どんより空の鉄道の旅の日～ヴァンテミリア・タンド～

2009/12/07 - 2009/12/07

前の日に切符を購入したけど乗り遅れてしまって諦めた鉄道の旅。せっかくイタリアの近くにいるので、ちょっとでもイタリアに足を延ばしたいと思い、ヴァンテミリアへ。


どうしてもイタリアに行きたかった理由。
チョコレートのBacioが欲しかったから！！
しかもBacio Rossoね♪♪
チェリーが入ってておいしーの♪♪
日本で売ってるの見たことなくて・・・。


もう一つの理由はヴァンテミリアから出ている景勝列車タンド線に乗ってみたからなのですが、
もう・・・天気が悪かったからとかシーズンが悪かったとかあるのかもしれないけど・・・

エリア フランス

今日は忘れ物なく気合を入れて？ニースの駅に来ました〜☆

早速電車遅れてます。。
まだ通勤時間なのか、わらわらと人が増え混み始めてます。早く来ないかな〜。

自転車も持ち込めるのね。

電車は３０分くらい遅れて到着です。
日本の通勤電車ほどじゃないけどかなり混んでました。
車両は２階建てだったのですが、人が入ってきてもお構いなしに２階へ行く階段に座りっぱなしのコがいたり・・・。

見渡したところ私たちのような観光客は他に乗っていなかった様子。
そしてほとんどの人がモナコで降りたので、その後ヴァンテミリアまでは余裕で座れました。

で、到着したヴァンテミリア駅。
この先タンドまでの切符は駅の窓口ではなく駅の隣にくっついている観光案内所で購入。
タンドはフランスの駅なので自動券売機でも買えません。
かなーりローカル線なのでタンドで切符買えなかったら困るので、帰りのニースまでの切符も一緒に発券してもらいました。

それではちょっとヴァンテミリアの散策へ♪

さっそく目に入った市場。
色とりどりの野菜やフルーツが山盛り♪♪

パスタうまそーーーー♪♪♪

買って帰りたい・・・

ちょっと駅前離れると大きな川があります。
川の水が澄んでてキレイです。
大きな魚や鳥がいっぱいいました。

町並みはフランスのようなイタリアのような・・・
大して違いないか・笑

川の流れる反対側はもう海です。
めちゃくちゃ暗いですね・・・実際雨降ってます。

橋を渡ってさっき反対側に見えていた町並みの方へ。

タンドはこの山の向こうの向こうの方です。

海に来ましたー☆

どんよりしているけど、やっぱり地中海の色はきれいだなー。

これ、相方の写真。

海に夢中になりすぎて波打ち際ギリギリまで近寄って・・・


水没。

足だけですが。

アホでしょ？こんな寒い日なのに。

浜辺の色とりどりの建物。

カフェでちょっと早いけどお昼ご飯を食べて、駅の近くにあったお菓子屋さんでBacio Rossoも無事ゲット！！
（10個しか買わなかったらあっという間に食べ終わっちゃって相方から非難轟々・・・以後数週間「ケチ子」と呼ばれる羽目に（−−；））

１２時に予定の電車クネオ行きに乗ってタンドへ出発〜☆

来ましたクネオ線！！
ボロっ！！
しかも２両！！


でも電車は満員。
一緒に乗ったのはイタリア人のおじいさんおばあさんばかりだけど。地元の人？？結構都会的なの格好してるからこの先に大きな町でもあるのかな。

タンド到着。



・・・。



何もない。
降りたのも私たちだけ。

乗ってきた電車の後姿。



なんか置いていかれた気分。。。

駅を出ると町並みのすぐ後ろにはイカツイ山。
うっすら雲がかかっていてくら〜い印象。

山の上のほうをよく見ると、
簡単な橋がかかっている！！
めちゃコワイ！！

駅の近く。

ひとけがなくとても静か。

とりあえず町の中を散策してみようということで、
あてもなく路地を歩き始める。

お店はほとんど閉まってます。

遠くにみる町の風景。

ステキなのですが、
小雨降ってるし、
特にここを目指すというのも決めていなかったので何もできず、ただ歩いてます。

高い所から少し下に降りると橋がありました。

橋の下を流れる川とさっきの風景。


ちょっとホラーな雰囲気？・笑

道を挟んで反対側。

横の壁はさっきの橋の柱です。

相変わらず水は澄んでてキレイです。

写真では見えにくいですが
わりと大きめな魚がちょろちょろといます。

他にどうすることもできず、また駅の方へ戻ることに。

途中水場を発見。
この水はなんのためにあるのかな？
飲み水ではなさそうだし、
足湯でもなさそうだし・・・(お湯じゃありません)。

予定の電車は17時だったのですが、
もう14時の時点でやることがなくなってしまったので、タンドを去ることに。

帰りの電車は新型車両！！
行きの今にも動かなくなってしまいそうなオンボロ車両とは大違い！！
自転車を立てておくスペース＆スタンドもあったりでチョー快適でした♪

椅子のカタチもオシャレだし、走行音も静か。
窓も大きくてまさに景勝列車のための車両です。

トイレのドアはアーチになっていて開けにくいけど。。


で、実際車窓から見える景色は素晴らしいです！！
とくにブレイユ・シュル・ロワイヤからタンドまでは深い山々を走っていて、山の斜面の真ん中に集落があったり、深い谷には澄みきって真っ青な川が流れていたり、圧倒的な景色です。

ほんとはニースに向かう列車で帰りたかったのですが、またブレイユ・シュル・ロワイヤで待ちぼうけになるのが嫌だったし、何しろこの車両が快適だったのでそのままヴァンテミリア経由でニースに戻りました。

日程に余裕があって電車から見える景色をゆっくり堪能したい人にはおすすめな旅です。