バナーラス (バラナシ)旅行記(ブログ) 一覧に戻る
アグラからバラナシまで夜行列車で一晩かかったのと同様、バラナシからコルカタまではやっぱり車中泊、夜行寝台になる。<br />インド旅行の最もオーソドックスなルートはデリー/ニューデリーからバラナシまでだろう。ニューデリーIN、コルカタOUTのオープンジョーで航空券も組んであった。初日に旅行会社につかまっていきなりアグラに行った私は、見どころのあるインドの首都を見ずに北インドを横断してしまったことになる。もうウザいことは十分すぎるほど分かった。<br /><br />「せっかく1人部屋でたくさんカネ払ってくれる上客つかまえたのにぃ、もう出発?」というクミコおばさんにお別れし、こんどは馬車、いや「ロバ車」に乗っていたような気がする・・・で町を歩く人や「動物たち」を眺めながら、トコトコと時間をかけて再びバラナシ駅へ。<br />駅で列車を待つ人々は、服装で上から下まで、「身分」の違いが見えてしまう。服装による身分階級の明確化・・・すごい仕組みと階級のバリエーションである。<br /><br />夕方出発だったはずが、待てど暮らせど列車は来なかった。もともと覚悟しているので2時間や3時間遅れて怒ってはいけないし、怒ったとて来ないモノは来ない。いきなり別の東洋系バックパッカーに韓国語で話しかけられたり・・・そう、韓国人バックパッカーの数は実に多かった・・・、駅の売店でチャイを飲んだり、ヒマをつぶすしかなかった。そのうち日も暮れてしまった。不安は目的の列車が目的の番線に来るのか、置き去りにされないかということで、そもそもコルカタ行きを待っている雰囲気の人も見あたらなかったことだった。<br />しかしやがて、ちょっと仕事関係っぽいインド人の旅客が「コルカタ行きか、ここにもうすぐ来るから」と言ってくれたのでホッとした。その後何かあるかと思ったが何もなかった。<br /><br />再び乗った寝台列車、一番上の私の寝台の下は、子供連れのお母さん達がいた。通してもらって「ダンニャワー」と言ったら通じない。そうか、母語が違うんだな・・・ベンガル語圏に向かうのだ。<br />ラジは「バラナシや、もっと東のコルカタ方面の人間は悪い」と言っていたが、これは民族か言語かあるいは宗教上の違いからきた敵対心を含んでいるだろう。<br />コルカタでは逆の発言を、つまり「デリーの人間は良くない」という言葉を聞くことになった。英語が共通語として存在しているここでは、英語だけで十分かつ安全な気がした。<br />アグラで聞いた「南インド料理はインド料理ではない」という言葉は、次の疑問を生むことになる。<br /><br />「インド人」とは誰か。<br />「インド人のアイデンティティー」とは、存在するのか、存在するとしたら、何を指しているのか。<br /><br />列車は出発してからも、ズルズルと遅れながら、コルカタに向かっているようだった。<br /><br /><br />本当に長いインド旅行記も、そろそろ終幕へ・・・<br />と・・・続きます。(笑)<br /><br />写真は、バラナシ市内のぶらぶら歩き中に見つけた教会。。<br /><br /><br /><br /><br />2009-12-23<br /><br /><この記事は、別のサイトに掲載している私の個人ブログからの転載です><br />

【旅行記】遙かなるインド・2007(13)

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2007/02 - 2007/02

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okura

okuraさん

アグラからバラナシまで夜行列車で一晩かかったのと同様、バラナシからコルカタまではやっぱり車中泊、夜行寝台になる。
インド旅行の最もオーソドックスなルートはデリー/ニューデリーからバラナシまでだろう。ニューデリーIN、コルカタOUTのオープンジョーで航空券も組んであった。初日に旅行会社につかまっていきなりアグラに行った私は、見どころのあるインドの首都を見ずに北インドを横断してしまったことになる。もうウザいことは十分すぎるほど分かった。

「せっかく1人部屋でたくさんカネ払ってくれる上客つかまえたのにぃ、もう出発?」というクミコおばさんにお別れし、こんどは馬車、いや「ロバ車」に乗っていたような気がする・・・で町を歩く人や「動物たち」を眺めながら、トコトコと時間をかけて再びバラナシ駅へ。
駅で列車を待つ人々は、服装で上から下まで、「身分」の違いが見えてしまう。服装による身分階級の明確化・・・すごい仕組みと階級のバリエーションである。

夕方出発だったはずが、待てど暮らせど列車は来なかった。もともと覚悟しているので2時間や3時間遅れて怒ってはいけないし、怒ったとて来ないモノは来ない。いきなり別の東洋系バックパッカーに韓国語で話しかけられたり・・・そう、韓国人バックパッカーの数は実に多かった・・・、駅の売店でチャイを飲んだり、ヒマをつぶすしかなかった。そのうち日も暮れてしまった。不安は目的の列車が目的の番線に来るのか、置き去りにされないかということで、そもそもコルカタ行きを待っている雰囲気の人も見あたらなかったことだった。
しかしやがて、ちょっと仕事関係っぽいインド人の旅客が「コルカタ行きか、ここにもうすぐ来るから」と言ってくれたのでホッとした。その後何かあるかと思ったが何もなかった。

再び乗った寝台列車、一番上の私の寝台の下は、子供連れのお母さん達がいた。通してもらって「ダンニャワー」と言ったら通じない。そうか、母語が違うんだな・・・ベンガル語圏に向かうのだ。
ラジは「バラナシや、もっと東のコルカタ方面の人間は悪い」と言っていたが、これは民族か言語かあるいは宗教上の違いからきた敵対心を含んでいるだろう。
コルカタでは逆の発言を、つまり「デリーの人間は良くない」という言葉を聞くことになった。英語が共通語として存在しているここでは、英語だけで十分かつ安全な気がした。
アグラで聞いた「南インド料理はインド料理ではない」という言葉は、次の疑問を生むことになる。

「インド人」とは誰か。
「インド人のアイデンティティー」とは、存在するのか、存在するとしたら、何を指しているのか。

列車は出発してからも、ズルズルと遅れながら、コルカタに向かっているようだった。


本当に長いインド旅行記も、そろそろ終幕へ・・・
と・・・続きます。(笑)

写真は、バラナシ市内のぶらぶら歩き中に見つけた教会。。




2009-12-23

<この記事は、別のサイトに掲載している私の個人ブログからの転載です>

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