メテオラ☆天空の修道院

2009/05 - 2010/05

そびえ立つ奇岩と、そこに建つメテオラ修道院の訪問記。

海抜600ｍを超える断崖絶壁の奇岩の上にしがみつくように、中世そのままの修道院が複数存在します。

メテオラを日本の写真集で見たときには、幻想的でまるで今にも魔法使いが箒に跨り、舞い降りてくるような印象を持ったkeyokoですが、今も機能する厳格なギリシャ正教の修道院でした。

エリア カランバカ(ギリシャ)

修道院見学の前日は、メテオラ修道院のあるカランバカの街に宿泊しました。

カランバカでは、街のあちこちに奇岩が顔をのぞかせています。

宿泊先は、2008年にリニューアルオープンしたディバニ・メテオラホテル。

ホテルも良かったのですが、予約した食事の時間までの小一時間、街を歩いてみたかったので部屋に荷物を置くなり、外に飛び出しました☆

すぐ目に入った腕白そうな、かわいい男の子。
ぽーっと自分の手を見つめること、５分くらい・・・。
何してるのかな〜？？？

か、かくれんぼじゃんっっ！！！！
ヽ(･ω･)/　 　ｽﾞｺｰ　
\(.\ ノ　

ものすっごく、分かりやすいところに皆いるから、早く見つけてあげて〜
ヽ(д｀ヽ)｡｡ｵﾛｵﾛ｡｡(ノ´д)ノ

ホテルから徒歩５分くらいにあるお土産物屋さん☆
看板娘のビビちゃんが本当に可愛かった〜♪

英語とギリシャ語と日本語のちゃんぽんの会話でカランバカの街のこと、ビビちゃんの名前がギリシャ正教に基づく由緒正しい名前であること、色々教えて貰いました（一番通じたのはジェスチャー）。

そして、調子にのった私達はまだ旅行２日目なのにお土産を大人買い。。。
高くはないけど、荷物になった＆ここで土産用の予算オーバー(´；ω；｀)ｳｯ…

お調子モノはこれだから困ります。

夕飯の時間ギリギリにホテルのレストランへ。

食事の時に飲んだのはカランバカの地元ワイン。

酸味が少なく、かといって甘すぎもせず、とてもおいしいワインでした。

ホテルにある東京とロンドンの現地時間を示す壁時計。時差を思うと「今、海外旅行しているんだな〜。」としみじみ感じます。

夕食後、やっとゆっくりお部屋を点検。

こざっぱりとして、気持ちのいいお部屋。
広さも十分です。

ホテルの部屋からの眺めです。

メテオラとは、「天空」を意味するギリシャ語だそうです。

神話の世界では、ある日かんしゃくを起こしたゼウスが、腹立ち紛れに地上に投げつけた大岩が残ってしまった結果、メテオラの奇岩郡が出来たとか・・

ギリシャ神話を読んでいて常々思うこと。

「ゼウスってダメンズだよな〜。」(｀・ω・´)

夜８時を回り、ようやく陽が傾き始めました。

幻想的な奇岩のシルエット。

keyokoからゼウス神へ。
「前言撤回。ゼウスさま、偉し！」

翌朝☆
ピカピカの晴天に恵まれ、いよいよ修道院へ向かいます。

今回、私達の目指す修道院は今でも修道院として機能するメガロ・メテオロン。

おお、何か呪文みたいではないですか♪

「メガロ・メテオロンッ！！！！！」

唱えてみても、当然何もおきません。。。。
（当たり前）

旦那さんに白い目で見られただけ・・
(´・ω・)９　このやろう

（旅行中なんだし、のってくれてもいいじゃん。）
←keyoko心の声。

目的の修道院が見えてきました☆

本当に奇岩のてっぺんにしがみつくように建っています。

何て不思議な光景。。

修道院の看板（案内版？？）

keyokoはこういう、摩訶不思議な香りのする、レトロな絵が大好きです。

それにしても、写真撮るの、下手ですね私は・・・
もっとキレイにせめてまっすぐに撮りたかったのに
（涙）

修道院まで、急勾配な階段が続きます。

上の方に網の籠（袋）がぶら下がっているの、見えますでしょうか？？
あの袋はロープでするすると地上まで上げ下げされ、物資を調達するためのものだそうです。
今ではモノだけですが、その昔は人も運んでいたそうな。
あんなに頼りない籠なのに。。。

