若くもないのに青春18きっぷで行く、夏休みは金沢！おいしいもの食べに行こうツアー　その1

2009/08/22 - 2009/08/24

ええ、金沢。…久しぶりなんですよ、実は。…え？…2007年の秋ですか、最後に行ったのは。最盛期には年に2回とか行ってましたからね。…はい。…そうですね、金沢ですと、車が仮になくても、市内の観光地は歩いて見て回れる、ってことがありますので、青春18きっぷも、早いうちに使ってしまわないと、紙切れになってしまいますからね。…2度目ですか、電車で行くのは。でも、鈍行のみで行くのは今回が初めてということになりますね。

…あ、常宿？ええ、今回は常宿だけではないんですよ、泊まったのは。どうして他のホテルにも泊まってみようという気になったのか、気になったのかというだけに、気になりますねえ。え、気にならない（涙）？

ま、いいや。今回の金沢は、ワタクシにとって、いつもの金沢ではないんですよ。なんじゃそりゃ…（笑）。

ちなみに、2泊目は常宿ですのでご安心下さい。なんじゃそりゃ…（笑）。

エリア 金沢(石川)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円

倉敷から金沢へ向かう、接続のよい鈍行列車の始発は5時57分でした。現在、5時30分。自転車でチャリチャリっと軽快に駅まで走ります。

金沢に着いたら海鮮丼などを食べよう、と意気込んでいるのですが、金沢に着くのは14時過ぎ。少なくとも朝ごはんは電車の中で済ませないといけません…ということで、今回も駅前のセブンイレブンに立ち寄り。

