2003/05/30 - 2003/06/08
92位(同エリア206件中)
search-ethnicさん
- search-ethnicさんTOP
- 旅行記67冊
- クチコミ20件
- Q&A回答1件
- 141,663アクセス
- フォロワー7人
キリスト・イスラム・ユダヤという三大一神教が生まれた古代オリエントの地。
巨大な骸をさらした遺跡と、信仰を守り続ける人々の姿を垣間見ます。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
シリアの旅
https://search-ethnic.com/tag/syria-travel/
2003年5月、シリアを旅しました。
イスタンブールからバスで入国、アレッポへ。
パルミラ遺跡を訪れ、ダマスカスに滞在し、レバノンのベイルートへと抜けました。
★★★関連記事↓★★★
世界の遺跡おすすめランキング★1位~15位★
https://search-ethnic.com/travel/ruins-ranking/
世界のモスク52カ所ご紹介(アラビア・トルコ・アフリカ・インド・マレーシア.etc)
https://search-ethnic.com/travel/mosque/
旅行記事まとめ|旅マップ・写真ギャラリー
https://search-ethnic.com/sitemap-page/gallery/
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
-
5月30日(金)
イスタンブールを出発したバスは、16時間掛けてシリア国境に近いアンタクヤの町に到着した。
ここでアレッポ行きに乗り換える。
バスは午前9時に出発。すぐに国境に到着する。
出入国手続きを済ませシリアに入国(国境ではメディカルチェックもあった)。
国境を出たバスは、12時頃アレッポの町に到着した。
アレッポはシリア北部にあるこの国第2の都市で、世界でも最も古い町のひとつである。
※イスタンブールからアレッポまで通しで41,000,000TL(\3,221)ビザはイスタンブールのシリア大使館で取得した。
宿はSpring Flower Hostel(ダブル5$)に投宿。
仮眠して夕食は食堂でオクラのスープとライスを食べた(80Sp \189)。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
シリアの古代都市「アレッポ」(内戦前の街並みとアレッポ城)【世界遺産】
https://search-ethnic.com/travel/aleppo/ -
夜、アラブ風喫茶店であるマクハに入り、シャイ(チャイ)を飲みながらアルギーレ(水煙草)を吸った(80Sp)。
ふと隣のテーブルを見ると、2人のおやじがバックギャモンをしていた。
ダイスを転がし真剣な表情で盤に見入っている。
私はシャイをすすり、プカプカとアルギーレをふかしながら戦況を遠目で観察した。
マクハでシャイとアルギーレをやりながら本を読んだり街の雑踏を眺めたりする。
それはイスラム圏における私のお気に入りの時間の1つだった。 -
5月31日(土)
まず、スークへと向かう。
アレッポはスーク歩きが面白い。
天井から光の漏れる石造りのスークは雰囲気がある。
スーク内には、貴金属や水煙草、絨毯や布地、野菜、果物、乾物や香辛料、肉、アレッポ石鹸など様々なものが売られ、人や荷車、バイクから、軽トラックまで行き交っていた。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
世界最古の市場「アル・マディーナ・スーク」(シリア・アレッポ)
https://search-ethnic.com/travel/aleppo-souq/ -
迷路のようなスークを抜けると、目の前にアレッポ城の威容が現れる。
中世に建てられたこの城は、十字軍、モンゴル軍、ティムール軍など数々の侵略の手を防いできた。
城門の上には謁見ホールがあった。
モザイクの床、アラブ式のランプ、天井や壁の幾何学的な装飾、ステンドグラスの鮮やかな光。
素晴らしいホールだった。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
シリアの古代都市「アレッポ」(内戦前の街並みとアレッポ城)【世界遺産】
https://search-ethnic.com/travel/aleppo/ -
城の上からはアレッポの街が見渡せた。
ジャーミウの尖塔やドームが到る所に見えるのはイスタンブールと変わらないが、カラフルなイスタンブールの街と違い、全てが白っぽい色をしているのが印象に残った。 -
イチオシ
アレッポ城を出た後、城の前のマクハでお茶する(130Sp \316)。
昼飯は、街の軽食スタンドでケバブとサラダを食べた(100Sp \236)。
アラブ圏では、ケバブを食べることが多くなる。
また、食後は写真のようなフルーツジュースのスタンドに行き、ミックスジュース(40Sp \97)を飲むことが常になった。
午後は、ぶらぶらと街歩き。
しかし、暑いので長歩きは厳しい。 -
