2009/12/04 - 2009/12/06
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アルデバランさん
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<中華門>
午後になった、ユースホステルを見つけチェックインして、最大の城門の中華門を目指す。
その後は時間があったので長江へ…
紅巾の乱のどさくさに紛れ、身を起こした中国版今太閤の朱元璋(太祖)は元の集慶路城を攻略、応天府を置きここを拠点に中国を統一。
やがて南朝の建康城、南唐の金陵城を取り込んで周囲33キロ、城門13の巨大な城郭都市を完成させた。
(でも、明3代の永楽帝朱棣がすぐに北京に遷都、第二の都市に陥落したが…)
中華門は3重構造の極めて強固な防御施設が施されており、明太祖はよっぽど臆病だったのか、悪い事して仕返しが怖かったのか…
-
開放門。
なるほど、ドカーンと開けてその後、門を作ったようだ。 -
城壁は開放門の所で玄武門方向に直角に曲がっているが真っ直ぐ500mほど市内方面に延びて終わっている。
それが台城だ。
鶏鳴寺の敷地内から台城にも行ってみた。 -
洗濯物をよけて階段を上がってみる。
先程、開放門から城壁上をこの壁の反対側まで歩いてきた。
裏側はどうなっているのか見る為にわざわざ来たが、 -
階段に洗濯物と腸詰が干してあるだけだった…
-
南京では今、わんちゃんを飼うのが流行っているらしい。
よく手入れされたゴールデン。
名前は「毛毛(マオマオ)」 -
人があまり居ないのでリードを外していたら…
いじめっ子登場。マオマオ、身体の割りに意外と弱虫…
まだ、若いんだ。 -
ゴールデンレトリバーは「金毛」というそうだ。
ドキドキしてのどが渇いたマオマオ -
おっ!こちらは又強そうな…
先程俯瞰図で見たとおり、この辺りは丘になっている。 -
鶏鳴寺の塔の裏手に古鶏鳴寺があって参拝者がちらほら…
中を覗いてみようと階段を登っていると、ガチャーンという音が背後で聞こえた。
振り向くと… -
バイクとタクシがぶつかっている…
-
手始めのはずの城壁を4キロ近く歩いてしまったので、もう1時30分だ。
宿を決めなくては…
タクシーをつかまえて、夫子廟までいってみることに… -
建康路の夫子廟に着いた。
この近辺にユースホステルが2軒あるはずだ… -
賑やかなところにやってきた。
古秦淮とある。
南京を代表する市内の水路、秦淮河の横に造られた夫子廟の参道のようなところだ。 -
おっ!これが秦淮河かな…
-
こちらには小吃街がある。
ちょっと覗いてみよっと -
杭州の河坊街の小吃街みたいに色んな店が…
おっと、こんな事している場合じゃない!
宿を確保しなくては… -
あった!あった!歩いていて見つけた、ユースホステル瞻園国際青年旅舎。
別名サンフラワー・ユースホステル。
この画は暗くなってから撮ったものだが、こんな感じで隣のクレープ屋さんは目立つが、入口は小さく判りにくい。
辛うじてガラス戸の文字で判った。
部屋も55元の部屋を確保。良かった、良かった… -
コレは翌朝、正面から撮った画。
前の通りはその名も瞻園路だ。 -
入口の階段脇にフロントがある。
-
廊下は落書きだらけ…
部屋はフラットなベット4台の4人部屋を希望。 -
このユースの一番のメリットは向かいに24時間営業のスーパーの蘇果があることだろう。
さっそく、昼飯を買って部屋で外を眺めながら食べた。
この時間部屋には誰もいない。 -
2階の部屋から通りを眺めながら昼飯を食べる。
左側が夫子廟の入り口で、外はちょうどロータリーになっている。 -
腹も一杯になったし、次の城壁に行ってみよう…
目指すはユースホステルで聞いた徒歩でも行ける中華門。
通りには古玩城があり、外でオークションしていた。 -
古玩城の中に入ってみた…
新しくてみな高そうだ。
骨董店は古めかしい店のほうが良い。 -
しばらく行くとユースホステルの名前にもなっている瞻園がある。
自称“金陵第一”