「店長、1年ぶりにあやしいおじさんがお店の写真を撮ってますっ！」
「いつものことだろ、ほっときなさい」

…いつもおいしいサンドイッチをありがとうございます。

で、今回も倉敷駅です。このあと、駅東の駐輪場に自転車を停めて駅へと向かうところまでは、判で押したように1年前と一緒。

はい、では行ってきますです。

まずは姫路まで。2時間弱、列車に揺られます。

(-o-)...zzzZZZ乙乙乙

…bamoさん、姫路に着きましたでよ。
乗り換えするでよ。

ということで、次は敦賀まで。3時間、列車に揺られます。

(-o-)...zzzZZZ乙乙乙

…bamoさん、敦賀に着きましたでよ。
また乗り換えするでよ。
　

ということで、今度は福井まで。で、その後、金沢まで。鈍行で移動した距離としては、これまでで最長かも…。

14時19分、無事に金沢に到着。

…そりゃ、無事だろうよ。公共交通機関を使ってるのに、

14時19分、また血だらけになりながら、やっとの思いで到着。

などという記述はあまり見かけない。

では、まずはホテルで荷物を預けましょう〜。

じゃーん！今回のホテルは「金沢シティホテル」ナリ。広い部屋に惹かれて予約したナリ。

「チェックインまで時間があるので、荷物を預かってくーだーさいっ」

　「bamoさま、お待ち申し上げておりました。すでにお部屋の準備は整えてございます。ひとまずお部屋に入ってもようござんすよ」

「じゃあ、入らせてくーだーさいっ」

「レジデンシャル・シングル」という部屋で、朝食付き5850円ナリ。で、どんな部屋かというと…

ドアを開けて足元を見ると、おや、一段高くなってますよ。

顔を上げると、その先、左側は部屋に続いており、右側にはドアが…。

では、まず左側をのぞいてみましょう。

ダダンダンダダンっ！ダダンダンダダンっ！

…と、皆さんここで意味もなくターミネーターのテーマ曲を頭の中に思い浮かべてください。

左側をのぞきこむと、こんな感じ！

ビジネスホテルの部屋とは思えない空間が、そこには広がっているのですっ！ベッドがない！

視線を左に向けると…

あった！ベッド！

なんと、ぜいたくな配置なのでしょうか！まるでワンルームマンションのモデルルームのようです。

部屋の隅から、入ってきた方向を眺めます。

で、入って右側にあった、あのドア。…ほら、この写真では左端に見えている、あのドアを開けてみましょう！

おじゃましまんにゃわ。

邪魔すんなら帰ってー。

なんでやねん！

…洗面所が見えますです。

右を見ると、トイレが！

そして！

ジャジャジャジャっ！ジャジャっ！ジャージャーン！

…トイレの水を流した音ではありません。火曜サスペンス劇場のコマーシャルに入る前の効果音を頭の中に思い浮かべてみてください。

次のコマで、あなたは驚愕の事実を目の当たりにするのですっ！

洗面所の左側には、バスルームが！

大きな窓つきのバスルーム！まるで、建売マンションのモデルルームのようです。

ちょいと、カーテンを開けてみましょうやぁ。

おぉ！金沢の街が一望できますな。これは素晴らしい！

つまり、こうなっているわけです。今回宿泊する812号室は、通常のシングルルーム2部屋分の広さがあるわけです。で、5850円ナリ！安いナリ！ごーじゃすナリ！

ということで、大撮影大会は終了し、少し遅い昼ごはんを食べに行くわけですよ、近江町市場へ。

ワープして武蔵が辻までやってきました。

旧ダイエーのビルがなくなって、ガラーンとしています。

目を右に転じると…

ジャジャジャジャっ！ジャジャっ！ジャージャーン！

…えー、お漏らしをしたわけではありませんでして。

次のコマで、皆さんは驚愕の事実を目の当たりにするのですっ！

近江町市場が、…ビルになってる。

下のアドレスをクリッとしていただきますと、2007年10月のダイエー口の写真をご覧いただけるのですが、2年が経ちまして、名称も市姫神社口と変更されたようです。

http://4travel.jp/traveler/bamo47/pict/12982319/

では、そんな驚愕の近江町市場にある「こてつ」で海鮮丼をいただきましょう〜。

え？…こたつではありません。「こてつ」です。

「海鮮丼をくーだーさいっ」

「はいはいー」と出てきたのは、こちら。

なかなか素敵な海鮮丼です。

もちろん、エビちゃん、ウニちゃん、イクラちゃんも乗っかってます。バーブー。1900円ナリ。

お腹まんぷくりん状態で、ひがし茶屋街に向けて歩きます。金沢はほとんどの観光地を見尽くしてしまっているので、地図がなくてもたいてい歩けます。

こちらは、枯木橋。なんで枯木橋なんでしょうか。

御用とお急ぎでない方は、ぜひ写真を大きくしてご覧下さい。こんな謂れがあるようです。

浅野川沿いに櫓があります。今日は青空と柳とのコントラストが美しいですね。浅野川を越えると、ひがし茶屋街です。

浅野川大橋です。この橋にも、枯木橋のように謂れがあるのかもしれません…

みーつけた。ちょいと、奥さん。大正時代に作られたんですってよ、この橋。

というか、この案内板自体も歴史を感じるものです。だって、「建設省」の時代に作られてますもんね。誰も名前の貼り換えとかしないまま現在まで。さすが古いものを大切に残している街です。前原さんもﾋﾞｸｰﾘ。

ひがし茶屋街に入ってきました。

古い楽器屋さんをﾊｹｰﾝ。「福島」って書いてますけど、ここは金沢どす。

このお店を見つけたら、表の張り紙をごらんあすばせ。
金沢の方言の独特さを感じておもらいしみす。
驚くことも数々ございみす。
こんな金沢弁を話してみまさることができます。

…おもらいしみす。

……おもらしします。ジャージャーンっ！

ひとつ前のコマで、金沢の方、金沢が好きな方、火曜サスペンス劇場が3度のメシより好きな方が、右上の×印をクリッとしてしまったので、ご覧になっている方が大幅に減ったと思われみす。深くお詫び申し上げみす。

