2008/09 - 2008/09
143位(同エリア192件中)
okuraさん
- okuraさんTOP
- 旅行記85冊
- クチコミ0件
- Q&A回答1件
- 51,586アクセス
- フォロワー1人
昼食を摂ってから、トドラ峡谷を出発。まだティネリールだから砂漠へはタップリ200km以上あるだろう。
今夜泊まるメルズーガは、さらに東へ移動してもうアルジェリア国境近くにある。(地図参照)
ドライバーのアハマッド君が時折携帯で甲高い声をあげつつ、四駆を飛ばす中、やっぱり午前中ベルベル人の住居で時間を使いすぎたか、トドラ滞在が長かったのか、だんだん日が傾いてきた。
それでも途中に見物ついでの休憩は入る。
もう、砂漠が近いことを感じさせる、砂もかなり混じっている。
ツアーでの寄り道先は決まっているのだろう。
車が止まったその脇のテントからガイドが現れて説明を始める。小高くなった盛り土の下数メートルのところに水路がひかれ、遠くのオアシスから水をひいているのだそうだ。地下水路だ!
説明が終わるとテントの下に導かれる、土産物屋。
でもベルベルの絨毯で懲りてるから、みんなそそくさと車内に戻る。アハマッドがチップを渡しているようだ。そういうので成り立っている世界、たぶん。
夕暮れ迫るころ、ついに車はメルズーガ、砂漠の最前線に到着。
ちょっとは店もある通りでドライバーが車を止め、「ひとり2本ずつ、水を買っていけ」と。1.5Lボトル2本も買うの?
そして、ホテルっぽい建物に到着して、「ここのホテルに泊まるんだな」と思っていたら・・・
待っていたのは7頭のラクダ。
まさかこれに乗るの?と思ったら、その通り。
大きなリュックは下ろして車内にしまう。そして
「みんな、夜は寒いからジャケットを持って行きなさい、水はとった? "彼ら"は水をもってないから」とアハマッド。
"彼ら"って誰?
「じゃ、オレは今日はここで寝るから。みんなはアルジェリアへ(笑)、じゃまた明日。バイバーイ」
アルジェリアはもう目と鼻の先。
マラケシュのホテルでは、ツアーの説明時に、「2日目は砂漠で寝る」と聞いたような気もするが、それはメルズーガのコテージではなくて、本当に「砂漠の中」だったのか!
「地球の歩き方 モロッコ編」が紹介するメルズーガ周辺のツアーでは、メルズーガの宿に泊まり、早朝宿を出発して砂漠を歩き、日の出を見るというパターンが書かれていた。
ここに至って自分は、ガイドブックに頼りすぎた自分を反省し、次に何が起こるのか、ちょっと楽しみになっていた。
ラクダに乗せられる。ラクダが足を折って座った状態で乗る。ラクダが立ち上がる、するとグァーンと高いところに上がるので、マジかよ!とビビる。
高けぇ〜
早々に出発。
砂漠に入ったラクダの隊列、7頭はすべてヒモで結ばれ、縦一列になって静かに進んでいく。先頭の1頭を少年が歩いてひいている。
40分くらいで日が暮れた。しかし、残念ながらラクダに「しがみついて」て、楽しむ余裕はあまりなかった。夕焼けの写真!?そりゃあね、とれたら良かったですが。。
下は砂だから、落ちても大してケガはしないだろうが、カッコ悪いよな、とか。コレって本当に、真っ暗な砂漠で晩ご飯食べるの(晩ご飯あるの?)と思いつつ、ラクダに揺られていく。
初めての乗馬、いや乗ラクダ=乗駱駝?=は、おっかなびっくりだった。
砂丘はかなり上り下りを繰り返し、ラクダは登りではピッチを上げて必死に登り、下りは砂にズブズブと足を入れながら降りてゆく。やっぱり生き物。登りはゼィゼィ言ってるし、よろける。
たぶん1時間半以上歩いて、真っ暗に。
いったいどれだけ歩かされるのだろう、だいたいこの暗闇、しかも音もない世界で、どうして道がわかるのか??とくたびれかつ不安になりはじめたころ、ようやく明かりが見えて、テント場に到着。
先客が5名くらいいた。ポーランド人の団体さんが、やはりラクダで来ていた。
日も暮れた砂漠の暗闇にぽつり。
もうやることも無い。
本当に、やることが無い。
しばらく待っていると、ミントティーが振る舞われた。こんどは商売抜きだ。。
うまい。
そして夕食が出てきた。鶏肉の入ったタジンの大皿を、取り皿もなくみんなでつつく。
食事を振る舞ってくれたベルベル人の青年、遊牧ではなくて定住生活をしているので家はあるが、こうして観光客向けに、ラクダを操って砂漠で過ごすことが多いらしい。うまかった。
食事を振る舞ってくれた青年と、ラクダの隊列をひいてきた少年(16歳といったが、まるで12歳くらいにしか見えなかった)がしばし太鼓や楽器をたたいて楽しませてくれた後は、静寂。
いや正確には、ラクダがずーっと口をもぐもぐ、煎餅をかじっているような音だけがずーっとしている。ラクダも反芻するんだ、とは、恥ずかしながらこのときまで知らなかった。
煎餅をかじってる音はいいんですが、胃からもどすとき(?)に出す音が・・・人間が酔っ払って「おエェ〜」な・・・音が大きい。。
足をたたんですわったラクダたちは時折こちらを見ている。
ほどなく、就寝。
テントの中で寝るか、砂の上、空の下にしいたマットで寝るか聞かれて、
外で寝る! みんなおやすみ。
ラクダはすぐ目の前だった。
※当然ながら、トイレなんぞありません。どっか適当なアッチにいって、テキトウに。。
ほどなく雲の合間から月が出た。月が出ると、こんなに明るいんだ、と思う。
星も、快晴ならすごかったのだろうが、雲にかくれてあまり見られなかった。
そして、深夜の砂漠に、ぱらぱらと雨が降った。明け方4時すぎに目をさました時には、外で寝ていたのは自分だけだった。
マジかよ!
(つづく)
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
6