2010/03/12 - 2010/03/12
526位(同エリア1198件中)
スキピオさん
フラットなこの美術館は、展示品の性格から二つの大きな空間に仕切られます。前回に紹介した旧約聖書の世界と、これから紹介しようとしているシャガールの生活感あふれる作品群の展示された空間です。
ここでは、画家その人自身が画布の一枚一枚に巧みに、朗らかに、丹念に表現されています。
写真は展示室
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- 大韓航空
-
【画家のアトリエ】1910年
ゴッホの影響がありありと残る初期の作品です。 -
【恋する二人・・・緑】1917年
画家は愛するベラと1915年に結婚します。愛し合う二人はそのままシャガールにとって「恋する二人 Les amoureux」の絶対的なテーマとなり、多くの画布に現れます。 -
【緑の自画像】1914年
イーゼルに向かう画家自身の肖像です。近くで愛するベラがじっと恋人を見守っています。その表情の美しさにはっとしてしまいます。 -
【ダンス】1950年
画面全体に浮かび上がるアクロバットの軽やかさは、画家の真骨頂ですね。左端で愛し合う二人は、画家とベラでしょうか、画家とヴァヴァでしょうか。きっと、愛する(愛した)二人の女性の総合された恋人像かも知れません。
注: 二人目の夫人ヴァヴァ(ヴァランティーヌ)とは1953年に結婚しています。1948年にヴァンスにアトリエを構えた画家はいつヴァヴァと出会ったのでしょう。 -
【青のサーカス】1950年
サーカスや曲芸に対する画家の飽くなき情熱が見て取れます。彼の最大の関心ごとは、まるで重力に対する「ノン」であるかのようです。
中央でしなやかな肢体を見せている空中ブランコの芸人の赤と、緑の曲馬の絶妙なコンポジションは、感動すら与えます。 -
【シャガールの写真】
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【夜の軽業師たち】1957年
全体に哀愁が漂っているのは、中央のヴァイオリン弾きの表情のせいでしょうか。 -
【黒い背景のサーカス】1968年
軽やかで、ダイナミックな人物たちは、まさにシャガールの面目躍如。 -
【赤馬】1967年
赤い馬は、村を焼き、家族を離散させる・・・ディアスポラ・・・戦争の酷さを象徴しているそうです。第二次大戦下のユダヤ人の悲惨さは生涯画家の脳裏から離れなかったのでしょう。 -
【聖家族または夫婦】1909年
画家が若い頃からキリスト教に関心を抱いていたことがわかります。 -
【聖家族または夫婦(部分)】
幼子イエス -
【アルルカンたち】1944年
1922年に描き出して、中断していたこの絵をシャガールは1944年、愛するベラの死後に完成させました。
画家は妻の死のショックで数ヶ月筆を持てなかったと言われています。
ところでこの中に、アルルカン特有の菱形の多彩色の服を着た人物がいません。不思議ですね。 -
【地中海の風景または美術館入り口用のタピスリー】1971年
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【コンサートホール】
美術館の奥にコンサートホールがありました。ここの窓のステンドグラスと、ピアノの蓋の内側の絵はシャガールの手によるものです。 -
コンサートホールのステンドグラス
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コンサートホールのステンドグラス
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コンサートホールのステンドグラス拡大
ホールには入れませんので望遠を使いました。 -
ピアノの蓋の内側
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ピアノの蓋の内側
望遠を使って恋人同士をゲットしました。 -
館内から庭を写しました。
こんなに静かで品の良い美術館は、もしかしたら初めてかも知れません。嬉しい思い出になりました。
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