夜、私はアレッポ城の近くにあるハンマーム(アラブ風呂)に行くことにした。
ここは高級なハンマームなようで、料金は410Sp(\997)もした。
大きな丸天井からは豪華なシャンデリアが吊り下げられており、中央には噴水がある。
アラブの伝統音楽がBGMとしてかかっていて雰囲気は抜群だ。
風呂場は大きなホールとその回りのいくつもの小さな小部屋に分かれていた。
私は小部屋の一つに入る。
どうやらここはサウナ室のようである。
私が入ると、いきなり男がやってきて床に大量の水をぶちまけた。
すると室内は一気に湯気に包まれ一寸先も見えなくなってしまった。
部屋にミントの匂いが充満する。ミントサウナのようだ。 -
サウナを出てホールで水を被ったりしていると、毛むくじゃらの男がやって来た。
垢すり師である。
「横になれ」と言うので、言うとおりにうつ伏せになると、彼は手に持ったスポンジを使ってものすごい勢いで私の体をこすり始めた。
体全体をこすり終わると今度は足や背中のマッサージをしてくれた。
これはなかなか気持ちがよかった。
風呂からあがり、ホールでシャイをすする。
シャイの甘さが体に沁み渡った。 -
6月1日(日)
アレッポはイスラム教徒だけの街ではない。ここにはキリスト教徒も大勢暮らしている。
ギリシア・カトリック、ギリシア正教、シリア正教、プロテスタント、アルメニア正教……。
シリアには様々なキリスト教の教派が存在しているというが、アレッポにはアルメニア正教徒が多いそうだ。
この町のキリスト教徒地区はアルメニア人街とも呼ばれているのである。
キリスト教徒地区は、街の北東の一角にある。
日曜日、早起きした私は教会でのミサを見に行くことにした。
アルメニア人街に入ると教会の鐘の音色がところどころから聴こえてきた。
路地の奥に大きな教会があった。人々がぞろぞろと中に入っていくのが見える。
私はその様子をしばらく眺めていたが、そのうち好奇心を抑えきれなくなり、信者でないにもかかわらず中へ入っていってしまった。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
シリアの古代都市「アレッポ」(内戦前の街並みとアレッポ城)【世界遺産】
https://search-ethnic.com/travel/aleppo/ -
写真は、シリアのパン「ホブス」の工場。
朝、キリスト教徒地区へと向かう途中で見つけた。
ホブスの作られる様子を興味深く眺めていると、中で働いているおじさんが、「入って来い!」と手招きしてくれた。
おじさんは、ほかほかの出来たてのホブスを2枚くれた。
出来たてのホブスは信じられないくらいうまかった。 -
イチオシ
アルメニア教会でミサに参加した後、博物館を訪れ印章やライオン像などを見物した。
その後、ネットカフェやマクハに入り、市場でアレッポ石鹸を購入したりして一日を過ごす。
最後に、ライトアップされた夜のアレッポ城を
拝んだ。
明日はパルミラへと向かう予定。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
シリアの古代都市「アレッポ」(内戦前の街並みとアレッポ城)【世界遺産】
https://search-ethnic.com/travel/aleppo/ -
6月2日(月)
アレッポからホムス行きのバスに乗る。
途中、バスが故障してしまい、炎天下の中、別のバスに乗り換えるというハプニングもあったが、ホムスに到着。
ホムスでパルミラ行きのバスに乗り換える。
パルミラに着いたのは午後だった。
Sun Hotel(シングル 250Sp)に宿泊する。
宿にはコリアンの女性が泊っており、一緒にシタデルへ行くことにした。 -
廃墟となった城への坂道を登る。
登りきると、上からはパルミラの遺跡と街、遠くの砂漠が見えた。
美しい光景だった。
夕食を食べた後は、コリアン女性とマクハへ行ってアルギーレを吸った(50Sp) -
イチオシ
6月3日(火)
パルミラの遺跡に行く。
パルミラの歴史は古い。
パルミラは、紀元前1世紀の頃、ローマとパルティア、ササン朝ペルシアを結ぶシルクロードの重要な隊商都市として繁栄を極めていた。
その後ローマの属州となるが、3世紀、パルミラの女王ゼノビアはローマの混乱に乗じて小アジアやエジプトの一部を支配下に入れる。
ローマ皇帝アウレリアヌスは、そんなゼノビアの行動を怖れた。
そして、273年、パルミラを侵攻、彼はゼノビアを捕らえ、街を廃墟と化したのである。
その後、この町が歴史の表舞台に顔を出すことは二度となかった。
栄華を誇った隊商都市の残骸。それがパルミラ遺跡なのである。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
シリアの世界遺産「パルミラ遺跡」を独り占め!(内戦前の様子)
http://search-ethnic.com/travel/palmyra -
遺跡は街から歩いて20分くらいのところにある。
歩いていると、後ろからパカパカと蹄の音が聞こえてきた。
振り返ると白髪のオヤジと坊主頭の少年が乗るロバ車がいた。
「マルハバ!」こんにちは!