一度修道院に入山したら、二度と下界には降りないという厳格な規律のため。

今はそこまで厳しくないそうですが・・

遥か向こうに、他の修道院が見えます。

修道院は神聖な場所故に、肌見せ、女性のズボン禁止の立て札。

ちゃんと調べていたので、keyokoは今日はジーパンの上にひざ下までのワンピです☆
（＋滑り止めつきのスニーカーと、凄くとんちんかんな格好をしてました）。

ダメでした・・・・。

ひざ下たけなのですが・・・・。

腰巻とかまくと、keyokoはすぐスッ転ぶので苦手なのですが、仕方ありません。

というわけで、エセ修道女の出来上がりヾ(*´∀｀*)ﾉ

昔使われていた道具の陳列。

何か物凄い勢いで、鉄則の「自給自足」生活の様子が迫ってきます。

入山した修道士は二度と山をおりない・・・

メガロ・メテオロン修道院の教会には素晴らしい壁画、イコン（※）があります。（一切の撮影は禁止）。

１６世紀から幾多の修道士を導き、祈りをささげられて来た壁画にはそれだけの重み、歴史が感じられました。

そして、現在ここにはまだ数名の修道士の方が戒律を守りつつ生活をしています。

（※）キリストの受難を描いたもので、迫力満点ですが、その画は凄惨を極めます。。個人的には気が弱い方、血を見るのが苦手な方にはお勧めしません。keyokoは少し気が遠くなりました・・・

