2009/08/31 - 2009/08/31
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4nobuさん
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シュピーツのホテルを出てアデルボーデンに移る。行き先をアデルボーデンにしたのはシュピーツからさかのぼる谷の内でまだ入ったことのないエングストリーゲンの谷にあることと、著名なスキー(副次的に夏のハイクでも)のリゾートだから。
それと2002年にゲンミ峠越えでカンデルステークに下りた時にシュバーレンバッハ小屋からアデルボーデンに抜けることを考えたが断念した思い出があり、一度アデルボーデンがどんなところかを覗いておくのも悪くないと考えたから。
アデルボーデンは谷奥にあるのに大きな町でスキー適地がいかに多く客を惹きつけるかがわかる。しかし夏なので目星をつけていたホテルは休業でその隣の同じ三ツ星ホテルに泊る。荷物を置いてインフォメーションに寄って後背地のハイキングのパンフレットをもらう。これで見るとたいして難しくないルートだからとなめて地図を買わなかった(実は家にはあったのだが持ってきていない。この方面に行くことを決めたのは今週腰痛でアレッチ氷河に行くのをやめてからだから)。このなめた態度が後ほどのミスを招いた。
さてアデルボーデンからゴンドラを対岸のォエイ、ベルクレーガー、と乗り継ぎシリーレンビュールからカール状の広大なスキーゲレンデを見下ろしてカールの周囲を回る。ほぼ半周のハーネンムース峠までは多くのハイカーが歩くがここから皆さんはリフトとバスでアデルボーデンに帰る。
峠でリモコングライダーを楽しむグループを見ながらの昼食後に後半ルートを歩き出す。はじめはスキーのゲレンデとなる草原を横切り、やがてナイフリッジの尾根道を通る。その先の分岐点で谷に下りるべきを尾根を通る道がなおもあるのでその道をたどる。ところがやがてその道は絶えて、始めてけもの道(いや牧牛の散乱した足跡)と気付く。どうして道標に気が付かなかったのだろう。同じように道に迷ったグループが二組もあったのだから道標がなかったのかも知れない。
気が付いて上り戻す途中で樹が薄くなって下の方に牧草地と車道が見えたので強引に下る。
いままでに道に迷ったのはいずれも林の中の見通しの悪いところで、けもの道への迷いこみが多い。ただスイスでは始めての経験だ。道標が本当に親切に設置されているスイスだからと思い込み過ぎて痛い目にあった。それと安易なハイクとなめてちゃんとした地図を買わなかったことが原因。
アデルボーデン:トゥーン湖畔のシュピーツから二つの谷をさかのぼれる。ひとつはレンク、ツバイジンメンを経て峠を越えてモントルーにいたるジンメンタール(=谷)もう一つがここで関係するカンデルタールで、この谷の終点カンデルシュテークまでに昨日歩いたキーエンタールとエングストリーゲンタールが分れている。エングストリーゲンタールの谷はスイスによくある僻地で19世紀後半にみちが整備されるまではは冬は行けないところであった。1870年に土地の教師が宿を初めて設ける。
アデルボーデンはエングストリーゲンタールの中心地で、特にスキーリゾートとして有名でFISワールドカップのアルパインレースの開催地。今では24ホテル、3800の民宿、40のレストランがあるほどに繁盛する。
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今日のハイクコース(青線):右上のアデルボーデンから一旦谷底のエイまでゴンドラで下り、そこから更にベルグレーダーでも乗り換えてシラーレンビュールに着く。そこから反時計方向に一周するコース。ゆるい上りと下りで左下のハーネンモース峠に至る。そこから前半の尾根に対峙する尾根をベルグレーダーまで下る。
2010-3-19:ルートの書き込みを修正。図中の点線が正規ルートでない、けもの道を歩いた部分 -
アデルボーデンの商店が並ぶメイン通り。ツェルマットよりはやや小さいがグリンデルヴァルトよりは大きい通り。
夏は人通りが少ないが冬はスキー客でごった返す。 -
斜面に展開したアデルボーデンの村の風景をエイまでの下りのゴンドラから見る。
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同じくゴンドラからの村の風景。右上がホテルなどの大きな建物のある村の中心で、そこから左に歩いてこのゴンドラに乗る。下り斜面には専らスキー客用のアパートが沢山ある。
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ゴンドラを乗り継いで最高所のシラーレンビュール駅
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ゴンドラ上駅に隣接する規模の大きいレストラン。今は閑散としているがスキーシーズンにはすごい人だろう。
ここからハイクを始める。 -
ティアベルク2371mから中央のハーネンムース峠、その左ヴィルダーステューベル3244mまで広がりその下にはアデルボーデンの下村も見える。
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シラーレンビュールのレストラン横の小型遊園地の正面に見えるティアベルク2371m
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左のティアべルクからの尾根ラヴェィグラートを中腹まで上り中腹を横断して左のコル、ハーネンムースパスに至る。のんびりとした道。峠の向こうのはるかに左からニーセンホルン2776m,ヴィルトホルン3248m,ラヴィルホルン2367m。
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ハーネンムースパス1950mの向こうには、左からニーセンホルン2776m,残雪のヴィルトホルン3248m,ラヴィルホルン2367m。
