東京ドームのテーブルウェア・フェスティバル2010（後編）

2010/02/02 - 2010/02/02

うちで使う食器なら、100円グッズや近所のスーパーで買ったもので十分です。
それでも、食器を愛でる心はあるつもり。
コーヒーをよく飲む私は、コーヒーカップだけは贅沢をしていて、コレクションができてしまいました。
うちの食卓の上は、キッチンをリフォームしてまもない昔はもっとすっきり、お洒落にしていたはずなのに、いつのまにか便利さを優先させて、ごちゃごちゃと物を置くようになり、人がくると大急ぎでとなりの部屋のテーブルに一時避難ということを繰り返すようになりました。
テーブルコーディネートなんて考えなくなってしまって久しいかも。

それでいいのか、私！？

といっても、チケットぴあで東京ドームでテーブルウェア・フェスティバルなるものがあると知ったとき、行きたいと思った衝動は、そんな自分の生活とは特に関係なかったです。
あくまで美術工芸品を見たいという思いだけでした。
そしてできれば、そういう写真を存分に撮りたいと。

でも美しくコーディネートされた食卓の数々を見て、ちょっと刺激されたかも。
長年の悪癖はそう簡単には改まらないかもしれないけれど。

ちなみに、会場では販売エリアもいっぱいあって、テーブルウェアに限らず、さまざまな雑貨や織物の店まできていました。
そんな店の間をふらふら歩くだけでも楽しかったです。
そして、一度目に通りかかったときはぐっと我慢したんですが。
もうすぐ閉場というアナウンスと音楽が流れたとき、次のチャンスはもうきっとないと思ったら、誘惑に負けました。
また一つ、コーヒーマグ・コレクションを増やしてしまいました@

テーブルウェア・フェスティバル2010公式サイト
http://www.tokyo-dome.co.jp/tableware/
開催日時：2010年１月30日（土）〜２月７日（日）10:00〜19:00

エリア 水道橋(東京)

＜「洋の器への誘い：至福のおもてなし─季節を楽しむ─」コーナーより＞
大倉陶園の「器のジャポニズム」シリーズ

12の月をテーマにしたセットがステキだったので、全部写真を撮ってしまいました。
まずは１月「初明り」。

「初明り」は元日のあけぼのの光という意味なのですね。
確かにそんなかんじがします。

「洋の器への誘い：至福のおもてなし─季節を楽しむ─〜大倉陶園〜
「四季を慈しみ楽しむ」をテーマにご案内致します。京都嵐山吉兆の徳岡氏が監修した「器ジャポニスム」は、古都に連綿と息づく四季を斬新かつ現代的に白磁へ投影した日本の食器です。また、創業100年を迎えた奈良ホテルへ1935年に納品した食器揃いをその制作エピソードと共に展示致します。更には技法を駆使して制作したプレート等、日本独自の美意識を大切にした洋食器の数々をご覧頂きます。」
（公式サイトより引用）

２月「節分」

お豆がぽつぽつ、皿にカップにも模様となって飛んでいます@

３月「雛の客」

このあたりから、説明的な全体写真ではなく、一部好きにカットした写真を撮ることにしました。
おや、ひなまつりの陶製の絵の下の小さな器にあるのは、ひなあられですね。なつかしい@

４月「花吹雪」

テーマは桜ですね。

５月「葵の藤」

奥に貝合わせの貝もあって、いーい雰囲気@

６月「喜雨」

「喜雨」とは、「雨が大好き、うれしいな」ということかな、と思ったら、そんな生易しいものではなく、干ばつが続いたあとの恵みの雨という意味のようです。

７月「青竹凉し」

でも、最近の７月は猛暑じゃありません？
日本はそうでもないのかな。
（最近の７月はほとんど東欧旅行に出てまして@）

８月「川波」

なかなかいいですねー。渋い色合いなのに、可愛くて好みです。

９月「月の座」

私なら９月というと真っ先に思い浮かべるのは、ヒガンバナとコスモスですけどネ。
風流なタイトルです。

10月「時代祭り」

車輪やさまざまな紋が、たしかに祭りの神輿のイメージにつながります。

11月「竜田川」

これが一番デザイン的にも気に入ったかも！

12月「雪明り」

このデザインの可愛らしさは二番目に気に入ったかも！
雪の結晶の模様はもともととても大好きなんです。

＜「至高の技 チャイナペインティング」コーナーより＞

ここからしばらく、日本ポーセリンペインターズ協会の作品を見て回りました。
陶器に描かれた絵を鑑賞する気持ちで。

まずは、しっとりと美しい白い椿のセット。

「至高の技 チャイナペインティング〜OCPS J.P.P.A.〜
　OCPS（大倉陶園チャイナペインティングスクール）は、日本最高峰の絵付けを行っている製造会社大倉陶園が、独自に開発された絵付け技法を教えるスクールです。J.P.P.A.（日本ポーセリンペインターズ協会）は、絵付けを趣味とするグループの指導者を会員とする全国組織の非営利団体です。今回はOCPS、J.P.P.A.両組織合わせて100名が様々なシーンやイメージで作品を披露いたします。」
（公式サイトより引用）