修道院の中庭。

中世の建物なので、欧州の、どこかのどかな村の広場のイメージ。

keyokoのＨＰ回復中。。。。

数多くの修道士がいた頃、修道院のなかには、病院、老人ホームにあたる施設がちゃんとあったそうです。

修道院の紋章。

欧州の紋章はどうしても、最初に覚えたパフスブルク家の紋章に見えてしまうkeyoko。

修道院のお庭の端っこには絶景のビューポイントが♪

メテオラの奇岩、カランバカのふもとの街までを一望出来ます。

修道院を出る時間です。

ギリシャ正教の荘厳さに心打たれ、奇岩の織り成す景観に感動した、貴重な時間でした。

帰りも結構な急勾配。。

気をつけないと、本当に転びます。

お土産屋さん。

見たいけど、keyokoはもう、文無し・・・
(´・ω・｀)ｼｮﾎﾞｰﾝ

せっかくの晴天！！

ハイキングコースがあると聞き、散歩が好きなkeyokoはうきうき♪♪

本当に気持ちの良いお天気でした。

新緑がキレイ。

ハイキングコースからの眺望。

押し花を作りたくて、花を一輪・・・

神様には内密に願います（・人・）☆

森の小道は他の修道院へも通じています。

ここから先は立ち入り禁止。

すごーく、行って見たいのに・・・


ハイキングを満喫し、遅めの昼食をとりに麓のレストランに向かいます。

車窓の風景☆

大好きな黄色いバラ☆
黄色いバラを見ると元気がでます。

とても感じの良い、レストランでした。

特に眺めが最高な☆

世の中には不思議な場所やすごいところがたっくさん、たくさんある、色んなところを訪れて、色んな体験をしたい、と改めて思いました。

この後は憧れのエーゲ海クルーズに出発です♪

keyoko

この旅行記へのコメント （9）

• takemoさん 2010/02/03 23:13:12

  憧れの場所♪　を思い出しました。

  keyokoさん、こんばんは。
  takemoです。
  
  メテオラでの旅行記、地元の人達の雰囲気も伝わって、あたたかいですね〜。
  
  メテオラを初めて知ったのは1981年に公開された「007 の For your eyes only」と言う映画でのシーンで、（かなりの年だな・・私・・・）ここにある修道院が敵のアジトでした・・・。
  それはともかく・・・
  007はシリーズ物の映画で、結構好きだったのですが、まだ見ぬ世界各地の景色が見られたのもその理由だったのかも知れません。
  （世界中でロケをする映画としては、先駆者だったと思います）
  
  そして、久々に思い出させて頂きました。
  楽しいハイキングの雰囲気、十分に伝わりました。
  良い旅してますね！！！
  
  では、また〜〜〜。
  
  takemo

  keyokoさん からの返信 2010/02/04 22:39:10

  RE: こんばんは☆

  takemoさま
  
  メテオラ訪問、ありがとうございます♪
  
  > メテオラを初めて知ったのは1981年に公開された「007 の For your eyes only」と言う映画でのシーンで、（かなりの年だな・・私・・・）ここにある修道院が敵のアジトでした・・・。
  そうなのですか！！「００７」シリーズ結構見てるのに知らなかったです。
  （あら、同年代ですね＾＾；時間たつのって早いですよね（汗））
  でも、教えて頂けて、すごく嬉しいです♪
  後から自分が訪ずれた場所を、映画や本で読むのってすごく楽しいので。
  ありがとうございます。
  
  > それはともかく・・・
  > 007はシリーズ物の映画で、結構好きだったのですが、まだ見ぬ世界各地の景色が見られたのもその理由だったのかも知れません。
  > （世界中でロケをする映画としては、先駆者だったと思います）
  そうですね♪私は「００７　ロシアより愛を込めて」が結構好きで、去年ロケ地のイスタンブールの地下宮殿へ行けたのが感慨深かった。。。
  
  では、また旅行記遊びに伺わせて頂きますね♪
  
  takemoさんの新作の続きが気になってしかたない、keyokoより。
  
  追伸：あれ、鳥？・・・ペンギン？？？ですか＾＾？
  すごいショットですよねぇ〜！！！！

  takemoさん からの返信 2010/02/05 21:04:13

  RE: RE: こんばんは☆

  keyokoさん、こんばんは。
  
  「ロシアより愛を込めて」ですか。なかなかツウ〜ですね♪
  そして、伝え忘れましたが、お気に入りに　素敵☆　な紹介文を書いて頂き・・・ありがとうございました（＾＾）/~~~。
  
  あまりにも素敵☆☆で、自分がクリックしてしまいそうです。（笑）
  
  そして、ペンギンは水族館で撮ったのですが、私の事を見ながらひたすらガラス越しに泳いでくれていました。
  
  それでは、また〜。
  
  takemo

• korotamaさん 2010/02/03 10:43:52

  可愛すぎます！

  keyokoさん、こんにちは。korotamaです。
  
  このお写真、笑えますっ！
  この男の子、可愛すぎますっ！
  いい青年に成長していくんだろうな〜、って感じ(^.^)
  
  旅先で地元の人と気軽に話をされているkeyokoさんに、人見知り激しいkorotamaはうっとり(^。^)
  
