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シャウエン(モロッコ)からアルへシラス(スペイン)へ戻る途中、往路で通り過ぎた町テトワンに寄りました。<br />テトワンは、ちゃんと書くなら「ティトゥアン」、アルファベット表記は「TETOUAN」です。<br /><br />ガイドブックのモロッコ篇には「リフ山脈にある小さな町」となっていますが、シャウエンを見てきた眼にはかなりの大都会に思えます。<br />スペインとは地理的に近いだけでなく、歴史的にも強い影響を受けてきたせいか、街並みにはアンダルシアの雰囲気が感じられます。<br />メディナ(旧市街)は大きく本格的で、『世界遺産』に登録されているそうです。<br /><br />アルへシラスの、ごく普通のスナップも何枚か載せました。<br /><br /><br /><br />

テトワン&アルへシラス/スナップ紀行

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2009/11/10 - 2009/11/10

46位(同エリア52件中)

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46

極楽人

極楽人さん

シャウエン(モロッコ)からアルへシラス(スペイン)へ戻る途中、往路で通り過ぎた町テトワンに寄りました。
テトワンは、ちゃんと書くなら「ティトゥアン」、アルファベット表記は「TETOUAN」です。

ガイドブックのモロッコ篇には「リフ山脈にある小さな町」となっていますが、シャウエンを見てきた眼にはかなりの大都会に思えます。
スペインとは地理的に近いだけでなく、歴史的にも強い影響を受けてきたせいか、街並みにはアンダルシアの雰囲気が感じられます。
メディナ(旧市街)は大きく本格的で、『世界遺産』に登録されているそうです。

アルへシラスの、ごく普通のスナップも何枚か載せました。



同行者
一人旅
交通手段
タクシー
航空会社
スイスインターナショナルエアラインズ
  • シャウエンを出発したグランタクシーは、後部座席がひとり欠員のまま、テトワンへ向かう街道に差し掛かりました。<br /><br />ここで、道端で手を上げる人を拾います。<br />またもやギュウギュウ詰めです。<br />

    シャウエンを出発したグランタクシーは、後部座席がひとり欠員のまま、テトワンへ向かう街道に差し掛かりました。

    ここで、道端で手を上げる人を拾います。
    またもやギュウギュウ詰めです。

  • シャウエンに向かうときも、地元の人が道路端で手を挙げているのを何度か見て、なぜヒッチハイクしているのか不思議でしたが、こういう事だったんですね。

    シャウエンに向かうときも、地元の人が道路端で手を挙げているのを何度か見て、なぜヒッチハイクしているのか不思議でしたが、こういう事だったんですね。

  • 1時間でテトワン到着。<br />来たときとは逆のコースで、プチタクシーに乗り換えて街の中心に出ました。

    1時間でテトワン到着。
    来たときとは逆のコースで、プチタクシーに乗り換えて街の中心に出ました。

  • 新市街は、堂々たる都会の雰囲気。<br /><br />方向を確かめようと地図を見ていると、<br />「何か、困っていますか?」と赤シャツの青年。<br />「父がタクシー運転手なので道に詳しい」と言います。<br />それじゃあ“道に詳しい”のは“父”じゃないですか。<br />なかなかアクティブな町です。<br />

    新市街は、堂々たる都会の雰囲気。

    方向を確かめようと地図を見ていると、
    「何か、困っていますか?」と赤シャツの青年。
    「父がタクシー運転手なので道に詳しい」と言います。
    それじゃあ“道に詳しい”のは“父”じゃないですか。
    なかなかアクティブな町です。

  • スペイン風の瀟洒な建物が並ぶ通りを抜けて、坂道を北へ登ってゆきます。<br />国境の町によくある“すさんだ雰囲気”も“怪しいうごめき”もなく、健全で明るい町のようです。<br /><br />赤シャツは歩調を合わせるようについてきて、<br />両替はここ、郵便局はあそこ、メディナはあっち、と、いいところを突いてきます。<br />適当なホテルに入って、なんとか振り切りました。<br /><br />

    スペイン風の瀟洒な建物が並ぶ通りを抜けて、坂道を北へ登ってゆきます。
    国境の町によくある“すさんだ雰囲気”も“怪しいうごめき”もなく、健全で明るい町のようです。

