2009/12 - 2010/03
128位(同エリア218件中)
luguさん
昨年に引き続き、インドシナを巡った。
今回のメインイベントは、昨年行ったラオス、シーパンドンのコーン島に再び行くことと、今まで遠い存在だったミャンマーに初めて挑戦(?)、この二つだった。
旅行自体は楽しく終えることが出来たのだが、途中で思わぬ大きなアクシデントがあった。
タイとラオスを40日ほどかけて周ったあと、ラオスの国境の町パクセで、何枚かの写真をフォトショップでプリントアウトを頼んだのだが、それまでに撮り溜めた写真データが全て消えてしまったのだ。
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昨年ポルトガル旅行の時に、夜のシーンがどうしてもうまく撮れなかったことで決心がつき、帰国後、それまでも欲しかったデジカメ、リコーGRD3をやっと手に入れた。
その時にメモリーカードをどうするか考えたのだが、容量が大きい方が動画も撮れるし、何かと便利かな、と考え、SDHC16GBという大容量のカードにした(どうもここで大きな過ちを犯していたようだ)。
今回の旅は、僕が昔から思い描いていた、旅とロングステイとの中間のようなもので、一度移動したら、最低3泊はして、もしそこが気に入ったら1週間や10日は滞在する、という滞在型の旅を実行した。
どんなにつまらないと思える場所でも、そこに人が住んでいる限り、何か必ず面白いものはあるはずで、どこの土地でも人との出会いは、日本での日常生活ではなかなか体験出来ない味わい深いものがあった。 -
昨年ラオス北部の少数民族の村に行った時、同行のGさんが、3年前にその村で撮った写真を持参していて本人に手渡していたが、写真を受取った村人が想像以上に喜んでいたのが印象に残っていた。
今回昨年と同じコーン島を訪れるにあたり、昨年撮った島の人々の写真をプリントアウトして持って行った。 -
一つの場所に数日泊まると、同じ道を通ったり、同じ食堂に行ったり、と現地の人と顔なじみになる機会も多い。
いい表情をしている人、ちょっと気になった人に写真を撮らせてもらい、自分が気に入った写真だった場合、その土地にプリントアウトできるフォトショップがあれば、翌日そのプリントをあげると、それからはずっと親しく話が出来るようになる。 -
そんな味を占めてしまった僕は、旅の途中からそれを繰り返していた。
バンコクからカンチャナブリ、サンクラブリ、ロッブリと初めての土地をバスで移動しながら、いつもの旅よりも現地に入り込んでいる感覚を味わっていた。
どこも面白かったが、特にサンクラブリは、夜カエルの大合唱が聞けたり、モン族の村や趣のある木造の橋など、とても印象的なところだった。 -
ロッブリからはいつものコース、ナコンラチャシーマ、ウボンラチャターニを数日かけて電車で移動して、ラオスのパクセーに入った。
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懐かしい友人と再会するような気持ちで行ったコーン島は、1年でこんなに変わるものか、と驚くほど様変わりしていた。
夜の数時間しか使えなかった電気が24時間使えるようになったために、昼間から音楽が鳴っていて騒がしく、ネットカフェが出来、ゲストハウスもレストランも増えていた(ホットシャワーになっていたのだけは助かったけど・・)。 -
それでも電気の恩恵に浴しているのは、ツーリストとツーリスト相手に商売をしている人だけで、地元の人の生活はあまり変わっていなかった。
ツーリストの自分としては複雑な思いが残った。
2週間、ノービザの限度いっぱいまで居てもいい、と思ってやってきたコーン島だったが、結局1週間で切り上げることになった。
(写真はパクセーでの宿、ラオチャルーンホテルのフロントの女性) -
このままラオスを出国するのも惜しいので、パクセーからバスで2時間ベトナム方向に行った高地、パクソーンに行ってみた。
コーヒー豆の産地で、のんびりしたところだった。
昼間はパクセーと変わらない暑さだが、夜、夜明けは非常に寒く、寒さを逃れてインドシナまで来ているのに、これは無いだろう、と2泊しただけでパクセーに戻った。 -
そしてパクセーで事件は起こった。
それまでにもそのフォトショップで何度かプリントしていたので、何も心配していなかったのだが、その時は朝開店したばかりで、いつもやってもらっていた青年がまだ出勤しておらず、店のオーナーのような女性にSDカードを預けた。
古い、ゆるんだ部分をセロテープで補修したようなカードリーダーにカードを入れ、コンピューターと繋げて作業を始めた。そのカードリーダーをチラッと見た時に何かいやな予感がしたが、今までもやっているし、こんな事態になるなんて、思いもしなかった。
発売されたばかりの大容量の新しいメモリーカードと、古いカードリーダーのミスマッチングで、何かの拍子に誤作動を起こしてしまったのか・・・?
このカードに対応したカードリーダーもわざわざ持ってきていたのに・・・、後の祭りか・・・。
まあ、素人なのでこんなことしか思い浮かばない。 -
その後は自分でも混乱してしまい、何が起きたのか、よく記憶していない。
いつもの青年が現れ、いろいろやってもダメで、仲間の、コンピューターに詳しい人のところまで行って復元を試みてくれたがダメだった。
それでも諦めきれず、帰国してからもネットで調べ、リカバリーの専門業者数社にカードをみてもらったが、復元不可能ということだった。
写真を失ってみて初めて、写真など無くても、自分の中でどれだけ納得できる旅が出来るか?、その重要性を考えることが出来た。
ここからは、それまでのことはしっかり自分の中に記憶として留め、気を取り直して旅行を続けよう・・。
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この旅行記へのコメント (1)
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- chenyupingさん 2010/04/21 17:27:29
- 登録しました!!
- こんばんは!!
新しいe-mailを申し込んで、やっと登録できました!
これから、ゆっくり写真を見ます!kk
ウー平
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