  旅行記を一つ一つ拝見しながら、遠いギリシャに思いを馳せています。
  korotamaもぜひ訪れたい！

  keyokoさん からの返信 2010/02/03 20:39:54

  RE: こんばんは☆

  korotamaさま
  
  こんばんは〜♪♪
  
  ご訪問＆コメントありがとうございます♪
  
  この男の子は、すっごいおとぼけさんな感じでとても可愛かったです。
  自分が鬼になったのを忘れちゃったのか、飽きちゃったのか・・・＾＾；
  
  無理な体勢で頑張っている、後ろの子達が少しかわいそうでした（笑）
  
  korotamaさんもマルタでギリシャに行かれてますよね♪
  （すっかりマルタストーカーになっていてすみません。）
  
  私もまたギリシャ再訪の想いに駆られています。
  いつか叶うといいのですが・・・。
  
  また遊びに伺わせて頂きます☆
  
  keyoko
  

• Michyさん 2010/01/22 12:59:32

  行きたかった場所！

  keyokoさん、こんにちは♪
  
  登られたんですね、メテオラの修道院！
  実は私、ギリシャの旅で行きたいなぁ〜と候補に挙げていた場所だったんです！　欲張ってトルコとギリシャのセット旅行にした為に、メテオラへは行けなかったのです。
  
  さすが修道院。神聖な場所だから肌は隠さないといけないのですね。でも女性のズボンが禁止とは…。ちょっと巻きスカートで登るのは大変ですよね。
  
  昔のメテオラの修道院の人や荷物運搬の様子をテレビで見たことがありましたが、keyokoさんの旅行記にあった通り、籠に人を乗せて運んでいるのには驚きました！　ロープが切れて転落しても、それも運命と受け止めたとか…。　それは見ていてもちょっと怖くなるような白黒映像でした。
  
  keyokoさんの旅行記を拝見して、また行きたいキモチが復活していしまいました（笑）
  
  
  Michy

• viaggioさん 2010/01/21 00:21:24

  メテオラいいですね〜

  keyoko さん
  
  足跡から早速遊びにきてしまいました。
  
  ギリシャは私の憧れの国で、行ったら絶対メテオラに行きたいと思っているので、すごく興味深く拝見させて頂きました。
  
  展望台からの眺め、絶景ですねー。
  自然の雄大さを感じました。
  
  またゆっくり見にきます。

• kumさん 2010/01/20 01:31:07

  はじめまして☆

  keyokoさん、こんばんは！
  足跡を辿って参りました。
  投票までして頂いたようでありがとうございます！
  
  この修道院、テレビで見たことがあります！
  ギリシャかトルコという記憶はありましたが
  名前までは覚えていなかったので
  旅行記を拝見して「あーー！」と嬉しい発見でした。
  私もこういう山の上系の場所大好きです。
  行ってみたいけど場所が不便そう？？
  
  女性のズボン禁止って珍しいですね。
  肌の見せすぎがダメという教会やモスクは結構ありますが。
  しかしkeyokoさん、めっちゃカワイイですねぇ。
  と、旅行記とは関係ないところでも感動してしまいました^^;
  
  kum

  keyokoさん からの返信 2010/01/20 07:14:14

  RE: おはようございます。

  kumさま
  
  始めまして。
  ご訪問ありがとうございます♪
  
  kumさんの「夕暮れのタオルミーナ」の表紙写真が新着メールか何かで載っていて、自分が好きな夕暮れ時、海、しかも哀愁漂う雰囲気にすぐ旅行記拝見させて頂きました。
  その後、遺跡・歴史好きとは言えない（←知識不足のため）私でもわくわくするような『マヤ文明』、『異端カタリ派』の旅行記がずらり★
  
  しっかり味をしめてしまい、冒頭のページだけで何度もお邪魔させて頂きました。（足跡しつこくてすみません）。
  
  私はタオルミーナ、素敵だと思ったのですが、kumさんの「あまり好みじゃない」コメントにずっこけたり（笑）、『異端カタリ派』冒頭？でのパリでいきなり強盗にあった経験のエピソードなど、ブログコメントにも興味津々です。
  
  これからも、お邪魔することあるかと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します（＾＾）。
  
  > しかしkeyokoさん、めっちゃカワイイですねぇ。
  ←初めて頂いたコメントです（大汗）私の家宝にしますね。
  腰履きまいている写真があれしかなく、お見苦しい被写体で恐縮です＞＜。
  
  keyoko