1995/08/01 - 1995/08/02
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北風さん
リトアニアの駅で英語が通じない駅員にチケットだけ見せて、「この列車か?これでいいのか?」と念を押している俺がいた。
いきなり「ダァ」と叫ばれて、背中を押されるままに乗り込んでしまったが・・
予定ではこの列車は憧れのロシア、モスクワへと突っ走っているはずなのだけど・・・
いつしか列車はベラルーシなる国に入国していた。
待ってくれ!
そんな国のVISAなぞ俺は持っていない!
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旅日記
『モスクワへ』
柔らかい陽射しが注ぎ込む車窓の外には、落ち着いたと言えば聞こえがいいが、東欧特有の暗い雰囲気の田園風景が広がっている。
東欧の列車にはいい思い出が無いので、対面座席が詰まったコンパートメントの中にいても何か落ち着かない。
・・・本当にこの列車はモスクワ行きだったのだろうか?
先程の光景を思い返してみる。
英語が通じない駅員にチケットだけ見せて、「この列車か?これでいいのか?」と念を押している俺がいた。
いきなり「ダァ」と叫ばれて、背中を押されるままに乗り込んでしまったが・・
今思えば、駅員が叫んでいた「ダァ」は、別に仮面ライダーに変身するための掛け声ではなく、ロシア語でYESと言っていたのかもしれない。
東欧で列車に乗る時は、必ず市場に売られる子馬を思い出しドナドナを口ずさんでしまう。
とにかく正しい列車に乗っているとして、もう一つ心配事があった。
挙動不審できょろきょろしている俺に、対面の白熊のようなロシア人のおやじが、ダースで買い込んだビールらしき物をぶっきらぼうに差し出した。
言葉が通じなくても言いたい事はわかる。
「飲め!」という事だ。
ありがたく口をつけた
そのビールもどきは甘かった。
まるで、黒砂糖をしこたまぶち込んだ黒ビールの味がする。
しかも胃の中を燃えるように降りていくこの液体は・・
強烈な眠気に誘われた俺が最後に覚えているのは、アルコール度数25%と標示されていたビールのラベルだった。 -
誰かが俺の肩を揺さぶっていた。
張りついたまぶたをどうにかこじ開けると、金髪の美人が警官のような格好で立っているのが見える。
「モスクワ?」と尋ねると、「NO!BELARUS(ベラルーシ)」と英語で返答された。
この時、俺の頭にもう一つの心配事が浮上してきた。
そう、リトアニア発モスクワ行きのこの列車は、ベラルーシという隣国を通過するルートだった。
しかし、列車の中で気づいたのだが俺はベラルーシのVISAを持っていなかった。
今まで旅した経験上、通過するだけでもトランジットVISAがいるはずなのだが、俺のパスポートにそのVISAは無い!
ドキドキしながら、要求されるままにベラルーシの美人警官にパスポートを渡す。
とりあえず、ロシアVISAのページを開いた状態で。
信じられない事に、美人は「OK!」と言った気がする。
つまり、ロシアVISAはベラルーシのトランジットVISAも兼ねているらしい。
「ハラショー(最高)!ロシアVISA!」
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