圓鍔（えんつば）勝三記念館を訪ねて・・・・・

2010/01/29 - 2010/01/30

　寺と坂の町尾道から北へ車でおよそ３０分、御調（みつぎ）町という町がある。

　正確には、広島県尾道市御調町という。かつては御調郡御調町であったが、２００５年３月に御調町は消滅して尾道市に編入されたところである。

　御調を”みつぎ”と読める人はあまりいないと思うが、町を見下ろす高台に”圓鍔勝三記念館”がある。

　　　　圓鍔勝三（えんつば　かつぞう）とは？

　1905年11月30日 - 2003年10月31日）は彫刻家。

　広島県御調郡河内村出身。文化功労者、文化勲章受章、

　広島県名誉県民。享年97。　著名な彫刻家である。

　彫刻の素材にはブロンズや木彫があるが、圓鍔氏の作品はブロンズはもとより木彫、石彫、樹脂、銅版、石膏、金箔と多岐にわたるところに特徴がある。

　気ままに尾道・御調町にある、”圓鍔勝三記念館”を訪ねてみた。

　　　　公式ＨＰはこちらをどうぞ・・・・

　http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/kanko/data_mitsugi/02en/index.html


　　　　圓鍔　勝三　デジタルミュージアムはこちらをどうぞ・・

　　　http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/kanko/data_mitsugi/02en/index.html


　

エリア 尾道(広島)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

圓鍔記念館に行くまでに、手入れの行き届いた広大な公園がある。

　その一角に女性像があった。

　台座に、”紫式部像”とある。

　説明板には、
　１９８６年、ブロンズ金箔塗り
　平安時代の女性文学者、紫式部が父の藤原為時の赴任先である越前で多感な娘時代を過ごした頃の京を偲ぶ姿が表わされている。彫刻では初めて平安時代の女性像が表現されました。　

アップしてみよう・・・

　

　紫式部像の左右にはレリーフがある。

　正面向かって左側のレリーフ・・・・

　正面向かって右側のレリーフ・・・

　記念館近くにもブロンズ像がある。

　”朝の調”とある、四体の女性像

　

　　薩摩鳥とハープを差し上げている・・

　　膝を折って両手を大きく広げている・・

　　花輪を高く差し上げている女性像・・・

　　ハープを奏でる女性像・・・

　　広大な敷地の公園内に記念館が見える・・

正面ホール左右に一対のブロンズがあった・・

　　　　仁王像

　　　仁王像

　　圓鍔勝三（本名は勝二である）の生前の写真・・

アトリエにて

　自刻像　１９９５年　　樹脂・着色

　右手に粘土ヘラを持っている・・　

　　　三日月と母子像　　　１９７５年　ブロンズ

　１９７７年、広島平和公園内に「平和祈念碑」として設置された。

　　

　「積み重ね　つみかさね

　　　　積み重ねた上にも

　　　　　　又積み重ね　　」

　　　　　　　・・圓鍔自作の書・・　

　　本館ロビーから・・

休憩室から・・

　　松田重次郎翁像

　　マツダの創業者、松田社長の４ｍ像

　　

　四聖人の像・・・

　　聖徳太子と孔子像

　　　四聖人の像・・・　１９３９年　石膏・着色

　　キリストと釈迦像
　　
　東京営団地下鉄の逗子寮に木彫を設置したが、当時精神修養道場として従業員が、朝夕礼拝していたと聞かされている

館内の様子・・

　　みあがりおどり・・

　郷土の無形文化財に指定されている踊り・・

　　花の精

　

　　　　初夏

　　家内とその妹

　　　

　　

　　

　　　外に出てみると、ここにもブロンズがあった

　　　　　”朝”

　　平和都市広島を願って造られたそうだ・・

　　

　　

　　少年が平和のラッパを吹いて、澄み切った朝を知らせるポーズ・・・


　　この記念館の周辺にはソフトボール専用球場が５か所あり、御調町はソフトボールの町としても全国的によく知られている。

　この日は、天然温泉尾道ふれあいの里に宿泊した。

　ＨＰはこちらをどうぞ・・・・

http://www.onomichi-radon-onsen.co.jp/