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物価の安いアジアでB級グルメを楽しむケチケチ旅行。今回は超格安フェリー旅行で釜山市内街歩き。

韓国釜山フェリーの旅 その2

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2010/03/05 - 2010/03/08

5190位(同エリア7404件中)

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ユニクロ星人さん

物価の安いアジアでB級グルメを楽しむケチケチ旅行。今回は超格安フェリー旅行で釜山市内街歩き。

同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
  •  <br /> 地下街を上がると西面(ソミョン)の街は銀座のような賑わいだった。夕食をとるため、ガイドブックで調べた「うまいもの通り」へ向かう。下町の食堂街のようなところで道の真ん中には食べ物の屋台がずっと続いている。この通りはまた「テジクッパ街」とも言われ釜山名物のテジクッパを食べさせる店が多い。<br /> テジクッパとは博多ラーメンのようなとんこつスープの中にご飯とやわらかく煮込んだ豚肉をいっぱい入れた雑炊鍋で、コチジャンで味付けして食べる。韓国料理は一品料理を頼んでも必ず付け合せのおかずとして野菜、キムチなどがサービスでついてくるので嬉しい。お好みで鍋に入れて自分独自の味付けをする。<br /> 食事の後は腹ごなしに街をぶらつく。ロッテデパートや屋台通りなどは若い人で非常に混雑している。屋台のチヂミ(韓国お好み焼き)がおいしそうだったのでひとつ注文すると、事前に焼いてあった平べったいチヂミを鉄板に乗せ、温め直しながら、コテでばらばらに切り刻む。えー、と思ったが、こちらではこうやって作るのが正当なんだろう。そういえばビビンパなども食べる前に原形をとどめないぐらい、ぐちゃぐちゃにかき混ぜるらしい。見た目を重視する日本人との大きな違いだ。<br /> ツアー指定の宿は日本のチェーンホテル東横インの釜山店。チェックインなどの手続きも全部自分でやらなければいけないので日本語が通じる日系ホテルはありがたい。部屋も日本と同様の設備が整っており、朝食サービスもおにぎりなどの和食がついている。<br />


    地下街を上がると西面(ソミョン)の街は銀座のような賑わいだった。夕食をとるため、ガイドブックで調べた「うまいもの通り」へ向かう。下町の食堂街のようなところで道の真ん中には食べ物の屋台がずっと続いている。この通りはまた「テジクッパ街」とも言われ釜山名物のテジクッパを食べさせる店が多い。
     テジクッパとは博多ラーメンのようなとんこつスープの中にご飯とやわらかく煮込んだ豚肉をいっぱい入れた雑炊鍋で、コチジャンで味付けして食べる。韓国料理は一品料理を頼んでも必ず付け合せのおかずとして野菜、キムチなどがサービスでついてくるので嬉しい。お好みで鍋に入れて自分独自の味付けをする。
     食事の後は腹ごなしに街をぶらつく。ロッテデパートや屋台通りなどは若い人で非常に混雑している。屋台のチヂミ(韓国お好み焼き)がおいしそうだったのでひとつ注文すると、事前に焼いてあった平べったいチヂミを鉄板に乗せ、温め直しながら、コテでばらばらに切り刻む。えー、と思ったが、こちらではこうやって作るのが正当なんだろう。そういえばビビンパなども食べる前に原形をとどめないぐらい、ぐちゃぐちゃにかき混ぜるらしい。見た目を重視する日本人との大きな違いだ。
     ツアー指定の宿は日本のチェーンホテル東横インの釜山店。チェックインなどの手続きも全部自分でやらなければいけないので日本語が通じる日系ホテルはありがたい。部屋も日本と同様の設備が整っており、朝食サービスもおにぎりなどの和食がついている。