「パルミラまで行くのか?」とオヤジが聞いてくる。
そうだ。と頷くと、「乗れ、」とオヤジは荷台を指差した。
私は有り難く載せてもらうことにして、よいしょっ!と荷台の上に乗り込んだ。
ロバ車は砂漠の道をパカパカとのんびりと進んでいく。
澄み切った砂漠の朝。
真っ青な空が頭上一面を覆い、その一角にこれから強烈な熱気を放つのであろう黄色の太陽がじりじりと角度を上げてきている。
しばらく進むと遺跡の入り口、記念門が現れた。
さあ、パルミラ遺跡だ。
「シュクラン!」
私はオヤジに礼を言い、ロバ車からひょいっと飛び降りた。 -
朝、パルミラの遺跡には誰もいなかった。
世界遺産パルミラ遺跡を独り占め。
入り口の「記念門」。
3つの門は、真ん中が馬車用で両側は歩行者用。
ここをくぐると、壮大な列柱回廊が遠くの方まで一直線に延びていた。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
シリアの世界遺産「パルミラ遺跡」を独り占め!(内戦前の様子)
http://search-ethnic.com/travel/palmyra -
写真は、どこまでも続く「列柱回廊」。約1.2メートルもある。
周りには浴場や劇場の跡、神殿や取引所の遺構が点在している。 -
列柱回廊の中間には4本の石柱を4隅に配した美しい門「四面門」があり、その遥か向こうには標高150メートルの岩山の上に建てられたアラブ城の勇壮な姿が見える。
私は、四面門の前にある石段の影に腰掛け、壮大な遺跡の光景を眺めながら、栄華を誇ったかつてのパルミラの情景を夢想した。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
シリアの世界遺産「パルミラ遺跡」を独り占め!(内戦前の様子)
http://search-ethnic.com/travel/palmyra -
6月4日(水)
11:45分発のバスに乗り、ダマスカスを目指す(110Sp)。
私はダマスカスの街の中心部、マルジェ広場の近くにあるベイルートホテルに宿をとった。
トイレシャワー共同のシングル、250SP(600円)。
界隈にはおいしいフレッシュジュースやシュワルマ(トルコでいうドネルケバブ)のスタンド、インターネットカフェやマクハ(アラブ風喫茶店)、近くには大きな生鮮食料品の市場もある。
便利な場所だ。
写真はヒジャーズ駅。
現在は旅客用としては使われてはおらず、窓口で切符を販売しているだけ。
古本販売コーナーもあった。内部の装飾は一見の価値がある。
駅舎に掲げられている写真は、右がバッシャール・アル・アサド現大統領、左が故ハーフェズ・アル・アサド前大統領だ。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
世界最古の町「ダマスカス」と聖地「ウマイヤドモスク」(シリア)【世界遺産】
http://search-ethnic.com/travel/damascus -
6月5日(木)
ダマスカス。6000年の歴史を持つこの街は現存する最古の街のひとつともいわれている。
ダマスカスの見所は何といっても旧市街オールドダマスカスだ。
写真はダマスカス一のスーク、スーク・ハミディーエ。
スークの中は人々の喧騒で満ち溢れていた。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
シリアの首都ダマスカス最大の市場「スーク・ハミディーエ」
https://search-ethnic.com/travel/souq-al-hamidiyyeh/ -
スークにはありとあらゆる店があったが、その中でも私が特に気に入ったのがアイスクリーム「ブーザ・アラビー」の店だ。
「ブーザ・アラビー」とはピスタチオ入りのバラの香りがするアイスのこと。
アイス自体はとても粘りがあり、トルコで有名な延びるアイス「ドンドルマ」に似ている。濃厚なそれは意外と甘ったるくなくおいしい。1つ25SPシリアポンド(60円)だった。
スーク・ハミディーエにあるこの店はとても繁盛していて広い店内はアラブ人の老若男女で一杯でだった。 -
貴金属、宗教的な小物、石鹸、ナッツ類、紅茶、色とりどりの絨毯、スカーフなどの布製品、寄木細工で造られたチェス盤やバックギャモン盤……。
そんな品々がそれぞれの店の前に隙間なく陳列されている。
そこを様々な国から来たイスラム教徒たちが歩いて回っている。見ているだけでも楽しい界隈だった。 -
私はスークの中を歩き回り、寄木細工屋のおじさんと交渉したりナッツ屋にピスタチオを食べさせてもらったりした。
