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国内旅行気分で、ロスへ。Vol.4

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2009/10/22 - 2009/10/30

1920位(同エリア2205件中)

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miyabi-do

miyabi-doさん

 車旅4日目の朝は、パームスプリングスで迎えたが、この旅の初日から無くし物と捜し物の日々が続いている。

 初日に、無いな・・と思ったのは、日本から持ってきたはずのサプリメント。
 次の日に無いと思ったのは、プラスチック製の老眼鏡。
 昨日は、ショルダーバッグを吉牛に忘れ、今朝は車のキーを捜すのに、30分もかかってしまった。

 モーテルの部屋を出て、車のトランクを開け、次の荷物を持って車に向かったら、キーがないことに気がついた。
 ポケットを捜し、部屋に戻って捜し、トランクを捜したが、見つからない。

 トランクが開いているのだから、無くしたはずはないのに、部屋と車を3往復して、トランクの荷物を空にして捜したら、やっと見つかった。

 サプリメントは、鞄に詰め忘れたことが、帰国後発覚。老眼鏡は、未だに見つからないままである。

 朝の30分間の間に、多大なストレスと安心感を味わい、am8:30にチェックアウトした。

 赤茶けた大地の沙漠地帯にいるので、単純に緑が見たくなった。
 111号線Eから74号線Nに入り、急な上り坂とつづら折りのカーブが連続する山道へ。

 少し登って下界を見下ろすと、人の居る所だけ緑があり、その他は茶色い大地が延々と広がっていた。

 昨夜、クライブ・カッスラーの「白き女神を救え」という、地球上に0.5%しかない真水を独占して、生活に不可欠な水というライフラインから、人類の征服を推し進める陰謀を書いた単行本を読破しただけに、見慣れたこの沙漠の景色がどこか感慨深い。

 山道を登れば登るほど、徐々に緑が見え始め、サボテンやユッカなど、沙漠性の植物に始まり、やがて樹木と呼べる植物が視界に広がってきた。

 74号線から243号線に続くルートは、地図上にシーニックウエイ(景色の良い道)マークが付いている。
 ドライバーはハンドルを握っているだけなのに、心ウキウキするクルージングが楽しめる。

 やがて牧場をはじめ、キャンプ場やトレッキング・ルートが現れたりしたが、日曜日なのに道路はがら空きだし、所々で写真を撮りながら快適なドライブが続く。

 74号線が243号線に分岐する手前で、Lake Hemetという湖が現れた。
 湖一帯はキャンプ場になっていて、デイユースかオーバーナイトか、車の種類により、料金表が掲げられていた。

 キャンプ道具は持ってないし、キャンプする気もないが、中に入ってみたい観光客としては、ゲート近くの駐車禁止エリアに車を止めて、ゲートに居た人質問してみた。

「自分は観光客なので、写真だけ撮りたい」とリクエストしたら、手書きのメモにセロテープを付けて、「OK。これを車のフロントガラスに貼って、中に入りなさい」と、快く承諾してくれた。

 20年に渡るアメリカ車旅の中で、1度だけキャンプをした経験がある。サンタバーバラ郊外の、キャスティック・レイクの湖畔で、20人ほどのグループに混じって、一夜を明かした経験は忘れがたい。

 朝の覚めは、湖から上がってきたガチョウの群れの鳴き声で、朝靄のかかった幻想的な湖を見渡すと、遠くの崖の上にエルクが一頭立っていた。
 こんなキャンプをもう一度したいと思っているが、英会話のままならない一人旅では、如何ともし難い。

 日曜日の湖畔では、テントを張る人、BBQ(バーベキュー)を楽しむ人、大型キャンピングカーで乗り付ける人、カヌーやプレジャーボートを楽しむ人、犬を散歩させる人、釣りに勤しむ人・・など、思い思いに自然を満喫する数々のアメリカン・ファミリーを目撃した。

 改めて地図を見てみると、パームスプリングスがあるCOACHELLA VALLEYには、111号線沿いに西から東へカセドラル・シティ→ランチョ・ミラージュ→パーム・デザートと、避寒地として発達したリゾート・タウンが並んでいる。

 そこには、フランク・シナトラやボブ・ホープなど、往年の人気俳優の名前が、道の名前に付けられている。
 前編の日記で走ってきた74号線は、パーム・デザートで111号線と別れからて、一気に山道を駆け上って5000フィートの高原地帯にやってきたわけである。

 麓の町パーム・デザートには、世界中の砂漠に生息する動物だけを集めた、という名の動物園がある。
 動物たちを鉄格子越しにみるのではなく、屋外の広い敷地に放し飼いにされ、柵の手前に深い溝を作る事で、視界が妨げられずに動物が見られるのがいい。

 この動物園、夏は暑すぎて閉園してしまうが、その間動物たちはどうしているのだろうか・・。
 このエリアに来ると思い出す、私的な素朴な疑問である。

 写真を撮るために立ち寄ったLake Hemetを含むこのエリアは、SAN BERNARDINO NATIONAL FORESTと呼ばれる森林地帯に位置し、パームスプリングスの南側に迫る、草木が一本も見あたらない岩山の裏側に当たる。