さて、ひがし茶屋街の、ひがし茶屋街たる景色のところにやってきました。

夏の夕方のひがし茶屋街。観光地にやってきた、というよりは、帰ってきました、という印象のほうが強いのはどうしてなのでしょうか。

アサガオ…でしょうか。2階の屋根に届くほどにツルを伸ばしています。明日の朝も、パッと大きな花が咲くのでしょう。

金沢には、2007年の10月の前は2006年の年末に来ているのです。

「美しいですねえ。ああ、日本人って感じです。なんだそりゃ。」

…と、当時の旅行記には書かれています。

http://4travel.jp/traveler/bamo47/pict/11820444/

そして、こちらもお約束の「コールドパーマ」。

コールドパーマなんてかけたら、頭が凍るど！

…って、言ってごらんあすばせ（笑）。

全国コールドパーマ愛好会の会員の皆さまが右上の×印をクリッとしてしまわれましたので、この旅行記をご覧になっている方はほとんどいなくなりました。

えーい。もう好き勝手やっちゃえー。あることないこと書いちゃえー。

ということで、続いてやってきたのは、主計町茶屋街。そうそう、今越さんはここで生まれたんです。

…今越さんって誰？

ああ、碑の横に書いてある「辻占売り少年」というのが、今越さんなんですね。乃木将軍と、そんなエピソードがある方なんですね。

…気になる方は、調べてみてください。

さて、主計町茶屋街です。いつもならこの川沿いの道を歩くのですが、今回は、一本内側の、この道路に面した建物の裏の道を歩いてみました。


2006年年末の写真はこちら。
http://4travel.jp/traveler/bamo47/pict/11820445/

ちょっと路地を入ると、「暗がり坂」。坂の下は茶屋街、坂の上は神社の境内。日中でも陽が当たらない坂道なんだそうです。

クワバラクワバラ。一人歩きは危険なので、とっととホテルに戻りましょう！

ホテルに戻って、まずはお風呂に入ります。

ふふふ。よく、皆さんの旅行記を見てると、海外の一流ホテルの高層階で夜景を一望しながら入浴、なんてのがあるじゃないですか。一度、そういうのを体験してみたかったんですよ。でも、海外の一流ホテルなんて、そう泊まれません。

…ということで、金沢の夜景を見ながら、一日の疲れを流します。

とってもブルジョアな気分に浸ることができました。では、晩ご飯です。遠出をしてもよかったのですが、一人歩きは危険だとさっき思ったばかりだったので、ホテルの1階の居酒屋にしてみました。

「底曳き割烹 もんぜん」。

宿泊費が安いぶん、ちょっと贅沢しちゃいましょう。まずは、フロントでもらった「生ビール無料券」を使いまして、生ビールとお通しでございます。

お刺身が食べたいなあ…。

「すみません、この『底曳き盛 1人前』をくーだーさいっ」

「はいはいー」とやってきたのは、こちら。1600円ナリ。お刺身単品としては、ワタクシがこれまでに食べたなかで最高値かもしれません。でも、今日はちょっとぜいたくをしようとさっき思ったばかりだから、ぜんぜん気にしなくていいのです。

わが家の（といっても、ワタクシ1人の、ということですが）食費は、1ヶ月25000円ぐらいなんですね。ということは、1日の食費が800円ぐらい。

このお刺身だけで、2日分の食費だよなあ。

…なんて考えてはいけません。今日はちょっとだけぜいたくをするのですっ！

1人前とは思えないボリューム。お刺身が三度のメシより大好きな、そこのあなた！ 今すぐ、金沢シティホテル1階の「底曳き割烹 もんぜん」へ！

…回し者ではありません。

…猿回しでもありません。

「えーと、すみません、この、もんぜんサラダのハーフサイズと、生中をもう一杯、くーだーさいっ」。

「はいはいー」とやってきた、もんぜんサラダのハーフサイズは480円ナリ。能登豚の自家製ベーコンが入ってるナリ。

で、生ビールは520円ナリ。お店で飲むビールは美味しいけど、高いよなあ…。家で飲む発泡酒は88円だもんなぁ…

…などと、今日は考えてはいけないのです。ちょっとだけぜいたくをするのですっ！

「え、えーと、この『活たこ串焼』もくーだーさいっ。ボクは、タコが三度のメシよりも好きなのです」

「はいはいー」とやってきた、「活たこ串焼」は380円ナリ。

晩ご飯は、ここで終了。

…あれ、炭水化物がありませんねえ。

……実は、このあと、ホテルの隣のローソンでしこたま買い込んで、部屋でセカンドディナーを楽しんだのです。そう、ワタクシ、旅行に出ると、よく食べ、よく眠るのです（笑）。

では、今日はこれでおやすみなさーい。

この旅行記へのコメント （2）

• さすらいの食いしんぼうさん 2010/03/29 13:53:04

  喰わなあかん、飲まなあかん、撮らなあかん！

  bamo47さん元気でしちょるかに？
  
  bamo47さん、ボク、いつも思うんだけど、正直言ってこの4トラやりだして一番ウザいのがメシの写真。景色なんかはまだパチリで済むけれど、料理の撮影は手にある箸を置いて、杯（グラス）置いて、カメラを構えて...この一連の動作がですねぇ。
  
