2010/01/23 - 2010/01/24
10位(同エリア48件中)
まつしょうさん
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2010年1月23〜24日、北京に駐在している私は、週末を利用して寧夏回族自治区銀川に行ってきました。
・海宝塔
・旧城区
・西夏陵
・鎮北堡西部影城
・太陽神大酒店
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
10:40北京発12:45銀川着の東方航空(MU2122)で銀川へ。
銀川空港から市内まで車で30分ほど。 -
とりあえず、海宝塔へ直行。
海宝塔は旧城区の北、すぐ近くにあります。
お寺への入場料10元。海宝塔寺 寺院・教会
-
海宝塔、俗称北塔。創建年不詳。
五胡十六国時代(4〜5世紀)に赫連勃勃(匈奴出身で、西暦407年オルドス地方に大夏国を建国)が再建したという記録があるそうです。 -
かつて何度か地震により倒壊し、現在のものは、清の乾隆帝の時代(1778年)に修復されたものだそうです。
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これは旧城区の鼓楼。
ここから南へ延びる鼓楼南街あたりは、銀川一番の繁華街です。 -
鼓楼から東に2〜3分歩くと玉皇閣があります。
玉皇閣 史跡・遺跡
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玉皇閣から南に下っていくと南門広場があります。
北京の天安門を真似して、小天安門と呼ばれています。 -
鼓楼南街の南端に銀川商城という大きなショッピングセンターがありました。
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銀川商城から見た鼓楼南街です。
一番向こうに鼓楼が見えます。 -
鼓楼南街から西のほうへ15分位歩くと承天寺塔が見えます。
ここは博物館になっているらしいのですが、5時少し前に着いたらもう閉まっていて、中には入れませんでした。承天寺 寺院・教会
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さて、翌日日曜日、朝8:30にホテル(太陽神大酒店)をチャーターしたタクシーで出発して、西夏陵に向かいました。
西夏陵は旧城区から車で40分ほど。
車で移動する途中も、賀蘭山の麓、広〜い場所に点在する陵墓が見えました。
ここでは、第3号陵を見ることができます。
この寒い時期の朝、観光客はほとんどいません。西夏王陵 史跡・遺跡
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これは、入口近くにある西夏文字の碑です。
西夏陵には9つの王陵と250余の陪葬墓が約53平方キロメートルの土地に点在しています。
観光客が来るのは、ここの第3号陵です。 -
第3号陵一つだけでもこの広さです。
入場料60元(西夏博物館、西夏史話芸術館、場内移動用の電気自動車込み)。 -
入口から西夏博物館前まで、このような電気自動車で移動します。
運転手は若い女の子で、乗客は私一人だけでした。
お客が少ないため、帰りは3号陵前の乗車地点から電話してくれれば迎えに行くと言われて、携帯電話の番号が書いてある紙を渡されました。 -
寒い寒い電気自動車に1分ほど乗り、西夏博物館に到着。
ここでは、西夏の歴史・文化の紹介や出土品の展示などが行われています。
特に、西夏文字の紹介は詳細で、興味深いものでした。
この博物館の隣には、西夏王李元昊の生涯を等身大の人形で紹介する西夏史話芸術館があります。 -
西夏博物館、西夏史話芸術館を経て、第3号陵(泰陵)の前に出ます。
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第3号陵は、西夏国を築いた李元昊の墓と推定されています。
李元昊は、古代羌族系のタングート族(中国語では「党項」)の出身で、タングートの諸部族を武力によって併合し、大夏国(漢民族の北宋からは「西夏」と呼ばれる)を建国、皇帝を称しました(在位1038〜1048年)。
映画「敦煌」で、渡瀬恒彦が演じていたのが李元昊です。 -
李元昊は興慶府(現在の銀川市)に都を築き、政治、経済、文化の統一を図りました。
西夏文字を制定したのも、李元昊の時代でした。
西夏国はその後も繁栄を築き、1227年、モンゴル帝国のチンギス・ハーンによって滅ぼされるまで続きました。 -
西夏陵は、1971年、人民解放軍の空軍施設を建設している時に発見されたそうです。意外と最近の発見だったのですね。
現在は朽ちた土の山になっていますが、元々は八角形の塔だったようで、四方には城壁も築かれていました。
今も、塔の煉瓦の形跡が残っています。 -
西夏陵の周りはこのように広い草原で、馬がいたりなんかしました。
馬を見ていたら、ちょうど電気自動車が通りかかったので、乗せてもらい、入口まで帰りました。 -
西夏陵から車で20分ほど移動して、11時過ぎに鎮北堡西部影城に到着。
鎮北堡西部影城は、いわゆる映画村で、数多くの映画やドラマのセットが見られます。
そのうち、日本でも有名な映画は、「紅いコーリャン(紅高粱)」くらいかな。鎮北堡西部影視城 テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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中は結構広かった。
これは、敷地の航空写真。
「明城」(左側)と「清城」(右側)に分かれています。 -
入場料は60元(明城・清城共通)。
まず、明城から入ります。 -
「中国映画ここから世界へ」
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だだっ広い敷地にセットが置かれています。
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これが、「紅いコーリャン(紅高粱)」で使われたセット。
「紅いコーリャン」は1987年製作。チャン・イーモウ(張芸謀)の初監督作品。
コン・リー(鞏俐)もこの作品でデビューしました。
今や国際的大女優となったコン・リーはここで誕生したというわけです。 -
コン・リーが若い…
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文革当時の街を再現したコーナー。
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人民公社大食堂。
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文革当時の民家の再現。
壁に貼られている新聞も当時のもので、当時の雰囲気がよく伝わってきます。 -
ここは、最近の映画「刺陵(トレジャーハンター)」が撮影された場所。
「刺陵(トレジャーハンター)」は2009年の年末公開。
台湾のジェイ・チョウ(周杰倫)とリン・チーリン(林志玲)主演の冒険活劇です。 -
この映画、中国でもかなり宣伝してましたが、興行収入はいまいちだったようです。
日本では公開するかどうか分かりませんが、DVDくらいは出るでしょう。
私は北京でDVDを買って見ましたが、「インディ・ジョーンズ」を思わせるような内容で、ストーリーはちょっと荒唐無稽。でもスケールの大きさはさすが中国といったところでしょうか。 -
こちらは清城の入口。
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清の時代の街並みを再現。
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昔のポスターを再現。日本語が書かれたものもありました。
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日本の映画「西遊記」(2007年公開。香取慎吾、深津絵里、内村光良ら出演)もここで撮影されたとパネルで紹介されていました。
この他、鎮北堡西部影城には、映画のポスター展示館やここで撮影された映画の紹介展示館など、いろいろ見所があり、結構面白かった。
結局、ここには3時間ほどいました。 -
鎮北堡西部影城を2時過ぎに出て、40分ほどで一旦銀川市内に入り、運転手さんに連れて行ってもらった清真(イスラム)麺館でラーメンを食べ、空港へ向かいました。
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今回、太陽神大酒店(アポロホテル)に泊まりました。
旧市街の中心からは少し離れていますが(鼓楼まで歩いて50分ほど)、サウナがあるということだったので、ここにしました。
サウナには大きな浴場(湯池)もあり、なかなか気持ちよかった。
部屋はかなり広かったが、豪華というわけではなく、電灯がちょっと暗い。清潔さは、一般的な中国の地方のホテル並みでした。
夜は、下の階にあるカラオケがちょっとうるさかった。
北京の旅行会社を通して予約。560元/泊(朝食込み)。アポロ ホテル
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