そして、歩き疲れると、マクハ(アラブ風喫茶店)に入ってお茶をした。
マクハ。
アラビアの街を歩いていると私はいつしかこの店に入っていってしまう。
そして、いつものようにシャイ(紅茶)とアルギーレ(水煙草)を注文するのだ。
煙草の炭を何回も何回も替えてもらい、何杯も何杯もシャイを飲む。
そして、しばらくするとまた、ごちゃついたスークを歩き始めるのである。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
シリアの首都ダマスカス最大の市場「スーク・ハミディーエ」
https://search-ethnic.com/travel/souq-al-hamidiyyeh/ -
スークを抜けるとウマイヤドモスクが現れる。
ウマイヤドモスクは世界最古のモスクといわれている。
建物の創建は715年。
イスラム第4の聖地として知られ、毎日国内外から多くの巡礼者が訪れている。
入り口で靴を脱ぎ、中に入った。
真ん中に総大理石造りの白く磨き上げられた中庭がある。それを無数のアーチを持つ建物がロの字形に囲んでいる。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
世界最古の町「ダマスカス」と聖地「ウマイヤドモスク」(シリア)【世界遺産】
http://search-ethnic.com/travel/damascus -
イチオシ
メッカの方角である南には広い長方形の形をしたメインの礼拝所があった。
礼拝所の中はかなり広い。
アーチとそれを支える列柱と床に敷き詰められた真っ赤な絨毯が延々と向こうまで続いている。
壁には一列に嵌め込まれた色とりどりのステンドグラス。立派なシャンデリアとプロペラ型の扇風機が等間隔に天井からぶら下がっていた。
私は温もりの感じられる紅い絨毯に腰を降ろし、ぼんやりとモスクの内部を眺めた。
多くの信者がメッカの方角に向けて祈りを捧げていた。 -
夜、ウマイヤドモスクはオレンジ色の光にライトアップされる。
この尖塔からアザーンの呼び掛けが聴こえてくるのだ。
もうすぐ就寝前の礼拝(イシャーウ)の時間である。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
世界最古の町「ダマスカス」と聖地「ウマイヤドモスク」(シリア)【世界遺産】
http://search-ethnic.com/travel/damascus -
スーク・ハミディーエの夜。
ダマスカスの治安は悪くない。
私は夜のスークをうろつき回った。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
シリアの首都ダマスカス最大の市場「スーク・ハミディーエ」
https://search-ethnic.com/travel/souq-al-hamidiyyeh/ -
6月6日(金)
この日は、ダマスカスからバスで1時間の所にあるマアルーラの町を訪れた(バス255Sp×2)。
ここの住民は、そのほとんどがギリシャ・カトリック教徒なのだという。
マアルーラはイエスの時代の言葉、アラム語が今も話されているということで有名だ。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
アラム語を話すキリスト教徒の住む町「マアルーラ」(シリア)
http://search-ethnic.com/travel/maaloula -
崖の上へと登る。
上からは延々と岩砂漠が連なる風景が見えた。
崖の上にはいくつかのキリスト教の教会があった。
聖テクラ教会や聖セルジウス教会などがあり、中に入った。
教会内にはたくさんのイコンが飾られていた。 -
緑色のドームを持つモスクがあった。
ここには少数ながらイスラム教徒も住んでいる。
シリアでは、イスラムとキリスト教徒は共存しているのだ。
今日は金曜日。
礼拝への呼び掛けの声が流れていた。
★★★メインブログの詳細記事はこちら↓★★★
アラム語を話すキリスト教徒の住む町「マアルーラ」(シリア)
http://search-ethnic.com/travel/maaloula -
6月7日(土)
この日は体調が優れなかったので、宿でのんびりと過ごした。
明日はレバノンのベイルートへと向かう予定。
そこで、フランクフルト、もしくはパリ行きのチケットをゲットするつもりだった。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
31