その他の観光地旅行記(ブログ) 一覧に戻る
昼食を摂ってから、トドラ峡谷を出発。まだティネリールだから砂漠へはタップリ200km以上あるだろう。<br /><br />今夜泊まるメルズーガは、さらに東へ移動してもうアルジェリア国境近くにある。(地図参照)<br /><br /><br /><br />ドライバーのアハマッド君が時折携帯で甲高い声をあげつつ、四駆を飛ばす中、やっぱり午前中ベルベル人の住居で時間を使いすぎたか、トドラ滞在が長かったのか、だんだん日が傾いてきた。<br /><br />それでも途中に見物ついでの休憩は入る。<br />もう、砂漠が近いことを感じさせる、砂もかなり混じっている。<br /><br />ツアーでの寄り道先は決まっているのだろう。<br /><br />車が止まったその脇のテントからガイドが現れて説明を始める。小高くなった盛り土の下数メートルのところに水路がひかれ、遠くのオアシスから水をひいているのだそうだ。地下水路だ!<br /><br /><br /><br />説明が終わるとテントの下に導かれる、土産物屋。<br />でもベルベルの絨毯で懲りてるから、みんなそそくさと車内に戻る。アハマッドがチップを渡しているようだ。そういうので成り立っている世界、たぶん。<br /><br />夕暮れ迫るころ、ついに車はメルズーガ、砂漠の最前線に到着。<br />ちょっとは店もある通りでドライバーが車を止め、「ひとり2本ずつ、水を買っていけ」と。1.5Lボトル2本も買うの?<br /><br />そして、ホテルっぽい建物に到着して、「ここのホテルに泊まるんだな」と思っていたら・・・<br />待っていたのは7頭のラクダ。<br /><br />まさかこれに乗るの?と思ったら、その通り。<br /><br />大きなリュックは下ろして車内にしまう。そして<br /><br />「みんな、夜は寒いからジャケットを持って行きなさい、水はとった? &quot;彼ら&quot;は水をもってないから」とアハマッド。<br />&quot;彼ら&quot;って誰?<br />「じゃ、オレは今日はここで寝るから。みんなはアルジェリアへ(笑)、じゃまた明日。バイバーイ」<br />アルジェリアはもう目と鼻の先。<br /><br />マラケシュのホテルでは、ツアーの説明時に、「2日目は砂漠で寝る」と聞いたような気もするが、それはメルズーガのコテージではなくて、本当に「砂漠の中」だったのか!<br />「地球の歩き方 モロッコ編」が紹介するメルズーガ周辺のツアーでは、メルズーガの宿に泊まり、早朝宿を出発して砂漠を歩き、日の出を見るというパターンが書かれていた。<br />ここに至って自分は、ガイドブックに頼りすぎた自分を反省し、次に何が起こるのか、ちょっと楽しみになっていた。<br /><br />ラクダに乗せられる。ラクダが足を折って座った状態で乗る。ラクダが立ち上がる、するとグァーンと高いところに上がるので、マジかよ!とビビる。<br />高けぇ〜<br /><br />早々に出発。<br />砂漠に入ったラクダの隊列、7頭はすべてヒモで結ばれ、縦一列になって静かに進んでいく。先頭の1頭を少年が歩いてひいている。<br />40分くらいで日が暮れた。しかし、残念ながらラクダに「しがみついて」て、楽しむ余裕はあまりなかった。夕焼けの写真!?そりゃあね、とれたら良かったですが。。<br /><br />下は砂だから、落ちても大してケガはしないだろうが、カッコ悪いよな、とか。コレって本当に、真っ暗な砂漠で晩ご飯食べるの(晩ご飯あるの?)と思いつつ、ラクダに揺られていく。<br />初めての乗馬、いや乗ラクダ=乗駱駝?=は、おっかなびっくりだった。<br />砂丘はかなり上り下りを繰り返し、ラクダは登りではピッチを上げて必死に登り、下りは砂にズブズブと足を入れながら降りてゆく。やっぱり生き物。登りはゼィゼィ言ってるし、よろける。<br /><br />たぶん1時間半以上歩いて、真っ暗に。<br />いったいどれだけ歩かされるのだろう、だいたいこの暗闇、しかも音もない世界で、どうして道がわかるのか??とくたびれかつ不安になりはじめたころ、ようやく明かりが見えて、テント場に到着。<br /><br />先客が5名くらいいた。ポーランド人の団体さんが、やはりラクダで来ていた。<br />日も暮れた砂漠の暗闇にぽつり。<br /><br />もうやることも無い。<br />本当に、やることが無い。<br />しばらく待っていると、ミントティーが振る舞われた。こんどは商売抜きだ。。<br />うまい。<br />そして夕食が出てきた。鶏肉の入ったタジンの大皿を、取り皿もなくみんなでつつく。<br />食事を振る舞ってくれたベルベル人の青年、遊牧ではなくて定住生活をしているので家はあるが、こうして観光客向けに、ラクダを操って砂漠で過ごすことが多いらしい。うまかった。<br /><br /><br /><br />食事を振る舞ってくれた青年と、ラクダの隊列をひいてきた少年(16歳といったが、まるで12歳くらいにしか見えなかった)がしばし太鼓や楽器をたたいて楽しませてくれた後は、静寂。<br />いや正確には、ラクダがずーっと口をもぐもぐ、煎餅をかじっているような音だけがずーっとしている。ラクダも反芻するんだ、とは、恥ずかしながらこのときまで知らなかった。<br />煎餅をかじってる音はいいんですが、胃からもどすとき(?)に出す音が・・・人間が酔っ払って「おエェ〜」な・・・音が大きい。。<br />足をたたんですわったラクダたちは時折こちらを見ている。<br />ほどなく、就寝。<br />テントの中で寝るか、砂の上、空の下にしいたマットで寝るか聞かれて、<br />外で寝る! みんなおやすみ。<br />ラクダはすぐ目の前だった。<br /><br />※当然ながら、トイレなんぞありません。どっか適当なアッチにいって、テキトウに。。<br /><br /><br />ほどなく雲の合間から月が出た。月が出ると、こんなに明るいんだ、と思う。<br />星も、快晴ならすごかったのだろうが、雲にかくれてあまり見られなかった。<br />そして、深夜の砂漠に、ぱらぱらと雨が降った。明け方4時すぎに目をさました時には、外で寝ていたのは自分だけだった。<br /><br /><br />マジかよ!<br /><br />(つづく)<br />