  • <br /><br />    3日目<br /> 翌日もあいにくの小雨模様。午後には帰りのフェリーに乗らなければいけない超短期ツアーなので、あまり観光の時間はない。できるだけ効率よく回ろうと釜山のランドマークの釜山タワーへ上ることにする。街の中心地にある小高い山に立っているので、市内が一望できる。交差点に突如現れるエスカレーターに乗ると自動的にタワーの入り口まで運んでくれる。<br /> タワーの前には巨大な銅像が鎮座している。豊臣秀吉軍を打ち負かした韓国の英雄「李瞬臣」で、韓国でもっとも有名な歴史上の人物である。文禄の役の際、日本軍は釜山に上陸すると、怒とうの勢いでソウル、ピョンヤンまで進駐、一時は朝鮮半島を完全に掌握したが、「李瞬臣」率いる水軍が釜山沖で日本の艦隊を撃滅させ一気に戦況が逆転、結局日本軍を敗退させたといわれる。憎い日本軍を撃退したから、英雄としてあがめるのはいかにも韓国らしい考え方だ。<br /> タワーから見渡して大体の市内の概観をつかんでから、再び町に下りて南甫洞といわれる若者街をぶらつく。ここは毎年釜山国際映画際が開催される映画の街で、映画の一場面のようなしゃれたブロンズ像が歩道に林立している。屋台で買った「ホットック」という名のパンケーキが絶妙。屋台の食べ物は何を買っても外れがない。いつも長い行列ができているのもうなずける。<br /> 農協デパートでお土産を物色していると、おせっかいなアジュンマが「こちらのほうがおいしいニダ」「これにするニダ」などと日本語で声をかけてくる。余計なお世話だ。でも人懐っこいおばさんの笑顔を見ると憎めない。一般的に韓国人は他のアジア人よりも日本人にはなじみやすいような気がする。どこの店でもあまりぼったくることもなく好感が持てる。<br /> 最後の食事は韓国で最近一番人気の「参鶏湯」(サンゲタン)とマッコリ(韓国酒)でしめる。鶏の胸肉の中にご飯を入れ野菜と煮込んだ薬膳料理。圧力鍋でとろとろに煮込んだ若鶏は箸で触るとスッと骨からほぐれて食べやすく、まろやかな味わいを出している。コラーゲンがたっぷりで、韓国を訪れる日本の中年女性の間で話題のスープだ。サービスのおかずもたっぷりついて大満足、つい長居をして遅くなってしまった。<br /> ぎりぎりになってフェリー乗り場へ急ぐと、今日も風の影響で対馬海峡がかなり揺れるので、酔い止め薬を飲んでください、といわれた。あいにく持ち合わせがないので、薬局を探していると早く乗ってください、とせかされ何も買わずあわてて乗船。<br />



        3日目
     翌日もあいにくの小雨模様。午後には帰りのフェリーに乗らなければいけない超短期ツアーなので、あまり観光の時間はない。できるだけ効率よく回ろうと釜山のランドマークの釜山タワーへ上ることにする。街の中心地にある小高い山に立っているので、市内が一望できる。交差点に突如現れるエスカレーターに乗ると自動的にタワーの入り口まで運んでくれる。
     タワーの前には巨大な銅像が鎮座している。豊臣秀吉軍を打ち負かした韓国の英雄「李瞬臣」で、韓国でもっとも有名な歴史上の人物である。文禄の役の際、日本軍は釜山に上陸すると、怒とうの勢いでソウル、ピョンヤンまで進駐、一時は朝鮮半島を完全に掌握したが、「李瞬臣」率いる水軍が釜山沖で日本の艦隊を撃滅させ一気に戦況が逆転、結局日本軍を敗退させたといわれる。憎い日本軍を撃退したから、英雄としてあがめるのはいかにも韓国らしい考え方だ。
     タワーから見渡して大体の市内の概観をつかんでから、再び町に下りて南甫洞といわれる若者街をぶらつく。ここは毎年釜山国際映画際が開催される映画の街で、映画の一場面のようなしゃれたブロンズ像が歩道に林立している。屋台で買った「ホットック」という名のパンケーキが絶妙。屋台の食べ物は何を買っても外れがない。いつも長い行列ができているのもうなずける。
     農協デパートでお土産を物色していると、おせっかいなアジュンマが「こちらのほうがおいしいニダ」「これにするニダ」などと日本語で声をかけてくる。余計なお世話だ。でも人懐っこいおばさんの笑顔を見ると憎めない。一般的に韓国人は他のアジア人よりも日本人にはなじみやすいような気がする。どこの店でもあまりぼったくることもなく好感が持てる。
     最後の食事は韓国で最近一番人気の「参鶏湯」(サンゲタン)とマッコリ(韓国酒)でしめる。鶏の胸肉の中にご飯を入れ野菜と煮込んだ薬膳料理。圧力鍋でとろとろに煮込んだ若鶏は箸で触るとスッと骨からほぐれて食べやすく、まろやかな味わいを出している。コラーゲンがたっぷりで、韓国を訪れる日本の中年女性の間で話題のスープだ。サービスのおかずもたっぷりついて大満足、つい長居をして遅くなってしまった。
     ぎりぎりになってフェリー乗り場へ急ぐと、今日も風の影響で対馬海峡がかなり揺れるので、酔い止め薬を飲んでください、といわれた。あいにく持ち合わせがないので、薬局を探していると早く乗ってください、とせかされ何も買わずあわてて乗船。