    赤シャツは歩調を合わせるようについてきて、
    両替はここ、郵便局はあそこ、メディナはあっち、と、いいところを突いてきます。
    適当なホテルに入って、なんとか振り切りました。

  • うっとうしい赤シャツが去るのを見届けて、また坂道へ。<br />城壁に囲まれたメディナが現れました。<br /><br />世界遺産のテトワン旧市街。<br />この古びた入口は『トゥット門』です。

    うっとうしい赤シャツが去るのを見届けて、また坂道へ。
    城壁に囲まれたメディナが現れました。

    世界遺産のテトワン旧市街。
    この古びた入口は『トゥット門』です。

  • くぐったところは魚屋さんが並ぶ、食料品のスーク(区画)。<br /><br />誰もがシャウエンよりもずっと慌しそうで、急ぎ足。<br />ボヤボヤしていると人にぶつかってしまいます。<br /><br />誰も、ブラブラ歩きの観光客になど目もくれません。<br />

    くぐったところは魚屋さんが並ぶ、食料品のスーク(区画)。

    誰もがシャウエンよりもずっと慌しそうで、急ぎ足。
    ボヤボヤしていると人にぶつかってしまいます。

    誰も、ブラブラ歩きの観光客になど目もくれません。

  • 道路のぬかるみ、壁の汚れ、真剣なやり取り。<br />生活の音と匂いが充満しています。<br /><br />横路から奥をのぞくと、ずいぶん深くて広そうです。<br />いったん迷い込むと、出てくるまでにけっこう時間がかかりそう。<br />

    道路のぬかるみ、壁の汚れ、真剣なやり取り。
    生活の音と匂いが充満しています。

    横路から奥をのぞくと、ずいぶん深くて広そうです。
    いったん迷い込むと、出てくるまでにけっこう時間がかかりそう。

  • それで、壁に沿って東へ進みます。<br />このへんは「金物のスーク」です。

    それで、壁に沿って東へ進みます。
    このへんは「金物のスーク」です。

  • やがて、モスクが見える小さな広場へ。<br />カメラを嫌がる人も多く、つい遠慮してしまいます。

    やがて、モスクが見える小さな広場へ。
    カメラを嫌がる人も多く、つい遠慮してしまいます。

  • 中央のおじさんは紳士的でした。<br />たまたま写ってしまったことを謝ると、<br />「オー、ドンウォリー、ドンウォリー (Don&#39;t worry)」。<br /><br />自分を「教授になる寸前の学者」と自己紹介し、<br />「行く方向が同じだから」と、道々あれこれ説明をしてくれます。<br />

    中央のおじさんは紳士的でした。
    たまたま写ってしまったことを謝ると、
    「オー、ドンウォリー、ドンウォリー (Don't worry)」。

    自分を「教授になる寸前の学者」と自己紹介し、
    「行く方向が同じだから」と、道々あれこれ説明をしてくれます。

  • ちょっとこっちへ、と示されるままに横路を入った一角は、毛皮を造るスークでした。<br />城壁際の、目立たない場所に作られていました。<br /><br />格子状に仕切られた洗い場が縦横に並んでいて、中には水が張ってあります。<br />ここで獣の皮を剥ぐのか、洗うのか。<br />

    ちょっとこっちへ、と示されるままに横路を入った一角は、毛皮を造るスークでした。
    城壁際の、目立たない場所に作られていました。

    格子状に仕切られた洗い場が縦横に並んでいて、中には水が張ってあります。
    ここで獣の皮を剥ぐのか、洗うのか。

  • 獣の匂いと、毛と、よく見ると黒ずんだ血の痕もあります。

    獣の匂いと、毛と、よく見ると黒ずんだ血の痕もあります。

  • 横の壁は階段で登れるようになっていて、<br />「眺めがいいですよ。」と先に上がってゆきます。<br />なるほど、町全体とは行きませんが、それなりに雰囲気はつかめます。<br />そしたら、「もっと高いところがあります。」<br /><br />“また、始まったな”と思いました。<br />テトワンに着いて以来、2人目の“勝手ガイド”です。

    横の壁は階段で登れるようになっていて、
    「眺めがいいですよ。」と先に上がってゆきます。
    なるほど、町全体とは行きませんが、それなりに雰囲気はつかめます。
    そしたら、「もっと高いところがあります。」