【旅行記復刻版】2008・モロッコからイベリア半島へ巡る旅(9)ついに来た砂漠。ラクダに乗って砂漠で寝る!の巻

3いいね!

2008/09 - 2008/09

143位(同エリア192件中)

0

6

okura

okuraさん

昼食を摂ってから、トドラ峡谷を出発。まだティネリールだから砂漠へはタップリ200km以上あるだろう。

今夜泊まるメルズーガは、さらに東へ移動してもうアルジェリア国境近くにある。(地図参照)



ドライバーのアハマッド君が時折携帯で甲高い声をあげつつ、四駆を飛ばす中、やっぱり午前中ベルベル人の住居で時間を使いすぎたか、トドラ滞在が長かったのか、だんだん日が傾いてきた。

それでも途中に見物ついでの休憩は入る。
もう、砂漠が近いことを感じさせる、砂もかなり混じっている。

ツアーでの寄り道先は決まっているのだろう。

車が止まったその脇のテントからガイドが現れて説明を始める。小高くなった盛り土の下数メートルのところに水路がひかれ、遠くのオアシスから水をひいているのだそうだ。地下水路だ!



説明が終わるとテントの下に導かれる、土産物屋。
でもベルベルの絨毯で懲りてるから、みんなそそくさと車内に戻る。アハマッドがチップを渡しているようだ。そういうので成り立っている世界、たぶん。

夕暮れ迫るころ、ついに車はメルズーガ、砂漠の最前線に到着。
ちょっとは店もある通りでドライバーが車を止め、「ひとり2本ずつ、水を買っていけ」と。1.5Lボトル2本も買うの?

そして、ホテルっぽい建物に到着して、「ここのホテルに泊まるんだな」と思っていたら・・・
待っていたのは7頭のラクダ。

まさかこれに乗るの?と思ったら、その通り。

大きなリュックは下ろして車内にしまう。そして

「みんな、夜は寒いからジャケットを持って行きなさい、水はとった? "彼ら"は水をもってないから」とアハマッド。
"彼ら"って誰?
「じゃ、オレは今日はここで寝るから。みんなはアルジェリアへ(笑)、じゃまた明日。バイバーイ」
アルジェリアはもう目と鼻の先。

マラケシュのホテルでは、ツアーの説明時に、「2日目は砂漠で寝る」と聞いたような気もするが、それはメルズーガのコテージではなくて、本当に「砂漠の中」だったのか!
「地球の歩き方 モロッコ編」が紹介するメルズーガ周辺のツアーでは、メルズーガの宿に泊まり、早朝宿を出発して砂漠を歩き、日の出を見るというパターンが書かれていた。
ここに至って自分は、ガイドブックに頼りすぎた自分を反省し、次に何が起こるのか、ちょっと楽しみになっていた。

