2009/09/20 - 2009/09/22
58位(同エリア83件中)
世界攻略者さん
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インド・パキスタンの国境ワガ・ボーダー。旅行者が越えられる唯一の国境です。ここで毎夕行われる国旗降納式、インド側から見るべきでしょうか、それともパキスタン側から見るべきでしょうか。
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[印パ国境]
アムリトサルから30km 、ラホールから30km。ワガ・ボーダーは、大都市に挟まれたそんな便利な場所にあります。印パ独立時、家や財産を捨ててパキスタン側に渡ったイスラム教徒、インド側に渡ったヒンドゥー教徒。パンジャビ分割の大混乱で、数十万人の犠牲者が出ました。印パの国境線はそんな暗い歴史を背負っています。
両国の緊張は続いているものの、現在のワガ・ボーダーは平和そのもの。ここでは、印パ友好のしるしとして、1948年以降、毎日国境のクロージングセレモニーが行われています。毎日やっているにもかかわらず、両国とも観客がちゃんと入っているから不思議です。今日も多くの旅人が、国境を越えるため、またはこのセレモニーを見るためにワガボーダーに向かいます。 -
[国境クロージングセレモニー]
インド側のイミグレーションが閉まるのが午後4時。パキスタンとは時差があり、冬期ではインド時間に対して+30分、夏期では-30分になります。開始時間は季節により前後しますが、それから日没までの間にセレモニーが行われます。これは国境の閉門式のようなもので、最後に国旗を降ろすことから、国旗降納式とも呼ばれます。ここでの主役は式を執り行う両国の兵士たち。集まった観客は自国の兵士に熱い声援を送ります。この応援合戦こそが単なる国境を観光名所にしているのです。
ところでこのセレモニー、インド側(写真)からでもパキスタン側からでも見られます。どちら側から見物したほうがお得でしょうか。それぞれ見ていきます。 -
[インド側]
=アクセス=
三つの方法があります。
① バスでアタリ村まで行き、オートリキシャ?に乗り換え国境まで行く。帰りも同じ。
② 黄金寺院(写真)の前あたりで、客寄せしている乗り合いワゴンで往復する。これはセレモニーへ向かう客用なので、帰りも同じワゴンで帰ります。
③ オートリキシャを雇う。同じリキシャで戻る。
料金は③>②>①ですが、利便性は料金に比例します。コストパフォーマンスを考えれば②でしょうか。駐車場から国境までは少し歩きます。 -
=座席=
外国人は優遇されており、違う入り口から国境ゲートに近いエリアに入場できます。ただインド側は観客が多いので、優先エリアでも少し出遅れると階段席のかなり上のほうなってしまいます。そこではセレモニーの様子を近くで見れません。早めに行くことをお勧めします。また、インド側はボーダーの東側のため、季節によっては西日(写真)が邪魔です。
=その他=
優先席エリアは持ち物検査が厳しく、かばんが持ち込めません。預かってくれそうな売店は離れているため、もっと早く言えよという話です。 -
[パキスタン側]
=アクセス=
三つの方法があります
①ラホール・シティ駅前のバス・ターミナルで、4番バスに乗り国境まで行く。バスがジャルナモール止まりの場合は、そこで、乗り合いVANやオートリキシャ、チンチーに乗り換える。
②オートリキシャで往復する。
③TDCPのツアーに参加する。
この中では①のバスがお勧めでしょうか。ただし、帰りのバスで座れる保証はありません。国境には流しのオートリキシャが2,3台います。
駐車場から観客席までは歩いてすぐです。駐車場の回りの売店(写真)は気軽に荷物を預かってくれます。ここには古本屋もあり、いらない本を処分できます。 -
=座席=
インド側が無料なのに対して、パキスタン側は有料です。外国人は50ルピー(50円)払いますが、その代わりゲートに近いエリアに座ることができます。インド側と違い、それほど混雑していません。基本的に両国側とも自由席です。座席はインド側だと石段ですが、こちらはちゃんとした椅子(写真)。向かって左側に座ると、インド側の観衆が丁度正面に見えます。 -
こう比較してみるとパキスタン側のほうが断然見やすいという結論になります。さらに言えば、こちらには
緑色の服を着た名物おじさん(写真)がいます。彼がパキスタン側の応援団長で、観客を盛り上げてくれます。応援の迫力で言えば、人数の多いインド側が上でしょうか。 -
[セレモニーの実際]
普通は、アムリトサルやラホールに来ている観光客が日帰りで見にきます。私はちょうどパキスタンへ向かう途中だったので、「国境越え + 国旗降納式」という合わせ技に挑戦しました。時間ぎりぎりにインドのイミグレを出て、パキスタン側に入ります。荷物を売店に預け、一時間ほどぶらぶらした後、観客席に入りました。 -
セレモニー開始前には、それぞれ応援団の男性が、観客を煽ります。そして会場が暖まったところで、式典の始まりです。兵士が1人ずつ、足を高く上げながら力強く行進し、国境ゲートの前まで移動します。彼らの一つ一つの動きに対して歓声が上がります。最後は、両国同時にゲートの国旗を降ろして終了。文字にすると平凡ですが、会場は呆れるくらいの盛り上がりです。式が終わると兵士を囲んで写真撮影する人と家路を急ぐ人に分かれます。
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先ほどパキスタン側がお勧めと書きましたが、実際にはインドから見る人のほう多いでしょう。旅行者の数が違いますし、パキスタンビザは簡単には取れません。アムリトサルにはゴールデンテンプル(写真)という大きな見所もあります。そちらにお越しの際は、ぜひワガ・ボーダーも覗いてみてください。それでは、よいパンジャビ・ライフを。
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[リンク集]
==インド旅行記一覧==
http://4travel.jp/traveler/sekai_koryaku/album?view_mode=&dmos=os&level1=1&level2=609&level3=&sort=when
==海外旅行記一覧==
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==国内旅行記一覧==
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