見頃を迎えた北野天満宮の梅

2010/02/28 - 2010/02/28

学問の神様として有名な菅原道真公を祀られている北野天満宮。道真が詠んだ『東風（こち）吹かば　においおこせよ梅の花　あるじなしとて春な忘れそ』の歌にちなんで、境内の梅の木は植えられています。２万坪の境内には５０種約１５００本の梅の木があり、２月中旬から３月上旬にかけて花の見頃を迎えます。時は受験シーズン真っ只中でもあり、多くの参拝客で賑わっていました。

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄

北野天満宮の最寄り駅である北野白梅町へは四条大宮から京福電気鉄道嵐山線、通称嵐電で行きました。帷子ノ辻で北野白梅町行きに乗り換えです。

帷子ノ辻駅ではレトロな雰囲気を出した茶色の車体の電車が入線して来ました。なお、2010年3月25日に開業100周年を迎えます。

北野白梅町駅から今出川通りを歩くこと約５分で一の鳥居です。

一の鳥居をくぐり参道を北へ歩く。前方に二の鳥居があります。

続いて三の鳥居。

三の鳥居をくぐると楼門です。主目的の梅苑へは「入苑受付」のところから入苑料６００円を払って入りますが、まずはお参りです。

楼門をくぐってすぐのところにある牛の像です。牛は天神さんのお使いで北野天満宮の境内には多数置かれています。

楼門をくぐって左の絵馬所。受験シーズンでごった返していました。

参道をさらに奥へ進むと重要文化財の三光門（中門）があります。

三光門周辺ではいろんな梅の花を見ることができます。

三光門付近の枝垂れ梅。

三光門をくぐると国宝の社殿があります。菅原道真公が祀られています。受験シーズン真っ只中でお参りするのに行列です。

社殿の前の紅梅。

社殿。

お参りを済ませて境内の梅を楽しみます。紅梅殿の紅白の梅の花。

社殿北にある地主社の白梅。

同じく紅梅。

紅白の花を咲かせる梅の木。接木かなぁ？

梅苑へは御土居の入口から入りました。御土居とは豊臣秀吉が天下統一を成し遂げた後、鴨川と紙屋川の洪水対策と軍事的防衛を目的に京都の周囲に築いた土塁のことで、洛中と洛外の境となっています。北野天満宮の境内西側の御土居は原型を止めており、史跡に指定されています。

紙屋川に架かる鶯橋。紙屋川はかつて紙漉き場でした。

御土居の梅。秋には紅葉も美しく、「もみじ苑」として公開されます。

御土居の梅。

御土居の枝垂れ梅。

淡いピンクの枝垂れ梅の花。

御土居の梅。

梅の花は丁度見頃で、梅苑は凄い人です。

梅苑の白梅。

八重咲きの綺麗な梅です。

梅苑の紅梅。

これも八重咲きです。

白梅。

梅の花を堪能して北野天満宮をあとにしました。続々と訪れる参拝客を避け、東門から出ましたが、外壁には「まりなげ禁止」の注意書きがありました。単純にキャッチボール禁止の意味だとは思うのですが、なんとも京都らしいものです。