2010/05/08 - 2010/05/08
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ふぁんふぁんさん
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カルロヴィ・ヴァリをネットで調べているときに、この村に行かれた方のHPに行き当たりました。
その写真に一目惚れ。そして、絶対泊まっちゃる、と決心。
カルロヴィ・ヴァリのことなんか、星の彼方に吹っ飛び、今回の旅のメイン・イベントになりました。
この村に、恋しちゃったんですね。
更に調べてみると、この4Travelにも何人か先達が。
参考にさせていただきました。ありがとうございました。
ルートは、ドレスデンから直接ロケトへ。
ドレスデンからECでウスチ・ナド・ラベム(Usti.nad.labem)まで行き、そこからチェコ国鉄で、ホドフ(Chodv ショドフじゃないよん)で一両編成のローカル線に乗り換え、ロケトです。
チェコ国鉄のネット予約サイトhttps://eshop.cd.cz/default.aspx?lang=Eでは、ウスチ→ロケトもホドフも予約不可能でしたので、ドレスデンの中央駅で買おうと思ったら、中央駅でもECしか買えなかった。つまり、ドイツ鉄道も結局、チェコのネット予約サイトしか使えないということですね。
ドイツ鉄道のおばちゃんに、「ウスチ・ナド・ラベムで買え」と言われたけど、この駅の情報、ほとんどなかったので、すごい不安。
しかも、ECが25分遅れた。
乗り換え時間35分あったのに、10分しかなくなっちゃった。
10分で、チケット買えるのかー?
チェココロナ、もってないぞー。
と、ウスチに着いて、駅員を掴まえ、「伊豆電気! 伊豆電気」と叫び、チケット売場を教えてもらう。
チェコ語で「チケット」を「イーズデンキィ」という。
まあ、「カルテ」でも通じるけど。
チケット売場は、ホームを降りた出口のところすぐにあった。待合室も兼ねていた。
売場が空いていたので、ロケトまでの行程表を見せて、購入。
ユーロが使えたので、安心。
なんせ、チェココロナに換金してる時間などナス。
ウスチ・ナド・ベムからロケトまで、7.5ユーロでした。
余談ですが、本当は4月行く予定でカルロヴィ・ヴァリ〜ウスチ・ナド・ラベム間を上記のチェコ国鉄のe-shopで予約したのですけども、例の火山騒動でキャンセルしました。
そしたら、なんとキャンセルしたチケット、手数料引いてきちんと返金されましたよ、クレジットカードの口座に。ちょっとびっくり。
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-
ドレスデン中央駅。
ちょっと時間があったので、旧市街まで行こうとしたが、8番トロリーが来ないので、駅前をぶらぶらして時間を潰す。
特に面白いものはなかった。 -
ユーロシティ、25分遅れです。
ベルリン→ドレスデンは満席のようです。 -
ドレスデンで団体客が降りたので、席がら空き。
左側窓席を確保して、ふと見たら、自転車を運び入れてる人が。
ああやって、運ぶのね。 -
Sバーンの倍の速さで、さくさくエルベ河沿いを走り、1時間でウスチ・ナド・ラベムへ。
ホームから階段を降り、乗車予定の列車を確認。12時48分、定刻通りのようだ。うーん、こういうときは遅れないんだな。
チケットを無事購入し、ホームに戻ったら、いくらもせずに列車が到着。 -
2等車のコンパートメントに。
キャメロン・ディアス似の美女と同室。
そうなのよ、チェコの女性って、すんげぇ美女がいるのよね。 -
ウスチを出たときは定刻通りだったのに、途中で10分ほど遅れが出た。
なぜ?
いつのまに遅れが?
どういう理由で遅れたのだろう? どの駅も乗降客は少ないのに。
ホドフでの乗り換えは10分しかなかったのだが、なんとなく乗り換え電車が待ってるような気がしてたら、やっぱりホドフの駅でロケト行きのローカル列車が待っていた。
スーツケース担いでえんやこら乗り込む。
写真の列車です。
途中、山の中を走るので、ちょっとしたアトラクション。小湊鉄道みたいな感じ?(乗ったことないけど)。
ちなみにこの列車はガンガン飛ばして、遅れを取り戻してました。 -
ロケトの駅到着。
わーい、素敵なほどなんにもなーい。 -
今回、宿泊先に選んだのは、広場にある「Bily Kun」というホテルです。
http://www.hotel-bilykun.cz/index_en.htm
こちらは、ロケトでのゲーテの定宿です。
広場を挟んだ向かいに「Hotel Goethe」というホテルがありますが、そっちは名前を借りただけで、特にゲーテとのゆかりはないそうです。
と『ドイツ〜チェコ古城街道』という本に書いてあった。
ゲーテゆかりのホテルはBily Kunのほうです。
もっと宣伝すればいいのに。あまり商売には関心がないようであった。
レセプションは常に閉まってるので、レストランまでマネージャーを呼びにいかねばなりませぬ。
英語通じます。 -
ゲーテがこの村が好きで、カルロヴィ・ヴァリに湯治に来がてら、6,7回ほどロケトを訪れたのだそうです。
写真はホテルのテラス。
ここで、ゲーテが80歳のときにパーティ開いて、19歳のウルリーケ・フォン・レヴェツォーにプロポーズしたそうです(女性の父親に反対されてダメだったらしいが。そりゃそうだ。何考えてんだ、ゲーテ)。
屋根が付いているほうは「ゲーテ・テラス」と呼ばれてます。 -
ゲーテ・テラス。
お食事もいただけます。
朝食もリクエストすれば、ここでいただけます。 -
