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さきほど家に帰ってきて、朝に作ったおむすびを食べてから<br />シャワーを浴びてきてこの日記を書いている。<br /><br />今日はルクセンブルクへ日帰りで行ってきた。<br /><br />日本にいれば決して行く事はない国。<br />こちらにいても、すぐ行ける距離にあったものの、行かなかった国。<br /><br />相棒はこの前ロンドンからやってきた大学時代のクラ友ケン。<br /><br />朝8時30分に起きて、お得意おむすびを4つ作って出発。<br />周りの車が時速140km~で飛ばす。飛ばす。<br /><br />車内ではケン君の大好きな”ヘビメタ”をケン君ipodで聞く。<br /><br />ヘビメタって全く縁なかったけど、ただの”うるさい音楽”って感じでもないんだなと思う。ドラムやギターの演奏技術がすごくて、スピードも早く、またバラードもあったりと今まで知らなかったヘビメタについてちょっとだけ知れた気がする。ケンは大学時代ヘビメタのCDを200枚くらい買い集めていたようだ(驚)ただ、ケンは、ヘビメタだけでもなく、クラッシックも聞くし、邦楽、洋楽、すべてに詳しいというバランス感覚がいいなって思う。<br /><br />車自体が少ないのもあって、ヘビメタに触発されて(?)うちらの車もスピードが上げる。<br /><br />ルクセンブルク迄30kmのところで<br />”自動車の速度を落として、一旦エンジンを止めるように”というアラームが出てきて二人びっくり。<br /><br />飛ばしすぎたかなあ。<br /><br />レストランで車を停めて、併設されたお土産物屋さんをひやかす。<br /><br />外気は2度。<br />ベルギーより寒く、天気は曇天。<br /><br />ルクセンブルクは、ベルギー&#8226;フランス&#8226;ドイツに囲まれた小国で、人口は50万弱で国土面積は神奈川県くらいのようだ。ルクセンブルクへ高速から入国したものの、前回のベルギー→ドイツで感じたようにあまり風景は変わらず、牧草地が続く。<br /><br />しかし、市街地に入ると景色はやはり変わってくるから面白い。<br />ルクセンブルクの家は、屋根をグレー色にしているものが多く、異国に来たんだなって実感。<br /><br />ベルギーから車を走らせること2時間弱。<br />あっという間にルクセンブルクへ到着。<br /><br />車を停めて、市街へと。<br /><br />街で写真を撮っていると、おしゃれな老人が話しかけてきてくれる。<br /><br />”新市街は観るところ何もないから旧市街地へ案内しよう。私は妻とこのあと旧市街のレストランで食事をとるところだから途中まで案内しようー”<br /><br />なんだか久しぶりだなって思う。<br /><br />街を歩いていて、向こうから話しかけてくるっていうこの旅独特の嬉しさ。<br /><br />旅行の楽しさには、美味しい料理や見たい景色や遺跡なんかもあるわけだけども、それともう一つ。こういった予期せぬ偶然の出会いがいいなって思う。<br /><br />品のある老人につれられて旧市街地へと誘われる僕たち。<br /><br />気持ちだけは相変わらず若いのだけど、もうお互い27歳と若いだけでもなく(?)、まだまだ若造ながらしっかり働いてもいて、お互いいい年なんだなって思う。<br /><br />おじさんにバイバイをしてからガイドブックに載ってあったレストランへと入る。<br /><br />”ボンジュール♪”<br /><br />ここルクセンブルクはフランス語が公用語でもあるのだ。<br /><br />応対のおじさんがとても気持ちがよい。<br />きっと小国ルクセンブルクにこうして東洋人がやってきたのが嬉しいのだろうか。<br />それとも本日最初のお客さんだからだろうか。<br /><br />ちょうど12時開店直後に入ったそのレストランはその後あっという間に満員になっていた。<br /><br />さっそくルクセンブルク料理とビールを注文。<br />ルクセンブルクはワインがすごく美味しいみたいなので、ケンにワインを勧めたのだが”ダイサク飲めないしいいよ”って。<br /><br />ありがとうね。<br />でもせっかくだから飲んでくれて良かったんだよ。<br /><br />ルクセンブルク料理とともに頼んだロブスターの料理。<br />すっごく美味しい!!<br />その後、ルクセンブルク料理を食す。<br />お肉とポテト、そしてお豆の料理に食が進む。<br /><br />これに美味しいワインなんて飲んだら最高なんだろうなって思いながらご飯を食べていた。<br /><br />ヨーロッパで”ご飯を楽しむ”ということを改めて感じる。<br /><br />周りの人たちは観光客もいたけれども、地元の人たちもいるのだろう。新聞を読みながらも皆、お昼からビール、ワインをグラスに飲んで食事を楽しんでいる。<br /><br />いいなって。<br />食事を楽しむって姿勢。<br />自然についているワイン。<br /><br />いいなって思う。<br /><br />同時に、ボリュームたっぷりのご飯に日本食のヘルシーさをケンと改めて実感。<br /><br />ケンは4月はイースター休暇で、オーストリアとチェコへ一人旅に行って、オーケストラなんかを観てくるそうだ。一方、インドやアフリカなど大変そうな国にはまったく行きたいと思わないみたいで、そこらへん人によって色々と好みなんかが違ったりしていて面白いなと思う。<br /><br />おれはインドやアフリカなんかが好きで良く行っていたけども、最近は料理の美味しいところっていいなって思う。やっぱり料理ってすごく重要だなって思う。<br /><br />夜、美味しい料理をワインやビールを片手にご飯する、そんな旅行っていいなって思うもちろん、インドやネパールなんかも相変わらず大好きなんだけど。<br /><br />その後、世界遺産になっているボッグの砲台と要塞を見る。<br /><br />ルクセンブルクが”北のジブラルタル”と呼ばれるもとになった堅固な要塞が街から歩いて少しのところにある。10世紀中頃。ここにルクセンブルク城が築かれたという。周りは絶景。秋には紅葉がとても美しいようだ。<br /><br />一方で、遠くには高層ビルが立っていて、ヨーロッパ第二の金融センターを擁するというルクセンブルクの一面を感じる。<br /><br />ヨーロッパのベルギーという国が”山椒は小粒でもピリリと辛い”というように、小国でありながらもヨーロッパの中枢機能をもつ重要な国であるように、この国も人口47万人、神奈川県ほどの国土という現実を見据えて金融立国という国のかたちをビジョンに定めて歩んできたのだろうか。<br /><br />一度は永世中立国だったルクセンブルクもドイツに侵攻された後はオランダ、ベルギーとベネルクス関税同盟を成立させ、EUにも加盟して将来を見据えて歩んでいるのだろう。<br /><br />街中にはお土産用に、ルクセンブルク大公のポストカードが飾ってあった。<br /><br />途中カフェで一息つきブリュッセルへと帰る。<br /><br />車内でカラオケ大会をしつつ、仕事の話、旅行の話なんかをしつつ17時過ぎにブリュッセルへ到着。その後ケンを駅まで送ってから別れる。大学時代そんなに二人で遊んだ事なかったのに、こうしてこちらで二人で遊ぶという縁。<br /><br />”今度はマンマミーア見に行くからね。宜しく!”<br /><br />ダイサク