    “また、始まったな”と思いました。
    テトワンに着いて以来、2人目の“勝手ガイド”です。

  • 案の定、露地を入った絨毯屋の屋上へと“定番コース”。<br />大した景色でもありませんが、ざっと眺めたら今度は店の主人による絨毯のセールスです。<br /><br />怖いとも危険とも感じないのは、彼らがホントの親切心でやっているフシがあるからです。<br />ただ対価を要求するだけなのです、それも遠慮がちに。

    案の定、露地を入った絨毯屋の屋上へと“定番コース”。
    大した景色でもありませんが、ざっと眺めたら今度は店の主人による絨毯のセールスです。

    怖いとも危険とも感じないのは、彼らがホントの親切心でやっているフシがあるからです。
    ただ対価を要求するだけなのです、それも遠慮がちに。

  • 絨毯を抱えて旅行するわけにも行かず、丁重にお断りして、また壁伝いに歩きます。<br /><br />それにしても、あんなやり方で誰か絨毯を買うのでしょうか。「両国の友好のため、特別に普段の半値」とか、笑いをこらえるのがたいへんです。<br />現役時代の“営業力”を見せてやりたい気がしました。<br /><br />まあそんな風で、今度はいい香りがする「果物のスーク」に出ました。

    絨毯を抱えて旅行するわけにも行かず、丁重にお断りして、また壁伝いに歩きます。

    それにしても、あんなやり方で誰か絨毯を買うのでしょうか。「両国の友好のため、特別に普段の半値」とか、笑いをこらえるのがたいへんです。
    現役時代の“営業力”を見せてやりたい気がしました。

    まあそんな風で、今度はいい香りがする「果物のスーク」に出ました。

  • いちばん端の果物屋さん。三兄弟は少しヒマそうです。<br />写真を撮っていいかと了解をもらい、ついでに一緒に写ったりしました。

    いちばん端の果物屋さん。三兄弟は少しヒマそうです。
    写真を撮っていいかと了解をもらい、ついでに一緒に写ったりしました。

  • その先の王宮広場は、人も警備もいっぱいです。<br /><br />モロッコは、国王モハメッド6世を戴く立憲君主国。国王は最近日本を訪れており、そういえばその様子を自宅のテレビで見かけたナ、と思い出しました。

    その先の王宮広場は、人も警備もいっぱいです。

    モロッコは、国王モハメッド6世を戴く立憲君主国。国王は最近日本を訪れており、そういえばその様子を自宅のテレビで見かけたナ、と思い出しました。

  • 2時間ほど散策したので、だいたい様子が分かりました。<br />メディナを出て、タバコ屋を探しながら歩いていると・・・<br />この角で、声を掛けられました。<br />

    2時間ほど散策したので、だいたい様子が分かりました。
    メディナを出て、タバコ屋を探しながら歩いていると・・・
    この角で、声を掛けられました。

  • なんと、入国時に検問所でヘルプしてくれた大男の補助員さんです。今日は休日で、暇つぶしにコーヒーを飲みに来たところだといいます。<br /><br />自己紹介で“ナディム”と聞こえましたが、正確でないかもしれません。私より二歳下で、そろそろ引退を考えている、とも言っていました。<br />彼は、国境で私のパスポートを見ています。<br /><br />「今日はどこに行った?」「何を見てきた?」と聞くのでひと通り話したら、「素人だな」とバッサリ。<br />「ちょっと案内でもするか・・・」と立ち上がりました。<br />以前はこの町でガイドをしていたそうです。

    なんと、入国時に検問所でヘルプしてくれた大男の補助員さんです。今日は休日で、暇つぶしにコーヒーを飲みに来たところだといいます。

    自己紹介で“ナディム”と聞こえましたが、正確でないかもしれません。私より二歳下で、そろそろ引退を考えている、とも言っていました。
    彼は、国境で私のパスポートを見ています。

    「今日はどこに行った?」「何を見てきた?」と聞くのでひと通り話したら、「素人だな」とバッサリ。
    「ちょっと案内でもするか・・・」と立ち上がりました。
    以前はこの町でガイドをしていたそうです。

  • なぜか、“また始まったな”とは思いませんでした。<br />瞬間で、気が合い、友人になれる相手だと感じたからです。<br /><br />古着や旧型の家電が山のように積みあがった「中古品スーク」の脇から、再びメディナへ入ります。<br /><br />