  • <br /> 出港するとさっそく揺れ始めたが、先ほど飲んだマッコリが効いたのかベッドに横たわるとすぐにウトウトしてしまった、しばらくして目が覚めると横揺れがかなり激しくなっていた。船内放送でも注意を促している。甲板に出てみると、雨風がかなり吹き荒れ床は水浸し、まさしく嵐の様相を呈していた。激しく打ち寄せる波を見ているとだんだんつばがこみ上げてきた。しまった、やっぱり薬を飲んでおけばよかった。<br /> 仕方がないので気分転換にお風呂でもと思って浴室に行くと、床がツルツル滑って危険この上ない。左右に体が大きく揺れるのをぐっとこらえて、足を開いて踏ん張りながら中腰で前かがみにゆっくり進むと、素っ裸のスピードスケート選手のような動きで、思わず自分でも笑ってしまう。<br /> 浴槽の湯は半分以上こぼれてしまっていて、湯舟に入って仰向けに横たわりながらも、手足を踏ん張っていないとおぼれてしまう。気分転換のつもりがかえって余計気持ちが悪くなってきた。<br /> 食事時間になっても一向に食欲がわかず、せっかくのビュッフェ料理なのに料理を取りに行く気がしない。おかゆを持ってこぼれないように席に戻るのが一苦労。周りもあまり食が進んでないようで、口を手で押さえて走っていく女性もいて、みんなげっそりとした顔つきだ。<br /> 部屋に戻ると今度の同居人は韓国人の旅行者だった。テグ市出身で初めての日本旅行、何でも高野山に上るのが楽しみだそうだ。昔高野山に行ったときにも外国人だらけで、なぜこんなに人気があるのか分からない。聞いてみるとスピリチュアル(霊的)な所が魅力的だとのこと。<br /> ベッドに横たわってじっと耐えているとどこかの部屋で扉を閉め忘れたのか、バタン、バタンと規則的に大きな音が聞こえる。時々直下型地震のようなたて揺れが腹に響く。大きな波が船体を直撃しているようだ。<br /> 夜半になってようやく波がおさまり静かになった。玄界灘を通り過ぎたようだ。まるで何もなかったかのように、船内に静寂が訪れる。現金なもので急にまた腹が減ってきた。レストランホールではショーが始まったようでにぎやかな音楽が流れてきた。元気になったので最後の夜のショータイムを韓国人観光客たちと楽しむとしよう!<br />


