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ヨークシャーと縁が深いリチャード3世ゆかりの地をちまちまと。

リチャード3世のヨークシャー

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2009/07 - 2009/07

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    ヨークシャーと縁が深いリチャード3世ゆかりの地をちまちまと。

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    • シェリフ・ハットンはヨークの北東、有名な庭園カッスル・ハワードのごく近く。ハイウェイマン、すなわち追剥なる名がついた町のパブ。

      シェリフ・ハットンはヨークの北東、有名な庭園カッスル・ハワードのごく近く。ハイウェイマン、すなわち追剥なる名がついた町のパブ。

    • シェリフ・ハットンの城は町の中に無造作にそびえています。

      シェリフ・ハットンの城は町の中に無造作にそびえています。

    • 個人所有の農場の敷地内にあり、立ち入りはできませんが、敷地の外から良く見えます。城に沿ってぐるりと一周ウォーキングも出来るらしいですが、ルートが不確かだったので見送りました。

      個人所有の農場の敷地内にあり、立ち入りはできませんが、敷地の外から良く見えます。城に沿ってぐるりと一周ウォーキングも出来るらしいですが、ルートが不確かだったので見送りました。

    • 現在、農場の敷地内にあり、崩れかけた城壁の傍らには洗濯物がかかっていました。<br />なんとも不思議な眺めです。<br />この石造りの城を築いたのは、第三代レイビーのネヴィル男爵、ジョン・ネヴィル。彼の嫡男初代ウェストモーランド伯爵ラルフ・ド・ネヴィルは二度の結婚で子供をどっさり作り、その結果子孫が二手に分かれてややこしいことになる、その元凶です。<br />で、キングメイカー、ウォリック伯リチャードと、エドワード4世兄弟は彼の曾孫、です。多分。<br />このジョンの子がウェストモーランドのラルフ、その子がソールズベリのリチャードと誇り高きセシリー、で、その子供たちの代だから。

      現在、農場の敷地内にあり、崩れかけた城壁の傍らには洗濯物がかかっていました。
      なんとも不思議な眺めです。
      この石造りの城を築いたのは、第三代レイビーのネヴィル男爵、ジョン・ネヴィル。彼の嫡男初代ウェストモーランド伯爵ラルフ・ド・ネヴィルは二度の結婚で子供をどっさり作り、その結果子孫が二手に分かれてややこしいことになる、その元凶です。
      で、キングメイカー、ウォリック伯リチャードと、エドワード4世兄弟は彼の曾孫、です。多分。
      このジョンの子がウェストモーランドのラルフ、その子がソールズベリのリチャードと誇り高きセシリー、で、その子供たちの代だから。

    • ここ、シェリフ・ハットンが有名なのは、何よりもその教会によってです。教会は町の東のはずれのずいぶん端にあるように思えますが、石造りの城が出来る以前は、この教会の南側に古い木造、堀を巡らせた城があったので、当時はこのあたりが町の中心でした。

      ここ、シェリフ・ハットンが有名なのは、何よりもその教会によってです。教会は町の東のはずれのずいぶん端にあるように思えますが、石造りの城が出来る以前は、この教会の南側に古い木造、堀を巡らせた城があったので、当時はこのあたりが町の中心でした。

    • プランタジネット王朝最後の王、リチャード3世の皇太子、エドワード・オヴ・ミドルハムの墓像です。教会の奥の左手にあります。もともとは別の場所にあり、何度か移築されて現在の場所にきました。これは記念碑であって、遺体は別の場所に埋葬されている模様。<br />父のグロスター公リチャードが即位した為、皇太子となったエドワードは、しかし病弱で、父母に先立って亡くなりました。エドワードの早世で、世継ぎがなくなったことが、チューダー家のヘンリーによる王位簒奪を容易にしたひとつの要因と言われています。

      プランタジネット王朝最後の王、リチャード3世の皇太子、エドワード・オヴ・ミドルハムの墓像です。教会の奥の左手にあります。もともとは別の場所にあり、何度か移築されて現在の場所にきました。これは記念碑であって、遺体は別の場所に埋葬されている模様。
      父のグロスター公リチャードが即位した為、皇太子となったエドワードは、しかし病弱で、父母に先立って亡くなりました。エドワードの早世で、世継ぎがなくなったことが、チューダー家のヘンリーによる王位簒奪を容易にしたひとつの要因と言われています。

    • 薄命な皇太子の記念碑の上には、父リチャード3世の軍旗が飾られていました。白のイノシシは彼の徽章、そしてモットーは「忠誠が我を縛る」。

      薄命な皇太子の記念碑の上には、父リチャード3世の軍旗が飾られていました。白のイノシシは彼の徽章、そしてモットーは「忠誠が我を縛る」。

    • 忘れるところでした。この教会にはまだ良いものがあるのです。<br />窓にはめ込まれたヨーク家の太陽。ここです。

      忘れるところでした。この教会にはまだ良いものがあるのです。
      窓にはめ込まれたヨーク家の太陽。ここです。

    • 拡大するとこんな感じです。<br />兄上、エドワード4世の印です。<br />シェイクスピアの「ヘンリー6世」の一場面に、三つの太陽の幻影を見て、ヨーク家の三兄弟が団結を誓い合う場面がありますね。<br />あのあたりでは、リチャードもまだとても良い青年だったのですが…。<br />物語の終盤近く、一気に悪人化するんだから、シェイクスピアもご都合主義。まあ仕方ないか。

