2009/11/16 - 2009/11/21
282位(同エリア1370件中)
ZISAMAさん
- ZISAMAさんTOP
- 旅行記43冊
- クチコミ21件
- Q&A回答60件
- 364,658アクセス
- フォロワー11人
昨年の9月に続いて、またもや釧路の鶴居村へタンチョウを撮りに行ってきた。
改めて勉強してみると、タンチョウはワシントン条約で絶滅危惧種に指定されており、日本では1952年に天然記念物に指定されたとのことだ。
その年の調査では、北海道での生息数は33羽だったそうである。
その後、営巣地の確保や給餌などの保護活動により、現在の生息数は1000羽を超えるほどになった。
確かにタンチョウは保護に値する野鳥で、その姿は優雅であり気品さえ感じさせてくれる。
今回も昨年同様にホテル・タイトに4連泊し、プロカメラマンのホテルオーナーにポイントを聞きアチコチとレンタカーで走り回った。
また、一般的に旅とは旅先での好天を望むものだが、厳冬の中のタンチョウや雪の中のタンチョウも魅力的であり、どちらかと言えば少し荒天気味を望んでしまった。
被写体がどうであれ写真を撮る皆さんは、光の具合とか背景などの構図を頭にイメージすると思う。
拙者も生意気にイメージするが、皆さんと大いに違うのはイメージ通りに撮れないということである。
すなわち、下手なのである。
そのような訳で、撮影を終えてホテルに戻るとカメラの液晶画面を見て大量の写真を消去する毎日。
必然的にアルコールの量が増え、翌日早朝の5時起きに支障を来す結果となる。
今回の結論は、写真は(いつものように)上手く撮れなかったが、北海道の酒は美味かった。
尚、一般的に野鳥撮影の場所はブログなどに記さないのがルールであるが、レンタカー会社のマップにも載っているほどの有名な撮影ポイントは場所名を記した。
-
初日は早朝の5時に起き、撮影ポイントで有名な「音羽橋」を見下ろす山に登り陽の出を待つ。
早朝の6時16分。気温マイナス8度。 -
遥か彼方に数羽が見える。 -
タンチョウが飛び立つのを待つ。
寒い!。熱燗を飲みたい。 -
飛び立ったが、、、。
どこを飛んでいるか分からない。
拡大して頂くと見えるかも、、。 -
これも、どこを飛んでいるのか分かりますでしょうか?。
拙い写真なのに、他人に聞くとは何たる不謹慎。 -
下山して、鶴見台に寄ると、、。
-
レンジャーがデントコーン(家畜用飼料)を給餌していた。
-
-
翌朝、初日に見下ろした「音羽橋」に行くが姿が見えず。
去年の9月には近くに沢山いたのだが、、、。 -
望遠で観ると、遥か彼方に数羽。
-
もう少し近づきたいのだが、これ以上はオフリミット。
-
サンクチャリーに移動。ここも、道路標識があるほどの撮影ポイントの一つ。
逆光の中を飛来してきた。 -
-
-
-
今年生まれの若鶴。
-
-
天敵キタキツネが現れた。
突然出てきたのでピンアマ。 -
対峙するが、正に「Crane」のような首から繰り出す鋭いくちばしに恐れをなしキタキツネ(左端)は退却。
-
一安心。
-
日が陰ると気温が急激に下り、タンチョウの吐く息が白く立ちのぼる。
寒い時期に来たのは、この情景を撮りたかったのだ。
もっと冷え込むと理想的なのだが、、。 -
求愛。
-
-
夕闇が迫り。
-
帰路につく。
拙者も熱燗が恋しくなり、帰路につくことにした。 -
今日は少し遠出して、コッタロ湿原に行く。
