2009/10/11 - 2009/10/11
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frau.himmelさん
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10月11日
私達はベルリンで、友人夫婦はドレスデンで、めいめいに3泊4日の別行動のあと、昨夜コブレンツで再び合流しました。
今日の予定は、コブレンツ駅のコインロッカーに荷物を預けて、マインツを観光して、リューデスハイムに移動し、ライン川下りでコブレンツまで戻ります。その後荷物を取り出してコッヘムまで電車で移動するという強行軍です。
でも、コッヘムはゆっくり4泊とってありますし、ライン下りは船の移動のみですから、シニアであってもさして問題はないでしょう。
さて、まずマインツ観光です。
マインツではどうしても同行者みんなに見せたかったものがあります。シュテファン教会のマルク・シャガールのステンドグラスです。
私は2度ここに来てすっかりとりこになりました。
静謐というのにふさわしい、気高く落ち着いたなんとも言えないブルー色の窓。あの窓から差し込むブルー色の光の中に身を置いたら、心が洗われるような清々しい気持になって、嫌なことも忘れてしまうでしょう。
私も再々訪するのを楽しみにしていました。
ところが…。
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シャガールに早く会いたくて、マインツ駅からタクシーで聖シュテファン教会までやって来ました。
そうここです。 -
2007年12月撮影
写真を撮るのももどかしい気持で入口に駆けつけましたので、教会の全体像は撮り忘れました。
この写真は、2007年12月の写真です。
この教会は大聖堂も手がけたヴィリゲス大司教が990年に起工した教会だそうです。 -
2007年12月撮影
第二次世界大戦で破壊されたため、現在の建物は戦後に再建されたもの。 -
さて、早くシャガールに会いたくて、急いで入口に駆けつけました。
ところが入口は閉まっています。 -
入口にはこんな表示が…。
えーっ、今日は日曜日なのー?。
ここのオープンは12時からじゃない!
そんなあぁー!(悲鳴) -
どこか他に入口はないのかしら?
-
ブルーのステンドグラスは外から見るしかないの…(泣)。
外からでは単にブルー色の窓しか見えません。
シャガールの絵なんて影も形も見えない…。 -
2007年12月撮影
中に入ればこんな素晴らしいシャガールのステンドグラスが何枚もあって、窓から差し込んだ光がえもいわれぬ幻想的な空間を作り出しているというのに…。 -
残念ながら12時までは待てません。
ライン川下りの船の時間もあるし…。
あきらめきれないで裏に回って中を覗き込んだり…、ウロウロしたり…。
同じような気持の人も見かけました。
知らないでここに来たドイツ人の観光客も何人か入口を探していました。 -
仕方がない。
大聖堂の方に行きましょう。
教会の裏にあるこの階段から降りていきます。 -
恨めしそうに下からシュテファン教会を眺めるだけ…。
-
途中の広場で可愛いものを見つけました。
3人の少女が傘か何かの葉っぱを持って雨宿りしている噴水です。
ちょっぴり気持が和みました。 -
もう少し先に行くとこんなところに出ます。
蔦にびっしり覆われた壁の前にあるピンク色の門のようなもの。
そしてその前にうずくまっているこの面白い像。 -
窓枠のようにも見えます。
上には立派な紋章が、下の足元には怖い悪魔の顔。 -
そして、このお方はどなた?
司教のようにも見えますがちょっと気味悪いです。 -
大聖堂に出ました。
ケルン、トリアーと並んでドイツで3本の指に入る大聖堂です。
ザンクト・シュテファン教会と同じくヴィリゲスによって975年に起工されました。ロマネスク様式。 -
大聖堂の中に入ります。
日曜日なので中ではミサをやっていて、入れないかと思いましたら入っていいと…。
思いがけず、荘厳なパイプオルガンとミサ曲を聴くことが出来て大感激です。 -
大聖堂の前に立っている偉大なお方の像、聖ボニファティウスです。
ここマインツに747年にマインツ司教として着任後、マインツの重要性を高めました。 -
大聖堂の隣にはマインツテアター(劇場)があります。
新しい最近出来た劇場のようですね。 -
マルクト広場に出ました。
前回訪れた時はここで市場が立っていて、大変賑やかでしたが今日は閑散としています。 -
正面の建物の壁の装飾、きれいです。
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赤い旗が何本も立っています。
この丸いマークは車輪です。マインツの紋章は車輪が2つ繋がっています。
どうして車輪?
