ニュージーランド・ハイキングの旅2010：：8日目：グランドトラバース Day2：レイクマッケラーロッジへ

2009/12/31 - 2009/12/31

12月31日．旅行8日目，グランドトラバース2日目．天気は曇りがちで気温は氷が張るくらいに寒い．昼食用のサンドイッチを自作し，朝食を食べて9時半ごろに出発．広々とした草原，川沿いのトレイル，林の中といろいろな風景を歩いていく．午後になって日も射し始めると，とても気持ちよく歩ける．途中の休憩場所で，なんと川に飛び込む人々が．．．寒いのにねえ．．．3時半ごろにレイクマッケラーロッジに到着．レイク周辺を少し歩いたあと，ロッジ内でのんびりとくつろぐ．今日は大晦日のせいだろうか，夕食後もみんな部屋に帰らない．消灯時間の10時を過ぎても電気も消えないなあ．．．そしてみんなで大声を上げてカウントダウン，新年を祝ったのであった．ちなみにその後，何人かがまた川に飛び込んだらしい．．．氷点下に近い気温だったと思うがね．

★この日のGPS＋写真記録★
http://homepage2.nifty.com/mauilover/091231.mht

＜ニュージーランド・ハイキングの旅2010：：旅行の全体像＞
http://4travel.jp/traveler/mauilover/album/10419293/

エリア クイーンズタウン(ニュージーランド)

朝の天気は曇り．とっても寒い．昨晩，誰かがいびきをかいていたのが少し気になったが，眠れないということはなかったなあ．．．

歩いているとウッドデッキの廊下で滑った．あ，凍っている．．．夏のニュージーランド，恐るべし．

自分用のサンドイッチを作り，朝食を食べて，荷物を詰めたら出発．雨は降っていない．

と，突然，大きな爆音が鳴り響いてヘリが降りてきた．私が立っている付近に近づいてきてびっくりした．ロッジへの荷物を届けに来たのだろう．

出発してすぐ，1人しか渡れないつり橋．順番待ちの長い列ができる．

ときおり青空がのぞく．気温は低いまま．

こういう草原を歩くのはかなり気持ちがいい．

ときおり，こういう流れを横切る．雨が降るとすごいことになるのだが，今日はたいしたことない．

日が射してきた．草原ひとり．．．

林の中はこんな感じか，苔むした感じが多い．この系統の林だと，トレイル上にきれいな色をした枯葉がたくさん落ちている．

苔むした感じ．

ニュージーランドのシダ．航空会社のシンボルマークにもなっているとのこと．かなり大きい植物だ．

2時間くらい歩いたのかな，このあたりで昼食．昨日と同様，トレイルから少し外れた小屋でみんなでサンドイッチを食べる．お湯はガイドさんが沸かしてくれるのだ．

水はものすごくきれい．飲んでも大丈夫．

このあたりで1眼レフカメラのレンズキャップがなくなっていることに気づいた．もともと外れやすかったものが，どこかで落ちたのだろう．別にたいした話ではないが，レンズを汚さないようにちょっと気をつけないとねえ，と思っていた．

苔むしたトレイル．とても幻想的な感じ．屋久島とよく似ているが，規模はこっちのほうが大きい．

あ，牛がいる．なんで？？？　実はこのあたり，先住民の土地で，彼らの持っている牛が放牧されているのだ．ときおり糞がトレイルに落ちていて，ちょっと気分が沈む．．．

だいぶロッジも近くなってきた．川のそばで気持ちよく休憩中．

と，ここで，チェックというおじさんが私を呼び止めた．「ちょっと前にレンズキャップを落としただろう？」「え，そうだけど？」「これだ！」．．．そう，後から歩いてきた彼が見つけて拾ってくれたのだ．他にも1眼レフを使っている人が何人かいるのだが，私の持ち方がいかにもレンズキャップを落としそうだと思ったのと，レンズのサイズで私のものと思ったとのこと．小さいことだが，けっこううれしかった．

と，スコットランドからの夫婦が水着に着替えて泳ぎ始めた．ガイドも1人．．．気分がリフレッシュする，とは言うものの，水はものすごく冷たいのだ．

ちなみにこのだんなさんは医者で，夜，「意識と無意識」について議論を交わしたのであった．水に飛び込む彼は，とてもそんなふうには見えなかった．

地面に生えた地衣植物？？　ふかふかだ．緑と黄色でとてもみずみずしく美しい．

ニュージーランドシダの地帯．両脇にたくさん生えている．

ロッジのすぐそばにあるつり橋（すごく小さい）．これをわたると数分でロッジに到着！

3時半ごろ，レイクマッケラーロッジに到着した．今日は食事と休憩を入れて6時間の行程であった．．．

建物は昨日のスティールクリークロッジより大きい．部屋は4人部屋が6つ．我々夫婦は，1部屋を2人で使っていいと言われてとてもラッキー．日本人は2人だけだったので，そうなったのだようだ．

少し陽も射すので，洗濯して干し物をしている人たちもいた．これから暗くなる10時くらいまで，時間はたっぷりあるのだ．

時間がたっぷりあるので，レイクマッケラーまで歩く．途中，林の中で道がわかりにくいところもあったが約5分で到着．天気がさえないので色が少し暗いが，澄んだ水のきれいな湖．

レイクから流れ出す川．水草が層になって水の中で繁殖していた．この夜にこの川でちょっと事件が．．．

これがロッジ内の部屋．左右に2段ベッドがある．我々はこのスペース全部を2名で使っていいのだ．荷物置き場も広くてラッキー．

食事の前，食事の後，多くの人はロビーでおもいおもいに過ごす．本を読んだり，話をしたり．ビールやワインを飲んだりもする．みんな，気さくに話しかけてくれてとても面白かった．

夕食は7時くらいかは始まって，8時半前には終わる．それから少しビールやワインを飲みながら話をして，10時に消灯．．．のはずが，今日は12月31日．ガイドも含め，ほとんどの人は寝る気配がない．かなり飲んで，酔っ払っている人もいる（決して酒癖は悪くないが）．そして，みんなでトランプやゲームでさらに盛り上がり，新年の直前，ストーブのまわりで輪になってカウントダウン！　あけましておめでとう！！！

新年を楽しく山の中で迎えた．なんだかとてもうれしい．外に出てみると，昼間は厚かった雲がきれいになくなっていて，月が山の陰から顔を出した．何人かが突然，月に向かってほえ始めた．．．もうわけがわからなくなり，私はいつまで続くかわからない宴に付き合いきれなくなり，部屋に戻った．．．

しかしこの後，ガイド3名+誰かの合計4名が，ロッジ前の川に飛び込んだらしい．．．月明かりの中，凍りつくような気温の川に飛び込む，，，明らかに何かがおかしい夜であった．

＜ニュージーランド・ハイキングの旅2010：：旅行の全体像＞
http://4travel.jp/traveler/mauilover/album/10419293/