青い市松模様っぽい地に重なる桜は、花のときに葉っぱも見られるオオシマザクラかな

あこがれる紫のバラ@

チャイナの絵付けの絵の具や道具

くりくりおめめが可愛い鳥さんが中心の楽しいデザイン

つぶらな眼のおしゃべり雀さんたち

美しいカラフルな鳥（名前は分かりません）に、青い実のなる可憐な花（名前は分かりません）

ものすごく好みのデザインで、身もだえしそう！

クラシカルなバラのデザインのテーブルウェア一式

トレイの鳥もとってもおしゃれ@

どこか昭和初期か大正時代を連想させるロイヤルチックな一式！？

チューチュー花ねずみ@

日本の古典の世界

静かな秋の風情

＜「第18回テーブルウェア大賞〜優しい食空間コンテスト〜」コーナーより＞

「秋のほっこりカフェ」

器になにもないのに、ほんのり湯気がたった食べ物が乗っているような錯覚がします。

テーブルウェア大賞コンテスト部門では、オリジナルデザイン部門、コーディネート部門、特別審査部門とあったようです。プロ・アマ問わず出展されています。
これはたしか特別審査部門。
ただ、このあたりから閉場までの残り時間が少なくなってきたので、タイトルはメモしてきても、賞まではメモしませんでした。
いいんです、自分でピピッときたかどうかで判断したんですから。

「こだわり世代のティータイム」

わあ、気の置けない友人とこんなお茶をしたいナ@

「わたしたちの千夜一夜物語」

ここからは確かコーディネート部門。
ちょっと肌の露出の多めな服でドレスアップして乾杯したくなりますネ。

「贈り物 大人の端午の節句に」

大人も端午の節句を祝ってもいいのね。

「Special Thanks」

最高級のピジョンブラッド・ルビーのような赤い器には、とっても美味しい日本酒が似合いそう@

「初孫と娘と楽しむハロウィン！」

初孫や娘のためのテーブルセッティングですね！
初孫と過ごせる喜びが伝わってくるようです。

「至福のとき」

ちょっときどったお茶会というかんじがしますけどネ。

「Bridal Shower 独身最後のガールズパーティ」

女の子たちが興奮して、もうテーブルに座ってられない様子が目に浮かぶようです。

「母の誕生日、76歳を祝って」

うしろの器もステキだけど、手書きのカードがとてもすばらしいです。

「おめでとう─感謝を込めて─」

シックでお洒落@

「初めての誕生日」

ひょっとしたら誕生日を迎えたのはワンちゃん？
最初、壁のワンちゃんは誕生日を迎えた子供にウケるためかと思ったのですが。

「流鏑馬」

後ろの飾りにも惹かれます。

「娘の恋人を初めて招いた日」

こりゃあ、「お父さん、娘さんをください」とさっさと言え！と無言のプレッシャーがかかりそうですね（笑）。

「新緑のNatural Lunch」

ちょっとユウウツな雨の日に、気分直しにお洒落してみました、ってかんじ？

「姪の誕生日を祝して、ハロウィンランチ」

カボチャの形の器の中のランチを見てみたい！

「ハンサムウーマンの休日」

よく働き、よく遊ぼう@
休日もスタイリッシュ！

お雛様をはじめとする陶器の品物がずらり！

値札があったので、展示即売コーナーだったかもしれません。

二頭身のまるっこい体と、半開きの口が愛らしい@

すくすく成長してネ

展示販売コーナーで出店されているのはテーブルウェアの店に限らず

ぐるっと見て回るだけでもとても楽しかったです。
手前のこういう店は、国際バラとガーデニングショーや世界らん展でも出店していた気がします。

韓国の螺鈿のお店

以前、国際バラとガーデニングショーで、螺鈿の小箱を買いました。
同じところが出店しているのかもしれませんね。

買った螺鈿の小箱のある写真
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/10959178/
関連の旅行記
「国際バラとガーデニングショウに行ってきました！その４：バラ展にちなんだグッズなど（完）」（2006年５月23日）
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10068934/

ひまわりという意味のジラソーレ社（Girasole）のブースで買い物をすることにしました@

あの太陽のマグに目をつけました。
手書きなので１つ１つ絵柄が違うから、直感で気に入ったやつを、いま手に持っています。

レジを待っている間に目移りしそう！

こんなお店も来てました@

手前にあるのはランチョンマットですね。
たしかにテーブルセッティング・グッズですわ。

本日ゲットしたものと、無料の公式パンフレットと半券

岩塩500円、マグカップ3,780円。
マグの支えに使った着物の帯はただのおまけです。
（しかも、私のではなくて、母のもの@）

この旅行記へのコメント （2）

• コクリコさん 2010/02/05 14:25:27

  雪の結晶

  つづけて書き込みしまーす。
  
  私は12月の「雪の結晶」が一番気に入りました!
  これなら我が家でも違和感なく使えて、しかも可愛い!
  
  まみさん、またマグカップのコレクション増やしましたね(*^^*)

  まみさん からの返信 2010/02/08 12:36:51

  RE: 雪の結晶

  コクリコさん、続けてのコメントうれしーです。
  
  ちなみに不思議なんだけど、後編の方がアクセス数が多いのね。
  新しい順に表示されるせいで、旅行記のトップに上にしぱらく出ていたからかな。
  で、後編だけ見て、前編には興味をなくした。。。なんて考えたらみじめだからヤめよ！
  
  確かに12月の皿の中で、雪の結晶が一番いろいろあわせやすいですね！
  季節はまあ選ぶかもいれないけれど、和食も洋食もオッケーなかんじ。
  
  マグカップ・コレクション、コーヒーがたっぷり入って嬉しい！
  毎日飲むし、一日何杯も飲むからコレクションがあってもいいと思うんだけど。。。消耗品じゃないもんね。。。
  ほんとはカップ＆ソーサーのお洒落なのが欲しいけど、コーヒーに似合わなくて、テーブルの飾りと化しているものがあるので、さすがにぐっと我慢できます。