2009/09/04 - 2009/09/04
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4nobuさん
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ウーリ湖を巡るスイスの小道の今日のコースは昨日の残り約30kmなので相当に時間がかかりそう。そこで昨日の終点シシコンからの約400mの登りを避ける。また今日のスタートはブルンネンから船でトライブに渡りケーブルカーで400mの高度を稼ぎゼーリスベルクのシャッテンハルプ地区から実質的な歩き始める。この二つの登りの省略は時間の短縮もだが登りでの苦労を避けるのが本音。
よく整備された小道を(残念ながら高山は雲の中だったが)高台から湖を見下ろしたり、湖畔を歩いたりしてのんびりと汗をかかない散歩を楽しむ。最後は湖尻のゼードルフでア・プロの城館を見るのを思い出し、途中から横道に逸れる。
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スイスの小道のコース概要
今日は西側の湖畔を北の突端トライブから南の湖尻まで歩く -
今日の出発点 ブルンネン波止場。駅からは徒歩で15分ぐらいとかなりある。前回のアンデルマットからフィアヴァルトステーテン湖畔のウェッギスへの移動時には荷物もあってタクシーだったので遠いという記憶が残ってなかった。
今回は荷物がないので雨中だったが歩く。波止場近くの方が歴史が古くて情緒ある町をゆっくりと歩けてよかった。 -
波止場から対岸のシャッテンハルプ付近を望む。湖畔にはシラーの石碑が見えるはずだが。
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船が最初に寄港するトライブ。ここで下船して右上に伸びるケーブルカーで上がる。前回はここで沢山のハイカーが下りたので、いつかここからハイキングをしようと思った。
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ケーブルカーの中から対岸のモールシャッハ付近を見る。
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ケーブル上駅。高台なので晴れると素晴らしい見晴らしが期待できるところなのだが。広い駐車場に車が見当たらない。シーズンオフのせいか早朝のせいか。
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雨がやんでみずみずしい緑の中を歩く。車が少なくていい散歩道だった。教会が見えゼーリスベルクの集落に近づく
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朝霧が去ってブルンネンの町と後背のシュヴィーツ州の平野が眼下に見える。この高度までケーブルで上がったので労力も時間も助かった。
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ゼーリスベルクの集落にあるマリア・ゾンネンベルク礼拝堂の正面
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礼拝堂の側面と周囲
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簡素だが美しい礼拝堂内部
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ゼーリスベルクは展望も環境も大げさでないが穏やかな雰囲気で別荘、老後、静養に適していてスイスでは有名な保養地だそうだ。そのせいか上・中級の住まいやホテルが沢山見られる。これは集落を過ぎたあたりにある高級なしゃれたホテルで、シーズンが過ぎたからだろうか人気がなく静かで、その機会を狙ってかセミナーが準備されている。
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やがて林の中に建物が見える。何かと近づいたら公園の管理棟だった。
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トイレの表示があるずいぶん大きい建物。
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シャワー室まであるが、近所でキャンプもできるのかも。
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しばらくは見通しのない林の中を歩む。
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対岸のブルンネン、シュヴィーツの町の向こうの独立峰は?。方角的にはグローサーとクライネマイテン?
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目を下側に転じると、崖下に連邦独立宣言をした名所リュトリの草地が。
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この湖畔の崖の部分は自然保護区でそこの花の写真とともに示した看板
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リュトリを更に拡大。名所だけれどそこにあるのは草原と小さな建物だけなので、船便が少ないのと登りを避けて寄らなかった。
波止場にはちょうど遊覧船が着いたところ -
岩壁にはところどころに深く短い渓谷がある。おそらくはかってフィヨルドに落ちる滝があったのだろう
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対岸の水辺に昨日訪れたテルの記念堂が見える
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行き先の書かれた道標のほかに「スイスの小道」と同じように名前のついたルートと、(おそらくは地図とかパンフに書かれているだろう)番号だけの表示のルートの道標が沢山掲げられている。
どうしてこの地方だけがこのように多くのコースが交錯するのだろうか? -
その後、崖から離れて牧場と散村を通って歩いていると小さな湖に出会う。Seeli(=small lake)またはSeelisbergseeという。人口湖?
