2010年1月　牧場での日々＠白糠町

2010/01 - 2010/01

半年間の牧場での研修生活の記録です。

2010年の幕開け、
前年末からの引き続きの大雪の残る北海道・白糠町で迎えました。
真冬の牧場は、寒くて厳しい部分もありますが、静かで平和でもありました。

エリア 白糠・音別(北海道)

牧場にて、初日の出！
もう一通り搾乳を終えて、牛舎の外に出てみたらちょうど山の向こうに太陽が見え始めていました。

お雑煮の代わりに、お汁粉で新年を祝います〜。

牧場の近くの小さな神社に初詣。

こんなに雪深い北海道で2010年の新年を迎えました…。

白糠町の道の駅「恋問館」での1月3日の初売り。
珍しい海産物の福袋が売り出されます。

海産物福袋を購入。
中身はこんなに充実しています。
昆布、シマエビ、鮭、ホッケなどなど。

初売りのイベント♪
餅つきです。
簡単そうに見えて、これが難しいんです。

つきたてのお餅はお雑煮に入れて皆さんにふるまわれます。
やわらかくて、美味しいです。

まだまだベビーラッシュ。
こちらのお母さん牛も、そろそろ出産。

産まれました〜！！！
羊水で湯気がたっているほどの、産まれたてホヤホヤ。
産まれたばかりでも、すでに結構大きいんですよね（笑）

寒いので、ざっと羊水を拭きとってから藁で覆ってあげます。

この世に出てきたばかりで、まだ何もわからないベイビー。

5匹のわんぱくワンコ達とお散歩。
なんでこんなに元気なのか…。
どこからこのエネルギーが湧いてくるのか不思議です。

雪をかきわけて、探検隊が進んでいきます（笑）

ワンコ探検隊、はりきって探検中。

それにしても、すごい雪だわ…。

牛舎の窓の外にもこんなに雪が積もっているので、中が暗い、暗い…。

産後、具合が悪くて立てなくなってしまった母牛。
獣医さんに点滴を打ってもらってます。
かわいそう…。

まつげが白くて、乙女な雰囲気の女の子♪

夕食を食べに、夜、釧路の町にやって来ました。
大きな通りは除雪してあるのですが、1本道を中に入ると除雪されておらず、道がものすごいことになっています。
こういう道での運転、本当に怖いです。

釧路のイタリアンにて、ディナー。
厚岸産の大きなアサリを使った、ボンゴレスパゲッティ、美味しかった！

「PIZZERIA Salt & Pepper」
http://r.tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1016297/

多分北海道の中でも道東（釧路周辺）でしか食べないみたいです。
「たこソーメン」
タコの…具体的にはどこの部分かは正確にはわかりませんが、恐らく精巣とかなんじゃないかと。
白糠では、普通にスーパーマーケットで売っています。

牧場では酢味噌和えにしていただきました。
見た目は「宇宙人か？」というくらいグロテスクですが、美味しいです。

ヒマを持て余してる(？) 探検隊…

と思ったら、雪の隙間に穴を掘って、顔を突っ込んで何かしています。
鹿の足をそこに入れてるみたいです。

牛舎に入っちゃダメだよ！

入りたいけど、入れない…
ジレンマ！

牛用の飲料水。
牛がベイスンに顔を突っ込むと、青いホースが押されて水が出てきます。

でも、あまりに寒いと（マイナス20℃以下になると）管の中の水が凍ってしまって、水が出てこなくなってしまいます。

管が凍ってしまって水が飲めない→喉が渇いた！

応急処置として、バケツに水を入れてあげてみたところ、ものすごい勢いでゴクゴクと飲んでいました。
かわいそうに〜。喉が渇いてたんだね〜。

相変わらず懐かないニャンコ達も元気ですよ〜。
ちょっとづつは人にも慣れてきてるのかな…。
餌をあげるおじさんだけには、懐いてるみたい。

ベイビーがたくさん産まれたので、子牛ブースは満員です。

寒そうだから、藁で包んであげました(笑）

町のイベントに行って来ました。
「味技フェス」と言って、地元の奥様達が腕によりをかけて作った、地場産食材を使った創作料理を試食できるのです。

白糠の海鮮がたっぷり入った混ぜご飯。

いずし。
初めて食べましたが、美味しい！

いずしとは、
東北〜北海道の郷土料理で、旬の魚を酢でしめて、こうじ、米、野菜などで漬け込んだもので、鮭やほっけ、鰊、ハタハタ、タコなど様々ないずしがあるのだそうです。
乳酸発酵されている、発酵食品。

欲張って、色々と取っていただきました。
皆さん、すごい料理が上手！
珍しい手の込んだ料理ばかりです。

2回目の川湯温泉。
旅行ではなく、川湯温泉にて研修会（講演会）に参加する為。
前回（11月）に来た時とは、雪が降って全然景色が違います。

「川湯観光ホテル」
http://www.iionsen.com/

川湯温泉 川湯観光ホテル 宿・ホテル

やっぱり川湯温泉の泉質は強烈で、いかにも効く感じです。
鉄の釘を浸けておくと、溶けてなくなるんだそうです。
強酸性っていうのかな。
硫黄の匂いも強いです。
草津温泉と泉質が似ているのだそうですよ。

宴会のお食事。

夜の川湯温泉街。
雪も散らついて、寒いです〜
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川湯温泉は、道東でも特に寒い場所のひとつ。

川湯観光ホテル、外観。

温泉から戻ったら、手術を受けた牛が帰って来ていました。
横腹の手術痕が痛々しい…
でも、初めて知りましたが、ホルスタインの白黒模様って毛だけじゃなくて皮膚にも模様がついているんですね。

雪の地面の上にちょっとだけ落ちていた藁か牧草の上に、ちゃっかり乗って寝転がってるワンコ達。
やっぱり雪の上に直接だと寒いのかな。

☆2010年の年明けはこんな感じでした。
雪がたくさんありましたが、北海道で迎えるお正月は、なんか地に足ついてる感じ。
素敵な2010年の幕明けとなりました。

☆おしまい☆