西安に行きました。（陝西省歴史博物館編・漢巻）

2008/12/28 - 2008/12/28

越後屋。金餅とあるが、誠においしそうな「お餅」じゃのう。
おっと、字が違うようだが、餅は餅じゃ、それもよかろう。
お主も悪よのう。儂にたらふく食わせおって、わヒゃッヒゃッヒゃ。

エリア 西安(中国)

歴史が随分と遡りまして、漢の時代です。紀元前206年から紀元220年の古代王朝です。秦の始皇帝による統一王朝の誕生後、秦の統治が乱れたために、群雄割拠の時代になりましたが、最終的には項羽と劉邦という２人の将軍による抗争が行われ、劉邦が勝ち紀元前206年に建てたのが漢王朝です。といっても、途中一時、王莽という人に国を乗っ取られ、紀元8年に新という国になってしまいますが、劉一族の劉秀という人が再び漢王朝を紀元25年に復興しました。新を挟んで前が前漢、後が後漢です。前漢の都が長安、後漢の都が洛陽です。都の位置が長安＝西、洛陽＝東なので、西漢、東漢となっています。前漢の都が長安だったため、展示は前漢が多かったかもしれません。

漢代は鉄製農具の普及、牛による耕運、水利の整備のため、経済が繁栄したのでしょうか。
輸送、軍事の面から、馬の牧畜も進んだようですね。

これは後漢の農具？
彩陶井とありますね。

後漢の陶狗わんこ

漢代は手工業も発達しました。

前漢の容器

前漢の瓶

前漢の壺

前漢「中私官」銅容器

漢代は貨幣の流通と市場の拡大がありました。

半両銭、五銖銭のコイン

コインケースとコインの鋳型でしょうか。

金餅
本当においしそうなお餅ですね。
おっと、漢字が少し違いますね。

銅製の魚をくわえた雁のランプだそうです。

春神と秋神を彫った石板です。

漢王朝と北方異民族との交流？品です。

銅製の炊具
独特の形状です。

こちらも銅製の炊具

これもおもしろい形状の鍋だ。