シングルで5500円くらい。
最初、広場に面した部屋を紹介されたけど、うるさかったので、裏の山が見える部屋にしてもらいました。
お山の緑に癒される〜。
あ、石鹸とタオルしかないんで。 -
町の中心にある広場。
緑の建物が、泊まったホテルです。
レストランもあります。 -
ロケトは村自体が城・・・というより、城塞です。
城塞都市ですね。
周りをとりまく河が、濠の役目をしてます。
陸路は北西の道だけ。 -
今は西側に立派な橋があります。
橋から見たお城。
この橋を渡ると、カルロヴィ・ヴァリやプラハまで行くバスが止まる停留所があります。 -
村の周りをお散歩。
こういう見張り台(日本でいうところの櫓)が、4か所くらいあったかな。
矢狭間もありますね。 -
城壁に囲まれてます。
-
お城の入場口。
入場料80コロナ、撮影料20コロナ。 -
路地裏好きにはたまらん村です。
-
しかも人いないし。
-
お城の下の集落。
-
橋から見た城下の集落。
-
駅に戻って、線路。
思わず、Stand by me。 -
北西側の坂から撮ったお城。
ここから見るお城が、一番美しかった。
お城は西に面しているので、午後が良いです。
きっと夕焼けだったら、お城が紅く染まるのだろうな。
ただ、この坂道、車道で車がスピード出して走ってくるので、写真撮るのに夢中になると、轢かれそうになる。 -
これは、朝に撮った写真。
陽が当たってないかわりに、橋が河に映ってキレイでした。 -
河を挟んだお城の西側には、野外ステージが設けられています。
夏は、ここでお芝居が上演されるそうです。
いいですね、天然のセットだ。 -
お芝居の予告ポスター。
-
日暮れ刻。
一番、好きな時間。 -
ホテルでちょっと休憩してから、夜景を撮りに、再び散策。
誰もいなーい。 -
お城のライトアップを撮ろうとウロウロしてたら、お城のほうから何やら音楽が。
行ってみると、旅芸人の一座が来ている模様。 -
チケット45コロナだったので、始まってたけど入りました。
-
昔で言えば、ロマとかジプシーとかでしょうか。
歌ったり、 -
お芝居したり(ドタバタ劇だけど)。
最後には火噴いたりの大道芸。 -
でも、見ている人たちが楽しんでいて。
旅芸人の人たちも、楽しませようと一所懸命で。 -
子供達が舞台の真ん中突っ切ったりしたけど、本来、芝居ってこうやって見るもんなんだろうーなー。
-
寒かったけど、楽しかったので、最後までいてしまいました。
お酒やチャイやお菓子を売ってる屋台も出てました。 -
ライトアップのお城を撮りに、ダーッシュ。
すっかり体が冷えて、手もかじかんでたので、ブレて撮れない。
唯一、なんとか撮った写真。
ホテルに戻ったら門が閉まってたので一瞬あせったけど、鍵は開いていた。
たぶん、村中顔見知りだから、戸締まりも緩いのかも。 -
翌日、お城を見学。
お城の中も見応えありました。思いの外。
地下牢に拷問博物館があって、それがこんな田舎のくせに、すげぇリアルで凝ってるの。
実際に拷問が行われたであろう場所で再現してるので、こえぇのなんのって。
お化け屋敷はへっちゃらなワタクシですが、さすがに恐すぎて写真撮れませんでした。
だって、温度も3度くらい低い。
撮ったら、ぜったい変なもん写る! -
ということで、お城から見た美しい町並みを。
小振りのチェスキー・クルムロフといった感じ。 -
お城から見た橋。
-
お城の外も素敵な場所がたくさんあり、
-
ゲーテが好んだのもさもありなん。
ちなみに、GOETHEをゲーテと言っても地元民に通じなかった。
「ゴエス」と発音してましたよ、チェコの人。 -
バスの時間まで、ホテルのテラスで一服。
期待を裏切らない、おとぎの国のような村でございました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- さみーさん 2010/05/17 23:53:57
- Goethe = ゲーテ
- ふぁんふぁんさんへ
はじめまして、こんばんは、さみーです。
たびたびのご訪問ありがとうございます。
ロケト行かれたんですね!
ふぁんふぁんさんの旅行記を見てもしや!と思い確認しました。
G・O・E・T・H・E でゲーテなんですね。
ウィキペディアで調べたら、
晩年にカルロヴィ・バリに湯治に来た頃に「ファウスト」を完成させたとありますが、
案外ロケトで執筆したのかもしれませんよ^^
物を書くには適した静かな環境ですものね。
ともあれロケトがゲーテ所縁の地だと知ってなんだか得した気分です。
ありがとうございました。
さみー
追伸:私の旅行記にロケトの写真を追加しました。
よかったらどうぞお立ち寄りください。
- ふぁんふぁんさん からの返信 2010/05/18 11:16:52
- RE: Goethe = ゲーテ
- >さみーさん
こんにちは。はじめまして。
書き込みありがとうございます!
さみーさんの旅行記は、行く前も行った後も参考にさせていただいております。
浅学ながら『ファウスト』を始めゲーテは1冊も読んだことがないので、これを機に読んでみようかな、と思っております。
「hotel goethe」は、「hotel bily kun」の広場を挟んだ向かいにあるホテルですね。
とある本によると、特にゲーテとは関係ないようです(名前だけいただいたそうです)。
でも、ここも可愛らしいホテルですね!
さみーさんの素敵な旅行のご報告、楽しみにしてます。
またお邪魔させていただきます!
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