
2010/01/16 - 2010/01/17
68位(同エリア311件中)
中山杏さん
北海道鶴居村は丹頂の生息地で有名です。シーズンになりますと世界中からネイチャーフォトグラファーが集まってきます。もちろんお目当ては丹頂です。塒のある『音羽橋』には百人以上の人々が集まり、熱気に包まれます。巨大なレンズがずらりと並ぶ様は圧巻そのものです。
真冬になると餌が著しく減少しますので、塒の周辺で人間の手による給餌が数箇所で行われます。丹頂は家族単位で行動し、毎日決まった時間に塒とこの給餌場を往復します。
有名な給餌場は『伊藤サンクチュアリ』と『鶴見台』です。塒からはいずれも車で十分以内の距離になりますので、一日で両方を何度も行ったり来たりすることが可能です。
少し離れた隣町(阿寒町)には『阿寒国際鶴センター』という給餌場もあります。音羽橋から車で30分くらいの所です。ここでは丹頂だけでなく、キタキツネやオジロワシ、ハクチョウまでをもひとッ所で見ることが出来ますので、足を伸ばす方が沢山いらっしゃいます。
丹頂は不意に音もなく現れます。それを目の当たりにし、人生観までをも変えられてしまった人や、余りの美しさに魅せられ移住してしまう人もいるくらいです。
一生のうちで一度くらいは、ぜひその目でご覧になってみてはいかがでしょうか。
釧路市内からは車で40分とかかりません。空港までは30分くらいです。お腹が空いたら、『鶴見台』にありますレストラン『どれみふぁ空』でお食事も良いかも知れません。お勧めはラーメンです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JALグループ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
周辺に朝靄がたちこめていました。
そんな夢のような空間の中、つがいの丹頂が朝のおしゃべりを楽しんでいました。 -
有名な音羽橋から丹頂の塒を眺めます。
気温はマイナス15℃。水温は1℃以上です。
丹頂にとっては、水の中の方が温かいのです。
家族単位で固まって、川の中に片足で立ち眠ります。外敵もここまではやってきません。 -
音羽橋まで徒歩でやって来る外国の方もいらっしゃいます。近くに宿をとっているのでしょうか。
-
幹線道路を一歩はずれると、そこには別世界が広がっています。不意に丹頂とご対面!するのもこんな道を歩いているときです。お互いに目と目が合い、固まってしまうこともあるのです。
-
『鶴見台』にあります『どれみふぁ空』というレストランです。お土産も売っています。2階にはギャラリーもあります。ここでお食事をしながら、裏手の山から丹頂が飛んでくるのがご覧いただけます。
-
『鶴見台』はこの標識が目印です。釧路市内から鶴居村へ向かって、国道を挟み右側に給餌場、左側に『どれみふぁ』空があります。『伊藤サンクチュアリ』はさらに直進して10分ほどのところです。
-
音羽橋の上からの撮影です。丹頂が塒から給餌場へと向かい飛び立ったところです。
-
飛行ルートの下では、カメラマンがその姿をカメラに収めようと待ち構えています。
-
ねぐらを飛び立った丹頂御一行様が到着です(^^)
場所は『阿寒国際鶴センター』です。
ここには丹頂の他にも、白鳥、オジロワシ、キタキツネ、スズメ、カラスなどもいて大賑わいです(笑) -
阿寒国際鶴センターでのひとコマ。
-
時々縄張り争いから喧嘩が始まります。
ジャンプ!し、互いにキック!の応酬です(笑)
追っかけっこになる時も・・・。
丹頂って、意外と短気なんです(^^;)
阿寒国際鶴センターにて。 -
伊藤サンクチュアリで寛ぐ?丹頂の家族です。
一番右端にいるのはまだ幼鳥です。生後7〜8ヶ月くらいでしょうか。 -
伊藤サンクチュアリから、ねぐらへと帰る丹頂のつがいです。
悠々と飛ぶ姿は、何度見ても見飽きることがありません。
時々、頭上をかすめるように飛び去っていきます。
不意に『バタバタ』と羽の音がし、突然後方から目の前に現れるのです。 -
スローシャッター(1/60秒)で流し撮りに挑戦!
羽だけがぶらして、体の芯はピタッと止めるイメージです。
結果は、予想通り大失敗です(笑) -
諦めないでもう一回挑戦!!!
今度はまあまあかな?(^^)
多少ブレていますけれども、私の腕ではこれが精一杯です(^^) -
これくらい寄せて、真横からはなかなか難しいものです(汗)
案の定、横の動きについていけません・・・。
フレームに捉えただけでヨシとしましょう(笑)
本当は、丹頂が構図の右にあるのが狙いでした(^^;) -
これに巻き込まれたら大変です!
