2009/12/20 - 2009/12/22
70位(同エリア138件中)
MILFLORESさん
- MILFLORESさんTOP
- 旅行記352冊
- クチコミ221件
- Q&A回答161件
- 1,627,949アクセス
- フォロワー115人
ガリシア地方 リベイラ・サクラの旅2泊目も修道院パラドールです。
PARADORES DE TURISMO DE ESPAN~A
http://www.parador.es/en/portal.do
【パラドール】とは国営のホテルチェーンで、
2010年1月現在、スペイン全土に93箇所あります。
2010年中には100箇所以上になる予定。
多くが修道院や宮殿や城などの歴史的建造物を利用した、
素敵なホテルです。
ここ【サント・エステボ】のパラドールは
写真を見たときに一目惚れしました!
http://www.parador.es/es/cargarFichaParador.do?parador=109
ここってもしかして、レオンのパラドールよりすごいのでは?
だってこの修道院は回廊が3つもあるんです。
因みにレオンのパラドール旅行記はこちら ↓
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10262580/
で、オフシーズンで朝食込み90ユーロぽっちだし
2泊しちゃおうかな〜と最初は思ったのですが、
せっかく遠くガリシア地方まで行くんだから
違うパラドールに1泊ずつすることに。
それならば、大きい方を後にして期待感を高めようと(笑)
最初にモンフォルテ、次にサント・エステボとしました。
モンフォルテ・デ・レモスのパラドール旅行記 ↓
http://4travel.jp/traveler/milflores/album/10412568/
表紙の写真:
リベイラ・サクラの白ワインを飲みながら雨の回廊を眺める
PR
-
1泊目のモンフォルテからたった40キロの距離ですが、県が変わります。
Galicia ガリシア地方
Orense オレンセ県
Santo Estevo (Luintra) -
パラドールへ行く前にある見晴らしを見たくて、道はこんなに悪いけど雨の中、運転手(夫)に頑張ってもらいました。
前からも後ろからも他に車が来ない・・・ -
ここに来る前に通ったLuintraの観光案内所で聞いてきた通りの場所に車を停めてちょっと歩く。
雨がかなり降っているのに風が強くて傘は差せず。
おまけに霧もかかってて、お待ちかねの風景が見られるかどうか、この道を歩いているとき心配でした。
(夫撮影) -
やったー!
これです、見たかったの!
Can~on de Rio Sil
カニョン・デ・リオ・シル(シル河渓谷)
ルーゴとオレンセの県境を流れるシルです。
夏場ならクルーズ船もあったんだけどね〜 -
悠々と流れてます
(夫撮影) -
-
シル渓谷を見た後、パラドールへ向かいました。
けっこう辺鄙な場所にあります。
これはパラドールのエレベーター内にあった写真です。
お天気が良ければこのアングルからのパラドールを自分達の目で確かめたかったのですが、この3日間は生憎の(というか、ガリシア地方では当然の)雨。
道が良くないのも体験済みだし、諦めました。
この辺りには修道院がゴロゴロしてます。
そんな中の一番立派なここがパラドールとして修復利用されたのです。
(夫撮影) -
Parador de Santo Estevo
起源は6世紀とも7世紀とも言われている
ベネディクト宗派の修道院
大改修が始まったのは12世紀
その後何度も改装・増築された
ロマネスクからバロックまで
様々な様式がミックスされた修道院です
左の建物が修道院部分
パラドールへの入り口
右の建物は付属教会 -
パラドールの入り口(教会の前)には小さな墓地がありました。
ちょっとゾッとするような・・・
しないような・・・
辺鄙な所で人家も多くない村
周辺は森
肝試しするにはいい所?
(夫撮影) -
門をくぐると、大きな回廊に出る
回廊の一部をガラス張りにした所がレセプション -
このパラドールのクリスマスの装飾は質素でした
このカバレイロス回廊(Claustro de los Cabaleiros)はルネッサンス様式(16世紀)
客室数77
修道院内の3つの回廊を囲むように配置されてます
私たちの部屋はこの回廊に面してました -
パラドール前に駐車した時から地元のワン子に気に入られて一緒にパラドール内まで入ってきた。
動物が苦手な夫は嫌がるのに、その後を追う健気なワン子 (笑)
ガラス張りのレセプション入り口でバイバイ -
部屋はモダンで快適
他のパラドールに比べるとちょっと狭いかな
このパラドールは2001年に修復開始、2004年にオープンした比較的新しいホテル -
バスルーム
パラドールのアメニティは他のホテルと比べると充実してます
・シャンプー
・リンス(スペインでは非常に珍しい)
・シャワージェル
・ボディーミルク
・オーデコロン(余り好みの香りでないけど)
・歯ブラシ
・櫛
・ポケットティッシュ
・シューズクリーナー
・シャワーキャップ
・シェービングキット -
このパラドールは初めての「ミュージアム=パラドール」となってます
レセプションでこんなパンフレットをくれます
パラドール内の見学ルートが記されています
荷物を置いて、見学スタート -
パラドールに泊まったら記念にいつも撮っておくことにしてるキー
片面は全パラドール共通で「PARADOR」の文字とロゴ、もう片面にはそこのPARADORの名と部屋番号 -
パラドールの造り
フロアは3つ
誰でも入れる部分(1階)と宿泊客のみ入れる所がある
宿泊客はガラス戸で仕切られている部分を空けられるカードキーを渡される -
パンフレットのルートに従って見学すると所々にこういう説明パネルがあって、この修道院の歴史や伝説などを読んで行けるようになっている。