先ずは、コンデジにて湿原のハクチョウを、、。 -
これはサンニッパだが、余り変わりないのは腕が悪いのかコンデジの性能アップか、、、。
そうです、拙者にサンニッパはハクチョウに小判!。 -
午後、西日を狙ってサンクチュアリへ。
赤く燃える紅葉をバックに、「白い貴婦人」がやってきた。 -
-
-
-
-
翌日の早朝。
予報ではマイナス10度を下回るとのこと。
陽の出の前に現地到着。 -
路面に雪の結晶。
-
-
芝生についた水滴に虹。
この写真は、ゼヒトモ拡大してみて下さい。
いえ、ケッシテ強制ではありません。 -
-
やっと、お見えになりました。
-
霜によって、白くなった台地へ着地。
-
-
-
-
凍るような空気に、タンチョウ達の吐く息が白く立ち上る。
-
-
-
-
マイナス15度のサンクチャリー。
-
タンチョウ達も帰ります。
拙者等も明日帰ります。 -
以降はオマケです。
阿寒湖へのドライブ途中で観たアカゲラ。 -
手乗りのチョーゲンボー。
「音羽橋」にて飼い主から借りて手に乗せるも、不慣れでチューゲンボーは静止せず。
しかし、このような猛禽類もペットショップで売られているとは思わなかった。 -
日本では最大のオオワシ。
しかし、よく見れば(よく見なくとも)剥製。
1〜2月には、魚をまいて飛来させるとのことである。 -
タンチョウ追っかけの途中で観た「太陽環」。
太陽環とは太陽の周囲に環状に発生する虹で、1年に数度という一応は珍しい現象だそうだ。
写真は、同行者A氏がフィルターを付けて撮影。 -
マイナス15度の早朝に現れた「太陽柱」。
太陽柱とは大気中の氷の結晶が太陽光を反射して、空に光の柱が出来る現象だそうだ。
横文字でもズバリの「Sun Pillar」で、寒さの厳しい朝や夕方に北海道で観られるとのこと。
珍しい現象を観たことになった。
写真は同行者A氏撮影。 -
これにて、つたない日記を終わります。
次は、2月頃(マイナス20〜30度)に挑戦するかな、、。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (7)
-
- belleduneさん 2014/01/22 10:43:55
- 行ってきましたよ!
- ZISAMAさん、行ってきました、初めて釧路湿原にタンチョウを見に!昨年、初めて冬の北海道へ、流氷と旭川動物園のペンギンの散歩を見に行って大満足だったので、今年は、釧路湿原で丹頂鶴を見て、最東端の納沙布岬を見に行ってきました。
絶滅の危機だったタンチョウも、地元の方の努力で、1500羽位まで増えているようですね。私は丹頂鶴は渡り鳥だと思っていたので、夏には帰って行くと思いきや、今はずっと北海道に棲み着いているのですね。知りませんでした。餌があるとそこで暮らして行けるのですね。
コンパクトカメラで撮ったので、望遠もなく、鶴を遠くから撮っただけの写真ですが、もうすぐアップしますので、見てやってくださいまし。道東は、あまり雪がたくさん降らないらしくて、私が行った時も、風がなくて、暖かかったです。望遠でじっと構えていると、足下から冷えて来るのでしょうが。
ZISAMAさんは、今もタンチョウを追いかけて、どこかで防寒して、撮っていらっしゃるのでしょうか?近況を教えてください。
- ZISAMAさん からの返信 2014/01/26 10:33:36
- RE: 行ってきましたよ!