    なぜか、“また始まったな”とは思いませんでした。
    瞬間で、気が合い、友人になれる相手だと感じたからです。

    古着や旧型の家電が山のように積みあがった「中古品スーク」の脇から、再びメディナへ入ります。

  • 彼は細く暗い路地を抜けて、メディナの深い方へどんどん歩いてゆきます。

    彼は細く暗い路地を抜けて、メディナの深い方へどんどん歩いてゆきます。

  • 最初に寄ったのが、手作りのお茶を出す店。<br />昔ながらの設備とワザが創りだすミントティーの豊かな味わいは、地元の人に人気だそうです。

    最初に寄ったのが、手作りのお茶を出す店。
    昔ながらの設備とワザが創りだすミントティーの豊かな味わいは、地元の人に人気だそうです。

  • 手づくりパン屋さんの工場。<br />これも“絶滅寸前”の見事な技能だということでした。<br />そのあと、皮の工芸品づくりや着物の職人さんをじっくり見学。<br />質問をしてみたらどうか、と、何度も言われました。

    手づくりパン屋さんの工場。
    これも“絶滅寸前”の見事な技能だということでした。
    そのあと、皮の工芸品づくりや着物の職人さんをじっくり見学。
    質問をしてみたらどうか、と、何度も言われました。

  • さらに奥へ進んで・・・<br />もう、どこをどう歩いているのか良く分かりません。<br /><br />ナディムさんは実に顔が利き、すれ違う人ごとに挨拶を受け、立ち話をします。私を友人と紹介し、出合ったいきさつを説明したりもしていたようです。<br /><br />ガイド仲間は私にこっそり「いくら払うんだ?」と聞いてきたりします。「彼はいちばんのベテラン、10ユーロは下らないぜ。」などとも。<br /><br />案内されながら、私の中にも多少の迷いはありました。これは“3番目のガイド”と考えるべきか・・・<br /><br />彼の中にもいくばくかの葛藤があったことでしょう。<br />でもお互い、そぶりは見せません。

    さらに奥へ進んで・・・
    もう、どこをどう歩いているのか良く分かりません。

    ナディムさんは実に顔が利き、すれ違う人ごとに挨拶を受け、立ち話をします。私を友人と紹介し、出合ったいきさつを説明したりもしていたようです。

    ガイド仲間は私にこっそり「いくら払うんだ?」と聞いてきたりします。「彼はいちばんのベテラン、10ユーロは下らないぜ。」などとも。

    案内されながら、私の中にも多少の迷いはありました。これは“3番目のガイド”と考えるべきか・・・

    彼の中にもいくばくかの葛藤があったことでしょう。
    でもお互い、そぶりは見せません。

  • 観光用ではない、という地元の人が集うモスク。<br />これは立派なつくりですが、露地のあちこちに小さくて質素なモスクがたくさんありました。<br />イスラム教はモロッコの国教です。

    観光用ではない、という地元の人が集うモスク。
    これは立派なつくりですが、露地のあちこちに小さくて質素なモスクがたくさんありました。
    イスラム教はモロッコの国教です。

  • 典型的なモロッコ風の邸宅は、レストランになっていました。この時間はは営業していません。<br /><br />アラブの家は、外側は質素でも中は広くて豪華です。<br />外敵の目を欺く知恵だったのでしょう。

    典型的なモロッコ風の邸宅は、レストランになっていました。この時間はは営業していません。

    アラブの家は、外側は質素でも中は広くて豪華です。
    外敵の目を欺く知恵だったのでしょう。

  • そして定番の、絨毯屋さん。<br />どういうつもりか、とナディムさんを見たら、<br />「ここが出すミントティーは、タダで美味しい。」<br /><br />買う気などまったくない客の前で、店の人は次々と絨毯を広げます。頑張れ、アラブ商人!<br />この店は老舗らしく、構えも商品もこれまで見たお店よりずっと豪華でした。

    そして定番の、絨毯屋さん。
    どういうつもりか、とナディムさんを見たら、
    「ここが出すミントティーは、タダで美味しい。」

    買う気などまったくない客の前で、店の人は次々と絨毯を広げます。頑張れ、アラブ商人!
    この店は老舗らしく、構えも商品もこれまで見たお店よりずっと豪華でした。

  • 結構なお茶をいただき、絨毯もたっぷり鑑賞。<br />そのうえ屋上を拝見し、トイレまで貸していただきました。<br />精一杯の感謝を表しておいとましました。<br />両国の友好、永遠なれ!<br />

    結構なお茶をいただき、絨毯もたっぷり鑑賞。
    そのうえ屋上を拝見し、トイレまで貸していただきました。
    精一杯の感謝を表しておいとましました。
    両国の友好、永遠なれ!