      拡大するとこんな感じです。
      兄上、エドワード4世の印です。
      シェイクスピアの「ヘンリー6世」の一場面に、三つの太陽の幻影を見て、ヨーク家の三兄弟が団結を誓い合う場面がありますね。
      あのあたりでは、リチャードもまだとても良い青年だったのですが…。
      物語の終盤近く、一気に悪人化するんだから、シェイクスピアもご都合主義。まあ仕方ないか。

    • 教会の中の展示。ヨーク家三代の王たち。<br />どうも切手のデザインのようです。<br />左からエドワード4世、その息子同5世、彼らの弟であり、叔父であるリチャード3世。

      教会の中の展示。ヨーク家三代の王たち。
      どうも切手のデザインのようです。
      左からエドワード4世、その息子同5世、彼らの弟であり、叔父であるリチャード3世。

    • そしてやっぱりひいきでリチャード3世アップ。<br />幼少時からヨークシャーで育ち、長じたのちも長くこの地の支配者であったリチャードは、「北の君」の名で知られていました。<br />尊敬していた長兄エドワードが不節制がたたって早世しなければ、彼もイングランドの北の守りとして平穏な生涯をまっとう出来たでしょうに、とふと思います。<br />それでも息子エドワードや夫人アンの逝去は免れなかったでしょうか。やはり、ウェールズの赤ヘビが這い出して来たりしたのでしょうか。<br />もしも、と考えたらきりがありませんね。

      そしてやっぱりひいきでリチャード3世アップ。
      幼少時からヨークシャーで育ち、長じたのちも長くこの地の支配者であったリチャードは、「北の君」の名で知られていました。
      尊敬していた長兄エドワードが不節制がたたって早世しなければ、彼もイングランドの北の守りとして平穏な生涯をまっとう出来たでしょうに、とふと思います。
      それでも息子エドワードや夫人アンの逝去は免れなかったでしょうか。やはり、ウェールズの赤ヘビが這い出して来たりしたのでしょうか。
      もしも、と考えたらきりがありませんね。

    • シェリフ・ハットンはネヴィル家ゆかりの地、ということで、<br />ネヴィル家の紋が入ったステンドグラス。<br />「赤字に白のアンドリュー・クロス」<br />教会に入って左手、入口の北側にあります。一番目につきにくいところ、というか、説明がなければ見落とすところでした。<br />そして、南のアイルにあった「ネヴィル・チャペル」を見落としました。悲しい。こんな小さな教会なのに。王子の墓像にばかり気を取られていて。<br />そのようなわけで、右の側廊のネヴィル・チャペルの写真が一枚もありませんが、どうも教会の案内を読むと、もともと王子の記念碑はそのあたりにあったようです。くー、残念。<br />次にヨークシャーを訪ねる時には忘れずに見に行こうと思います。

      シェリフ・ハットンはネヴィル家ゆかりの地、ということで、
      ネヴィル家の紋が入ったステンドグラス。
      「赤字に白のアンドリュー・クロス」
      教会に入って左手、入口の北側にあります。一番目につきにくいところ、というか、説明がなければ見落とすところでした。
      そして、南のアイルにあった「ネヴィル・チャペル」を見落としました。悲しい。こんな小さな教会なのに。王子の墓像にばかり気を取られていて。
      そのようなわけで、右の側廊のネヴィル・チャペルの写真が一枚もありませんが、どうも教会の案内を読むと、もともと王子の記念碑はそのあたりにあったようです。くー、残念。
      次にヨークシャーを訪ねる時には忘れずに見に行こうと思います。

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      この旅行記へのコメント (2)

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      • by 迷子 さん 2010/02/10 01:31:22
        うん、うん!
        こちらにも遊びに来ますただ〜、ヨロシクです。

        リチャード?が後世の世で
        稀代の大悪人?ってイメージは・・・・・
        シェイクスピアーとトマス・モアの所為のよーな??
        (J・テイのミステリー読んでから・・・
        彼はそんなに酷い王様ではなかったと思う迷子どすたョ)

        こんな処に所縁の地があったんすね〜!
        何か、ボスワーズの原っぱも
        たまに「出る?!」らしいじゃないっすか?
        王冠か馬か?
        彼の無念を偲びに日暮れてから行ってみたいでありますだ。
        でも、1人ぽっちで出向く勇気は・・・・・無いな・・・(涙)

        青(せい)

        by 青(せい) さん 2010/02/11 23:23:27
        いらっしゃいませ〰
        シェイクスピアはともかく、トマス・モアですねー。
        このヒト、割とまともな人っぽい、と思っていたのですが、やはりその時代の人なんですね。

        今、ミステリチャンネルでやっている「チューダーズ」、ヘンリー8世をイケメン(らしい)俳優がやっているのですが、その番組のモア氏も、最初は番組唯一の良心と言えるくらい、真面目な人だったのに、中盤から宗教裁判で反対者を火刑にしたり、と狂信的な面を見せ始めましたね。

        「時の娘」でリチャード3世善人説が脚光を浴びましたが、それ以前から彼を擁護する人はそれなりにいたようです。
        また、稀代の大悪人ではなかったというのもまた常識になっていますが、実像はまだまだ謎。
        チューダー一族よりはまともな人間であることだけは確かですけれど。

        ボズワースの戦場跡もてくてく歩きました。
        レスターには妙に耽美なリチャードの像が立っていますね。
        そう言えば、以前買ってきたリチャードの現代風のイラスト(どこにしまいこんだろう?)、コンドルのジョー(ってわかる?)に似ているんですよ。

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