belleduneさん
時折ですが、 belleduneさん の旅日記を見ています。
ただし、PCではなくスマートフォンで見ているので、 belleduneさんのブログには足跡が残りません(笑)。
ここ数年は東京へ行ったことがなく、 belleduneさんの日記で最近の東京の街並や建造物を拝見していますよ。
zisamaの近況は(近況と言うほどではありませんが)、再度いや再々度ケニアとタンザニアに行きたいと思いながら、現実は思うだけで日本の野山や海山をフラフラと徘徊しています。
被写体は野鳥や風景などであり、旅とはいえないので残念ながら(?)日記は作っていません。
何処かへ旅に行きたいと思う、今日この頃です。
さて、 belleduneさんのタンチョウ見聞録が出来上がるまで待っていました。
スマートフォンで見ましたら出来上がったようですので、これからお邪魔します。
書き込みを感謝します。
-
- naniwa ladyさん 2010/01/07 08:27:59
- 謹賀新年 8(*^o^*)8naniwa
- 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
書き込み、有り難うございまーーす。
タンチョウを追い続けてらっしゃったんですね。
えーーータンチョウがみんなでたばこを吸ってる??いや、まさか、吐く息??・・だったんですよね。びっくりです!!吐く息まで撮れるの??本当にプロカメラマンも真っ青じゃないですか。。。いい写真が撮れなかったなんて、謙遜しちゃって・・・Zisamaのレベルではないんですか?すごすぎるけど。。。
Zisamaをそこまでかき立てるのは、お酒のうまさか、写真のできか、奥様の賞賛か・・
今年もすごい写真をお願いします。
私の旅は未定です。ンゴロンゴロ保護区へ行ってくれる友を探しています。
-
- naniwa ladyさん 2010/01/07 08:27:59
- 謹賀新年 8(*^o^*)8naniwa
- 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
書き込み、有り難うございまーーす。
タンチョウを追い続けてらっしゃったんですね。
えーーータンチョウがみんなでたばこを吸ってる??いや、まさか、吐く息??・・だったんですよね。びっくりです!!吐く息まで撮れるの??本当にプロカメラマンも真っ青じゃないですか。。。いい写真が撮れなかったなんて、謙遜しちゃって・・・Zisamaのレベルではないんですか?すごすぎるけど。。。
Zisamaをそこまでかき立てるのは、お酒のうまさか、写真のできか、奥様の賞賛か・・
今年もすごい写真をお願いします。
私の旅は未定です。ンゴロンゴロ保護区へ行ってくれる友を探しています。
- ZISAMAさん からの返信 2010/01/09 17:54:20
- RE: 謹賀新年 8(*^o^*)8naniwa
- タンチョーよりも、ンゴロンゴロですね。
拙者も、もう一度行ってみたいと思っています。
ご承知の如く火山によるクレーターですが、あまりにも広大で「え、ここがクレーターの中?」といった感じで、キリン以外のほとんどの動物が数多く棲息しています。
もう、ご主人を説得するっきゃないですね。
今年は、ナニレディさんの「ンゴロンゴロ旅日記」を期待することにします。
-
- kokonoさん 2009/12/16 18:58:05
- 観えましたよぅ !! ツガイで2羽ねっ♪
- 右下の芦辺の上に、川下に向って行く姿がはっきりと ♪
不謹慎な画面には丹頂がミツカラナイよぅ・・
我輩の白内障ではむりなんだなぁ〜 トホホ
ジ様の望遠レンズは、はっきりと読み取れましたがね 笑い
鶴の舞いはおみごとっ !!
ピンアマキツネよりも、優雅な4羽が ツルーで勝ちっ
ドキュメンタリッ苦なショットに感激です♪
求愛ダンスも優雅ですね♪
ジ様のハク息も ため息に変じて湯気だったりして 熱燗を進呈しますよ 笑い
名句也 !!
ヨクゾなづけたり 【紅葉に白い貴婦人】 ♪
マイナス20度の極寒の地 よくぞがんばりとおせましたなぁ〜
−30度を越えると スノーダストで望遠レンズが・・
余計な心配要らないってぇ
はい、ワカリマシタ 寒がりやは 拝見と拝聴します ありがとうございました 感謝です♪♪
1つは見逃し残念な ココノよりです。
- ZISAMAさん からの返信 2009/12/17 18:04:45
- RE: 観えましたよぅ !! ツガイで2羽ねっ♪
- ココノさん
いや〜、大変ご無沙汰申し上げております。
zisamaも生きている事を証明するために(?)、気温マイナス二桁の地に行って参りました。
せっかくおいで頂いたのに、詰まらぬクイズ的な写真に腐心させてしまい誠に恐縮しております。
因にですが、2枚目の写真にはタンチョウは写っておりません。
いやいや、左下の隅に小〜さく、、、。
それと、ココノさんの言われたカメラ機材の防寒対策ですが、バッテリーの消耗と結露が心配でしたが問題はありませんでした。
これが2〜3月のマイナス20〜30度となると、それなりの対策が必要だと思います。
諸先輩によりますと、本当のタンチョウ撮影は2〜3月だと言っていましたので、今度は熱燗を倍飲んで挑戦しようと思っております。
久しぶりのココノ節を拝読し、今夜は美味い酒が飲めそうです。
有り難うございました。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
釧路(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
7
54