  • 16時の船でアルへシラスに向かうことにして、そろそろお別れです。<br />ナディムさんとどう別れようか、ずっと気になっていました。考えていたことがあるのです。<br /><br />両替をしないまま持っていたモロッコ紙幣を「受け取ってほしい」と差し出しました。ちょうど100DH(10ユーロ相当)くらい残っています。<br />「そんな気じゃないんだ」と、やっぱりノーの答え。<br />「友人として案内しただけ」と言い張ります。<br />“支払い”じゃなく、もう自分には使えないものを“置いてゆくだけ&quot;と説得し、何とか受け取ってもらいました。<br />納得してからポケットに入れる素早さは見事でした。

    16時の船でアルへシラスに向かうことにして、そろそろお別れです。
    ナディムさんとどう別れようか、ずっと気になっていました。考えていたことがあるのです。

    両替をしないまま持っていたモロッコ紙幣を「受け取ってほしい」と差し出しました。ちょうど100DH(10ユーロ相当)くらい残っています。
    「そんな気じゃないんだ」と、やっぱりノーの答え。
    「友人として案内しただけ」と言い張ります。
    “支払い”じゃなく、もう自分には使えないものを“置いてゆくだけ"と説得し、何とか受け取ってもらいました。
    納得してからポケットに入れる素早さは見事でした。

  • 名前も住所も良く分からないままですが、いい友人ができると心が温まります。<br /><br />テトワンのガソリンスタンド横から乗りこんだグランタクシーは、一路スペイン国境に向かいます。<br />料金の20DHはズボンのポケットに、あらかじめ別にしておいたものです。<br /><br />20分ほど走ると、地中海が見えてきました。

    名前も住所も良く分からないままですが、いい友人ができると心が温まります。

    テトワンのガソリンスタンド横から乗りこんだグランタクシーは、一路スペイン国境に向かいます。
    料金の20DHはズボンのポケットに、あらかじめ別にしておいたものです。

    20分ほど走ると、地中海が見えてきました。

  • 検問所近くの、きれいな海辺の町を通過します。<br />グーグルマップには Restinga という町の名が載っていますが、定かではありません。<br />ここから道は海に沿って走ります。

    検問所近くの、きれいな海辺の町を通過します。
    グーグルマップには Restinga という町の名が載っていますが、定かではありません。
    ここから道は海に沿って走ります。

  • モロッコ検問所の脇から見た、セウタの町並み。<br />この先は例によって、撮影禁止。<br /><br />帰路の検問ですが、往路に『無職』と書いてややこしかったので、思いつきで『カメラマン』と書きました。<br />「テレビ?  新聞?」と興味本位な質問から「本当に観光目的なの?」と危ない方向へ行きかけましが、何とかセーフ。『入る』より『出る』方がいつも簡単です。<br />何もチェックしないスペイン検問を素通りして、30分で通過できました。

    モロッコ検問所の脇から見た、セウタの町並み。
    この先は例によって、撮影禁止。

    帰路の検問ですが、往路に『無職』と書いてややこしかったので、思いつきで『カメラマン』と書きました。
    「テレビ? 新聞?」と興味本位な質問から「本当に観光目的なの?」と危ない方向へ行きかけましが、何とかセーフ。『入る』より『出る』方がいつも簡単です。
    何もチェックしないスペイン検問を素通りして、30分で通過できました。

  • 検問所はチェックを受ける人の長い列。<br />検問所を避けて、すぐ横の丘を小走りで駆け抜ける男女がいます。これは往路でも見かけました。捕まって警官に怒鳴られている人もいて、よく分からない光景です。<br /><br />国境通過後、久しぶりスペインのタクシーでセウタの港へ急ぎます。予定より一本早い 15:00 発のフェリーに乗れそうです。

    検問所はチェックを受ける人の長い列。
    検問所を避けて、すぐ横の丘を小走りで駆け抜ける男女がいます。これは往路でも見かけました。捕まって警官に怒鳴られている人もいて、よく分からない光景です。

