2008/09/03 - 2008/09/03
288位(同エリア509件中)
いぶれすさん
フィスパテルミネンの裏山です。マイナーです。想像ですが、チューリッヒの大通りでこの山が何処にあるかを尋ねて正しく答えられる人を見つけるまでには100人では足らないのではないでしょうか。
しかし、山頂には大きなアンテナ類が林立していて、周辺の山域からだけでなく、ローヌ谷からでも目立つので、名前は知らなくとも見た人は多いと思います。この好立地に加えて、山頂付近は、岩質で、しかも広々としていて工事が容易であることが、アンテナが林立されることになった理由の一端だと思います。ハイカーにとっては、まことに趣の無い山頂ですが、ここからの景観には、多くの方が満足されるでしょう。
コースは、フィスパテルミネンからリフトでギヴ(Giw)に達し、直接ゲビドゥムを目指せは1時間もかからないでしょうが、ちょっともったいない気もします。まず、ゲビドゥム峠に達してから古く14世紀初頭の文献にも記載されていたという疏水に沿った起伏の無いトレイルをナンツ谷の奥に向かって少し散歩してからでも労力の差は僅かだと思います。どちらのコースもこの地域の多くの疏水に利用された湖で、ここからの景観も優れたゲビドゥム湖を通ることになります。
生憎この日は雲が多すぎて高峰の頂きは望めませんでしたが、頂上からは麓のフィスパテルミネンからでさえ雄大なビーチホルンが、約1,000M立ち上がって迫力を増すだけでなく、南側もフレッチュホルン、ミシャベル、ヴァイスホルンの連なりが近く、距離的には、丁度の南北に聳える高峰の中間となる絶好の地点にあることが実感できました。
綺麗な画像は、例によって以下のラーツさんのページにてお確かめ下さい。
http://www.ueliraz.ch/2003/visperterminen/index.html
尚、フィスパテルミネンに滞在中の後日、驚いたことに、このマイナーな山に登りに来られてツェルマットに戻るところという同胞ご夫婦に村のスーパーで出会うことが出来ました。もっと沢山お話ししたいと思いつつ、考え過ぎて、お誘いの言葉を言い出せまなかったのは、残念でしたが。
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2001年にギヴからシンプロン峠まで歩いた時の写真が、今回の行程のほぼ全容を見せていますので最初に載せます。 谷から登ってきた道路が消える辺りがゲビドゥム峠、その右にゲビドゥム湖、その右のピークがゲビドゥム山です。
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ゲビドゥム湖 晴れていれば右奥にフレッチホルンが見えます。
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ゲビドゥム頂上に到着です。
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ゲビドゥム頂上の南側。正面の稜線の右にミシャベル山群。
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ゲビドゥム頂上。左の四角のアンテナの右がビーチホルン
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右下はブリーク。晴れていれば、アレッチの山々も望めます。
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頂上の真北。この麓の辺りは、前年に歩いています。
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頭の中だけの絶景です。右のほうにかすかにエッギスホルンが見えます。
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右端は、グレデッチュ氷河。左端は、ビーチホルンの稜線です。
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ギヴ近くまで降りてきました。奥に見えるのが、ゲビドゥム。
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ギヴへ戻ってようやくビーチホルンの頂上がかすかに見えました。
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後日、麓のフィスパテルミネン村から眺めたゲビドゥム山です。
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