Highlight Vol.11 ~ルクセンブルクへと~

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2010/03/14 - 2010/03/14

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ダイサク

ダイサクさん

さきほど家に帰ってきて、朝に作ったおむすびを食べてから
シャワーを浴びてきてこの日記を書いている。

今日はルクセンブルクへ日帰りで行ってきた。

日本にいれば決して行く事はない国。
こちらにいても、すぐ行ける距離にあったものの、行かなかった国。

相棒はこの前ロンドンからやってきた大学時代のクラ友ケン。

朝8時30分に起きて、お得意おむすびを4つ作って出発。
周りの車が時速140km~で飛ばす。飛ばす。

車内ではケン君の大好きな”ヘビメタ”をケン君ipodで聞く。

ヘビメタって全く縁なかったけど、ただの”うるさい音楽”って感じでもないんだなと思う。ドラムやギターの演奏技術がすごくて、スピードも早く、またバラードもあったりと今まで知らなかったヘビメタについてちょっとだけ知れた気がする。ケンは大学時代ヘビメタのCDを200枚くらい買い集めていたようだ(驚)ただ、ケンは、ヘビメタだけでもなく、クラッシックも聞くし、邦楽、洋楽、すべてに詳しいというバランス感覚がいいなって思う。

車自体が少ないのもあって、ヘビメタに触発されて(?)うちらの車もスピードが上げる。

ルクセンブルク迄30kmのところで
”自動車の速度を落として、一旦エンジンを止めるように”というアラームが出てきて二人びっくり。

飛ばしすぎたかなあ。

レストランで車を停めて、併設されたお土産物屋さんをひやかす。

外気は2度。
ベルギーより寒く、天気は曇天。

ルクセンブルクは、ベルギー•フランス•ドイツに囲まれた小国で、人口は50万弱で国土面積は神奈川県くらいのようだ。ルクセンブルクへ高速から入国したものの、前回のベルギー→ドイツで感じたようにあまり風景は変わらず、牧草地が続く。

