平城遷都1300年祭

2010/04/30 - 2010/04/30

イメージキャラクター「せんとくん」がいろいろと物議を醸していたけれど、たいして気にも留めていなかった。

が、ＮＨＫで放送された「大仏開眼」を見てにわかに興味が湧いてきたので行ってきました。

エリア 奈良市(奈良)

近鉄名古屋駅。

駅構内に入ると関西圏の雰囲気が漂っているように感じられるから不思議です。

平城宮跡バスターミナルの南側には平城京歴史館（入館料：大人500円）があり、ここには復原された遣唐使船が展示されています。入館には現地で配布している整理券が必要で、着いた時にはすでに午前中の分がなくなっていたので外から眺めるだけとなってしまいました。


大和西大寺駅から会場まで無料のシャトルバスが運行されていますが、混雑具合・所要時間などを考えると歩いた方が良いかもしれません。（徒歩約10分）

朱雀門。

自分の目で見ると写真から受ける印象は違いますね。美しく荘厳で奈良時代の平民になったかのごとく「ここから先は都なんだ」という神妙な気持ちになります。

朱雀門を抜けると目の前には花が植えられていて彩を添えています。そして視線を遠くに移すと公開されたばかりの第一次大極殿が見えます。

第一次大極殿。

大極殿周辺は奈良時代の衣装を借りて（一般300円、児童・学生200円）散策することもできます。カップルや家族連れが衣装を借りて歩いたり記念撮影しているのを見ていると自分もやりたくなってくるのだけど、一人なので楽しむよりも恥ずかしさの方が勝ると思い断念しました。「一緒にコスプレしても良いよ」という人がいたら、もう一度行って体験してみたいですね（笑）

大極殿の内部は玉座や天井画等が再現されていて、『大仏開眼』を見たことも相俟って今に聖武天皇や藤原仲麻呂，吉備真備といった人達が出てくるんじゃないかと思うくらい歴史ロマンに浸ることができます。そして、なぜ大極殿は第一次と第二次の２つあるのか？というように歴史に興味が湧いてきます。

北西方向の壁画。

南側の壁画。

北東側の壁画。

第一次大極殿から第二次大極殿跡を通って東へ進むと体験学習広場があります。この中の平城京なりきり体験館では、当時の役人の仕事を体験（有料）したり、貴族の衣装を着て記念撮影（一般500円、高校・大学生250円、小・中学生200円）などができます。行った日がＧＷ中の平日ということもあって遠足や社会見学等で来たと思われる団体が多く、すでに予約が一杯になっていました。予約を先に済ませてから大極殿を見学した方が良いのかも知れませんね。

　会場はとても広いけど２〜３時間もあれば十分に見て回れます。その後、シャトルバスでJR奈良駅や近鉄奈良駅へ行けば周辺の神社仏閣を見て回ることができるので、日帰りでも思った以上に楽しめました。