ラクダに乗せられる。ラクダが足を折って座った状態で乗る。ラクダが立ち上がる、するとグァーンと高いところに上がるので、マジかよ!とビビる。
高けぇ〜

早々に出発。
砂漠に入ったラクダの隊列、7頭はすべてヒモで結ばれ、縦一列になって静かに進んでいく。先頭の1頭を少年が歩いてひいている。
40分くらいで日が暮れた。しかし、残念ながらラクダに「しがみついて」て、楽しむ余裕はあまりなかった。夕焼けの写真!?そりゃあね、とれたら良かったですが。。

下は砂だから、落ちても大してケガはしないだろうが、カッコ悪いよな、とか。コレって本当に、真っ暗な砂漠で晩ご飯食べるの(晩ご飯あるの?)と思いつつ、ラクダに揺られていく。
初めての乗馬、いや乗ラクダ=乗駱駝?=は、おっかなびっくりだった。
砂丘はかなり上り下りを繰り返し、ラクダは登りではピッチを上げて必死に登り、下りは砂にズブズブと足を入れながら降りてゆく。やっぱり生き物。登りはゼィゼィ言ってるし、よろける。

たぶん1時間半以上歩いて、真っ暗に。
いったいどれだけ歩かされるのだろう、だいたいこの暗闇、しかも音もない世界で、どうして道がわかるのか??とくたびれかつ不安になりはじめたころ、ようやく明かりが見えて、テント場に到着。

先客が5名くらいいた。ポーランド人の団体さんが、やはりラクダで来ていた。
日も暮れた砂漠の暗闇にぽつり。

もうやることも無い。
本当に、やることが無い。
しばらく待っていると、ミントティーが振る舞われた。こんどは商売抜きだ。。
うまい。
そして夕食が出てきた。鶏肉の入ったタジンの大皿を、取り皿もなくみんなでつつく。
食事を振る舞ってくれたベルベル人の青年、遊牧ではなくて定住生活をしているので家はあるが、こうして観光客向けに、ラクダを操って砂漠で過ごすことが多いらしい。うまかった。



食事を振る舞ってくれた青年と、ラクダの隊列をひいてきた少年(16歳といったが、まるで12歳くらいにしか見えなかった)がしばし太鼓や楽器をたたいて楽しませてくれた後は、静寂。
いや正確には、ラクダがずーっと口をもぐもぐ、煎餅をかじっているような音だけがずーっとしている。ラクダも反芻するんだ、とは、恥ずかしながらこのときまで知らなかった。
煎餅をかじってる音はいいんですが、胃からもどすとき(?)に出す音が・・・人間が酔っ払って「おエェ〜」な・・・音が大きい。。
足をたたんですわったラクダたちは時折こちらを見ている。
ほどなく、就寝。
テントの中で寝るか、砂の上、空の下にしいたマットで寝るか聞かれて、
外で寝る! みんなおやすみ。
ラクダはすぐ目の前だった。

※当然ながら、トイレなんぞありません。どっか適当なアッチにいって、テキトウに。。


ほどなく雲の合間から月が出た。月が出ると、こんなに明るいんだ、と思う。
星も、快晴ならすごかったのだろうが、雲にかくれてあまり見られなかった。
そして、深夜の砂漠に、ぱらぱらと雨が降った。明け方4時すぎに目をさました時には、外で寝ていたのは自分だけだった。


マジかよ!

(つづく)

  • 今夜泊まるメルズーガは、さらに東へ移動してもうアルジェリア国境近くにある。

    今夜泊まるメルズーガは、さらに東へ移動してもうアルジェリア国境近くにある。

  • 車が止まったその脇のテントからガイドが現れて説明を始める。小高くなった盛り土の下数メートルのところに水路がひかれ、遠くのオアシスから水をひいているのだそうだ。地下水路だ!

    車が止まったその脇のテントからガイドが現れて説明を始める。小高くなった盛り土の下数メートルのところに水路がひかれ、遠くのオアシスから水をひいているのだそうだ。地下水路だ!

  • もう、砂漠が近いことを感じさせる、砂もかなり混じっている。

    もう、砂漠が近いことを感じさせる、砂もかなり混じっている。

  • 食事を振る舞ってくれた青年と、ラクダの隊列をひいてきた少年(16歳といったが、まるで12歳くらいにしか見えなかった)がしばし太鼓や楽器をたたいて楽しませてくれた後は、静寂。

    食事を振る舞ってくれた青年と、ラクダの隊列をひいてきた少年(16歳といったが、まるで12歳くらいにしか見えなかった)がしばし太鼓や楽器をたたいて楽しませてくれた後は、静寂。

この旅行記のタグ

3いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

モロッコで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
モロッコ最安 515円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

モロッコの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP