2009/09/03 - 2009/09/03
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4nobuさん
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旅の行程は効率と費用低減のために一筆書きにするのが普通だが今回の行程はまさにジグザグの東奔西走ではずかしい。西のジュネーブから入ってアヌシー、ベルヴィエ、グリンデルヴァルトと東に進む、まではよかったのだがその後ベルン近郊から南下してまた西へエラン谷に入った。その後が今回の報告の旅程ではるか東のウーリ湖まで行く。
この後はまたバーゼル近郊まで西行きとなる。その後はチューリッヒまでの東行きで最後かと考えてたのがもう一寸東のラッパースヴィルまでまたぶれる。本当に不経済な思いつくままの旅となる。
スイスの歴史的街道にはヴァルサー人の道、ローマ街道、巡礼の道などがある。それに比べてスイスの小道(Weg der Schweiz)は最近作られた観光道路で上記の街道とは由緒も動機も違う。スイス建国700年を記念して1991年に作られたウーリ湖の湖畔の建国に関係する名所を繋いだ道で全長36km、約400mの登り2箇所以外はほとんどなだらかな散歩道。これを今回は1.5日で回る。残念ながら曇りが多く展望には恵まれなかったが湖畔と高原を巡る緑いっぱいの美しい景色を愛でながらの楽しいのんびりしたハイキングだった。
今日はアローラを発ってシオンから列車で東へ、ヴィスプ、アンデルマットで乗り換えフィアヴァルトステーテン(四つの森の州)湖の一つウーリ湖に面するフリューエルンに宿を取りスイスの道を巡ることにする。歩き始めたのは15時過ぎでそんなに歩けないがまあ行けるところまでと。
結局、道がブルンネンの手前の山越えする前にスイス国鉄の駅がある小さな部落シシコンがあってそこに到着したのが18時過ぎだった。帰るのにちょうどいい時間とここで今日の歩きを終える。明日の歩きは山越え部分を省略してブルンネンから始める。
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- 鉄道
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- JAL
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ブリック/クール路線のアンデルマット駅と直交するルツェルン/ルガノ路線のゲシュネン駅は高度差があるので乗り換えるには中継の短い路線に乗る。その路線から見える悪魔の橋。ゲシュネン峠の高度を稼ぐために曲がりくねった旧街道が狭い谷を渡るがその建設はきわめて過酷だったので悪魔の橋の異名がつく。
その道の上にトンネルを通る新線が建設された。現在はさらに地中深くの長大トンネルができている。 -
アンデルマットからアルトドルフ、ウーリ湖へとロイスタール(谷)をゆっくりとループ線路で高度を下げていく。川に沿った旧街道も同様にジグザグに下る。新しい自動車道は少し高台の山腹を高架を多様して走る。
谷は昔の風情を残し車窓は楽しい。 -
ホテル前からフルーエレン駅への道。ネットで安いホテルを探したが距離を勘違いしてけっこう遠くて歩いて約20分。向こうの山すそがウイリアム・テルが息子の頭上のりんごを射抜いた場所アルトドルフ。その上のピークの山がブリステン3072m。
ハイクをした滞在一日目と二日目は雲の多い展望の利かない日で、ここを離れる第三日目が晴れていたのでここでは三日目のきれいな写真を代りに載せた。 -
早朝のホテル、駅からは遠いがドライバーには好都合なのか客は多かった。出発前の散歩で撮る。この道はかってはスイスを縦断しイタリアに通じる主要道路だった。
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ホテルのあるフルーエレンの対岸の波止場イズレーテンと背後の谷がイーゼンタール(谷)。この谷は夏冬のリゾート地として最近人気上昇中。これも3日目の朝に撮影。
この晴れた日にハイキングできたらハッピーだったろうに。 -
ホテル下の湖畔から見た対岸の朝日を浴びたギッチェン峰2511m
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冒頭に記したようにスイスの小道はウーリ湖畔を一周する距離35kmのハイキングコース。シシコンーブルンネン間とリュトリからのそれぞれ400mの登り以外はほぼ平坦なよく整備されている。
私は到着1日に宿泊地のフリューエレン〜シシコンまで歩き。翌日はシシコンーブルンネン間400mの登りを省いてブルンネンから船でトライブに渡り、そこからケーブルカーでシャッテンハルプまで上がってここも登りを避ける。
すなわち、この地図で赤線のうち点線の部分を省略し代りに濃紺線の部分を追加した。
このコースは(真偽はともかくとして)建国特にウイリアム・テルにまつわる伝説の地点を巡るようになっている。すなわち
テルカペレ(テルの礼拝堂):テルプラッテ(テルの林間の広場)とも言われる。テルにまつわる伝説を壁画にした礼拝堂
リュトリ:1291年8月1日にウーリ、シュヴィーツ、ウンターヴァルデンの代表者が支配者のハプスブルク家に不満を持って相互援助協定を結んだ。これをスイス連邦国家の起源と位置づけて建国記念日とした。この協定を宣言した広場。
以下の名所はこのコースから少し外れるが
シラーの石:建国3州がテルの戯曲を書いた詩人シラーに献じた自然石のオベリスク。リュトリの北の湖畔にあり船でしか近づけない。
シュヴィーツ:郷土博物館。
アルトドルフ:テルの住んだところ。歴史博物館とテル記念碑。
ビュルグレン:テルの生誕地。テル博物館。 -
”スイスの小道”の鉄道、船、バスなどの交通関連図。
なおコース上に書かれたゴシックの2文字は各カントン(州)の略号で、たとえば湖畔の左上のリュトリの
をスタート点ではUR(ウーリ)、SZ(シュヴィーツ)、OW(ウンターヴァルデン)の建国の3州が続く。ブルンネンの終点は1979年に独立州(カントン)になったジュラ州(JU)。
この各州への割振りはコースを設置した建国700年(1991)の各州の人口の割合で約5mm/1人となっている。 -
ハイキングをスタート。はじめに自動車道の高さまで少し登る。対岸の背後の山は雲にかすんだオーバーバウエンシュトック2117m
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鉄道線路を越えて湖畔まで下る。道は手入れがよい
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対岸のイーゼンタール(谷)とホルン1580m.