南京で一番古い庭園ということだが入場料が高いんでパス。 -
瞻園路が中華路に突き当たる交差点にも夫子廟の門楼がありました。
この中華路を南に10分ほどで中華門だ。 -
着きました、中華門。古今東西、最大にして最高の城門。
明・清時代は聚宝門と言っていたが、1931年に今の中華門という名前に変えたそうで門額の字は当時、南京国民党の蒋介石の手によるものらしい。
ウソではありません。次の案内板に説明がある。 -
「4つの門が連続し敵が門内に侵入すると“千斤閘”が上から瞬時に降りて敵の退路を断って一網打尽」というわけか…
-
これが当時の千斤閘が「ガッシャーン」または「スルスルー」っと降りた溝。今は溝だけが往時をしのばせる…
-
蔵兵洞も城門にありました。3000人もの兵士たちが控えたというが、さぞや窮屈だったろうね。
城門には6本穿ってある。2楼と両サイドにもあって、都合27本あるというが、帝国陸軍参謀本部作成の「支那城郭ノ概要」の中華門平面図には破線で12本しか
描かれていない。
この蔵兵洞は食料備蓄庫としても使ったようだ。 -
門を通って外に出てみましょう。
とにかく分厚くて門の厚さだけでも45m以上ある。 -
城壁の外側から見た中華門。
向こうの大きな門は車のために開けられた両サイドの新しい門の一つ。 -
護城河の秦淮河と中華門近辺の城壁。
高さも非常に高い -
さあ上に上がってみましょう。
中華門は南北129m、東西128mの巨大な規模の三重の甕城構造
でも、ここの甕城は西安の城門や北京の前門(朝陽門)のように外側に張り出すのではなく、
逆に城門内に甕城が設けられている珍しいタイプ。 -
甕城内では盆栽屋さんが開店している。
平和はいいですねェ。
あの箭楼は入れないようだ。
でも、行ってみましょう。 -
甕城の箭楼内部…
凄いことになってる! -
甕城部分から見た城壁。すなわち城内側だ。
中華門の上は登れるが、城壁は解放されていないのであの上は歩けない…
大きな門は先ほどと同じ車用の左右の新しい門。 -
一見歩けそうな中華門の城壁。
実際には鉄柵があり、中に手を入れて撮りました。
保存状態が良くなく危険なのかな? -
看板もありました…
-
通常、城門の上にある門楼は日本軍が破壊したので無い。
城厚が凄いので上はやたらとだだっ広い。 -
城内西側は民家の甍が連なる住宅地だ。
-
城内東側は再開発するのか、ほとんどが更地化されて空地になっている。
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甕城の外側につけられた馬道。ここを降りて中華門を後にしましょう。
-
中華門の広場で鳥飼いたちが腕を競い合ってました。
鳥をぱっ!と上に放ちそのあとで白い球を高あーく放る。
鳥は球を咥えて飼い主の手に舞い戻る… -
この鳥はまだ訓練中で繋がれています。
ポンと投げた球を餌かと思ってはたまた本能なのか、羽ばたいて空中でパクッと咥える。
その瞬間。 -
こちらは主人泣かせの鳥だ。パッと放ったら遠くまで飛んで行ってしまい、戻ったと思ったら街灯にとまって主人を困らせている…
-
中華門を出て、まだ4時。ユースホステルに帰るには早すぎる。
長江大橋に行って夕日でも見るかと地図を見ると渡し船がある!
橋よりもこれだ!これで揚子江を渡ろう!
地下鉄の駅は? -
おしゃれな竹のアーケードの歩道の中華路…
地下鉄の駅を目指していたが、とんでもなく大回りてやっと三山駅までたどり着く。 -
地下鉄で鼓楼駅で降りたついでに鼓楼まで行ってみた。
でも、周りは高層建物ばかりなので上に登っても展望は楽しめないと勝手に判断して下から見上げるだけに… -
鼓楼からは中山路を一直線でフェリー乗り場に行ける。タクシでGO!
中国の地図は縮尺がいい加減であてにならない。
近いと思っても意外と遠く、20元も走って、着いたときはかなり暗くなってしまった。
フェリー乗り場の中山碼頭。
以下続く…
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