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ハーネンムースパスの左に移動するとスカイラインにはヴァイスホルン2948mのピークがあり、その左の平らに見えるところがヴァリス州クランモンタナの背後のプラン・モルテで、更に左がヴィルトストゥルーベルになる。
ヴァイスホルンの下の円錐状の小さなピークがレーゲンボルドゥスホルン2193mでその下を巻いて左下の樹林のある稜線を歩く。 -
レーゲンボルドゥスホルン付近を拡大すると。
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更に左に下ってこの絵で右中段の林を抜けたところの道を向こうに回って中央下の道にでてベルクレーガーのゴンドラ駅からゴンドラで帰る。
左上はブンダーシュピッツェ2546m
以上がシラーレンビュールからの写真によるコースの説明 -
シレーレンビュール下の道を通る夏用のノルディックローラースキー
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散歩道ともいえるよく整備された道を出発する。
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道は雨で崩れないようにメッシュの板とか粒の揃った細かい砂利で整備されている。
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路傍の花の傍に説明板がある。この道はブルーメンヴェーク(花の小路)と呼ばれているが夏も終わりに近く花は少なくなっている。
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ハーネンモース峠に近づく。背景は残雪のヴィルトホルン。
右方にかすかに見える老婦人ががんばって歩いているのでお幾つと訊くと48歳と茶目っ気で応える。
すぐに言い直したがドイツ語では4と80の順に言うのを引っ掛けて応えたのだ。
私は77歳でどちらでも同じ言い方だと笑って応える。 -
来た道を振り返る。出発点のシラーレンビュールが見える
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ハーネンモースパス(峠)の小屋とリフト駅。背景は残雪のヴィルトホルン
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ハーネンモース峠の道標。
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ハーネンモース峠は気象条件がグライダーにいいらしく、動力なしでも長時間の飛行が楽しめるらしく、愛好家のメッカになっていることを初めて知る。ここの山ホテルはおそらくその人たちで潤っているのだろう。少なくとも夏は。
並んでいるグライダーは翼幅約2メーター。 -
リフト上駅付近が出発点になっている。
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高く空を舞うグライダー。回収のためには無線操縦が必須と思うのだが確認しなかった。
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峠から歩いて30分のところにスキーシーズンのキオスクがある。
前方彼方の残雪のある山がヴィルトストルーベルでヴァリス地方との境界になる。手前の山脈との間にエングストリーゲンアルプ(高原)がありもう一つのハイクとスキーゲレンデがある。そこから(ここからは見えないが)ヴィルトストルーベル山塊の右端を回り込むと冒頭に書いた、かって歩く計画を立てたことのあるゲンミ峠への道がある。だんだん退化する体力ではもはや望めないのが悔しい。
今日のコースはキオスクの向こうの円錐形の小ピークを左に回りこんで行く。 -
向こうに見える峠はエングスティゲンアルプへの峠で、やがて左に分かれた道をとる。
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分かれ道の道標。
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レーゲンボルスホルンの左をまく
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手前の尾根の間にヴィルトストルーベルが再び見える。
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やがてブェッチー谷の向こうの尾根の切れ目の向こうに、ヴィルトストルーベル山塊の左端のティアヘルンリー2894mの尖峰がみえる。この峰の左をまいてダウベン湖を経てゲンミ峠とつながる。前に書いたようにこのコースを通る計画うを立てたことがある。
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やがて広い尾根はここで終わる。眺めのいい丘で先行のグループはここでゆっくりと休んでいた。かってはここにスキー客用とおぼしき小屋とそのための物資揚げのリフト跡があった。
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この小さな丘から見たこれから通る尾根。せまい尾根だが楽しそう。だとこの時は思った。
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尾根の幅はだんだん狭くなってくる。
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この写真の後で幅はついに50cmになる。それよりも尾根の両側は切り立っていて、しかももし足を滑らしたときに支えてくれる潅木がなく草のみで岩壁や雪稜と同じ危険度だ。そう思うと急に恐怖を憶えてきて足がすくむ。これも老化のせいか。
この後で森林に入ると尾根は広がると同時にぬかるみになり、けもの道との区別がつかなくなリ道に迷う。以後の記録の写真はないが冒頭に述べたように運良くも危機を脱す。
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