大修理前に駆け込みで桜満開の姫路城を

2010/04/06 - 2010/04/06

　４月１２日から天主閣の大修理が始まる姫路城へ行ってきました。今日は18切符ではなく「関西１デイパス」の利用です。関西1デイパスでは、西は姫路の先の「上郡」まで行けますし、子供料金の設定（1,500円）もありますのでありがたかったです。
　５年間ほどは天主閣を見ることができないということで、本当にたくさんの人が見物に訪れていました。最後の土日となるこの週末はどんなことになるんでしょうかね？

エリア 姫路(兵庫)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル

長浜駅から新快速で出発。姫路までは約3時間で乗換なしだから楽チンです。

姫路駅からお城までは徒歩で10分ほど。途中にあった顔ハメで1枚パチリ。

姫路城のキャラクター「しろまるひめ」の前でもう1枚。

姫路城が見えてきました。観光客が平日でもものすごく多いとのことで、１０時に到着しましたが、それでも天主閣まで30分待ち、帰るまで２時間30分はかかるとのこと。

姫路城碑と石垣。大手門をくぐる前から、天主閣へ上がる列・広場でお花見をする列・もう一つどこかへ行く列と道が3つに分けられていました。

「世界遺産姫路城」碑。姫路城は1993年日本で始めて世界文化遺産に登録されました。

城内の桜も満開でした。

菱の門をくぐると

桜と天主閣が綺麗に見えます。皆さんここで写真を撮っておられました。姫路城はその美しさから「白鷺城」とも呼ばれています。

姫路城案内図。昔のままの天主閣の残っているのは12城しかなく、特に姫路城は400年の歴史の間戦になることもなく、また戦災も免れましたので、天主や櫓、門など保存状態が非常に良いため貴重な文化遺産になっています。

鉄砲狭間から何が見える？

天主閣の入場制限をしているようで、はの門をくぐる頃から渋滞が始まります。
この辺は松平健さんの「暴れん坊将軍」の撮影でもよく出てくるようで、“将軍坂”と呼ばれているそうな…。

敵が攻めにくいように、城内にはいくつも門があり、また門から門までの間も折れ曲がっています。門の瓦には、歴代城主の家紋が入っています。

大天主と2つの小天主が重なって見えます。このアングルで写せたのはここだけでしたね。

「ほの門」この門は一番低く、頭をぶつけそうです。黄色いテープで「注意！注意！」とすごい数。

油壁。姫路城の壁はほとんど白漆喰ですが、この油壁は粘土に豆砂利を混ぜ米の研ぎ汁で固めたと言われていて、秀吉築城の名残の壁と思われます。

ここにも築城した城主や修理をした城主の家紋を彫った瓦が

やっと天主閣の真下まで来ました。この穴から侵入してきた敵に、煮えたぎった油やお湯をかけて撃退したそうです。入口からここまでおよそ30分、ほぼ予定通り。

天主閣へは靴を脱いで上がります。階段が細く急なので、人数を少しづつ区切って登らせていきます。内部は全体に暗いですが、国宝・世界文化遺産のため照明も簡単に付けられないそうです。

天主の中には鉄砲や

刀などが展示してあります。

やっとのことで天主閣最上階に到着。姫路城の鯱はちょっと小さいですね。

天主閣案内図、天主閣は5層6階建てです。

天主閣最上部には、お社がありました。長壁神社といい、この天主の丘にあった地主神で、築城の際外へ移されましたが、神のたたりがあると城内に戻されました。宮本武蔵の妖怪退治伝説もあるようです。

天主閣最上部内。

天主閣からの眺望

軸組構造模型、実物の1/20。

姫路城模型。天主閣を支える東西2本の心柱があるそうですが、人の流れから外れるわけに行かず撮れませんでした。

この3日間に姫路城へ行かれる方に！

天主閣は最上部で写真を撮るくらいで、展示物もゆっくり見ることもできませんので“ただ登って降りてくる”というだけなのでわざわざ上がる必要はないかもしれません。
それよりも天主の外をゆっくり眺めたり、千姫縁の西の丸は完成しているようですのでそちらの方で楽しまれてはいかがでしょうか。また今週末ならまださくらも見頃でしょうからお弁当など食べて過ごされる方がよろしいかと存じます。

私たちが帰る頃には、天主の外にある「お菊井戸」の方まで天主閣へ上がる人の行列が伸びていました。

「お菊井戸」とは、お家のっとりの企てを女中お菊が知り城主の難を救いましたが、家老はそれを恨み家宝の皿1枚を隠してお菊を責め井戸に投げ込んだという有名なお話です。

ここには枝垂れ桜がありましたのでお城も入れて1枚。ここで家族で記念写真を撮ってもらったのですが、人間だけでお城が写っていませんでした…

あと何枚か他のお城の写真でお楽しみください。

千姫縁の西の丸へは時間がなくて行けませんでした。

これを最後に姫路をあとにし、神戸のグリコの工場へ向かいます。