 岩山の裏側に、こんな緑豊かな森林地帯があるなんて・・という気分だが、沙漠に居ると緑や水が恋しくなるのは、人の本能なのだろうか・・。
 
 秋の涼しさを感じる風に吹かれながら、湖畔のキャンプ場を散策している爽快感は、わずか1時間前にいた沙漠とのギャップがあるだけに、「最高!!」と叫びたくなるほど心地良い。

 少し走って74号線から243号線に入ったが、シーニックウエイ(絶景街道)・マークは続いている。

 この道沿いにも、キャンプ場はいくつもあるし、州立公園やトレッキング・コースを現す案内板を見かけたが、寄り道していると山の中で日が暮れてしまいそうなので、次の機会に譲ることにした。

 北に向かって走る道は、高原地帯から徐々に下り始め、下界が見えてくると再び赤茶けた大地が広がる沙漠に戻ることになる。

 243号線は、BANNINGで10号線に合流し、これに乗るとこれまで走ってきた"一筆書きの"ルートに、重なって走る部分が生じる事になる。

 10号線を東に向かって数マイル、3つめのインターチェンジCABAZONで降りると、日本人観光客にもよく知られたファクトリーアウトレットがある。

 その名も、デザート・ヒルズ・プレミアム・アウトレット。
 最初に訪れたのは、もう10年以上前になるが、その後増設して170店舗に拡張された、巨大なアウトレットである。

 ココで運転休憩を兼ねて買い物をしたが、わずか1時間ほどで終了。 初めて来た時は、浮かれてはしゃいで5時間も居ても飽きなかったのに・・。
 再び10号線を西に向かって、1時間ほど走り、今夜の宿と決めたSAN BERNARDINOに到着した。

 大陸の西海岸から東海岸まで通じている、インターステイツ・ハイウエイ10号線を走って、SAN BERNARDINOにやって来た。

 この町は、車旅2日目に泊まったRIVERSIDEから車で15分ほど北に位置する。ロス郊外といってもよいようなこの町は、10号線と交差する215号線沿いにダウンタウンがある。

 長年の車旅で何度か泊まった事がある町だが、この町に関する2つのエピソードを思い出した。

 そのひとつは、テレビ番組で凄い量のドラッグが、この町で見つかり逮捕されたというニュースである。
 日本では、覚醒剤などのドラッグがg単位でも見つかればニュースになるが、かつてこの町で見つかったドラッグの量は、ドラッグ大国アメリカでもトップニュースになるほどだった。

 その量は、なんとt(トン)単位=。ほぼ体育館くらいの倉庫が、満杯になるくらい積み上げられたドラッグが発覚したニュースを見たことがある。

 もうひとつは、フーバーダムとラスベガス誕生に関わるエピソードである。
 ニューディール政策により、ここから数百kmも離れている隣の州のダムを造るために、この町から電力と鉄道を敷いて、ライフラインを施設した。

 完成したダムは、日本にある全てのダムの貯水量をプラスして、2倍にしてもこのダムひとつに敵わないほど、巨大である。
 ダム建設に従事した労働者の宿泊施設だった所は、その後ラスベガスへと変貌し、世界的に知られる賭博の町が誕生したわけである。

 SAN BERNARDINOの中心部に入る直前、茶色の案内板を見つけて、インターチェンジを降りてみた。
 案内板が指し示す先には、市立博物館があり、あまり期待せずに入ってみたら、驚きの展示物に出くわした。

 入り口で入場料を払った際、「貴方は、どこから来たの・・?」という質問に、「フロム TOKYO JAPAN」と答えた時の、眼を丸くして驚く若い女性の表情が印象に残っている。

 最初のブースは、ブラウン管テレビや洗濯機やアイロン等、電化生活が始まった'50年代から'60年代の製品を飾ってある部屋で、それなりに懐かしさを感じたが、2階に上がると驚きの展示が待っていた。

 剥製の鳥がこれでもか・・というくらいガラスケースに並んでいて、羽ばたく鳥の様子だけでなく、卵の入った鳥の巣まで100種類に余るほど展示されていた。

 これで充分驚いたのに、別館の扉を開くと、生きている蛇を腕に巻き付けた女性博物館員に笑顔で出迎えられ、見たこともない品種のゴキブリから、蠍やトカゲなど、生きている小動物が展示されていた。

 建物の外には、蒸気機関車や10種類ほどのサボテンなど、統一感のない展示物が次々に現れ、飽きることなく満喫した。

 モーテル6を目指してインターチェンジを降りたが、偶然スーパー8モーテルを見つけて、少し高いが10数年ぶりに泊まってみることにした。

 モーテル6との違いは、室内に冷蔵庫に電子レンジ、アイロンにアイロン台、ヘアドライヤーにティッシュペーパー、それにシャンプーまで完備している事だろうか・・。
 日本ホテルなら、ビジネスホテルでも当たり前のアメニティ・グッズは、モーテル6では無いのが常識であり、当たり前の世界なので、これだけ揃っているとちょっと感動的ですらある。

 フロントの女性に、近くにあるスーパーマーケットの場所を聞いたが、「部屋にある電話帳で探して、電話して聞いてみたら・・」と言われ、「それが出来たるほどの英会話力は無いんだ」と内心罵りつつ、走っている途中で見つけた、パンダ・エキスプレス(中国料理)のテイクアウトで、夕食を済ませることにした。

同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
レンタカー

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