-
3つの回廊の中で一番古く一番美しいドス・ビスポス回廊(Claustro Dos Bispos)
13-16世紀
ロマネスク様式とゴシック様式が入り混じっている -
この回廊は外から入れるので、またさっきのワン子が現れて私たちと一緒に散策
シッシっと夫に邪険にされながらも、やはり脇についてる (笑) -
(夫撮影) -
私たち以外誰もいない
ひっそり、しっとり、
これがホテルとは思えない -
(夫撮影) -
(夫撮影) -
-
こういう柱頭はロマネスクの特徴ですね
(夫撮影) -
回廊2階に上がってみました
(夫撮影) -
どこから見ても美しい回廊です
-
(夫撮影) -
-
3つめの回廊ド・ビベイロ
Claustro Do Viveiro
Viveiro(ガリシア語、スペイン語ではVivero)とは養魚地のこと
その昔、このパティオには大きな水槽があり、修道士たちはシル河の魚をここで養魚していた -
この回廊は16世紀 ロマネスク様式
(夫撮影) -
内部探検
ここは昔の台所
(夫撮影) -
台所の真ん中には大きな煙突
下から見上げました
(夫撮影) -
石の流し台
-
広いパラドール内にはこういうサロンがいくつもあります
宿泊客が自由に使っていいんだけど、泊まっている人が少ないからどこにも誰もいない
つい座ってみたくなる
(夫撮影) -
SPAのジャグジーが見えた
嫌がる夫を口説いて、後でSPA利用することに
(SPAとかプールとか退屈するんですって)
(夫撮影) -
部屋のある階の通路兼サロン
贅沢なスペースの使い方です -
こんなオーナメントも可愛い
-
バールで1杯飲むことにしました
一番大きいCabaleiros回廊の一部がバールになってます
地元Ribeira Sacraの白ワインを注文
表紙の写真 -
レストランは1階から見ると2階分くらい下
この修道院はシル渓谷に面して建っているので、渓谷側はこんな風に下になる -
一番大きい回廊に出ます
-
(夫撮影) -
パラドールを外から眺めることに
ファサードは18世紀のバロック様式 -
教会は起源的にはロマネスク様式
でも、18世紀までに色々と手が加えられている
「教会内にライトはないので、明日の朝の見学をお勧めします」とレセプションで言われたので、中は翌日見ることにした
(夫撮影) -
サント・エステボ修道院
パラドールの看板
(夫撮影) -
ちょっと上からパラドールと付属教会を見下ろす
-
雨の多いガリシアならではのアイデア
坂道の排水がスムーズにいくようにでしょう
排水溝に向けて道に溝がついている -
パラドール前には人家が数件あるのみ
湧き水というか、水がチョロチョロ出ている
その家のおばさんが「我が家ではこの水飲んでこの水でお料理するのよ」と話してくれる
森の恵み -
暗くなってきました
(夫撮影) -
一旦部屋に戻る
この立派な階段は1739年建設 -
部屋数の多い大きいパラドール
3つの回廊、それぞれ3階分に部屋がある
それだけ廊下もあり、それぞれに趣向を凝らした家具が置かれ装飾がされてる
泊り客が少ないのにどこも綺麗にされていて、こういう一角を見るとついソファーに座ったり写真に収めたりしないと気がすまない(笑) -
他にすることないから(笑)
「SPAでゆっくりしようよ」と提案
夫も嫌々付き合ってくれる -
中はこんな感じ
(パラドール内のポスターを写しました)
この日の泊り客が全員ここに集合したような(笑)
それでも10人前後でしたが -
SPAの後はディナー
すっごい天井が高い! -
付け出し
何だったか・・・ 忘れた -
パンはオリーブオイルに浸して食べる
-
ワインはガリシア産の白をチョイス
-
夫の前菜
Empanada de Raxo do Mosteiro
修道院風豚肉パイ
付け合せはPimiento de Padronという、ガリシア地方のシシトウの類 -
私の前菜
Alcachofas Salteadas con Mollejas de Pato Confitadas
アーティチョークです -
夫のメイン
Solomillo de Cerdo Iberico a la Parilla con Queso de la Serena
イベリコ豚のロース
この地域のチーズを利用したソースが掛かってる -
私のメイン
Lomo de Bacalao con Coliflor y verduras
タラです -
私のデザート
Filloas rellenas de Compota de Manzana
フィジョアスというのはガリシアのデザートで、所謂クレープです。
中身は林檎コンポート -
夫のデザート
Biscuit de Mirabeles con salsa de Chocolate caliente -
食事を終えて部屋に帰ってくると、ベッドの準備がされていた
-
はい、おやすみなさい
-
翌日 朝食ビュッフェ
ホットミールが可愛い小フライパンにてサーブされて並んでいた -
トマトピューレがグラスに入ってたら、トーストに塗って生ハムを乗せて食べる♪
-
朝食後、朝日の差す教会内部を見た
-
ステンドグラスだけはモダンなデザイン
(夫撮影) -
主祭壇
(夫撮影) -
脇祭壇
(夫撮影) -
脇祭壇
(夫撮影) -
チェックアウト前に再び一番美しいロマネスク・ゴシック回廊を見に行った
-
(夫撮影) -
部屋からの眺め
-
チェックアウトした後に見送りに出てきたのは、前日のワン子じゃなくて白いニャン子♪
-
なかなか見所の多いパラドールでした
博物館に泊まったような感じ
RIBEIRA SACRA 旅行記 4/5 (完)
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
MILFLORESさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
78