丁度いいところにあるベンチでおやつを摂って一休み -
遠くに建物が見えてくる。はじめは分らなかったがやがて道標で城館と判る。
後ろの山はまだ雲に隠れている -
道標につられて車道を外れて行くとベロルディーゲン城館に行き着く。
13世紀から18世紀まで同名の貴族の一家の代々の本拠であった。
ベロルディーゲン家は外国特にドイツで続いている。
そしてこの建物は1598年からベロルディーゲン財団によって管理されるが今はウーリ州が建物の保全をしている。 -
建屋の正面は1671年に改装された。また左に見える礼拝堂は1545年に聖ラウレンティウスに捧げて建立された。
どうしてか本館も礼拝堂も鍵がかかっていて入れず -
城館の庭にあった素朴で可愛い彫刻。
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やがて展望のいい崖上に着く。
ウーリ湖の手前の湖畔にバウエンの集落。湖尻(ロイス川三角州)のアルトドルフ。その向こうの山はバルメテン2414m -
対岸は泊っているフルーエレンの町。その向こうの山はバルメーテン(左)2414m、シュバルツグラート(右)2017m
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路傍の藁のある納屋に掲示が。
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掲示は「藁の中で寝ろう」。
藁のベッドなど素朴な体験のできるホテル。 -
バウエルンの集落の崖上から。ここから美しさで有名なバウエルンに向かって期待を弾ませて下って行く。
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バウエルンに下る手入れのいい坂道。
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バウエルンの集落に近づく
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スイスには建築と景観などの文化財を保護する団体があり、その活動のために資産を寄贈した人の名をつけて「ワッカー賞」というのがあって積極的な活動をした団体を毎年表彰している。1972年からですから38 になるでしょうか。
こじんまりとして美しくそして住みたくなるこのバウエルンもワッカー賞に選ばれた集落。 -
バウエン集落の北端にある聖イーダ教会
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ツヴィーシッヒハウスの入り口
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ゲストハウス兼ツヴィーシッヒの博物館の入り口にある展示物の写真のある看板。
スイス国歌の作曲家アルベリック・ツヴィーシッヒの生家(1808年)。 -
ツヴィーシッヒ博物館を下の教会の境内の墓地から見る。右も同様なゲストハウスでこの界隈には多い。
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聖イーダ教会の前庭
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湖畔にある聖イーダ教会。
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バウエンを過ぎたところにある標識。ここのはツークとベルンの境界になる標識。
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バウエンから少しの間は湖畔の小道を歩くがやがて崖が湖に迫って道はトンネルに入る。
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バウエンの集落を振り返って見る。
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トンネルは時々小さなテラスを設けて景色が見えるようにしてある。対岸は泊っているフルーエレン。
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やがてイズレーテンの波止場に到着。波止場にある光の信号灯(or灯台?)乗客がいることを船に知らせるためか?
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イズレーテンの波止場のレストラン。いつものように先を急いで、あの時一休みした方が楽しかったのにと後で悔やむ。
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ゼードルフの波止場。これで散歩道は湖畔を離れてコースは終りに近い。
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ロイス川がウーリ湖に注ぐところにできた三角州はゼードルフの湿地を作る。そこには今ではスポーツと保養の施設がある。
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三角州の中には葦のような草が一面にある。その向こうが今日のゴールのフルーエレンだ。しかし途中でこの平野の端にある城館を思い出して迂回して引き返す。
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城館の位置を予めちゃんと調べなかったので人に聞いたり(それが知らない人が多くて)迷い迷い結果として迂回した形で時間がかかって到着。
城館の傍にある聖ウルリッヒ/聖ヴェレナ教会 -
城館の前にある掲示板。左がこの建物を使った鉱石博物館。右はA PRO 城館。
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A PRO 城館の遠望。
水壕をめぐらし、戦争の目的の城の形をした城館で1556年に貴族騎士が戦時の交易で儲けた資金で建設した。その騎士の名がJacob a Proだったのでこの奇妙な名前が使われている。
いまではここは鉱石博物館とウーリ州が所管して会議やセミナーに使われている。訪れたときにはレセプションに使われていて入れなかった。 -
中に入れないので周りを巡る。全体が見えるように少し横から写す。
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正門の横で濠を写す。
城を去って、道に出たところにバス停がある。時間表を見るとなんとアルトドルフ経由でなくフルーエレンまでの直行のバスがあり、幸運にもそれが数分後にあるではないか。
おかげで早く帰れたが、アルトドルフには寄れなかった。
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