  ようはなんでもないことなんだけど、いざ出来立ての湯気があがるような料理や姿に盛った魚のひれがピクっと動くような刺身が目の前に置かれると、何倍もおっくうになって、｢はよ喰いたいのに...ええぃ！面倒くさ！写真やめ！」と魔が差す反面で｢こんなうまいもん喰うたんやぞ〜！ええやろ｣とパソコン画面見ながらカップ麺すすってる読者に自慢しなくてはならない使命感との板挟みになってしまいます。
  
  喰わなあかんし、飲まなあかんし、ただでさえ忙しいのに撮らなあかんが入ってくると｢食いしんぼう」なんて名前、付けんときゃよかった、と思うことしばしば。（後悔）
  
  bamo47さんはがんばって料理の写真をたくさん撮ったね。刺身のホント旨そうなこと！
  ボクは金沢に行ったときはひがし茶屋街に連れて行かれて｢ここのカレーライスうまいですよ」とお座敷で九谷焼きの皿に盛られたカレーをごちそうになったけど、｢何コレ？なんで金沢でカレー喰わなあかんねん」とあの時感じたささいな思いが、このブログ見て大きな怒りと後悔になって再燃しつつあります。
  
  次回のボクのブログは（いつになるかわかりませんが）完全にアナタを意識ながら料理の写真を撮るからね。
  
  さすらいの食いしんぼうより

  bamo47さん からの返信 2010/04/04 19:25:18

  RE: 喰わなあかん、飲まなあかん、撮らなあかん！

  いやー、お返事が遅くなってしまって申し訳ないナリ。
  
  ちょっと、おシンガポールに行ってたものですから（笑）。
  おシンガポールに（爆）。
  
  で、まあ、その前後ってのは仕事が増えるわけで
  家に帰ったらぐったりで、そんなわけで返事が遅く
  なってしまったのです。これ、現実（泣）。
  
  旅行記は…どういう順にしようか迷ってますが、
  …つまり宿題になっている長野とか三重とかを
  先にすべきか、やはり一大イベントのおシンガを
  先にすべきか…。
  
  まさに、書かなあかん、書かなあかん、書かなあかん！
  …という心境でございます。
  
  取り急ぎ、書き込みがあったお祝いに、今日は
  残りものの赤ワインを呑みきっております。
  おつまみは…手元にシンガポール航空のミックスナッツが
  あるのですが（正式名称は「Assorted Nuts」と書いてある）、
  もったいなくて食べられないので、ジャスコで買って
  きた、ドリトスなどを…（笑）。で、小躍りは、
  ケチャダンスなどを…。
  
  さて、わが事などはどうでもよいのです。
  大切なのは、旅行記に載せるメシの写真のことなのです！
  
  確かに、めんどっちいですね（笑）。
  でも、ワタクシ、個人的にはそのへんも含めて
  楽しんでいるのかもしれません。あまり苦には
  感じないですね。伝える使命感に燃えてる、って
  いうんでしょうか。ははは。はははのは（笑）。
  
  カメラには疎いので、どういう写真が良い写真、とか
  よくわからないのですが、最近は、「マクロ」機能が
  気に入ってまして、特に食べ物関係は、手元にある
  ものにどアップで寄って、バックをぼやかして…
  という写真を、まるでなんとかの一つ覚えみたいに
  撮ってます。あまりオートモードは使わないですね。
  
  ということで、料理が運ばれたら
  1）まずホワイトバランスを取って、
  2）露出を合わせて、
  3）マクロ機能にして、
  4）フラッシュを禁止にして、
  5）やっとシャッターを切る
  という一連の動作をおこなうわけですね。
  デジコンなのに（笑）。あー、めんどくさ。
  
  さすらいの食いしんぼうさんも、ぜひ、伝える使命感に
  燃えてください！だって、ワタクシもカップ麺をすすり
  ながら、ワタクシが行ったこともないし行くこともできない
  であろう国々のお料理を眺めるわけですから。
  
  …ワイン、終わりました。次はビールにしようっと。
  で、酔ってしまう前に、旅行記を書き進めることにします。
  引き続き、よろしくお願いいたします。
  
  
  by　bamo47