対岸の景色を眺めながらのんびりと歩く。 -
道と並行した鉄道路線。
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前述のカントンの境界標識。左サンクトガレン(SG)、右グラウビュンデン(GR)。いずれも1803年同盟に参加
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フルーエレンの街を振り返って。背後に湖畔のアルトドルフのゼードルフ地区とブリステン峰
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道は時には湖畔を時には崖に彫られたトンネルを通る。湖畔は氷河侵食でできたU字谷の特徴で崖が多い。土地の人はこれもフィヨルドと言っている。
対岸は美しい村で知られるバウエンとニーダーバウエン1923m -
対岸のイーゼンタールと湖畔の小村イズレーテン。
背後は手前右がシャイデック1407m、イーゼンタールの谷奥右がホルン1580m、左クルム1971m -
スイス、ドイツとイタリアを結ぶ主要街道のサン・ゴッタルト街道の一部のこのアクセン街道はスイスで最も渋滞の激しいところだった。特にこの崖を削った窓のある道は有名でよく絵葉書で見る。
しかし今は渋滞対策として作られた別の直線のトンネルの完成でこの道は車の通行禁止。
そしてこの道は遊歩道となってシーズンオフもあって人一人見ない。 -
眺めの素晴らしい歩道。歩道の境界があり通行禁止とはいっても特別な車は通るらしい。
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崖に沿った旧道は道幅がせまく。カーブが多く、渋滞の理由がわかる。
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通ってきたトンネルとフルーエレンの町
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崖っぷちの旧街道
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旧街道と新街道の別れ道
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この付近ではかなり高所を通る。
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小さな広場に大小の鐘がぶら下がっている。
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鐘の下のテーブル。このボタンを押すといろんなプログラムされた音楽を演奏する。演奏は1時間に10分に限られている。騒音対策?
チョコレート会社の寄付による。 -
道の下に建物が見える。これがテルカペレ(テルの礼拝堂)
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堂に行き着く前に道は一旦テルスカペレの波止場に至る。
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ここに停まる船は1時間に1本、この便の乗客は一人だった。
礼拝堂の見物客のほとんどが上の自動車道のドライブインに駐車して来るようだ。 -
湖畔にあるテルの礼拝堂。今は鉄柵があって入れず礼拝堂の機能をはたしてないが。
伝説ではここでテルを捕らえたハプスブルクの代官の船が嵐に見舞われ捕虜の手も借りねばならなくなって、その機会にテルは小船を岸につけて飛び移り逃げた。その地にこの礼拝堂が建てられる。
堂は1388年にすでにあったが1880年に改修される。 -
堂の内側全景
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礼拝堂内のフレスコ壁画はエルンスト・スチュッケルベルクがシラーのドラマ「ウイリアム・テル」に基づいて描く。
これは弓でリンゴを射抜く絵 -
礼拝堂の壁画:クスナッハのホーレガッセでテルが代官を弓で射殺ろす
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礼拝堂の壁画の一つ:テルが岩に飛び移り逃げる
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礼拝堂の壁画:リュトリでの3州同盟の誓い
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対岸の美しい小村バウエン
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小川を渡る鉄橋に人道がつけられている。
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今日の終着点シシコンの村が見えてくる
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シシコン手前の崖では湖畔の道がなく、旧自動車道を歩くためにために高度を上げる。見晴らしのいい休憩所がここにもある。
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ここのは左アールガウ(AG)、トゥールがウ(TG).
いずれも1803年加盟 -
シシコンの波止場に入る遊覧船
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シシコンに近い高台から。
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先程通ってきたトンネルの横の壁になにやら舞台様のセットがあって、それに音響設備も準備している。演劇かコンサートでもするのかな。それにしても観客席はどうするんだろう。
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シシコンの波止場前に到着。この付近にはキャンピンカーが並ぶ。旅の中継地として?
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シシコンの駅からの村の風景
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この旅行記へのコメント (2)
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- 温泉スイスさん 2010/04/07 19:45:30
- いいですねえ。
- 4nobuさん、
こんばんわ。
なかなか、良いですねえ。
前回、ルツェルンに宿泊した際、興味はあったのですが、
リギ山とピラトゥスをメインに考えていたため諦めました。
ここは、一度行ってみたいです。
ところで、この旅行記の後篇から見させていただいていたのですが、
後篇は、エリアが、シュピーツになっていましたよ。
温泉スイス
- 4nobuさん からの返信 2010/04/08 00:35:54
- RE: いいですねえ。
- 温泉スイスさん今晩は
投票とコメント有難うございます。
> 後篇は、エリアが、シュピーツになっていましたよ。
非公開でコメントを書き込む途中で慣れないせいで、公開にする&どうしてか地名をシュピーツにしてしまいました。このミスは教えて頂かなかったらずっと恥をかき続けになるところでした。有難うございます。
エリアの分類で「その他の観光地」ではなくどこか記載している近くの地名はないかと探して、ブルンネン近くのシュヴィーツ(シュビーツ)と勘違いしたのかも知れません。ビとピとはよく読み違います。
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