    出港するとさっそく揺れ始めたが、先ほど飲んだマッコリが効いたのかベッドに横たわるとすぐにウトウトしてしまった、しばらくして目が覚めると横揺れがかなり激しくなっていた。船内放送でも注意を促している。甲板に出てみると、雨風がかなり吹き荒れ床は水浸し、まさしく嵐の様相を呈していた。激しく打ち寄せる波を見ているとだんだんつばがこみ上げてきた。しまった、やっぱり薬を飲んでおけばよかった。
     仕方がないので気分転換にお風呂でもと思って浴室に行くと、床がツルツル滑って危険この上ない。左右に体が大きく揺れるのをぐっとこらえて、足を開いて踏ん張りながら中腰で前かがみにゆっくり進むと、素っ裸のスピードスケート選手のような動きで、思わず自分でも笑ってしまう。
     浴槽の湯は半分以上こぼれてしまっていて、湯舟に入って仰向けに横たわりながらも、手足を踏ん張っていないとおぼれてしまう。気分転換のつもりがかえって余計気持ちが悪くなってきた。
     食事時間になっても一向に食欲がわかず、せっかくのビュッフェ料理なのに料理を取りに行く気がしない。おかゆを持ってこぼれないように席に戻るのが一苦労。周りもあまり食が進んでないようで、口を手で押さえて走っていく女性もいて、みんなげっそりとした顔つきだ。
     部屋に戻ると今度の同居人は韓国人の旅行者だった。テグ市出身で初めての日本旅行、何でも高野山に上るのが楽しみだそうだ。昔高野山に行ったときにも外国人だらけで、なぜこんなに人気があるのか分からない。聞いてみるとスピリチュアル(霊的)な所が魅力的だとのこと。
     ベッドに横たわってじっと耐えているとどこかの部屋で扉を閉め忘れたのか、バタン、バタンと規則的に大きな音が聞こえる。時々直下型地震のようなたて揺れが腹に響く。大きな波が船体を直撃しているようだ。
     夜半になってようやく波がおさまり静かになった。玄界灘を通り過ぎたようだ。まるで何もなかったかのように、船内に静寂が訪れる。現金なもので急にまた腹が減ってきた。レストランホールではショーが始まったようでにぎやかな音楽が流れてきた。元気になったので最後の夜のショータイムを韓国人観光客たちと楽しむとしよう!

  • <br /><br />    4日目<br /> 翌朝も穏やかな波で快晴。船も予定通り順調に進行。明石大橋のすばらしい景観がこの旅の締めくくりとさせてくれた。そしてだんだん近づいてくる大阪港を見ると何故か懐かしくてたまらない。大昔、遣唐使で大陸から戻ってきた京の都の人たちも同じ気持ちだったのではないか?<br /> 今回の旅は期間は短かったものの、普通の観光旅行では得られない異次元の体験をさせてもらった。船で渡る国境、実際にははっきり分かるわけではないが、こんなところまで日本の領海なのかと、意外と広い日本の海を体感できた。また四国や九州を結ぶ鉄橋を海から見ると、日本列島は地図で見る以上にぎっしりとくっついているのが分かる。広くて狭い日本、そして遠そうでとっても近い韓国、この感覚は決して飛行機による旅行では分からないだろう。時間が長く少々つらいところもあるが、船で行く外国旅行、一度は体験してみる価値はある。<br />



        4日目
     翌朝も穏やかな波で快晴。船も予定通り順調に進行。明石大橋のすばらしい景観がこの旅の締めくくりとさせてくれた。そしてだんだん近づいてくる大阪港を見ると何故か懐かしくてたまらない。大昔、遣唐使で大陸から戻ってきた京の都の人たちも同じ気持ちだったのではないか?
     今回の旅は期間は短かったものの、普通の観光旅行では得られない異次元の体験をさせてもらった。船で渡る国境、実際にははっきり分かるわけではないが、こんなところまで日本の領海なのかと、意外と広い日本の海を体感できた。また四国や九州を結ぶ鉄橋を海から見ると、日本列島は地図で見る以上にぎっしりとくっついているのが分かる。広くて狭い日本、そして遠そうでとっても近い韓国、この感覚は決して飛行機による旅行では分からないだろう。時間が長く少々つらいところもあるが、船で行く外国旅行、一度は体験してみる価値はある。

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