    国境通過後、久しぶりスペインのタクシーでセウタの港へ急ぎます。予定より一本早い 15:00 発のフェリーに乗れそうです。

  • ギリギリで桟橋到着。<br />次の船でも良かったのですが、カウンターの前にいた男性が「早く、早く」と一緒に乗り場まで走ってくれて間に合いました。<br />ゲートをくぐる寸前、「余っているモロッコ・コインをくれないか?」<br />面白い、実に面白いところです。

    ギリギリで桟橋到着。
    次の船でも良かったのですが、カウンターの前にいた男性が「早く、早く」と一緒に乗り場まで走ってくれて間に合いました。
    ゲートをくぐる寸前、「余っているモロッコ・コインをくれないか?」
    面白い、実に面白いところです。

  • アルへシラス行きの高速フェリー。<br />乗船時のチェックで、若い係官が「パスポートと顔が違いすぎる」と言い出しました。ちょっと手間取りましたが、「髭が生えただけじゃないか」で無事通過。<br />往復で買っておいたチケットを見せて、出航です。<br /><br />船内はバーやゲーム室もあって、なかなか豪華。<br />ただし、喫煙はデッキのみでした。

    アルへシラス行きの高速フェリー。
    乗船時のチェックで、若い係官が「パスポートと顔が違いすぎる」と言い出しました。ちょっと手間取りましたが、「髭が生えただけじゃないか」で無事通過。
    往復で買っておいたチケットを見せて、出航です。

    船内はバーやゲーム室もあって、なかなか豪華。
    ただし、喫煙はデッキのみでした。

  • 45分の航海後、アルへシラス到着。<br /><br />桟橋のすぐ前、マリーナ通りに建つ「ホテル・マレ」に戻りました。<br />モロッコ出発前に泊まった宿です。<br /><br />顔を覚えていてくれたフロントに「おかえり」と言われ、預かってもらったソフトキャリーも無事回収。<br />

    45分の航海後、アルへシラス到着。

    桟橋のすぐ前、マリーナ通りに建つ「ホテル・マレ」に戻りました。
    モロッコ出発前に泊まった宿です。

    顔を覚えていてくれたフロントに「おかえり」と言われ、預かってもらったソフトキャリーも無事回収。

  • 部屋は前と異なっていましたが、レイアウトはほとんど変わらない、広くてシンプルな造り。<br />ちょっと殺風景ではありますが清潔で、なんら問題はありません。<br />一泊37ユーロ、朝食付きです。<br /><br />大きなバスタブはお湯の出も良く、今回の旅行で3度湯舟に漬かったうちの、2度はこのホテルでした。<br /><br />

    部屋は前と異なっていましたが、レイアウトはほとんど変わらない、広くてシンプルな造り。
    ちょっと殺風景ではありますが清潔で、なんら問題はありません。
    一泊37ユーロ、朝食付きです。

    大きなバスタブはお湯の出も良く、今回の旅行で3度湯舟に漬かったうちの、2度はこのホテルでした。

  • 大きな窓からは、アルへシラスの街並みが一望できます。<br />海と波止場は左側、バスターミナルと鉄道駅は右下の方向です。

    大きな窓からは、アルへシラスの街並みが一望できます。
    海と波止場は左側、バスターミナルと鉄道駅は右下の方向です。

  • 夕方5時前にホテルを出て、水やビールを買いがてら散策することにしました。<br /><br />ホテルのすぐ裏側には安宿やバー、小さなスーパーなどが密集していて、大抵のことは間に合います。<br />でも今は、もっと街中に出てみます。<br /><br />街の中心は、タイル装飾がきれいな『アルタ広場』。<br />ホテルでもらった地図では、教会は<br />Iglesia Ntra.Sra.de la Palma と言うそうです。<br /><br />

    夕方5時前にホテルを出て、水やビールを買いがてら散策することにしました。

    ホテルのすぐ裏側には安宿やバー、小さなスーパーなどが密集していて、大抵のことは間に合います。
    でも今は、もっと街中に出てみます。

    街の中心は、タイル装飾がきれいな『アルタ広場』。
    ホテルでもらった地図では、教会は
    Iglesia Ntra.Sra.de la Palma と言うそうです。

