2009年11月　牧場での日々＠白糠町

2009/11 - 2009/11

半年間の牧場での研修生活の記録です。

11月の白糠町。
どんどん冬に向かっていきます。
11月下旬には、初雪が降りました。
そして、ししゃもや、鹿の季節です。

エリア 白糠・音別(北海道)

牛の横顔って、間が抜けててかわいい。
サザエさんっぽい、前髪にもご注目下さい（笑）

アップ。

これは、塩です。
牛は塩が好きでベロベロ舐めます。

食欲旺盛！

牛の初乳（出産後すぐの乳）を使って、牧場では「牛乳豆腐」を作ります。
牛乳を沸かして、それに酢を加えて固めます。
要はカッテージチーズです。

「牛乳豆腐」出来上がり〜。

普通の牛乳でも作れますが、初乳で作るとものすごく歩留まりがいいんです。
こんなに大量にできます。

作ってすぐだったら、温かいのにお醤油をかけてそのまま食べます。
他にも、味噌汁の具にしたり、炒め物に使ったり、煮物に使ったり…用途は幅広いです。

南瓜のふかしたの。
ほくほくで美味しい！

いくらでも食べられる感じです。

牛のお食事風景。
金属の四角いのが、自動餌やり機です。
これが近づいてくると、牛は大騒ぎ。
早くくれ〜、早くくれ〜、と足踏みして催促してます。

やっとありつけて、がっついてるところ（笑）

こんなに大きくなりました。
チュー？

牧場のワンコの特権！
毎日フレッシュな牛乳のご相伴にあずかれます。

でもやっぱり、牛乳よりもお母さんの母乳の方が好きみたい。

飼料用デントコーンの収穫が終わり、機械では刈り残したのを集めて、手作業で皮を剥きます。

牧場からはちょっと離れますが…

白糠町の海の幸！
ししゃもの季節です！

毛ガニも♪

近くの牧場の、「搾乳ロボット」を見学させていただきました。
ロボットと言っても、人型ロボットでも、猫型ロボットでもありません（笑）
牛が配合飼料に釣られて入ってくると、機械が自動的に搾乳をする仕組み。

ちゃんとブラシが出てきて、自動的に乳首を洗浄。
搾乳しながら、乳質もチェックするという、ハイテクな機械。

ある日のこと。
山の奥の方まで、釣りに連れていっていただきました。

写真は「庶路ダム」。
ここよりさらに上に進みます。

「リバー・ランズ・スルー・イット」みたいなきれいな場所♪

でも気をつけないと、この辺はヒグマもいるそうです（汗）

フキノトウ。

フキノトウって春のものだと思っていたのですが、秋にもこんな風に出てくるものなんですね〜。

川の水は冷たくて、澄んでいます。

…でも残念ながら、魚は釣れませんでした。

滝、その1。

滝、その2。

かなり山奥に入って来ました。
峠のような場所の頂上で、阿寒富士を眺めながらお弁当タイム。

本当に景色の素晴らしい場所です♪
実は白糠町は南北に細長くて、阿寒富士の頂上までが白糠町なのです。

この辺には、ほとんど人が来ることはありません。

目の前に見えるのは、雌阿寒岳かな？

そしてついに…

初雪！！！

いよいよ冬が始まります。

水たまりにも氷が張りました。

ワンコ達が足にまとわりついてくるようになりました。

クリスマスに向けて…

クリスマスカード用の写真を撮影中。

牛にとっては、相当迷惑そうです（笑）

どんどん大きく、そしてやんちゃ坊主になっていきます。

かわいい…

狩猟の季節がやってきました！

この辺は、ものすごく鹿がたくさんいる地域。
しかも近年、鹿の数が激増し、農作物を食べてしまう為、非常に被害が大きく、農家にとって鹿は害獣です。
そしてこの辺の農家の方は狩猟免許を持っている人が多く、近くの山で鹿を獲ります。

獲った鹿の頭は、ワンコの餌になります。
でも、頭をドーンと与えられて、ワンコも苦労しています（笑）
どこから手をつけていいのか…

もちろん、人間も食べますよ〜。

鹿の焼肉♪
低カロリー、高タンパクのヘルシーな赤身のお肉です。
調理法によってはとっても美味しいです。

かぼちゃ団子のおしるこを作りました。
美味しくて、ヘルシー♪

とある日、水産加工会社さんにお邪魔して、ししゃもの加工作業を体験させていただきました。

まずは、ししゃもに塩をして…

それを串に刺します。

この後、一夜干しにします。

ししゃもと言うと「鵡川町」が有名ですが、実は白糠町も鵡川以上にししゃもが獲れるんです。

頂いたししゃもと、これまた頂き物のイクラの醤油漬けで、豪華な夕食♪

こちらは、獲れたての鹿のレバ刺し！

とっても美味しいのですが…
さすがに解体現場を見てすぐに食すので、複雑な気分です（汗）
しかも、まだ生温かい…鹿の体温の残るレバ刺し！

牧場の敷地内に鹿が走り回ってます。

（小さくて見づらいと思いますが…。）


☆おしまい☆