ウィーン大学卒業式

2009/12/03 - 2009/12/03

去年12月にウィーン大学にて博士号を取得した際の写真です。海外の伝統ある大学での卒業式はなかなか興味深いものがありました。

エリア ウィーン(オーストリア)

ウィーン大学本校舎に向かいます。ちなみに私はSpittelauで仕事をしていました。

ウィーン大学本校舎の玄関です。12月なのでクリスマスツリーもすでに見えています。

ウィーン大学の”過去”の偉人（異人でもあった？）の方々のお写真です。

本校舎は伝統と歴史がありとても綺麗です。階段を上がります。

上から見るとこうなります。

何度見ても綺麗です。

玄関近くに出ていた表示。大会場（Großer Festsaal）に行けとあります。

で、そのGroßer Festsaalへ。

この日はEngl教授が世話役（いわゆるDirector）で、考古学のSeidler教授が学部長（Dekan）として式をとりしきりました。進行役（Promoter）は微生物生態学のHorn教授でした。

始まる前に会場に入ります。

天井の絵画も何か威厳があります。

他の学生の親もわらわらと入場。

いよいよ卒業生の入場。私は3番目。

博士課程の学生のみの卒業式（学位授与式）なので人数は少ない。階上の右側で立っていろということなので全員並んで待ちます。

しばらくして、、卒業式進行役の教授陣が登場。

教授陣のありがたいお言葉がしばし続きました。

その後ひとりずつ自己紹介と何で学位を授与されたかを説明していきます。ウィーン大学の今回の学位授与式ではヨーロッパ人だけでなくエジプト人、コソボ人、日本人（私）などもいて国籍や出身地の多様性が感じられた。

私も壇上で自己紹介と学位の説明をしました。ドイツ語だったので前日まで何度も練習しました。わかりきった簡単な”セリフ”がたかだか3つくらいなのに緊張して仕方がなかった。友人は私のドイツ語の発音が良かったと言ってくれたのでそうひどくはなかったはずだが、何も記憶にない。

右で立っていたかと思ったら壇上での挨拶の後左側で待たされます。この後卒業証書を手渡されます。

式が終わるとまず式の主催者がおごそかに退場いたします。

式が終われば喫茶でケーキセットを食べる。

夜の市内へ。

すでにカフェもライトアップされています。

市庁舎は毎年見ています。

いつも通り綺麗です。

市庁舎の近くにはなぜかメリーゴーランドもあります。

ケルントナー通り１

ケルントナー通り２

ヴォーティフ教会。

Stadatoperでは白鳥の湖を見ました。初任給で親を招待しました。

オペラ座の中です。10年ほど前に旅行で来て以来です。学位を取得してまた来ると誓っていました。それが達成できました。

Volksoperではリゴレットも観賞。

現在研究室で一緒の女性の”彼”がブルグ劇場で働いているため夜の見学が許可された。個人的なのでもちろん”彼”がガイド役です。

壁に映る映像もまた芸術的。

最上階には過去使用されたドレスなどの展示もありました。

年代物のお面ですね。

音響効果の道具。古いですね。

館内の様子。貸し切り状態なので誰もいませんが。

館内の様子２

ステージから誰もいない観客席を望む。

ボックス席からステージを見ます。隣は一緒に”個人見学ツアー”に参加された方です。

劇場内で近年クリムトのスケッチが見つかったので保存されているようです。

クリムトの絵１

クリムトの絵２

クリムトの絵３

裏方の様子も見学しました。これは劇場で一番高い場所にある証明です。

現在使われているコスチューム。

劇場のいたるところで使用されるワイヤーはこの機械で切断します。

ステージの裏です。”彼”が紐を引くと、、、

ステージの頭上からこんなものが降りてきました。

コントロールルームの様子。モニターでステージの様子が把握できます。

他の大型セット。

上からステージ裏を眺めます。

これは雪を作る装置。でも最初は雪を放出しても白く見えず苦労したのだとか。

天井裏の様子。たくさんワイヤーがあります。

これで劇所の見学終了。卒業式も終了。翌日からまた仕事です（安月給ながら）。