  • アルタ広場の噴水。<br /><br />ディテールを見ればそれなりの特徴もありますが、目立つ観光スポットはないようです。<br />カメラを持って出ましたが、写したいという“食指”が動きません。<br />街が「つまらない」というのではなく、観光めあてにウロウロする場所ではないと言う意味です。<br />街自体はきれいに整備されて、むしろオシャレな装いをしていました。

    アルタ広場の噴水。

    ディテールを見ればそれなりの特徴もありますが、目立つ観光スポットはないようです。
    カメラを持って出ましたが、写したいという“食指”が動きません。
    街が「つまらない」というのではなく、観光めあてにウロウロする場所ではないと言う意味です。
    街自体はきれいに整備されて、むしろオシャレな装いをしていました。

  • 広場周辺に何本かある、ショッピングストリート。<br />ブティックやレストラン、アイスクリームにマクドナルドのハンバーガー。<br />道路工事も盛んで、あちこち掘り返していました。<br />予算が余ったのでしょうか。<br /><br />この日の夕食は、大きなハンバーガ2個と冷えたビールを持ち帰り、部屋で済ませました。<br />そのあと大きな湯舟に身体を沈めて足腰をほぐし、ホテルのバーでも覘こうかと思ううちに、気持ちのいい睡魔が襲ってきました。<br />そのまま熟睡です。

    広場周辺に何本かある、ショッピングストリート。
    ブティックやレストラン、アイスクリームにマクドナルドのハンバーガー。
    道路工事も盛んで、あちこち掘り返していました。
    予算が余ったのでしょうか。

    この日の夕食は、大きなハンバーガ2個と冷えたビールを持ち帰り、部屋で済ませました。
    そのあと大きな湯舟に身体を沈めて足腰をほぐし、ホテルのバーでも覘こうかと思ううちに、気持ちのいい睡魔が襲ってきました。
    そのまま熟睡です。

  • さて、ホテル・マレの朝食はアメリカ風バイキング。<br />数種類のパンに、玉子、ハム、チーズ、ヨーグルト、果物など、ひと通りそろっていてビジネスホテル並みの勝手の良さ。<br />朝6時半から、というのも港町ならではでしょう。

    さて、ホテル・マレの朝食はアメリカ風バイキング。
    数種類のパンに、玉子、ハム、チーズ、ヨーグルト、果物など、ひと通りそろっていてビジネスホテル並みの勝手の良さ。
    朝6時半から、というのも港町ならではでしょう。

  • 宿泊した2日とも、朝食を終える頃に陽が昇って来ました。<br />食堂から見た、美しい夜明けです。<br /><br />この桟橋から、毎日たくさんの船がアフリカとの間を往来し、たくさんの人が2つの大陸を行き来します。<br /><br />私の場合はフリーで行きましたが、<br />時間や準備が十分でない場合には、船会社や旅行会社からたくさんのツアーが用意されていました。<br />日帰りで、あるいは一泊でタンジェやテトワンを巡り、手軽にアフリカを体験することもできるようです。<br />

    宿泊した2日とも、朝食を終える頃に陽が昇って来ました。
    食堂から見た、美しい夜明けです。

    この桟橋から、毎日たくさんの船がアフリカとの間を往来し、たくさんの人が2つの大陸を行き来します。

    私の場合はフリーで行きましたが、
    時間や準備が十分でない場合には、船会社や旅行会社からたくさんのツアーが用意されていました。
    日帰りで、あるいは一泊でタンジェやテトワンを巡り、手軽にアフリカを体験することもできるようです。

  • 翌朝9時すこし前、ホテルをチェックアウト。<br />バスターミナルへ向かいます。<br />ターミナルはホテルの南側の道を、海と反対方向へ10分ほど歩いたところ。<br />鉄道駅は、そのすぐ向かいにあります。

    翌朝9時すこし前、ホテルをチェックアウト。
    バスターミナルへ向かいます。
    ターミナルはホテルの南側の道を、海と反対方向へ10分ほど歩いたところ。
    鉄道駅は、そのすぐ向かいにあります。

  • 9:30のマラガ(Malaga)行きで海沿いの町エステポナ(Estepona)まで行き、<br />そこから次の目的地カサレス(Casares)をめざします。(完)

    9:30のマラガ(Malaga)行きで海沿いの町エステポナ(Estepona)まで行き、
    そこから次の目的地カサレス(Casares)をめざします。(完)

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