅行記へのコメント (6)
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- Noririnさん 2010/07/02 14:17:14
- こういう雰囲気大好きです♪
- coroさん こんにちは〜
京都の町って大好きなんです♪
この写真のような所が特に。
燈篭・石畳・橋・・・
ここに行ったら1日中散策していそう♪
ふらっと京都へ行きたくなりました!
Noririn
- coroさん からの返信 2010/07/03 09:41:42
- RE: こういう雰囲気大好きです♪
- > coroさん こんにちは〜
>
> 京都の町って大好きなんです♪
> この写真のような所が特に。
> 燈篭・石畳・橋・・・
> ここに行ったら1日中散策していそう♪
> ふらっと京都へ行きたくなりました!
>
> Noririn
Noririnさんこんにちは
歴史の面影を街全体で醸し出している古都京都は、確かに見所満載の観光地ですよね。
私自身、まだまだ知らない場所が至る所にあります、色んな意味で興味を持って訪れてみたいと思います。
Noririnさんは東京にお住まいでした?
二時間ちょっとで関西に来れますので、ぜひおいで下さい。歓迎いたします(笑)
これからもどうぞヨロシクお願いいたします。
coro
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- 鴨川の夕立!さん 2010/05/22 16:59:19
- 渉成園!
- 07年ですから3年前の5月に行きました。
当然ですが変わっていませんね!
写真を撮りながら巡ったら時間が足りなくなりますよね!
- coroさん からの返信 2010/05/22 19:50:31
- RE: 渉成園!
- > 07年ですから3年前の5月に行きました。
> 当然ですが変わっていませんね!
> 写真を撮りながら巡ったら時間が足りなくなりますよね!
朝一の入場で独占気味の散策でした。
花とかの綺麗どころは見られませんでしたが、心落ち着く時間を過ごせた気がします。
来年は、桜の時期に行ってみたいと思います。
coro
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- 鴨川の夕立!さん 2010/05/22 16:54:29
- 弘法さん!
- そうか 昨日は弘法さんでしたね!
すっかり忘れていました。
たま〜に行きたくなります!
- coroさん からの返信 2010/05/22 19:03:24
- RE: 弘法さん!
- > そうか 昨日は弘法さんでしたね!
> すっかり忘れていました。
> たま〜に行きたくなります!
こんにちは。
まさに39年ぶりの弘法さんでした。
以来、古道具とかに興味がもてるようになったのは当然ですが、価値などは当時と一緒で全然わかりません(笑)
ただ単に見物に行くのか、欲しいモノを物色に行くのかで時間の掛けようが全く異なるので、連れを伴うのか単独行動なのかがが分かれる所です。
真夏を避けるのも必要と考えます(笑)
やっぱり朝一にかぎりますね。
coro
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