2008/12 - 2009/01
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okuraさん
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マカオ2日目。
アフリカから香港に到着後は時差ボケがかなり最大級にひどく、アタマいたいのと眠気で限界的だったので、昨夜9時過ぎには床についた。
起きたのは昼もまわって13時過ぎだった。
あちゃー、寝過ぎたかと思いつつ、今日も名物「カジノ」ではないマカオ観光。
昨日登ったギア灯台のある「松山」にもう一回登って街を見下ろしてからスタート。
「松山」というネーミングが日本人にもなんか馴染む。
ギアGuiaはポルトガル語、英語ならGuide=「ガイド」の意味だな。
灯台の入り口には、信号として使われたらしい、各種の「標識」みたいなものが置いてあった。
松山は中腹を1周できる。
ゆっくり歩いて20分くらいだろう、ジョギングや歩いている人が結構多い。
実際空気もひんやりして、かなりさわやか。
松山を降りて今日は北東の方から回る。
廬廉若公園(Jardim Lou Lim leoc)
地元の人がここでマッタリしていたり、将棋で盛り上がっていた。
さらに北へ。
ふたたび丘登りで、望廈砲台(Fortaleza de Mong-Ha)へ。
こちらは、観光客はほとんどおらず、大砲が北を向いている。
北は中国。
ここから広東省珠海市へは、歩いて10分もかからないだろう。
そうか、中国はそんなに近かったのか、と思う。
下に陸上競技場が見えたが、地図で見ると「ドッグレース場」と書いてある。ここではドッグレースがあるのか!?・・カジノより興味あるな。
砲台を降りてから東に向かい、普済禅院(観音堂)へ。
入り口に2体ずつ、合計4人の「四天王」がいる。
護持東方持国天王と、護持南方増長天王
つぎは
護持西方広目天王と、護持北方多聞天王
確かに四天王だ。
境内は線香がたかれ、本堂ではお坊さんが木魚をたたいていた。
観光客が多い。中国語もタイ語も聞こえる。
観音堂のあとは、島を時計回りに歩く。
貯水池を前に昨日香港から「入国」した外港を眺めつつ。
気がつけば友誼大馬路に出る。
そこがカジノを有する大きなホテルが立ち並ぶメインストリート?だった。
アジアっぽい・・・
こっちは成金っぽい・・・
歩くこと15分くらい、高くて目立つグランドリスボアの下に到着。
せっかくなので、中に入ってみた。
外見に比べて、意外と派手じゃない。
ゲームよりも、天井にある無数の監視カメラの方が気になる。
テーブルを囲んで、すごい人だかり。
ところが、
あのウルサイ人々が(?)、みんなここではスゲー静か!!
そんなにゲームが面白いのか?熱中??!?・・・
ラスベガスのようにスロットマシン等があるわけでもなく、一回りして出てきただけだった。ギャンブル見物おしまい。
この大きな通りを右に曲がって殷皇子大馬路を北上すると、昨日も歩いたので見覚えもある。
昼間はこんな感じ。
よけいなお世話だが、いったいいつになったら、「メリークリスマス・・・」を片づけるんだろうか。
歩いている人がいなければ、誰もここがアジアだなどとは思うまい。
だが、
この一帯はどんだけ人が来てんねん、というほど人が多い。
正直、香港、マカオの市内は、たいがい空気は悪いな。
こんどはここから、今日は3度目、
またしても丘登りで、「大砲台」に登った。
あっという間に、今日の夕暮れ。
頂上には「マカオ博物館」があり、入ってみたら、これが結構おもしろかった。
1513年、ポルトガル人ジョルジェ・アルバレスがヨーロッパ人として初めて船で中国に「渡来」した。
日本にポルトガル人が来たのは1543年頃とされているから、30年前のことだ。
1550年頃には、ポルトガル人はマカオに町を築き、あの宣教師フランシスコ・ザビエルもここマカオを拠点にして布教活動を行っていたようである。彼の名前はマカオでも通りの名前に残っている。Rua do Francisco Xavier Pereira ポルトガル語読みなら「ザビエル」じゃなく「ジャビエル」「シャビエル」だよなぁ・・・
ところで、この博物館では東西貿易についてずいぶん説明されていた。
その中で面白かったのが「お茶」の発音。
日本語ではおチャ。
韓国でもチャ。インドではチャイ、ポルトガル語のシャイ・・・これらは広東語読みだそうだ。
一方、これが福建語(Fukienだからそうだと思うが)になると、読みが「テ」になる。
英語の「ティー」やスペイン語の「テ」、ドイツ語の「テー」は、こっちから来ている。
実はお茶の発音に「チャ」と「ティー」がなぜ存在するのか、長年の疑問だったのだが、ここマカオでついに解決した!
(・・・↑・・・いまWikipedia見たら、なんだ、思いっきり書いてあったぁ〜)
博物館を出ると、もう日が暮れていた。
こんな通りを歩きながらホテルに戻った。
この写真はポルトガルです。
いえ、マカオです。
2010-01-30
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