ミンチになっちゃいますね(^^;)
私の場合、キロいくらかしら?(爆) -
阿寒岳をのぞみます。
-
冬の阿寒湖は、釣り場に早変わり♪
氷に穴を開け、なにやらモゾモゾやっています(笑) -
目と目が合っちゃいました(冷汗)
オスの鹿は恐いです・・・ブルブル。
阿寒湖畔にて。
『クマ出没注意』の看板がいたるところに・・・。 -
釧路空港の南にあります『恋問(こいとい)』と言う場所でキタキツネに遭遇しました。お腹を空かし、こんなところまで出てきたんですね。
-
『恋問』にて。
シルエットのお二人さん。一体何を語り合ったのでしょう。
聞くだけ野暮ですね(^^;)
場所が場所ですから。
この時の外気温はマイナス30℃。
このシーンを見た私の体感温度はマイナス100℃・・・。 -
『音羽橋』に丹頂の一群が帰ってきました。
次から次へとやってきます。 -
私の頭上を越え、降下を開始します。
陽も随分と落ちてきました。 -
最後に、早朝の音羽橋からの眺めをお届けしたいと思います。
有名なけあらし(朝霧)はなくても、こんなドラマチックな光景を見せてくれます。
遠くの空に、何かを予感させる雲が浮かんでいました。
ここは、丹頂撮影の原点でもあり、ゴールでもあるのです。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- ポン太さん 2010/11/18 22:49:43
- 初めまして
- 素晴らしい丹頂と北海道の写真を堪能させて頂きました。
北国の冷たい空気が感じられるような透明感のある写真に感動です。
写真巧いなぁと思ってたらプロの方だったのですね?
自分は直ぐ傍の青森県に住んでいながら
北海道には殆ど行ったことがないのですが憧れだけは強いのです。
1度でも良いから生の丹頂の姿をこの目に焼き付けたいと思いました。
ただいつになったら行けるのやら・・・。
- 中山杏さん からの返信 2010/11/19 20:36:25
- RE: 初めまして
- ポン太さん
はじめまして。
コメントをありがとうございました(^^)
生の丹頂を是非一度はご覧下さい。きっと魅せられてしまうはずです。
見頃は2月ですけれども、車で1時間以内のところに見所が集まっていますので1日あれば堪能できます♪
と、書いていて、私も懲りずにまた行きたくなりました(笑)
それから、私はプロではありません。あくまでもアマチュアの写真家です。
今は個展の真っ最中ですので、よろしければブログで個展会場の光景をご覧下さいね(^^)
↓↓↓↓
http://kyo-nakayama.cocolog-nifty.com/blog/
今後ともよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
中山杏
-
- さんねこさん 2010/11/08 12:38:02
- これ
- ジオラマみたいです♪
まるでミニチュアの世界に入り込んだような・・・
そんな不思議な気持ちにもさせてくれますよねぇ。
遠景が綺麗でたまりません♪
小学生の時に母と行ったきりの北海道。
その時に外で迷子になって、パトカーで放送されまくった北海道。
懐かしいなぁ〜・・・むかーしむかしの事ぢゃった・・・♪
というわけで、浸らせていただきました♪
- 中山杏さん からの返信 2010/11/09 23:34:42
- RE: これ
- 昔むか〜しの思い出も、たぶん目にした光景が今でもそのまま残されていると思います(^^)そこが北国の良いところですし。
私が一番思い出に残っている北海道の光景は、やっぱり『音羽橋』の向こうから陽が昇り、薄っすらと丹頂のシルエットが姿を現したシーンでしょうか。マイナス30℃近かったので、頬の痛さと共に深く記憶に残っています。
さんねこさんも、そのうち訪れてみてはいかが?(笑)
絶対に病みつきになります(^0^)
-
- はーちゃん 休止中さん 2010/04/07 19:23:26
- 待ってました(^^)
- ついに投稿されましたね!
作品系の写真ばかりではなく、記録としての写真もしっかり撮ってたんですね、さすがです
「夢の空間へのお誘い」本当に誘惑されます
仕事の関係で冬期にまとまった休暇をとりにくい立場としては、目に毒です(^_^;)
早く冬にならないかなー
とりあえず、夏季に毎年取得している休暇では道東へ向かうつもりでいます。夏でも丹頂を見ることができればいいのですが・・・冬のようにはいかないかもしれないですが
- 中山杏さん からの返信 2010/04/07 19:40:13
- RE: 待ってました(^^)
- > ついに投稿されましたね!
> 作品系の写真ばかりではなく、記録としての写真もしっかり撮ってたんですね、さすがです
> 「夢の空間へのお誘い」本当に誘惑されます
> 仕事の関係で冬期にまとまった休暇をとりにくい立場としては、目に毒です(^_^;)
> 早く冬にならないかなー
> とりあえず、夏季に毎年取得している休暇では道東へ向かうつもりでいます。夏でも丹頂を見ることができればいいのですが・・・冬のようにはいかないかもしれないですが
>
こんばんは〜(^^)
旅行記の書き方がよく分からず「なんちゃって旅行記」でご勘弁を(笑)
少しずつ写真を追加し体裁を整えたいと思います。
夏に丹頂を見つけるのは難しいですよ。
夏場は天然の餌も豊富なので湿原とか広範囲に渡り散ってしまいますので。塒(音羽橋とか)は給餌が始まる時期だけやって来ます。冬場限定の簡易宿みたいなものですね(笑)
それでも丹頂を見つけようとすると、湿原奥深くまで侵入し、しかも超望遠レンズが必須となります。
う〜!可哀想〜(笑)
健闘を祈りま〜す!(^^)←ムリかも(^^;)
- はーちゃん 休止中さん からの返信 2010/04/07 20:18:35
- RE: 待ってました(^^)
- 夏の釧路湿原で丹頂らしき物体が動いているのをみたことはあります
まるで米粒…ワゴム+2倍エクステンダー+APS−Cでも米粒かな(笑)
冬に行ける日その日まで楽しみはとっておこうっと
- 中山杏さん からの返信 2010/04/07 21:58:12
- RE: 待ってました(^^)
- 丹頂が目的でしたら、冬まで待ったほうがいいですよ(^^)
ほんとほんと(笑)
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