普通に鷲とかライオンとか王冠とかの紋章ではないのかしら?
一説によると初代(?何代目か?)の大司教が車輪職人だったからとも言われています。
なお、聖ボニファティウスは大司教ではありませんでした。 -
マルクト広場の噴水。1525年作られました。
ドイツで重要なルネッサンス様式の噴水の一つです。 -
マルクト広場にはいろんなお店が並んでいます。
その後ろに大聖堂の塔が頭を覗かせていますが、工事中の建物もあるようです。 -
グーテンベルク博物館に出ました。
グーテンベルクは、周知のように世界最古の活版印刷を発明しました。
この博物館は1900年にグーテンベルク生誕500年を記念して建てられたそうです。 -
博物館の前には活版印刷のモニュメントが立っています。
この活版印刷の発明はルネッサンス3大発明の一つだと言われています。 -
活版印刷とは、それまで筆写に頼っていた書物の複製を、鉛の鋳造活字を版に組み、プレスで印刷する方法です。
博物館の中では当時の印刷技術を実演してみせてくれることもあるようです。
ここも日曜日は11時オープンなので時間の関係で入れませんでした。 -
ヨハネス・グーテンベルク(1397頃〜1468年)。
彼は苦労を重ねて世紀の大発明をしながらも、職人気質であったため、借金を重ねて寂しい晩年を送ったそうです。 -
博物館もまだ開いていなくて、さてどうしようと思っているとちょうどその時、街を一周する可愛い観光バス(電車?)がやって来ました。
これに乗って街を観光することにします。
1人6ユーロです。
グーテンベルク・エキスプレスって名前です。
この写真はシュテファン教会の停留所のものです。 -
可愛い観光電車に乗ると、いい大人も童心に返ります。
コースは、
グーテンベルク広場
↓
リープフラウエン広場
↓
Fischtor
↓
Zitadelle
↓
ザンクトシュテファン教会
↓
シラー広場
↓
バーンホフ通り
↓
Kurfuerstliches Scholoss(お城) -
電車は丘の上に上ってきましたので、ここはたぶん Zitadelleではないかと?
砦という意味です。 -
小さくて見えないかもしれませんが、入口に案内板があります。
そこに星型か亀の甲型の絵がありそれについての説明がしてあります。
この砦(要塞)は敵の攻撃にそなえるための城砦になっているようです。
たしかグラーツにも同じような要塞がありました。
Basteiって言ったかしら…。(☆☆グラーツ街歩きその2編☆☆参照) -
ここはその城砦跡にたっている市立歴史博物館だと思います。(確実ではないです)
-
観光バスはシラー広場にやって来ました。
この賑やかな噴水は、ファスナハトの噴水。
カーニバルの夜のドンチャン騒ぎを表した様子だそうです。
マインツのカーニバルは世界的に有名なんですって…。 -
そして、ここはたぶん、Kurfuerstliches Scholoss(お城)ではないかと?
はっきりしなくてすみません。 -
観光バスはグーテンベルク広場で終点です。
今度は歩いて駅まで行きます。
シラープラッツのシラー像です。
フリードリヒ・フォン・シラー(1759−1805年)はドイツを代表する詩人であり歴史学者。
ワイマールのゲーテとシラーの銅像は有名だけど、シラーとマインツの関係がわかりません。 -
マインツ駅に着きました。
駅はこの10月で創立125周年目を迎えるようです。
15日から18日までお祭りがあるようです。
さあ、私達はこれから駅で軽く食事をして、リューデスハイムに向かいます。
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