しかし、市街地に入ると景色はやはり変わってくるから面白い。
ルクセンブルクの家は、屋根をグレー色にしているものが多く、異国に来たんだなって実感。

ベルギーから車を走らせること2時間弱。
あっという間にルクセンブルクへ到着。

車を停めて、市街へと。

街で写真を撮っていると、おしゃれな老人が話しかけてきてくれる。

”新市街は観るところ何もないから旧市街地へ案内しよう。私は妻とこのあと旧市街のレストランで食事をとるところだから途中まで案内しようー”

なんだか久しぶりだなって思う。

街を歩いていて、向こうから話しかけてくるっていうこの旅独特の嬉しさ。

旅行の楽しさには、美味しい料理や見たい景色や遺跡なんかもあるわけだけども、それともう一つ。こういった予期せぬ偶然の出会いがいいなって思う。

品のある老人につれられて旧市街地へと誘われる僕たち。

気持ちだけは相変わらず若いのだけど、もうお互い27歳と若いだけでもなく(?)、まだまだ若造ながらしっかり働いてもいて、お互いいい年なんだなって思う。

おじさんにバイバイをしてからガイドブックに載ってあったレストランへと入る。

”ボンジュール♪”

ここルクセンブルクはフランス語が公用語でもあるのだ。

応対のおじさんがとても気持ちがよい。
きっと小国ルクセンブルクにこうして東洋人がやってきたのが嬉しいのだろうか。
それとも本日最初のお客さんだからだろうか。

ちょうど12時開店直後に入ったそのレストランはその後あっという間に満員になっていた。

さっそくルクセンブルク料理とビールを注文。
ルクセンブルクはワインがすごく美味しいみたいなので、ケンにワインを勧めたのだが”ダイサク飲めないしいいよ”って。

ありがとうね。
でもせっかくだから飲んでくれて良かったんだよ。

ルクセンブルク料理とともに頼んだロブスターの料理。
すっごく美味しい!!
その後、ルクセンブルク料理を食す。
お肉とポテト、そしてお豆の料理に食が進む。

これに美味しいワインなんて飲んだら最高なんだろうなって思いながらご飯を食べていた。

ヨーロッパで”ご飯を楽しむ”ということを改めて感じる。

周りの人たちは観光客もいたけれども、地元の人たちもいるのだろう。新聞を読みながらも皆、お昼からビール、ワインをグラスに飲んで食事を楽しんでいる。

いいなって。
食事を楽しむって姿勢。
自然についているワイン。

いいなって思う。

同時に、ボリュームたっぷりのご飯に日本食のヘルシーさをケンと改めて実感。

ケンは4月はイースター休暇で、オーストリアとチェコへ一人旅に行って、オーケストラなんかを観てくるそうだ。一方、インドやアフリカなど大変そうな国にはまったく行きたいと思わないみたいで、そこらへん人によって色々と好みなんかが違ったりしていて面白いなと思う。

おれはインドやアフリカなんかが好きで良く行っていたけども、最近は料理の美味しいところっていいなって思う。やっぱり料理ってすごく重要だなって思う。

夜、美味しい料理をワインやビールを片手にご飯する、そんな旅行っていいなって思うもちろん、インドやネパールなんかも相変わらず大好きなんだけど。

その後、世界遺産になっているボッグの砲台と要塞を見る。

ルクセンブルクが”北のジブラルタル”と呼ばれるもとになった堅固な要塞が街から歩いて少しのところにある。10世紀中頃。ここにルクセンブルク城が築かれたという。周りは絶景。秋には紅葉がとても美しいようだ。

一方で、遠くには高層ビルが立っていて、ヨーロッパ第二の金融センターを擁するというルクセンブルクの一面を感じる。

ヨーロッパのベルギーという国が”山椒は小粒でもピリリと辛い”というように、小国でありながらもヨーロッパの中枢機能をもつ重要な国であるように、この国も人口47万人、神奈川県ほどの国土という現実を見据えて金融立国という国のかたちをビジョンに定めて歩んできたのだろうか。

一度は永世中立国だったルクセンブルクもドイツに侵攻された後はオランダ、ベルギーとベネルクス関税同盟を成立させ、EUにも加盟して将来を見据えて歩んでいるのだろう。

街中にはお土産用に、ルクセンブルク大公のポストカードが飾ってあった。

途中カフェで一息つきブリュッセルへと帰る。

車内でカラオケ大会をしつつ、仕事の話、旅行の話なんかをしつつ17時過ぎにブリュッセルへ到着。その後ケンを駅まで送ってから別れる。大学時代そんなに二人で遊んだ事なかったのに、こうしてこちらで二人で遊ぶという縁。

”今度はマンマミーア見に行くからね。宜しく!”

ダイサク

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